SamSuka
夏目なつめ

夏目なつめ

fantia


夏目なつめ activity

hunny bunny scramble

§  こんなところ来るんじゃなかった。  最初に思ったのはそれだった。  高級感あるフロアに、煌めくシャンデリア、流れる音楽と、欲望のたぎる音。  カジノなんて場所、自分が来ることになるとは思わなかった。い...

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清艶カタストロフ

§  生徒らは、暗闇の中を這いまわる。僅かに湿っぽく、埃っぽく、華やかな香りと、うだるような蒸れの中を。  その空気は異様そのもの。或るものはうなだれ、或るものは涙を啜り、壁を叩いては出してくれと叫ぶの...

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ムム、いやだもん!

§  悪くない提案だと思った。  独り身、趣味なし、気力なし。おまけに家に籠りきりだから、ペットでも飼えと言われたのだ。  確かに悪くはないと言った。元気が出る、可愛い奴がいいとも言った。  だが。 「こん...

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縮小スキエンティア

§ 「まったく、キミは度し難いな」  穏やかな、けれどわずかに慈愛を含んだ声が言う。荘厳なほど巨大な少女が俺に笑みかけ、呆れたように、愛しむように。 「度し難い、本当に度し難い小人だよ」  一点のくすみもな...

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花園パンデモニウム(終)

俺の毎日に今日はなく、昨日はなく、明日はなく、ただただ繰り返される凌辱の変奏で埋めつくされていった。  壊れたら捨てられる。そんな恐怖ととてつもない巨体の肉感に襲われながら、これまでと同様俺はなぶられ...

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僕と百合と恋敵

物事は変わる。スイッチ一つで、一気に。  眠気はコーヒー一杯で吹き飛び、日常には時折魔が宿る。  一蹴りで。 「あ」 「ぎゃっ!?」  朝の通勤列車、車内へ乗り込む無数の少女たち。そのうち一人に蹴飛ばされて...

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たびさきしゅりんく

§  沛然たる驟雨、車軸を流すような大雨に湯煙も鈍く湿りだした。けぶる温泉街、弾ける女性らの悲鳴にはしゃぎ声。慌てて屋台を引く者や、傘もなく走り惑う者、今日も街は女人の声で姦しい。  そこを一人、足早に...

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花園パンデモニウム(中)

§  異世界だった。  100倍娘たちの園、巨人種ひしめく本当の世界は魔境だったのだ。残酷なまでに巨大な美少女たちが、超越的なスケールで俺の上を行ったり来たり。注意しなければ気づいてさえもらえない体格差はグ...

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花園パンデモニウム(前編)

§  とんでもないお鉢が回ってきた。    豪邸の相続人に選ばれたのだ。  曰く、母の姉の義父の外国の……、とにかくほとんど無縁な誰かの邸宅らしい。海外出身で会ったことすらない御仁には感謝の念に堪えないが、...

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凛とした様は氷に似て

§  潜んで忍んで漁って逃げて、僕は糧を頂戴する。生きる道はそれしか知らない。僕は今日もコソ泥だ。  或いはそれも、小男の生きる宿命というもの。若い娘ならいざ知らず、ただ小さいだけの小人男子を飼う物好き...

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おしえておしえて!

§  最近痛感したことがある。 「次は算数な」  物を教えるというのは楽じゃない。 「鶴と亀が30匹いた時に足の本数が84本……こら、聞きなさい!」  ことにそれが、聞く気のない生徒ならなおさら。 「ね~ね~ユキ~...

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境界線上のヴィーゼ

§  世にくだらないことの数あれど、居場所のないパーティーほど馬鹿馬鹿しいこともない。成り上がりの父を持つのも善し悪しというもので、それも今となってはかつての栄光、しかも彼亡きあとの惰性で招かれたとあれ...

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遠きにありて甘いもの

§  街は少女と共にあった。  もちろん、初めにあったのは街ではあったものの。  だから、彼女と会うのに苦労はない。 《これはそっちに置けばいいんですか? え? あっち?》  美少女が、土いじりでもするよう...

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秘湯に湯ノ花、霊泉に媚

§ 「こちら山で取れました蕨、ぜんまい、こごみの天ぷら、ご一緒に塩と出汁で……」  軽やかな声。  膳に並べられていく、山料理。  鍋を、大皿を、折れてしまいそうな細腕がテキパキとそろえていく。  それは、...

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好きの形に色を添えて

§ 「なぁ、梨奈」  暖かいものに包まれたまま、俺は呻くように言った。 「ん~?」 それに呼応して、もぞりと動く暖かさ、柔らかさ。それは母親の胎のように安寧で、微熱立ち上る特上のソファのよう。確かな弾力に身...

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仰げば遠く狂おしく

§  教室にミスはつきもの。   「じゃあ……、5番の子?」 「はい、ママ。……あっ」  よくある言い間違いに学友たちも笑う。赤面すれば更に笑われる。当然だ。高校生にもなってこれは恥ずかしい。しかも、ママだ...

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ラブミーラフリー

§  家族が出来た。  飛び切りの美少女で、高身長の白人娘。  義妹だった。 「Nice to meet you!」 そう言って手を差しだした、その姿を今なお鮮明に覚えている。ベージュ色のツーサイドアップ、瞠目するほどの可憐な少...

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さかさまらてあーと2

§  ご主人大好き犬耳ペット。  そんな2人と立場が入れ替わったとき。  その途方もない巨体を、俺に受け止められるはずもなかった。 「ルナ、熱い……」 「……♡」  ソファでギュッと俺を抱きしめるルナ。何時間...

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さかさまらてあーと

§  不規則なグラフとにらめっこしていた。  そんな折のことだった。 「ねえご主人、ご飯まだなんだけど」  聞こえてきたのは、足元から湧くふてぶてしい声。  けれど、声の主の姿が見えない。 「……ん、モカか。...

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巨ロリの一日オーバーラン

§  玄関を開けた瞬間、とびきりの美少女に飛びつかれた。  寮暮らしの男子高生、無論美女に知り合いなどいない。 「おわっ!?」 「おかえりなさいユキにぃ!」  白ワンピースの体を受け止めながら、俺は目を白黒...

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はいからしゅりんく

§  ブーツにリボン、袴は葡萄色。当世風の娘に僕は売られた。  ガス灯並び、まだラジオは珍しい時分。  まだまだ男の肩身は狭いのだ。  文字通り。  物理的に。  だから今日。  僕は、彼女の名を呼ぶにさえ大...

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長身女子と調教の時間(10月分作品)

§  同級生とじゃれていた時、担任に呼び止められた。 「ちょっと頼まれてくれないか?」 「なんすか? 今遊ぶのに忙しいんですけど」  あほたれと、出席簿の角で叩かれる。“体罰!”と笑って抗議してから、聞いた...

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共犯トロイメライ

§  一つだけ。  一つだけ僥倖だったのは、発作時にみらいさんがいたことだった。  不幸続きの日々の中で、それは何よりの光であり、災いを補ってあまりある幸福とさえ言えただろう。  少なくとも、結果的には。 ...

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淫蕩の令嬢(下)

§  メイドたち、僕以外のすべての人間は、脅威そのものだった。  最も小さなメイドだって、僕をまるごと踏み潰せる巨大さなのだ。まして中級メイドは手のひらに僕を乗せられて、最上種に至っては足指でさえ僕より...

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淫蕩の令嬢(上)

§  僕らは互いに手をつないで、小さな体を寄せ合って、広い世界を前に立ち尽くしていた。赤毛の僕と、黒髪の少女。10歳にも満たない僕らはまだまだ子供で、自分が何でどこに行くかも知らなかったんだ。一緒に見た夕...

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名手失墜

§  歓声は高く天井を打った。  プールサイドでに音は混じり轟いて、なお鋭く笛の音が鳴る。  水面の光の反射、激しく上がる水しぶき。  魚のように泳ぐ選手たちが、覇を競ってしのぎ合う。  無論、俺より遅い者...

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ロリお姉ちゃんにおかえりなさい

§  駅へ往く道中、美香の姿がふと目についた。  学期末、わらわらと群れなす女子児童に混じり、大荷物。周囲の児童より頭ひとつ抜けたベージュの髪。発育の良い小学生となれば、俺はすぐにそれが美香とわかった。 ...

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南国は甘く切なく

§  小人に生まれたのが悪いんだよ。  ミーナは初めにそう言った。  君はボクのワクチンだ。僕を前に、そう言い放ったのだ。  僕は後ずさる。  目前にある、エメラルドみたいにキラキラした目。僕の顔より大きな...

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バニーガールのお気の召すまま

§  放課後、カラオケでも、という話は残念ながらお流れとなった。  雪村が断ったからだ。 「ごめーん、今日ちょっと忙しくてさ」  手を合わせて雪村は悪いねと笑った。  そうなれば後は空中分解。 「なら俺はいっ...

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湯けむりの奥に

§  蒸気、反響、轟く水音。  湯気の奥から、女性の声が響いてくる。  或いは水しぶき、湯を掻く音に、重い足音。  噪音に包まれながら、僕は小さく待ち続ける。  そうすれば、足音が彼方から、大きく、段々大き...

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