改変された世界の片隅で ~メイド・犬川チトセ編~ 第八章
Added 2018-12-03 13:33:05 +0000 UTCご主人様に捻り上げられた乳首から、ジンジンとした痛みが生まれていました。いまは離してくださいましたが、いまだに摘ままれているような感覚があります。
それだけ凄まじい痛みだったのですから、無理もないのですが。
いまの私は、視覚も聴覚も塞がれ、触覚もほとんどが封じられています。ご主人様が移動する際のわずかな空気の動きしか感じられません。
そのため、ご主人様がどこにどう移動したのかわからず、不安を感じてしまいます。
そんな私の耳の奥に、ご主人様の声が響いてきました。
「まずはいまの自分の状態を確認してもらおうかな。なかなかすてきな状態になってるよ」
ご主人様がそう楽しげに言うと、目を抑えていた分厚い目隠しが外されました。急に視界が明るくなり、思わず目を眇めてしまいます。
少しずつ明るさに慣れてきた視界に、鏡が飛び込んできます。
そこに映っているのは、私、なのでしょうか?
一瞬そう思ってしまったほど、私の姿は気を失う前から一変していました。
私の身体のほとんどは、ダクトテープのような黒い帯状のもので覆われていました。外見だけを見れば、人型の黒い塊にしか見えません。
足先から頭のてっぺんに至るまで、ミイラよりもぐるぐる巻きにされています。その中で、股間と胸、そして目だけがそのテープが巻かれておらずにむき出しになっていて、素肌が露出していました。鼻の部分からは管が飛び出していて、やはり鼻の穴には管を通されているようです。それがどこまで続いているのかは、外見からはわかりませんが。
普段ラバースーツを身に纏って肌の露出を限りなく抑えているだけに、胸と股間がむき出しになった状態は恥ずかしく思えます。
私は手術台のような大きな机の上に寝かされていました。ただ、背中などが台に触れているはずなのですが、その感覚は全く感じられません。巻かれているのはテープに見えますが、相応に固い素材のようです。
それにしても、てっきり樹脂で固められたと思っていたのですが、こういう形で拘束されているとは思いませんでした。
私が言葉もなく自分の姿を見つめていると、ご主人様が身を乗り出して視界に入ってこられました。
「いいでしょ、このテープ。これ自体はただ保水力に長けたテープなんだけどね。それに含ませた液体に秘密があるんだ。この液体はね……まあ、実際に体験した方が早いか」
ご主人様はそういって、再び私の視界の外に去っていきました。
一体どんな機能を持った液体なのか。どんな機能であれ、楽になれるものではなく、私を厳しく苦しめて躾けるものなのでしょう。
私はそんな想いを抱きつつ、ご主人様が次に行うことを受け入れて待ちます。自分ですが、自分とは思えない目の前の身体をじっと見つめていました。
その身体が、強い光で照らされます。
いままでとは比べものにならないまぶしさに、思わず瞼を瞑ってしまいます。
それと同時に、全身にまるで熱湯をかけられたような熱さを感じました。
「ングッ、ンン……ッ!」
思わず身体を硬直させ、拳を握りしめたところで、手が動いたことに気づきました。手を顔の前に持ってくると、厚いテープが巻かれていて動かしにくいものの、いままでのように一ミリも動かない状態とはまったく違います。
両手を目の前に持って来て、手を開け閉めすると同時に、足も動くようになっていたので、開いてしまっていた足を慌てて閉じます。むき出しになっている乳房と、秘部を手で隠しました。
私が動き出したのを見て、ご主人様が満足そうに頷いていました。
「よし、動けるようになったね。じゃあ立って」
命令に従い、私は身体を起こしました。いままで視点が固定されていて見えていなかったのですが、どうやら地下室のひとつに運び込まれていたようです。様々な機械や道具が置かれています。
机から降りて立ち、ご主人様に向き直ります。それと同時に、今度はさっきとは色の違う光が当てられました。すると、また身体に巻かれているテープが固くなり、指先ひとつ動かせない堅牢な檻と化します。
「あ、ちなみに触れてる部分には張り付いちゃうから、自由な時でも自分の身体は触らない方がいいよ」
すでに遅い忠告でした。胸と股間を押さえていた腕は、その場所に張り付いてしまったらしく、間違えて接着剤でくっつけてしまったかのような状態になっていました。
もっとも、身体全体が動かなくなっているので、その状態から動かそうとして皮膚が剥がれるとか、そういう心配は要りませんでした。
この触れている場所に張り付く効果は、利点もありました。私は中途半端な姿勢で固められてしまったのですが、足の裏が床に張り付いてしまったために、倒れたりする心配がほぼ要らなかったのです。
別の人が体当たりするなど、外部から力がかかったらどうなるかはわかりませんが、少なくともほぼ自由のない私が暴れた程度の力では剥がれそうにありません。
「大体わかったと思うけど、君の身体に巻いてあるテープには特殊な光を照射することで硬化したりそれが解けたりする液体が含まれてるんだ。だからこうして、気軽に完全拘束状態と非拘束状態を切り替えることが出来るし、他にも……」
ご主人様が手に持った懐中電灯のようなもので、私の胸を抑えている腕を照らしました。すると、その腕だけが自由に動かせるようになって、むき出しの乳房がぷるんと揺れます。恥ずかしくなって再度隠そうとした私より早く、ご主人様が再度光を照射して私の腕を中途半端なところで固めてしまいます。胸を隠すことが出来なくなりました。
「こんな風に、一部だけを解除したりも出来るわけ。すごいでしょ。もちろん、人体に害はないから安心してね。色々応用が利きそうでねぇ。試してみたかったんだ」
ご主人様はニコリと笑顔を浮かべて、私を見ます。
そういう笑みを浮かべているご主人様が、何を考えているのか。私にはわかりませんが、決して私にとって楽なことではないのだろうな、という予感はありました。
「さて、と。説明終わり。一端全体を解除するから、命令した通りの姿勢を取ってね」
光の照射を受け、私の身体は自由になりましたが、股間や胸を隠すことはせず、気をつけの姿勢を取ります。
それはご主人様に恭順する姿勢であり、無意味に刃向かうことをしないという意思表示のつもりです。それをご主人様も理解してくださったようで、嬉しそうに笑顔を浮かべておられました。
「うん。そういう真面目で素直な子は好きだよ。褒めてあげる。罰は罰だから与えるけど」
温情で見逃されたりはされませんでした。
そういうつもりでしたことではありませんしね。
ご主人様は私に取るべきポーズを指示してくださいます。
「両手は頭の後ろに回して。肘は頭の横に。そう。背筋はまっすぐ胸を張って。足はがに股に開いて、腰を突き出して。つま先は出来る限り横に向けて。そして、ほどよく腰を落として。……そうそう。いいよ-。うん、凄く無様だ」
にっこりと笑顔を浮かべたご主人様が、特殊なライトで照らし、私を完全拘束状態にしてしまいます。
私はむき出しの胸やあそこを無防備に晒した、自分の意思で取るとしたら恥ずかしすぎる体勢から動けなくなりました。
突き出すように晒した秘部が熱くなり、じっとりと熱を持った露が滲んで零れ出していくのを感じました。
私の身体は、見られることに興奮してしまっているのです。こんな恥ずかしい体勢を取らされただけで興奮するほど変態ではなかったはずなのですが。自分の身体の反応に戸惑います。
ですが、その理由はすぐにわかりました。
どくんどくんと、心臓の鼓動が急に早くなってきたからです。
「ウゥ……ゥウッ……っ」
身体が疼いて、自由のない口で呻いてしまいます。それをみたご主人様は、一瞬探るような視線を向けた後、得心したようにひとり頷いておられました。
「ああ、絶頂抑制剤が切れたみたいだね。元々説明のためにちょっとしか投与しなかったんだけど、想定よりはちょっと早いな……うん。やっぱり薬は連続して使うと耐性ができちゃうってことか……」
しみじみとした様子でご主人様は呟いておられましたが、私の方はそれどころではありませんでした。後から後から沸き上がる快感が、胸の頂点や股間に集中し、えぐり出したいほどの疼きに変化していました。
でも、私の身体は全くといっていいほど動きません。それぞれの場所がむき出しになっているからこそ、余計に疼きが際立ち、私はどうしようもなく、動かない身体を震わせます。
「現状もわかっただろうし、もういいよ。罰としての期間が過ぎたら普通に出してあげるから、がんばって耐えてね」
ご主人様はそう言って、私に再び目隠しをかけてしまわれました。視界が遮断され、続いてご主人様の声も聞こえなくなります。
どうやら、イヤホンか何かのスイッチを切られてしまったようです。
女の急所を無防備に晒した無様なポーズを取ったまま、無音の暗闇にひとり放り出されます。
「フゥ、フーッ、フーッ……!」
かといって、疼く身体が収まるわけもなく、視覚も聴覚も遮断されたことで、かえってその疼きに意識を向けてしまいます。気を紛らわせる方法がなく、私は気が狂うほどの疼きに耐え続けなければなりませんでした。
それがまだ序章にすぎないということを、このときの私はまだ気づいていませんでした。
目の前には、無様なポーズで固まったメイドがいる。
調整ミスで屋敷の前でぶっ倒れることになってしまった彼女には同情せざるを得ない。無罪放免としても問題はなかったのだけど、メイド長が納得しなかったのだから仕方ない。
名前も覚えていない一般メイドだけど、真面目で可愛くてエロいメイドだし、ちょっと手心を加えてあげてもいいかなという気はあった。
ただ、やりたいことはやりたいことであったので、耐えられるように祈っておこう。
まずは、無防備に突き出されたおっぱいの処理から始めるとする。
処理を始める前に、状態を確認。絶頂抑制剤が切れて快感が沸き上がっているからか、さっき捻り上げた乳首だけじゃなく、触れもしていないはずの乳首もビンビンにとんがっている。軽く指先で摘まんでみると、想像以上の固さを返してきた。
「ングゥ、ッ」
口は完全に塞がっているので、何も言えずに呻くメイド。さっきみたいに捻り上げられると思っているのかもしれない。ご期待に応えてあげようかと思ったけど、今回の目的はそれではないので、やめておいた。
摘まんだまま軽く手を動かすと、柔らかそうな乳房がぷるんぷるんと揺れる。胸が成長していたあのメイドに比べると小ぶりだけど、ちょうどいいボリューム感で、手のひらに収まる感じがとてもいい。
「さて……と。始めようか」
せっかくいい感じのボリュームではあるのだけど、あえてその乳房を弄る。
取り出したるは、専用の注入器。注射器の先端が管になっていて、普通の注射機よりも大量の液体を注ぎ込むことを目的とした形状をしていた。
まず、十分に勃起した乳首に、特殊な注入口を取りつける。要は針を通すようなものだから、物凄く痛いはずだ。
「ンンーーーーーッ!」
完全拘束していなければ、手足を振り回して暴れていただろう。
けれど、完全拘束状態にある彼女の身体は、ギシギシとテープを軋ませただけで動かなかった。
注入器にたっぷり液体を込め、管と注入口を接続する。
そして、情け容赦なく、無造作に注ぎ込んであげた。
「ンギイィイィィッッ!」
口や鼻が塞がっているとは思えないほど、大きな声で彼女が悲鳴を上げる。さらに激しく身体を拘束するテープが軋み、その硬度が足りなければ振り払っていたのだろうということが明らかなほど、全身全霊を込めて暴れていた。
まあ、それも無理はない。乳腺に外部から液体を注入して、乳房を膨らませたのだから、今頃彼女は乳房が張り裂けるほどの激痛を覚えているはずだ。
存分に注ぎ込んでから、管を外す。刺した注入口は弁にもなっていて、注いだものがあふれ出すという心配もない。
彼女の右のおっぱいは、左のおっぱいに比べて、一回りは大きくなっていた。当然このままでは不格好なので、左のおっぱいにも同じように液体を注入して膨らませる。
そちらの処理も終わったとき、叫んでいた彼女は、息も絶え絶えの様子だった。
(ふふ……ここからが本番なんだけどね)
次に取り出したものは、透明なブラジャーだ。無論布製じゃなく、強化プラスチックのような、固い材質で出来ている。
刺しっぱなしの注入口が嵌まる溝があって、その中に注入口を納めつつ、彼女の乳房を完全に覆う。背中側で鍵をかけて止められるようになっていて、サイズアップした彼女のバストは綺麗にその中に収まった。軽く手の甲で叩いて見ると、こんこん、と抵抗感があって、乳房の形は変わらない。
「ンッ」
振動は感じたようで、小さく呻いたが、それ以上の反応はなかった。
「よし、これで……と」
いよいよ本命だ。どんな反応をしてくれるのか、わくわくしながら透明なブラジャーの中に収まっている乳房に向け、先ほど彼女の全身に向けて照射したライトを向けた。
透明なブラジャー越しに、乳房が光に照らされた瞬間。
「――――――ッ!」
あらん限りの声を振り絞って、彼女の喉から悲鳴が迸った。拘束を破壊しそうなほどの音を立て、彼女の身体が全力で暴れる。
彼女の乳房を膨らませている液体は、当然ただの液体などではなく、ライトの照射によって硬化する液体なのだ。
それが乳房を膨らませている状態で、硬化すればどうなるか。想像するしかできないけど、激痛が走っているのは間違いない。
自由のない身体を震わせることしばらく、彼女のがに股に開かれた股間から、黄色い液体が噴き出した。あまりの激痛に漏らしてしまったようだ。
それがかからない距離に後退しつつ、苦笑いを浮かべる。
「あらら……仕方ないなぁ」
こちらの行動の結果とはいえ、粗相をしたのは事実。耐えろという方が無茶なことはわかっているけど、それはそれ。粗相は粗相。
元々着ける予定だった責め具に、さらに追加することを決めた。
そして、最後の責めるべき場所――彼女の股間に対する責め具を、机の上にずらりと並べるのだった。
最終話につづく