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夜空さくら
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感覚共有魔法 カゴノヒト side おわり

■ 感覚共有魔法という、本来は味方同士の連携を高めるための魔法。それを悪用し、冒険者を狩るサキュバス――の話に出てきた冒険者パーティ・カゴノヒトsideのお話です。

■ もっとも、正確にいうなら、その中の『ヒトウマ』拘束の話です。カゴノヒトでは感覚共有魔法を正しく?活用していますーw-ウム

■ カゴノヒトシリーズの番外編的な位置づけです。カゴノヒトシリーズを知っていなくても読めると思いますが、読んでいるとよりいっそう楽しめます。


■ 『サキュバス side』は全体公開しています。『カゴノヒト side』(①以降)は支援者様限定公開となります。ご了承ください。

■ この作品には拘束・連結・ヒトウマ描写などが含まれます。苦手な人は回避をお願いします。

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 床から迫り上がってきた三角形の台座を見て、さすがの双子も戸惑いを滲ませずにはいられなかった。

「カゴメさん……これは、一体……?」

 カゴメが元いた世界には、三角木馬という拷問器具が存在した。

 この世界においても、構造などが完全に同じではないが、似たような目的で作られた拷問器具が存在している。

 どちらも、人を傷つけ、苦しめるための道具であることに違いはない。

 鋭利な背に跨がるようなことをすれば、ヒトウマの前方部分となっているファリンの股間はもちろん、後方部分になっているファレンは、より多くの箇所に尖った三角形の頂点が食い込むことになるだろう。

 現在の双子の股間は貞操帯で覆われているため、問題なさそうにも思えるが、アナルプラグがそれを飲み込んだことを考えると、その三角形の頂点も貞操帯をすり抜けるかもしれない。

 双子が不安そうにしているのを見て、カゴメは安心させるように笑顔で説明する。

『ご安心ください。その台の背は一見硬そうに見えますが……聞くよりも触れてみた方がわかりやすいと想います』

 そう促され、双子はその三角形の台座の背に触れてみる。

 すると、台座の背はまるでスポンジのように変形し、触れた手を柔らかく受け止めた。

「これは……また、不思議な材質で出来ていますね……木ほど硬くもなく、綿ほど柔らかくもない……ラバースーツ越しなのでハッキリとしませんが……ラバースーツと似ているような……?」

 双子はそう呟きながら、三角形の頂点を掌で強く押し込んだ。

 するとその力に従って台座が掌の形に変形する。

 しかし際限なく変形し続けるというわけでもなく、ある程度沈み込むうと、急に弾力が増してそれ以上凹まないようになった。

 その性質を手で感じた双子は、その台座がどういう主旨で作られたものか理解する。

「もしかして、これが体に沿って変形して、支えてくれるというわけですか?」

『ご明察です。それがあることによって、ヒトウマの姿勢を崩すことなく、体を休められるようになっているんです』

 跨っても痛みがないということに、双子はほっと一安心して、胸を撫で下ろした。

 ある程度の覚悟はしているとはいえ、やはりなるべくなら痛い思いはしたくない、というのが本音である。

 二人でならどんな苦境も乗り越えられる、と双子は考えていたがそれはそれ。痛い思いをしなくて済むならそれに越したことはない。

 台座が苦痛を伴うものではないことを理解した双子は、さっそくその上に跨ってみることにした。

 彼女たちの与えられた空間に、後退して収まりながら、台座に跨っていく。

 台座の高さは、双子がまっすぐ立った時に、頂点がちょうど股間に触れるか触れないかの高さだった。

『跨ったら、ゆっくりと腰を下ろしてみてください』

 カゴメの指示に従い、台座の上に跨った双子が足から力を抜き、台座に腰を下ろしていく。

 台座の背は柔らかく変形しながらヒトウマの体を受け入れ――ある程度沈み込んだところで、ほどよい弾力で二人の体を押し返した。

「…………ふぅ。思った、より、刺激はないんですね」

 股間に背の部分が食い込んでいるものの、特にそれが痛いだとか、逆に気持ちいいだとかいう感覚はなかった。

 貞操帯はアナルプラグを受け入れた時とは打って変わって堅牢なままの状態を保っており、双子の股間は貞操帯全体で押し上げられるようになっていた。

 そのためか、股間への食い込みもそう大したものにはならず、身構えたにしては拍子抜けの感覚だ、という思いだった。

 どちらかといえば、後ろ側になっているファレンは、胸の方の食い込みの方が気になった。

 ファレンは上半身をほぼ水平に倒している。そのため、体の正中線に台座の背が当たっており、特に乳房の膨らみを真ん中で左右に分けている感触が強かった。

 それぞれの側面に乳房が触れている感触がある。その上、三角形の台座は乳房の当たっている部分が極めて柔らかい状態になっていて、彼女の乳房はほとんど台座に埋もれてしまっていた。

 例えるなら、それは真下から誰かの手が乳房を優しく包み込み、持ち上げているような感覚だ。

 その不思議な感覚に双子が戸惑っていると、その手にマリエッタが重苦しい枷を取り付ける。

 壁から伸びた鎖に繋がっているそれは、両手を前で揃えた状態で固定する枷だった。

 鎖は少し高い位置に移動し、枷によって繋げられた両手を下ろせないようにしてしまう。

 普通なら血が流れなくなって腕が壊死してしまいかねない拘束方法だが、カゴメの加護付き装備にその心配はない。

 ただ、双子は腕の自由を奪われると同時に、自分自身の腕が邪魔になって視界が制限されてしまう。

 さらに拘束は続いた。

 両足首にもそれぞれ鎖付きの枷が巻きつけられ、折り曲げるような方向に鎖を引かれる。

 反対側の壁に向かって鎖は伸びており、足を下げられないようにすると同時に、三角形の台座から双子の体が落ちないように支えていた。

 ヒトウマの四足が、それぞれ鎖によって引き上げられ、空中に浮かんでいるような状態になった。

(……!)

 こんな状態で体を休めることができるのか。

 内心不安だった双子だったが、力を抜くと僅かに浮力が働いていて、全く身体が苦しくないことに気づく。

 水中に浮かんでいるときのように、体が楽に感じていた。

『これで基本の待機状態での拘束は完了です。如何ですか?』

 そう問いかけてくるカゴメに対し、双子は戸惑いながらも答える。

「思ったより……かなり楽、ですね。揺り籠に乗せられているような……」

 施されている拘束の激しさに対して、彼女たちの感じている感覚はそういうものだった。

 そんな双子の感想に対し、カゴメはなんとも言えない表情を浮かべる。

『ヒトウマになっていただく方々は、拘束を苦痛に感じる方が多いので、どうしても拘束の激しさも控えめになってしまうんですよね……』

 少々物足りない、と言わんばかりのカゴメの言葉に、双子は少し呆れつつも、気持ちはわかるような気がした。

『……喜んで受け入れてくださっているお二人なら、もっと拘束度合いを高めてもいいかもしれませんね』

 続けてぽつりと呟くカゴメ。

 彼女が本気であろうことは、カゴメが真顔をしていることからも明らかだ。

「お手柔らかにお願いしますね……」

 双子は苦笑しながらそう言わざるを得なかった。

 わかっています、とカゴメは答えたが、果たしてどこまで理解できているのかは、甚だ怪しいところである。

 基本的に善人であるカゴメだが、こと拘束のことになると羽目を外しがちになるのだ。

 それは先程顔を合わせたばかりの双子にも、すでになんとなく伝わっていることであった。

 そんなカゴメは、マリエッタに言って自分の顔が映し出されているモニターを壁から取り外させる。

『それでは今日はこのくらいで。ゆっくり休んでくださいね。……あ、ちなみに少しすると始まるかと思いますが、痛いことや苦しいことはありませんので、ご安心ください』

 去り際にそんなことを言い残していくカゴメ。

 双子はとんでもないリーダーが治めるパーティに来てしまったかもしれない、と思いつつも、ひとまず体を休めるために脱力して拘束具に身を委ねた。

 そして、双子として持つ共感覚をさらに研ぎ澄ませる。

 彼女たちは夜眠る時など、二人丸まって寄り添って寝ることが元々多かった。

 今はかなり変則的な形で密着しているが、ヒトウマ拘束の加護の効果もあり、普段より遥かに楽に、完全共感覚状態の境地に達することができた。

(……とりあえず、なんとかやっていけそうでよかった)

(こんな形になるとは思ってなかったけど)

(それはそう)

 クスクス、と心の中で笑い合う双子。

 双子は頭の中で自然と会話できる程度には、感覚だけでない全てを共有していた。

(明日は全力で走ってみたい)

(どれくらい速く走れるのかな?)

(普通の人でも馬並らしいし)

(アタシならそれ以上かも)

 双子はほぼ同一の精神を有しているため、心の中での会話は二人の掛け合いというよりは、ほとんど独り言に近い。

 人には様々な側面があり、同一人物での『異なる側面』同士で脳内会議を行う者が世の中にはいるが、彼女たちの場合はそれを双子でやっているようなものだった。

 今までは別々の体を持つということもあって、完全には一致していなかったが、ヒトウマとして一体化できた今、彼女たちはよりその傾向を強めていくことだろう。

 それが一般的にみて、良いことなのかどうかは微妙なところではある。

 双子とは言え、異なる意思を持つ者なのだから、互いに依存しすぎないようにさせるのが一般的ではあるだろう。

 だが、少なくとも彼女たち自身は幸せだった。

 そんな風に幸せを感じながら双子が脳内で会話を続けていると、不意に彼女たちが跨っている台座に動きが生じた。

「……っ。ん、ぅ……っ!?」

 双子の股間が接している三角形の頂点。

 その部分が貞操帯に食い込み、ズブズブと貞操帯の内側へと入り込んできた。


 貞操帯を通過した先には当然――双子の秘部が存在する。


 秘部に直接触れた台座の背は、さらにその形を細かく変形させ、双子の股間に密着するような形になった。

 大陰唇からクリトリス、さらには肛門付近まで、ぴったりと沿っていく。

 さらに台座の背は、双子の穴を割り裂くように動き、二人にじわじわと快感を与え始めた。

「ん……っ、ふ、ぅ……!」

 双子がその快感に体を震わせると、その振動を倍増させるように台座の背が動く。

 三角木馬の中にはあえて不安定な底面をして、乗せられた犠牲者が激痛に藻掻くとそれをさらに倍増させて味合わせる作りのものがある。

 現在双子が味わっているのは、まさにその機構によるものだった。

 双子が体を捩る度に、密着している部分も揺れて波打ち、彼女たちを性的に高めていく。

「ん、っ、ふ、んっ……ぅ、っ……!♡」

 気持ちよくさせられているのは、股間だけではない。

 台座の背に密着しているのは、後ろ側になっている者の胸部もだからだ。

 乳房を下から支えるような形に変形していた台座が、まるで本当に人の手がそれを成しているかのような動きを見せ始める。

 柔らかい乳房を柔らかい台座がぐにぐにと変形させるようにして揉んでいる。

 ラバースーツにぴっちりと包まれた乳房は、その柔らかい素材で揉まれるだけでも、十分な強さの快感を得られてしまっていた。

「……ッ」

 全頭マスクを被せられ、ヒトウマの前半分となっているファリンの腰にしがみ付いている体勢の身体は、乳房に与えられる快感に悶えても、その意思を表面に表すことはほとんど出来なかった。

 代わりに、高いレベルでその体と感覚を共有しているファリンが、乳房を揉まれる快感に喘いでいた。

 自身の胸は全く刺激を与えられていないのに、自分の胸を執拗に揉まれているような、そんな快感を覚える。

「ん……っ♡ ふぁ……っ、あっ……んぁぁっ♡」

 やがて声が堪えられなくなり、ファリンの口から熱い吐息が零れた。

 厩舎には、ヒトウマとして拘束されている仲間がいる。

 彼女たちも同様にそれぞれのスペースの中に繋がれ、刺激を与えられているため、似たような状態だったが、ファリンとファレンほど前後で快感を共有はしていない。

 なので、双子の反応はひと際大きく、目立った。

 それを恥ずかしく思う気持ちは双子にもあったが、気持ちいい動きはずっと続いている。

 乳房を包み込んでいる台座の一部が、細かく振動し始める。

 その振動が狙い定めていたのは、当然乳房の頂点――乳首であった。

「んひぃっ!♡」

 十分に気持ちよくさせられて体の準備が整っていたところに、その細かな振動の刺激は強烈に響く。

 否応なく双子の全身が震え、彼女たちの体を縛り付けている鎖がじゃらじゃらと喧しい音を立てて揺れる。

 それがまた周囲の意識を引きついてしまい、双子は恥ずかしい思いをするのだった。

 だがそれを気にしていられたのは最初の内だけで、徐々に強くなる快感に気にしている余裕もなくなっていく。

「ふ、んぅ……っ、ンッ、あふ、ぁっ♡」

 最初は恐る恐る腰を動かしていたのが、徐々にもっと気持ちよくなれる場所を探して、自分から擦りつけるように腰を動かし始めてしまう。

 やがて、くちゅ、ぐちゅ、と双子の股間から水音が響き始める。

 双子が感じて、秘所から愛液が溢れ出し、台座の背までを濡らし始めたのだ。

 そうなると擦りつけることによって生じる快感がさらに強くなり、余計に双子の動きは止まらなくなる。

 双子の快感は共有され、お互いの快感をそれぞれが自分のこととして再度覚えることで、快感が響き合ってさらに強まっていく。

 本来の感覚共有では互いに互いの感覚を伝え合うくらいのものだが、共感覚能力の高い双子の場合は、それがより強い感覚を――ここでは快感を生み出していた。

「……ッ♡ あ、ああんッ♡」

 悶えて藻掻いて体を捩り、互いに味わう快感を、幸せという感覚も一緒に共有し合う。

 あまりにも双子が気持ちよく喘ぐため、厩舎内全体に甘い空気が広がってしまっていった。

 普段は仕方なくじっとしているだけのヒトウマたちも、双子に感化されて腰を台座に擦りつけ、前後それぞれの感覚を共有して甘い蜜事に興じる。

 双子たちを皮切りに、カゴノヒトの厩舎の中は、あっという間に発情した女の匂いが充満していくのだった。

 やがて快楽を楽しみすぎて、全員が力尽きて眠りにつくまで――その奇妙なヒトウマたちの宴は続いた。



 こうしてカゴノヒトに専属のヒトウマ要員が所属することになった。

 ヒトウマ拘束を他の誰よりも心から受け入れる双子は、カゴノヒト最速の足として、東奔西走の活躍をすることになる。

 ただ、能力を発揮すればするほど、その夜の厩舎内での乱れ様は凄まじいものになり、その際の快感の広がりは双子の間だけでは済まなくなる。

 その日は厩舎の中が溢れた愛液と滲んだ汗の匂いと、そして甘い響きを持った嬌声に満たされるようになる。


 やがてファリンとファレンの双子は、『カゴノヒトの乱れウマ』と呼ばれるようになるのだった。


感覚共有魔法 カゴノヒト side おわり

Comments

暴れ馬ならぬ乱れウマですーw-フフフ…… 双子の快感を周りにばらまいているので、快楽の乱れ撃ちって感じですね^w^ ヒトウマ仲間だけじゃなく、他のメンバーも厩舎に入ると気持ちよくなれてるかもですw カゴメとしては苦しみや痛みも拘束のうち、と考えるので痛みがないのは若干拘束の加護は弱くなってるかもしれません。 加護がなければ大変なことになってしまいますので、カゴメはこの世界に来れてよかったと思いますーw-ウム ずっと拘束され続けることが出来るのは異世界ならでは、ですからね!^w^b

夜空さくら

乱れウマw 感覚を共有出来ている双子だからこその乱れっぷりなんでしょうね~ 気になっていた三角木馬も痛みなどは感じないようにと工夫を凝らしたものになっていてカゴメらしい気遣いが感じられましたね。 それでも拘束の度合いをまだまだ上げたいという所を見るとやっぱカゴメだな~って思っちゃいますねw 三角木馬の台座やっぱりそういう仕掛けが施されていたんですね。 拘束をして放置なんて生ぬるい仕掛けをカゴメが仕掛けるわけないですもんね~ まあ、加護のおかげで拘束による壊死の心配が無いから存分に楽しめるわけですし慣れて受け入れてしまえばある意味最高の夜を何度も楽しめるわけで、ちょっとうらやましい。 今作も面白かったです♪

ミズチェチェ


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