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夜空さくら
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キミと過ごした、全裸の夏 ~全裸川遊び~

■ あらすじ:全裸露出に興味のあった都会の女の子・綿部鈴が、人里離れた田舎に引っ越し、裸族のような生活をしている田舎の女の子・五月雨塚なぎさと出会い、露出への道をどんどん進んでいく物語。

■ 鈴の心情描写メインです。なお、リアルに全裸で川遊びは色々危ないのでやめましょうね!0w0マネシチャダメダヨ! 普通に川に入るだけでも、それなりに整備されて安全の確保された場所じゃないと危険ですし怪我します。創作だから出来ることです。


■ 一部のエピソードは支援者様向けに限定して公開します。あらかじめご了承ください。

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 ついに、やってしまった。

 私は心臓が破れそうなくらい激しく高鳴っているのを自覚しながら、立っていた。

 ほんのわずかな風が、私の体を通り抜けていくのさえわかる。

 普段なら――服を着ている時ならば、きっと全く意識しないだろうそよ風すら、いまの私には強い刺激になった。

 風が体の表面を撫でて通り過ぎていく。

 肩を、脇の下を、胸の上を、乳首を、鳩尾を、背中を、お腹を、腰を、股の下を、足の間を、太股を。

 そのわずかな感覚すべてを、私は正確に把握していた。出来ていた。

 顔が熱い。指先が震える。お腹の奥がきゅう、と締め付けられている。


 私は生まれて初めて、外で裸になっていた。


 私はここに越してくる前から露出に興味はあったのだけれど、実際に外で裸になったことはなかった。

 都会は人が多くて、どこにいっても人がいたし、真夜中になってもやってるお店も多く、とても露出してみようという気になれなかった。

 憧れはあっても見つかって騒ぎになることの方が怖くて、ふんぎりがつかなかった。

 田舎なら都会よりもチャンスがあるんじゃないかと思っていた。

(それが……初めての露出を、まさか、人の目の前でやることになるとは思ってなかったけれど……)

 私が脱ぎ始めてから、なっちゃんは興味深そうに私のことをじっと見つめていた。

 その視線は。決して性的な意図を感じるものではなく、本当に純粋な興味を持っているのがわかる視線だった。

 言ってしまえば子供が初めてみるおもちゃに向けるような――熱を感じる。

 わかりやすいことに、なっちゃんは私の乳房が気になっているようだ。

 なっちゃんも膨らみがないわけではないけれど、私のおっぱいは同年代からしても大きな方に属する。

 彼女みたいに視線を向けてくる子がいなかったわけではないので、ある意味向けられ慣れた類の視線ではあった。

(それはそれとして……この、開放感……! これが、野外露出……!)

 窮屈な服をすべて脱ぎ去って、その身一つで大自然の中に立つ。

 それだけのことなのに、こんなに気持ちよく感じるとは思ってみなかった。

 清流のせせらぎがあるからかもしれないけれど、清々しささえ感じる。

「~~~っ……!」

 夢にまでみた露出行為を、現実にやっているという事実。

 私はその事実を噛み締め、ぶるりと体を震わせた。

「ふぁ……っ」

 思わず変な声が出てしまった。

 足に力が入らず、数歩下がってからしゃがみ込んでしまう。

 しゃがみ込んだ拍子に、足元に水滴が落ちる感覚があった。

 まさかそんな滴るほどに濡れているわけではないだろうけれど――私はその水滴が何なのか確かめる勇気が出ず、ただじっと前を見つめていた。

 私が感慨に耽っている間に、いつの間にか動いていたなっちゃんが、私の脱いで広げていたワンピースや下着の上に小石を乗せてくれていた。

 少なくとも風で飛んでいくことはなさそうだ。

 都会なら下着泥棒を警戒しなくちゃいけないけれど、そもそも人がいないここではその心配もないだろう。

「ほれでええじゃろ。れいは泳げぇ? ……れい?」

 放心していた私は、なっちゃんの問いに一瞬応えられなかった。

 二度呼ばれてようやく我に返し、慌てて応える。

「え、あっ、お、泳げるかってこと? うーんと……プールでなら泳いだことあるけれど……川ではない、かな」

 色んな意味で整った環境であるプールとでは全然感覚が違うだろう。

 この川は水が澄んでいるし、流れも急じゃないから、まだマシだとは思う。

「ほっかぁ。そしたら、あんま深いところはいかん方がええでな。助けちゃるけど、うちもほんな得意な方じゃないけぇ」

 そう言いながら、なっちゃんは川の中に飛び込んでいった。

 水しぶきが上がるかと思ったけれど、まるでするっと滑るようになっちゃんの体が川の中に入って行く。

 一体どうやったらそんなことが出来るのか。

 川の中に入ったなっちゃんは、私の方を見て、屈託のない笑顔を浮かべていた。「」」

「せっかくじゃき、遊ばんかぇ?」

 そう提案されて、私は少し悩む。

(露出する目的は果たしているけど……裸のままで座ってるだけっていうのも、変かしら)

 川遊びに興味が全くないかといえばそういうわけでもないし、こんな機会はそうそうないかもしれない。

「……せっかく、だから! 遊び、たい!」

 変に力が入ってしまったせいで、言葉が切れ切れになってしまった。

 幸い、なっちゃんはそのことに対して特に何も言わず、手を差し伸べて来る。

「ほなら、手は自由にしといた方がええよ」

 彼女の指摘に、心臓がドキリと鳴る。

 解放感を感じつつも、羞恥心も感じていた私は、自然と手で腕や股間を隠してしまっていた。

 なっちゃんはただ純粋に安全のために手を自由にしておいた方がいいと言っているのだろうけれど。

 ごくり、と喉が鳴った。

(これは、安全のためだから……うん、仕方ないわよね……!)

 誰に言い訳しているのか自分でもよくわからない言い訳を心の中だけで呟き、私はなっちゃんの言葉に頷いて――両手を体の横へと移動させる。

 先に水の中に入っているなっちゃんのように飛び込む勇気はなかったので、岩の端でしゃがみ込んでから、ゆっくりと体を水に沈めていった。

 その際、なっちゃんの視線は私の股間に向けられていたような気がする。

 私のその場所を見たなっちゃんは、意外そうに眼を丸くしていた。

 その理由が私にはなんとなくわかる。

 私くらいの年齢になれば、ある程度陰毛が生えているものだ。

 友達同士でもそんな場所を見ることはそうそうないけれど、そういう話題は自然と飛び交うので、なんとなく生えているのが自然か不自然かくらいはわかる。

 それに照らし合わせれば、全くの無毛ということはあまりないことだ。

 しかし、私のあそこはつるつるの、パイパン状態だった。

 これは私の発育が遅れているとか、陰毛が生えにくい体質をしているからだというわけではなかった。

 露出プレイ愛好者の嗜みとして、日々入念に剃毛しているからだ。

(そういう意味じゃ、なっちゃんみたいに何もしなくてもつるつるなのは羨ましいかも……)

 正確な年齢を聞いたわけじゃないから、単にまだ毛が生えないくらいの年齢の可能性もあるけれど。

 なっちゃんに安全な範囲を教えてもらう。

「こったらあっちは急に深ぁなっとるで。あんへんは小枝とか溜まっとるで、足きぃつけぇね」

 彼女の訛りは少し独特だ。どこかの方言だとは思うけれど、それにしてはなんだか規則性がないというか、違うところの方言が混ざっているような。

 意味が完全に通じない程難解な言葉じゃないのが救いだった。

(それにしても、すいすい泳いで、凄い……)

 私はなるべく水しぶきをあげないようにしながら、なっちゃんの後を付いて歩いていく。

 水の深さは私の腰の高さくらいで、股間が水の中に隠れていた。

 そのため、空気の代わりに水がそこに触れていくようになっていて、お風呂でもない野外で下半身すっぽんぽんになっている感覚をかなり強く感じる。

 強い風が吹き、髪の毛が靡いた。

「……っ」

 水に濡れている体に風が当たると、より一層剥き出しになっている感覚が強くなる。特に胸なんかはその感覚が顕著で、思わず腕で庇いたくなるほどだ。

 それをあえて我慢して、風を浴び続ける。とても、気持ちいい。

「あ、ちょっと待っとってなー」

 不意になっちゃんはそういうと、滑らかな動きで川の中を移動していく。

 私が同じことをしようとしても水の抵抗にあって上手くいかないのに、どうしてあんなに上手く動けるのだろう。

 不思議に思っている間に、なっちゃんは少し離れたところに生えていた細く長い草をいくつか千切っていた。

 その草を持ったまま戻って来る。私の後ろに回り込んだ。

「動くのに邪魔になるでな? 結んどいたるにー」

 私の長い髪を、なっちゃんは器用に纏め出した。

 ポニーテールみたいに一つにまとめたかと思うと、草を巻き付けてほどけないようにし、くるくると髪を結うようにまとめてしまう。

 あっという間に私の長い髪の毛がまとめられて、うなじに直接風が当たるようになる。

「ひゃ……っ」

 長い髪の毛は一種のカーテンとして、体を隠すのに役立っていた。

 その髪が短く纏められたことで、今度こそ全身が無防備に晒されることになる。

 露わになったうなじに、なっちゃんの視線が向けられているような気がした。

(はふ……っ、私ってば、本当、に……ッ)

 冷たい川の水に浸かっているのに、あそこが熱くなるのを感じてしまう。

 はしたないというかなんというか。

「あ、ありがとう、なっちゃん……」

 私は自分の体の敏感さに自分で呆れつつ、なっちゃんにお礼を言った。

 なっちゃんはそんな私のお礼に対し、にこやかな笑顔を返してくれる。

「お礼はええんでぇ。したら、ちょっと珍しいもん見せちゃるねぇ」

 なっちゃんに手を引かれ、私は彼女の後について動き出す。

「ととっ……!」

 水の中を歩くという行為は、私の想像以上に難しいものだった。

 ちょっと油断すると水の流れに体が持っていかれそうになる。

 私は腕を広げて、バランスを取らなければならなかった。

 胸を抑えている余裕なんてない。私の乳房はゆらゆらと揺れ、かなり恥ずかしかった。

 その恥ずかしさが、興奮に繋がるのだから、我ながらどうしようもないけれど。

 なっちゃんのいう「珍しいもの」というのは、川で取れる石だとか、見られる魚のことだった。

 露出するのが主な目的だったのだけど、なっちゃんの案内は面白く、普通に興味深いこともあって、いつしか私は普通に川遊びに夢中になってしまっていた。



 時間にすれば一時間も経っていないと思う。

 川の中を動き回った私は、全身に疲労感を覚えて、最初の岩の上に寝転がっていた。

 岩は固くて寝心地は決していいとは言えなかったけれど、それでも日がさんさんと照って暖かくなったそこで寝転がっていると、違う心地よさがある。

「れいはあんま体力ないんやねぇ」

 なっちゃんは嫌味なくそう言って笑っていた。

 私よりずっと能動的に動き回っていたのに、全く疲れている様子もないのは、さすがは田舎暮らしの体力お化けと言ったところだろうか。

 私は少し回復して来た体を起こし、尋ねる。

「ねえ、なっちゃん。いま何時くらいか、わかる?」

「んー。大体五時くらいやねぇ」

 時計などを見た様子は全くなかったけど、なっちゃんはそう事も無げに応えた。

 体内時計に自信があるのだろうか。

 なっちゃんを疑うわけじゃなかったけれど、私は防水性のバックの中から携帯を取り出し、時間を確認する。

 五時五分。なっちゃんの時間間隔はかなり正確のようだ。

「ほんとだ……もうこんなに時間経ってたんだ……」

 どうせ家に帰っても一人だし、何をするということもないから、急いで帰る必要はないのだけど。

「今日はそろそろ帰ろうかな……」

 体力の消耗も激しい。今日はこれくらいで切り上げようと思った。

「そかぁ。ほたら、うちも帰ろかなぁ。れい、また遊ぼなぁ」

「なっちゃんさえ良ければ、こちらこそよろしく。この辺のこと、色々教えてくれると嬉しいな」

 実際、地元の人にしかわからないことというのは多そうだ。

 私のその言葉に対し、なっちゃんは嬉しそうに頷いてくれた。

「任せとき! ほどなどこ行きたいけ?」

 どんなところ、だろうか。

「うーん、そうだなぁ……あ。この辺には、神社とかあったりする?」

「んー? あるにはあるでぇ。祭りんときくらいしか使わんけぇ、あんま人おらんけど」

 そういうところがあったらいいな、と思って聞いたら、思いがけず理想的な場所があるという話を聞けてしまった。

「れいは信心ぶかいんやねぇ」

「そういうわけじゃないけど……むしろ、なっちゃんはそういうのないの?」

 勝手なイメージだけど、田舎の方がそういう宗教みたいなことには厳しいイメージだった。

 そんな私の質問に対し、なっちゃんは応えてくれる。

「うちはほういうのあらへんでなぁ。仏さんに拝むくらいはすっけれんど」

「へー。そうなんだ……」

「ほたら、明日は山の神ん様とこ案内したるで!」

 明日とはまた急な話だったけれど、暇を持て余していたところだ。

「わかった。よろしくねなっちゃん」

「ほな、明日なぁ!」

 なっちゃんはそう言うと、立ち上がって――手を振りながら、去って行った。

 裸のまま。

「あ、え? あ……ばいばい! ……あらら。ほんとにあのまま行っちゃった」

 全く恥じらいがないのはどうかと思うけれど、なっちゃんは素っ裸のまま、帰って行ってしまった。

 どこかに服があったりするのだろうか。

 なっちゃんの名前でもある五月雨塚は、ここから結構離れていたような気がするのだけど。

 私はそんなことを思いつつ、私も帰るべく立ち上がった。

 なっちゃんがいなくなって、急に辺りが静かになったような気がする。

 岩の上で乾かしておいたワンピースと下着は、すっかり乾いている。

「縮んでなきゃいいけれど……まあ、結構着古してるものだし、この機会に捨ててもいかも……」

 そんなことを考えながら、私はまず下着を履こうとして――ふと、止まった。

 私の中の、露出魔な部分が、いけないことを囁いている。

(なっちゃんがあんな格好で帰ったってことは……結構裸に寛容、なのでは……?)

 堂々としていれば、不審に思われないかもしれない。

 そもそもなっちゃん以外の人にまだ一度も会っていない。

 なっちゃんと遊んでいる間も、意識して周囲を見渡していたけれど、人影すら一度もみなかった。


 このまま裸で家まで帰れるのではないか――私は自分の危ない考えに、心臓の鼓動が高鳴るのを感じた。



つづく


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