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夜空さくら
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キミと過ごした、全裸の夏 ~全裸帰宅と日常~

■ あらすじ:全裸露出に興味のあった都会の女の子・綿部鈴が、人里離れた田舎に引っ越し、裸族のような生活をしている田舎の女の子・五月雨塚なぎさと出会い、露出への道をどんどん進んでいく物語。

■ なぎさが全裸で帰宅するだけの話。いくら田舎でも、裸で出歩けば捕まりますし怒られます。くれぐれも真似はしないようにしましょうね!


■ 一部のエピソードは支援者様向けに限定して公開します。あらかじめご了承ください。

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 田舎に越してきて、初めて出来た友達――五月雨塚なぎさことなっちゃん。

 明日も一緒に遊ぼうと約束した彼女と別れてから、私は日が傾きかけている空の下、家への帰路を急いでいた。


 素っ裸に麦わら帽子を被り、サンダルだけを履いた、凄まじく頼りない格好で。


 日が落ちて来たとはいえ、まだ日差しはじりじりと地面を焼いてきている。

 私はその日差しを言葉通りの全身で浴びながら、家への道を歩いていた。

「ふー……ふー……ふー……」

 別に走っているわけでもないのに、呼吸が自然と荒くなってしまう。

 どくん、どくんと心臓が激しく高鳴り、いまにも破裂してしまいそうだ。

 足を前に進める度に私の胸は揺れ、何も身に着けていないことをハッキリ認識させてくる。

 手には一応ワンピースを持っている。でもそれで体を隠したら何の意味もないので、腕先にぐるぐる巻きつけて纏めていた。

 その上でワンピースを巻いた手は後ろに回し、身体を隠せないようにしている。

(こんなところを、見つかったら……言い訳、出来ないよねぇ……)

 川遊びで濡らしてしまったから、という言い訳は考えられるけど、素っ裸で道を歩く理由にはならない。

 普通は多少濡れていようがワンピースを着て帰るだろうし、ましてや下着まで脱ぐ必要はない。

 見つかったら、変な噂が立ってしまうかもしれないのに、私はそんな恰好で歩くのをやめられなかった。

「ん……っ」

 歩く度、足を前に進める度に、振動が私の全身を伝わっていく。

 皮膚の感覚が鋭くなっているのか、風が体を撫でて吹き抜けていく感触が酷く強く感じられた。

 それがとても、心地いい。

「はー……はー……はー……」

 ドキドキしすぎてクラクラしてきた。

 私は道端にあった農作業用の小屋の庇の下に入る。

 小屋といっても扉も壁もろくになく、公園にある東屋みたいな、屋根がある休憩場所、と言った風情だった。

 実際。その屋根の下には休憩用にか、ベンチみたいなものも置いてあったので、軽く埃を払ってからそのベンチに座る。

 ベンチは木で出来ていたけれど、ちゃんと表面加工がされているみたいで、直接お尻が当たっても平気だった。

「ふー……」

 私は息を吐いて一旦気持ちを落ち着けながらも、周囲の警戒は怠らなかった。

 今のところ人影らしきものは近くにない。

 この作業小屋もあまり使われていないらしく、よく見るとほとんどまともな物がない。

 古ぼけたバケツとか、箱とかが無造作に詰まれている。

「……壁があれば、秘密基地として使わせてもらったんだけどなぁ」

 いざという時のための避難場所があれば、色々やりやすくなったのだけど。

 開けた場所にあるし、いましているみたいな休憩くらいにしか使えないだろう。

 この場所はこの場所で、ありがたい休憩スペースではある。

 私は腕に巻き付けていたワンピースと、下着を突っ込んだ小さなカバンを脇に置き、軽く伸びをする。

 両手を大きく振り上げ、胸を反らして、身体を伸ばす。

 身体を逸らして突き出すようになった胸が、ぷるんと揺れる。

「んん……っ、はぁっ……」

 両腕を下ろし、深く息を吐いた。

 目の前にはのどかな田舎の風景。

 聞こえてくるのは虫の鳴く声くらいで、人の声も、車の音すら聞こえてこない。

 そんな自然の中で、裸でいる自分。

 すごく開放的で、心地いい。

(ちょっと恥ずかしいけれど……やっぱり気持ちいいんだよね……)

 こんなことをしていたらいけない、と自分の理性的な部分は常に警鐘を鳴らし続けている。

 この姿で居続けていたら、いつかは絶対誰かに見つかってしまうからだ。

 いくら田舎であっても、無人島というわけではないのだから当たり前だった。

 今だって、本当は誰かに見られているかもしれない。

 自分が気づいていないだけで、実は畑の中に人がいるかもしれなかった。

(まあこの畑は……さすがに大丈夫だろうけれど)

 目の前にある畑は整備されているようには見えないくらい、草が生え放題だ。

 恐らくは放置されて何年も経っている。

 それでももしかするとなんらかの理由で人が入っている可能性はあるし、そもそも家から川にに至るまでの道沿いには、整備されていた畑だってあった。

(それに、田舎の人って視力いいイメージあるし……豆粒みたいに見える遠くからでも、私のことがハッキリ見えてたり……)

 いま遠くから見られていないという保証はどこにもない。

 座ったことで一旦落ち着いていた鼓動が、再び速くなる。

 見られているかも、と思った途端に興奮し始める自分の身体に、我ながら苦笑せざるを得なかった。

(見られたい……わけじゃ、ない……と思う……)

 正直よくわからない。

 今のところ同性のなっちゃんにしか見られていないし、なっちゃん自身が裸を意識していなかったからか、そこまで視線を向けられることはなかった。

 裸に対して強い関心を持って見られた時、自分がどう感じるのか、わからない。

(誰かに見せるってわけにもいかないし……)

 見せたら自分の気持ちがハッキリするのかもしれないけれど、それにはその後の人生を賭けることになる。

 軽々には見られるわけにはいかないというのが、実際のところだ。

 私は胸に手を当てて、目を閉じて深呼吸をする。

 昂る精神を落ち着けるための行動だったけれど、目を瞑ったことで肌に当たる風の感触がより鮮明にわかるようになってしまった。

 ドクンドクンと心臓の鼓動が早くなる。

 瞼を閉じた暗闇の中、身体の感覚が研ぎ澄まされていく。

 肌に感じる野外の空気。

 鼻に入り込んでくる草花と土の匂い。

 耳に聞こえてくる風の音と虫たちの鳴く声。

 そんな世界に自分が裸で存在していることを、より明確に意識してしまう。

「ふー……っ、ふー……っ」

 私は両手を体の横に降ろし、背中を逸らして顔をあげ、胸を突き出す。

 そして、普通に膝を閉じて座っていた足を、ゆっくりと開いていった。

 目の前の世界に見せつけるように、足を開き、膝を開いて、股間を露わにしていく。

「はふぅ……っ、あぁ……っ」

 私は身体を震わせながら、その裸を開けっ広げに世界に見せつけていた。

 ゾクゾクする感覚が頭まで突き抜けていく。

 目を閉じているから、その開いた体に風が真正面から当たって来ているのが、よりハッキリと、明確に理解できる。

 いま目の前から私を見たら、さぞ不思議なことをしているように見えるだろう。

 けれどその体勢こそ、私の興奮をさらに高めてくれるものだった。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 私は足を開けるだけ大きく開くと、身体の横に置いていた手を動かした。

 指先を自分の股間へと這わせ、線状に走る割れ目に触れてみる。

 陰毛がなく剥き出しになっている私の割れ目は、ぱっくりと開いてしまっていた。

 まるでそこの内側まで露わにしようとしているかのようだった。私の身体は、自然とそういう風になってしまっている。

 その開いた裂け目の中に、指を慎重に挿し込んでいく。

 穴の中はすでにぬるっとした液体で濡れていて、私の指程度はあっさりと飲み込んでしまった。

「はぅ……ッ!」

 野外露出プレイの映像や、そういった描写のある官能小説を見てオナニーをしたことはあったけれど、その時以上の濡れようだった。

 ただ外でしているだけだというのに、快感はその時よりも強く感じられ、指をいくらでも飲み込めてしまえそうだ。

「んぅ……ッ、んっ♡ あ……ッ♡」

 その場所から感じる快感がまた強くなって、私はより強く体を逸らし、胸を揺らして身体を見せつけ続ける。

 そしてとうとう――私の頭の中で快感が弾けた。

「~~~~ッ!」

 腰がビクビクと震え、突き入れていた指を膣が強く締め付ける。

 余計に感じる刺激が強くなってしまい、私は首まで大きく仰け反らせて盛大に絶頂していた。

 体を硬直させ、しばらく震え続け、そして、脱力する。

「はぁ……っ、はぁ……っ、はぁ……ん、んんっ♡」

 じっとりと濡れた指先を、私の膣は絶頂した後もしっかりと締め付けて離さない。

 抑えた手から愛液が滴るほどにそこは濡れ、私は腰かけていた椅子にシミが出来るほど溢れていることに気付く。

「はぁ……はぁ……♡」

 私は絶頂の余韻に浸りながら、目を開けて周囲を見渡す。

 相変わらず誰もいない。夢中になって弄っていたから、もしも目の前を誰かが横切っていても気付けなかっただろう。

 もちろんまさか完全にスルーされるわけもないだろうから、大丈夫だとは思うけれど。

 私は改めて危険なことをしているのだということを思い出し、恥ずかしくなって思わず体を縮こませてしまった。

 危険なことをしてしまったという後悔はあるのだけど。

(……でも、これが気持ちいいのよねぇ……)

 その事実は覆すことが出来ない。

 私はふと、なっちゃんのことを思い出す。

 少し幼くて、天真爛漫で、川遊びという明確な目的があったとはいえ、外で裸になることに全く躊躇のなかった、なっちゃん。

 彼女がいまの私の一連の行動を見たら、どんな風に感じるのだろうか。

 そんなに気持ちよくなっている理由がわからなくて、首を傾げるだろうか。

 それとも外で裸でいるという事に、新しい感覚を見出してしまうだろうか。

 あるいはもしかすると――彼女も私と同様に、覚醒することもあるのだろうか。

 私は露出プレイ仲間が増えるかもしれない想像に思わず興奮してしまったが、すぐに思い直す。

(そんな都合のいい話、あるわけないじゃない……パートナーができるかも、なんて……)

 そんなあっさり運命を共に出来るパートナーが見つかれば、世の中の露出魔たちは苦労しない。

 良くて無関心、悪くて軽蔑されることだろう。

 そう思うのが普通だ。

(……まぁ、でももしかしたら、一緒に露出は出来なくても、協力くらいはしてくれるかも)

 まだ一度一緒に遊んだだけの間柄。色々判断するには、まだまだお互いのことを知らなすぎる。

(もっとお互いのことを良く知ってから、考えても遅くないわよね)

 そう考えた私は、ひとまず今日は家に帰るべく、使わせてもらったベンチから立ち上がる。

 垂らした愛液の染みがくっきり残ってしまっていた。水でもかけて誤魔化したいところだけど、生憎近くに水場はない。

(……使われてないみたいだし、バレないわよね)

 明日、どんな風になっているか見に来ようと決め、私はその小屋から離れて歩き出す。

 溢れて垂れた愛液が太腿まで伝って、風の感触がひと際強く感じられた。

(ん……っ♡ ダメだ、って、わかってるの……にぃ……♡)

 すっかり私は露出行為が止まらなくなっていた。

 両手を後ろに回し、ワンピースをぐるぐると前腕部に巻き付ける。

 ただし今度は、片手ではなく両手にワンピースを巻き付け――結果、私は後ろ手に縛られているような状態になっていた。

 コの字型に腕が固定され、動かせない。自然と背筋が伸び、胸を突き出しながら歩かざるを得なくなる。

 ワンピースを前腕部にただ巻き付けただけだから、簡単に外すことは出来るけれど、すぐに引き抜くのは難しい。

「はひぃ……ッ♡」

 簡単に体を隠すことが出来ない。

 ただそれだけの状況が、どうしようもなく私を興奮させる。

 時々快感が弾けて足取りをふらつかせながらも、私はそんな変態的な格好のまま、家へと帰り着いた。

 玄関を潜って家の中に入り、上り口に倒れ込んで暫く動けなかった。

(さすがに、ここで寝るのはまずいよね……)

 強い眠気を感じつつも、私はお風呂を沸かし、身体を丹念に荒い、そしてようやく布団に倒れ込んだ。

 今日は色々あって、疲れ果ててしまっていた。ん強い眠気が一気に襲い掛かってくる。

(あ……そういえば……明日何時に、どこ集合とか……決めてない……や……)

 思えばなっちゃんの連絡先も聞いていない。

 どうしよう、という悩みはあったけれど、最悪出逢った川に行けば会えるかと、楽観的に考えながら目を閉じる。

 すっかり外は暗くなっていた。

 その日、私は初めての野外露出を体験し、疲れ果てて泥のように眠った。





 綿部鈴が家に帰り付いた頃。

 山一つ越えたところにある自宅に、五月雨塚なぎさは帰り付いていた。

 彼女は自転車――それもロードバイクに乗っており、それによって長距離でも難なく移動することが出来ていた。

 彼女は短パンにタンクトップのシャツと、非常に開放的な格好ではあったが、当然、ちゃんと服を着ていた。

 バイクから身軽に降りた彼女は、そのバイクを家の脇に無造作に置く。

 特に盗難などは考えておらず、鍵もかけていなかった。

 彼女はニコニコと上機嫌な様子で、家の玄関へと向かう。

(明日の神社ではほんな遊びおしえちゃろかな~。れい、すごく素直じゃけぇ、楽しいわぁ)

 彼女にしてみれば、川遊びは定番の遊びであり、何か特別なものを感じることはないのだが、鈴は初めてのことに興味津々な様子だった。

 そんな鈴の反応はなぎさにとっては新鮮で、かつ自分の知識などを披露して喜ばれるという得難い経験だった。

(あー辺で最近越して来そうなところゆーたら、たぶんあそこやけなぁ。明日は朝から迎えにいっちゃろうか……)

 ウキウキとした様子でそんなことを考えつつ、なぎさは家の玄関の扉を開く。

 なぎさの家は昔ながらの大きな家だった。客を出迎えることを前提とした玄関のスペースは非常に大きく、段差の大きな上り口があって、まるで大きな旅館のようだ。

 なぎさはその玄関スペースで――突如、服を脱ぎ始める。

 短パンとタンクトップのシャツ以外、何も身に着けていなかった彼女は、あっという間に全裸になった。

 そうして脱いだ服は、下駄箱の中に用意されたスペースに仕舞ってしまう。

 そして彼女は、下駄箱の上に置かれていた無骨な首輪を手に取る。


 その首輪を自分の首に巻き付けた。


 首が締まらないように気を付けつつも、しっかりと締め、軽く引っ張って確認する。

「ん……よしっ」

 そう呟きつつ、脱いだサンダルを玄関の隅に隠し、四つん這いで上り口を上がった。

 それと同時に、家の奥の方から、声が聞こえてくる。

「太郎ー? 帰ったのけぇ?」

 その呼びかけに対し、なぎさは。

 少しだけ眉をハの字にしながら、応えた。

「――ワンっ!」

 犬の鳴き声を模した声をあげた彼女は四つん這いのまま、家の奥へと軽快に進んでいく。


 それが――今の彼女の送っている日常だった。



つづく


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