スライムお嬢さま、会社ごと社畜OLをかう ~スライムとテイマー~
Added 2019-01-21 14:41:50 +0000 UTC背中を向けているスライムのお嬢さまを、背後から抱きしめる。
彼女は驚きもせず、嬉しそうに顔を綻ばせた。
「うふふ。どうされました、マスター? もう少しお待ちくださいませね」
彼女は人間の姿をしていてもスライムだ。目が前を向いているからといって、前しか見えていないわけではない。不意打ちにはならないだろうと思っていた。
それと同様に、耳があるからといってそこで音を聞いているというわけではないとはわかっていたけれど、あえて彼女の耳に口を寄せて囁く。
「ねえ、スライム。ありがとうね、ふがいないマスターの私を探してくれて」
モンスターとテイマーの主従契約は、片方が死ねば解除されるものだ。
前の『俺』が死んだ時点でスライムには私を「マスター」とする必要も義務もなく、ましてやその復活のために奔走しなくても良かった。
けれど、スライムは私を復活させるためにあの世界を巡り回ったというし、その世界に私がすでにいないと知ると、こうして世界を転移してまで逢いに来てくれた。
そこにどれほどの困難があったのかは、私は想像することしか出来ない。
でも、スライムはそんな苦労を微塵も感じさせることなく、柔らかく笑う。
「探すのは当然ですわ。わたくしのマスターは、あなた様以外におりませんもの」
真のテイマーはモンスターに愛されてこそ一人前というけれど、まさか自分がそこまでスライムに好かれているとは思わなかった。
スライムを抱きしめる腕の力が自然と強くなる。
「ねえ、スライム。まだお昼……十二時までには少し時間があるから……」
ちらりと、社長室に新たに増えた家具のひとつ――天蓋付きの広いベッドを視線で示す。
それが何を求める動きなのか、スライムが察せられないわけがなかった。その顔が喜色に染まる。
「マスターから誘ってくださるなんて……! もちろん大歓迎ですわ!」
スライムの分離していた身体が、私めがけて殺到してこようとする。
慌ててそれを制した。
「待って! あなたの気持ちは嬉しいけど……今回は、私があなたを気持ちよくしてあげるから」
言いながら、私はスライムを抱き上げる。
私の動きを完全に抑え込んでしまうほど力の強いスライムだけど、その体重は思った通りめちゃくちゃ軽かった。
元々大柄な姿じゃなかったということもあるけど、それを差し引いても普通の人間より遙かに軽い。
特に鍛えているわけでもない私の腕の力でも、余裕を持って抱き上げることが出来るくらいだ。
抱き上げたスライムは、その頬を薄く染め、感激したように潤んだ目で私を見ていた。
「ま、ますたー……?」
その感激が伝播しているのか、分離していたスライムの身体が周囲で波打ってあらぶってるけど、気づかないふりをしよう。
「ん。いくよ」
スライムを連れてベッドにあがり、中央にそっと寝かせる。服を脱がそうとしたら、その服が一瞬で消え、滑らかなお嬢さまの裸身が露わになった。
若干情緒がないけど、まあそれは今後の楽しみにしておこう。
「一応確認だけど……性感帯とかは普通の人間と同じなのかな? 特に触られると気持ちいいところとかある?」
頬が赤く染まるくらいだし、大体の生理現象は再現していると思ってよさそうだけど、念のためそう確認する。
スライムはこくりと頷いて私の言葉を肯定した。
「この身体は可能な限り人体を再現しておりますわ。ただ、一定以上の衝撃や負荷がかかると、自動的にその部分はスライムの形状に戻って、それらによって受けるダメージを無効化するようになっていますの。たとえば――」
説明しながら、スライムは自分の左手の小指を右手で掴む。そして、本来は曲がらない方向に捻った。
すると、普通の人間ならそこで止まる、という角度で一瞬止まった後、普通なら折れている角度にまで彼女の小指は折れ曲がった。
でも骨が折れる音はせず、彼女自身特に痛がっている様子はない。
「このようになるわけですわ。皮が破れたり、筋を痛めたりということにはなりません」
「便利だねぇ……」
そういえば昨日、明らかに入らない穴に、私に生えている男性器を受け入れていた。あれも本来なら血が滲む程度には傷ついてしまうところを回避していたのかも。
「マスターも、わたくしと同じ身体にして差し上げましょうか?」
「それは……遠慮しとく。いまは、ね」
いつかはそういう身体になる必要も出てくるのかもしれない。けれど、いまのところはまだ普通の身体で十分だった。
「とにかく、普通に感じてくれることがわかっただけでいいよ」
そう言いつつ、私はスライムの柔らかそうなおっぱいに手を伸ばす。彼女の乳房は仰向けに寝ているにも関わらず、左右に流れることなく、一定の張りと膨らみを維持していた。
普通の乳房の状態を知る女の私からすると、少し不自然にも感じるけど、見た目はかなり魅力的になっている。
掌で覆うように触れると、スライムがぴくんと反応し、熱い息を口から零す。頬が上気し、快感に震えているようだ。
すごく反応がいい。さすがに良すぎるってくらいだ。まだ触っただけなのに。
「すごく感じてくれてるみたいだけど……もしかして、自分で何かしてる?」
単純に疑問に思ったのでそう問いかけてみると、スライムは顔を赤くしてもじもじと指先を摺り合わせる。
「いえ……やろうと思えば、身体の感度を何倍にもすることができますが……マスターが触ってくれるというだけで……その……お恥ずかしいですわ……」
スライムは本当に恥じらっているらしく、顔を手で覆ってしまった。なんともいじらしいというか、可愛いというか。
(……だからこそ、私以外への対応が怖いけど)
こういうのもギャップ萌え、というのだろうか。とにかく、スライムのマスターでよかったと思う。
とりあえずそのことは思考の隅へ一端追いやっておいて、と。
「ん……そういってくれると嬉しいから、恥ずかしがらなくていいよ。顔見せて」
顔を覆うスライムの手を優しく掴み、ゆっくりと退けさせる。彼女はその端正な顔を真っ赤にして、羞恥のあまり潤んで震える目をこちらに向けていた。
世界を支配するのも滅ぼすのも容易いであろう超越者とは思えない、その弱々しい庇護欲をそそる姿を見た私は。
下半身に熱い血潮が集中するのを感じた。
スライムによって射精が封じられていなければ、勢い余って出してしまっていたかもしれない。それくらい、彼女の表情と仕草は男性としての情欲を煽るものがあった。
(冷静に……冷静に……)
もし私が今世でも生粋の男性であったなら、欲望に負けて勢い任せに自分のものを突き入れていたかもしれない。けれどいまの私はスライムによって生やされたものこそあれど、全体としては女性の身体だし、記憶や感覚・経験も女性の方が強い。
だから勢い任せに犯すのだけは避けたい、という気持ちが勝った。
私は彼女の手をそれぞれの手で押さえ、無防備に晒された彼女の顔に、自分の顔を近づける。どこまでも深く、蒼い瞳に吸い込まれそうだ。もうとっくに、彼女の虜なのだけど。
「……目、閉じて」
全方位感じ取ることが出来るだろうスライムが目を閉じる行為に意味があるかはさておき、こう言うのは雰囲気が大事だ。
スライムが大人しく目を瞑る。ぎゅっと力を込めて瞼を閉じていて、それも可愛く感じられるのだからなんだか不思議だ。
口と口が触れる寸前、私の吐いた息と彼女の吐いた息が交わって、さらに熱い吐息となる。心までひとつになるような心地よさを感じつつ、唇と唇をあわせた。
彼女の唇は見た目通り、あるいは本質通りにひどく柔らかかった。
まだキスをしただけなのに、スライムは身体をぴくぴくと細かく痙攣させて震えている。よほど気持ちがいいらしい。感じてくれているのであればそれでいいのだけど、果たしてこれ以上のことをしても大丈夫なのだろうか。
少し不安に思いつつ、彼女の手を抑えている手を少しずらし、指と指を絡めて握った。向こうも同じように握り返してくれる。
そこに込められた力は、私の身体を覆って強制的に動かした時のような力強さはなく、非力な子供が親にすがりついてくるときのような、必死さを感じるものだった。
世界を滅ぼせる力を有するスライムになっても、彼女にとって私は特別な存在なのだということが伝わってきた。
(これなら暴走の心配はなかった……かな。いや、十分暴走レベルのことはしちゃってるんだけど……)
いくら身体や記憶に残さないようにしているとはいえ、この会社の人間だけじゃなくて、外部の人も巻き込んでしまっているし。
もしこの世界に『正義を貫く勇者』みたいな存在がいたら、絶対スライムを討伐しに来るだろう。
たぶんいないとは思うけど、そんな存在が現れた時に備えて、スライムの手綱は私がちゃんと握っておこうと決意するのだった。
口づけをしたまま手を握り、スライムがある程度落ちつくのを待つ。
彼女の身体から緊張による強ばりが抜けていくのを確かめてから、私は口を少し開いて舌を出し、彼女の唇を舐める。
「んっ、ぅ……」
雀が嘴で地面を突くような感覚で、私は彼女の唇を舌先で刺激する。その念が通じたのか、恐る恐る口を開き、小さな舌がちろりと覗いた。私はその舌を舌先で捉え、唾液と唾液を混ぜ合わせる。
「んんっ……ふ……ぁ……」
スライムの口から熱い吐息が零れ、私の口の中へと入ってくる。それを何倍にもして押し返し、互いに互いの吐息を交換した。
そうしているうちに、彼女の方も大胆になってきて、私の舌を執拗に舌で刺激してくる。軽く引いてみると、追いかけて来ようとしかけて、慌てて引っ込んでしまう。
そんな奥ゆかしさがまた可愛らしい。半開きになった口と口を合わせ、直接吐息と唾液を交換しあう。
舌と舌が互いの口内で踊り、戯れる。
そうして互いの気持ちを確かめ、私はゆっくりと口を離した。
「ん……ふぁ」
「ぷあ……っ」
互いに上気した顔を見合わせ、彼女は幸せそうな笑みを浮かべていた。たぶん私も似たような顔をしているのだろう。
そろそろ我慢するのも限界になってきた、と私が思った時、いままでなすがままになっていたスライムが起き上がり、私を逆にベッドに押し倒す形になった。
力尽くでそうされたわけではなく、体勢を交換しただけのことだ。
「ますたぁ……もう、わたくし……がまんできませんわ……?」
語尾を甘く蕩けさせ、私の身体に跨がったスライムが、その身体に備わった女性器を指で広げて見せてくる。
その場所は、それこそスライムかと思うくらい濡れていて、透明な粘り気のある液が垂れていた。
垂れてきた液体が私の股間にあるものに落ち、スライムの戒めをはじき飛ばそうという勢いで硬度が増す。
いつ血管が千切れてもおかしくないくらい、その膨張は高まっていた。
「ええ……私も……これ以上は……ッ!」
私の言葉を待たずに、スライムがその液体に塗れた筋を私のものに擦りつける。その、するりというかぬるりというか、とにかくその感覚が気持ちよすぎて気が遠くなる。
天井に向けてそそり立つそれを、スライムは愛しげに見つめていた。
「ふ、ふふ……前世と同じですわね」
「そ、そう、かな……」
昨日前世の記憶を思い出したばかりの私にしてみると、ちょっと大きくて太すぎるのだけど、スライムも前の俺が生きていた頃は小さかったのだから、イメージとしては間違っていないのかもしれない。
スライムはその小さなお嬢さまの身体では大きすぎるそれの先端を、自らの穴に宛がって構える。
「入れると同時に戒めを解きますわね」
そう宣言をしてもらっていなかったら、すぐに爆発していたに違いない。
彼女が腰を下ろしていくのと同時に、ずぶりずぶりと私の男性器が彼女の穴の中へと入り込んでいく。神経が焼き切れるかと思うほどの快感。それを受け入れている彼女もまた、感じるあまり声もあげられないようだった。
そして、彼女の奥へ私の先端が到達すると同時に、私の中を埋め尽くして出すことを封じていたスライムの身体の一部が、彼女の中へと帰って行く。
スライムが出て行くのは、擬似的な射精のような感覚だった。
その感覚につられずにはいられず、ためにためた精液も一緒に噴出してしまう。スライムによって作られたそれは、普通の人を遙かに凌駕した量の射精を可能としていた。
あまりの快感に何度も意識が飛びかける。それを受けとめるスライム自身にも余裕がなかったのか、私と彼女の接合部から吸収されなかった精液が溢れた。
「――っ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
相当長く射精は続いたけど、気絶はせずになんとか乗り切ることが出来た。
スライムの方も同じように呼吸を荒くしながら、なんとか体裁を保っている。
彼女の方が少し余裕があるように見え、悔しくなってしまった私は、休むまでもなく復活した自分のものを信じ、続けてスライムに攻勢をしかけることにした。
年若いお嬢さまの外見通り、折れそうなほど細い腰を掴む。そうして上下させようと思ったのだけど、いくらスライムが軽いとはいえ、体勢的には少し辛いかもしれない。
(でも、不可能じゃないから……ちょっとがんばれば……!)
仮にもマスターとして、ここは気合いの入れどころだった。
そう思って密かに気合いを入れ直したのだけど、その気合いは空回りに終わった。
なぜなら。
「ふふふ……マスターが動きやすいようにいたしますわね」
私に跨がっていたスライムがそう怪しく笑いながら微笑んだかと思うと。
スライムの四肢が溶け、胴体だけの姿――俗にいう肉オナホの姿に変わったからだ。
つづく