姉好き妹はセクサロイド 3
Added 2019-12-07 14:44:49 +0000 UTCセクサロイド化した妹が、私の秘部に口づけをしている。
「ひゃ……ぅ、あ、あああ……っ」
プログラムされた動きとは思えない、巧妙な技術を感じさせる動きで、花楓の舌が蠢く。
それは私の中を丹念に舐めながら、奥へ奥へと侵入して来ていた。
異性との性交渉の経験なんてない私のその場所は、何かものを入れるということ自体に慣れていない。
本来なら舌のように柔らかく細いものであったとしても、侵入されるのには違和感や痛みが伴うはずだった。
けれど、花楓の舌はまるでそれを感じさせない。ただ、這い回る感触が気持ちいいという感覚だけが与えられていた。
(ど、どうして……っ)
私は異様な感覚に戸惑っていたけれど、花楓側からしてみれば、十分に薬が効果を発揮するまで待ってから侵入を始めたため、当然の結果だった
呑まされた媚薬は私の身体を強制的に興奮状態にする。さらに小さな感覚さえも大きな快感として認識させていた。
十分に前準備が整った状態で、さらに柔らかく柔軟に形を変える舌で刺激を与えているのだから、気持ちよくなれないはずがない。
私はベッドの上で、M字開脚をさせられた体勢で抑えつけられていた。左右両方の膝小僧をしっかりホールドされているから、どうやっても花楓の舌技から逃れられない。
「んあっ……あ、あんっ、んあああっ」
花楓の舌が蠢くたび、口から押し出されるようにして喘ぎ声が零れてしまう。
妹に秘部を刺激されて喘いでいるという事実が、恥ずかしくて死にたくなる。だけどセクサロイド化した花楓が持つそれ相応の技術は、経験の少ない私にはとても堪えることができないものだった。
「んっ、んあっ、ふぐぅ……っ」
声だけでも堪えようと、両手を使って口を抑える。真っ赤になった顔も隠せるし、いいかもしれない。
そんな私のせめてもの抵抗をどう思ったのか、花楓の行動パターンが変わった。
私の秘部から口を離し、代わりに指で私の秘部を弄り始める。
舌とは違う硬さのものが秘部に触れて来て、与えられる感覚がまた変わった。
「ん、くっ……あふっ」
舌よりもざらついた感覚。元々疑似唾液が塗されている舌と違って、指は乾いている。潤滑油もない状態で大丈夫なのかと一瞬思ったけど、その心配は全くの杞憂だった。
顔を覆った手の指の隙間から覗いてみると、花楓の指先が一瞬で粘液のようなものを纏ったからだ。どろりとした透明色の粘液が指を覆っている。
眼を見開いて驚きを露わにすると、セクサロイドモードの花楓は淡々と教えてくれた。
『指先から分泌しているのは、潤滑油――ローションです。こちらには媚薬効果はありません。挿入の助けとなるための、純粋な潤滑油です』
薬の成分はないとわかって、少し安心した。これ以上薬を使われたら、身体どころか頭までおかしくなってしまうところだった。
ただ滑りを良くするためだけの効果ならいっか、と。
潤滑油がどれほどの効果を生むのかもわかっていなかった。
ぬめった指先が私の中に入ってくる。
男性経験がない私には処女膜がまだあるはずだけど、もう破られたのだろうか。
自分の処女膜を毎日確認することなんてないから、よくわからなかった。
その疑問が顔に出ていたのだろうか。花楓が口を開く。
『処女膜はまだ開通しておりません。許可をいただければ、痛みなく貫通することができますが、いかがいたしましょうか?』
まさか、そんなことを聴かれるとは。
私はどうするべきか真剣に悩む。
(処女膜を破っていいっていうのは……挿入を許可するのと同じよね)
いくら花楓が相手でも、いや、花楓が相手だからこそ――それを許しちゃいけない気がする。
普通の姉妹なら絶対にありえない状況になっている時点でいまさらだったかもしれないけど、それでも私は姉としての意識ですぐに挿入を許すことは出来なかった。
「だ、だめ……ダメよ、花楓……」
私が許可しないなら、セクサロイドモードの花楓は手を出せないはず。
基本的に人工知能によって動く機械は、人の、特に『所有者』という『主人』の命令に逆らえない。
花楓のセクサロイドとしての『所有者』には私が登録されているのだから、私が許可する以外の行動は基本的には取れないのだ。
だから本当は、花楓に一言「やめて」といえばこの状況からは脱出できる。
機械化された花楓は、最初から機械であるアンドロイドと違って、悪意ある人間に能動的に反撃できる程度の主権を有しているが、それでも所有者の命令が絶対なことは変わらない。
マスターである私の指示は絶対だ。花楓に機械化を施した出資者である富豪の条件も、それっぽい映像を作って誤魔化せばいい。
なのに、私は花楓の行動を制することが出来なかった。それをしてしまったら、花楓を『所有物』と認めてしまうような気がして。
(いえ……違うわね)
本当は――わかっていた。
花楓のことを本当にただの妹としか思っていないのであれば、性的行為を許せるわけがない。
マスター権限でやめるように一言言えば、それで済む。
つまり、結局のところ、機械化してまで私とこういう関係になろうとした花楓同様。
元から私も花楓のことを――実の妹以上に想っていたのだ。
それを花楓のように自覚していなかっただけで、花楓のことを特別な存在だと感じていたのだろう。
姉としての意識がそれを塗り潰していた。
しかしそれが花楓がセクサロイドになって、ある意味血の縛りがなくなった。それによって自覚するほどに、想いが溢れてしまった。
けれど、血の繋がりがなくなっても姉妹だった事実が消えるわけではなく、それが私の行動にブレーキをかけていた。
セクサロイドになって肉体の縛りから解放された花楓は、躊躇なくアクセルを全開にしているけど。
辛うじて、花楓の侵入を禁止することが出来た私。
許可されなかった花楓は、残念がるかと思えば、全くそれに拘泥しなかった。セクサロイドが判断に迷うわけがないのだから、ある意味当然だったけど。
『了解いたしました。いつでも許可を出してください』
その言葉は、まるで今後の展開を予期したかのような、淡々としたものだった。
そして指先で私の秘部の入り口を弄りながら、花楓はその舌技の矛先を、私の胸に向けるのだった。
赤ん坊が吸い付くように、と表現するにはあまりにも性的な動きで乳首が口に含まれる。
「んひゃっ」
くすぐったいような、もどかしいような、そんな甘い痺れが胸から這い上がってきた。
花楓の口に吸われて乳首が硬くなるのがわかる。さらに、口の中の熱い空気が乳首にかかり、じわじわと快感が疼く。
その状態の乳首が、花楓の舌先で軽く弾かれた。
「んひっ、あうっ」
びくん、びくんと身体が跳ねる。腰が浮かびあがったのを、花楓の手がやんわりと押し戻した。
舐められ、唾液を塗されたからだけじゃなく、自分自身の愛液が滲み出している。
花楓はそんな私の愛液を指で掬い取り、私のクリトリスに塗して来た。指先から潤滑油が出せるのに、あえて私の愛液を用いる辺りに、花楓の拘りを感じる。
「ひゃっ、あああっ」
クリトリスが花楓の親指によって擦りあげられ、電流を流されたかのような衝撃が頭までを貫いた。
思わず身体を仰け反らせてしまったせいで、吸われている乳首が引っ張られる。その動きに連動して乳房全体が引っ張られて左右で形を全く違うものに替えてしまった。
「ひゃう……っ」
慌てて体勢を元に戻す私に対し、セクサロイドモードの花楓はあくまで淡々と動き続ける。
指で私の秘部とクリトリスを刺激しながら、乳房を口に含みつつ、もう片方の手で、私のもう片方の乳房を掴んでいた。
柔らかく、そして大胆に手が動き、私の乳房を変形させる。力加減を失敗したらとてつもなく痛いはずなのだけど、花楓の制御技術は非常に繊細だった。痛いどころか、時間が経つごとに快感が増していく。
掌にうっすらとローションを滲ませているせいか、触れられている感触が非常に鋭敏に感じられ、胸の刺激だけでも十分気持ちいい。
(う、うぅ……こ、これ以上は……! もう……!)
体の奥、膣道が疼いて仕方ない。
それが挿入を期待してのものだと、誰に言われるまでもなく理解した。
花楓に挿入を許可すれば、きっとこの上なく気持ちよくしてくれるのだろうという確信があった。セクサロイドの技術は私などではどうにもならないほど精錬されている。
だが、処女膜というものを妹の指によって破いていいものか、私は決断できなかった。
古めかしい貞操観念と言われようと、やはりそこに挿入を許していいのは、伴侶の男性器だけじゃないかと思ってしまうからだ。
性に奔放な友人の中には、自慰をする中で適当なバイブや棒状の何かによって処女を喪失した者もいる。
処女膜の維持に拘りすぎるのが良くないことだともわかってはいる。
けれど、やはり失う時にはそれ相応のものでなければならないのではないかと思ってしまうのだ。
そんな風に私が考えているとは知らないだろう花楓は、私の秘部を観察し、口を開く。
『挿入準備は十分完了しているようです。挿入は変わらず不許可ですか?』
「と、当然でしょ……」
挿入してもらえたならどれほど気持ちよくなれるのか。
少し揺れるものを感じつつ、私はそう答えた。
「処女喪失が指なのは、ちょっと、ね……」
本当は挿入されても構わないと思っているのに、それを誤魔化すために下手な理由を告げる。
それは本当に下手な理由だった。
なぜなら、相手はセクサロイドなのだから。
『挿入するのは指ではありません――疑似男性器です』
セクサロイドモードの花楓は淡々とそう告げる。
私が思わず目を向けた花楓の股間。その一部が開いた。
そして開いた花楓の身体の中から、そびえ立つように大きく太い男性器のようなもの――文字通りの、疑似男性器が飛び出してくる。
セクサロイド化した妹には、疑似男性器が搭載されていたのである。
つづく