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夜空さくら
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姉好き妹はセクサロイド 6


 ぐちゅ、ぐちゅ、という激しい水音が部屋中に響き渡る。

 ピストン運動を始めてすぐは、激しく反応して喘いでいたお姉ちゃんだけど、いまは静かになっている。

「ぅ……ぁ……っ……ぁ……」

 突きあげる度に小さな呻き声を洩らしていた。

 刺激に慣れてしまったのかと思ったけど、お姉ちゃんの膣は激しく痙攣しているし、気持ちよくなっていることは間違いない。

 繋がった状態のまま、お姉ちゃんの顔を覗き込んで見た。

 お姉ちゃんは見たことのないだらしのない顔で、口から涎を、鼻からは鼻水を、目からは涙を流している上、白目をむきかけていた。半開きになった口から形にならない呻き声が零れている。

 百年の恋も冷めてしまいそうな、情けないお姉ちゃんの姿。

 そんな姿を見ても、わたしの姉ちゃんを気持ちは全く揺るがなかった。わたしの愛は本物なのだと確信する。

 むしろ、あのお姉ちゃんが、わたしの手によってそんなあられもない姿を晒しているという事実に、確かな充足感を覚えていたくらいだ。

(そろそろいいかな……?)

 十分な精神的充足を感じたわたしは、いままであえて制限していた機能をオンにする。

 それを受け、セクサロイドモードがその制限していた機能を早速使い始めた。

 ピストン運動の速度を上げ、お姉ちゃんを一気に絶頂に導く。

「あっ、うぁ、はっ、ああああああ……ッ!」

 すでに十分な刺激を与えられていたお姉ちゃんの身体は、あっという間に絶頂に導かれ、その身体を大きく跳ねさせた。

 それと同時に疑似男性器の先端から、大量の疑似精液が噴出される。

 射精の快感はその一瞬だけを見れば凄まじいもので、わたしはセクサロイドになった身体の中で、その凄まじい快感に精神を痺れさせていた。

(んきゃああああっ! こ、これ、すご……っ)

 男の人が射精に拘る理由がちょっとわかったかもしれない。

 実際のそれよりも長い時間、疑似男性器は射精し続けるので、わたしは頭の中でくらくらしていた。

 わたしが初めて味わう射精の感覚に戸惑っている間に、噴出した精液は凄まじい量になって、注ぎこまれたお姉ちゃんのお腹を丸く膨らませていた。

「う……うえ……っ」

 お姉ちゃんが苦しそうに呻く。疑似精液の逃げ道がどこにもないからだ。背中側から見ても、腹部が大きく膨らんでいるのがわかるほどになっている。

 唯一の出口はわたしのもので塞がっているから、疑似精液が逃げる場所がないのだ。

(うふふ……こんなの、普通なら絶対妊娠しちゃうよね……しないけど)

 疑似精液の便利なところだ。

 その気になればわたしの遺伝子情報を載せ、妊娠させることも出来るのだから、とても便利なものだった。いまはただの白い液体だから、妊娠させる心配もない。

 百パーセント確実な避妊が出来るというわけだ。

 男性器だけを機械化する人がいるのも頷ける便利さ。

(でも、全員ってわけじゃないんだよねぇ。不思議だな……)

 利便性を考えれば、全員が全員機械化していてもいい気はするのだけど。

(ま、そんなことはどうでもいっか!)

 わたしは少し考えたのち、疑似男性器を根元から切り離した。

 そうすることで、お姉ちゃんの膣の中に疑似男性器が残り、栓の役割を果たしてお姉ちゃんの中に注いだものを外に出さないでいてくれる。

 そしてわたしは、再度、別の疑似男性器を取りだして来て、自分の股間に接続する。

「うふふ……次はこっちの穴も気持ちよくしてあげるからね、お姉ちゃん」

 そういってわたしが指を触れさせたのは、お姉ちゃんの肛門だ。わたしの指が触れると、ぴくりと可愛らしく反応し、収縮する。

「ぅ……あ……」

 しかし当のお姉ちゃんは、何も言わなかった。小さく呻くばかりだ。

 特に嫌がっている様子はないので、行為を続けることにする。

(まず洗浄が必要だよね)

 その気になれば口などからでも洗浄液の注入は可能なのだけど、さすがにそれはわたしも少し忌避する。

 お姉ちゃんの肛門に指先から分泌したローションを塗り、そして、この身体ならではの浣腸機能を起動した。

 わたしのお尻の穴が開き、中からそれなりの太さの、長い透明なチューブが出て来る。

 チューブの先端をお姉ちゃんの肛門に宛がい、少し力を入れて押しこむと、あっさりそのチューブはお姉ちゃんの中に入っていった。

「んぐっ」

 さすがにお姉ちゃんが呻く。何が起きているのかわかってはいないみたいだけど。

 わたしはそんなお姉ちゃんの様子を眺めつつ、自分の身体に命じて洗浄機能を動かした。

 まずは透明な液体がお姉ちゃんの中に注ぎこまれていく。

「う……はぁぅっ!?」

 ぼんやり呻いてばかりだったお姉ちゃんが、お腹の中に注ぎこまれる液体に驚いて覚醒する。慌てた様子でこちらを振り返り、そして自分とわたしがチューブで連結されている様子を見て、目を見ひらいていた。

「か、えで……っ、なに、して……!」

「なにって……腸内洗浄?」

 そう応えるわたし。さらに洗浄液をお姉ちゃんの中に注ぎ込む。まるで自分の排泄物をお姉ちゃんの中に注いでいるような背徳感。

 その凄まじい感覚に、背筋がぞくぞくとするほどの快感を覚えてしまった。

 お姉ちゃんは止めようとしているのか、手をお尻に刺さっているチューブに伸ばそうとしているようだったけど、力が入らないのか、ぶるぶる震えるばかりで全く動かせていない。

「うぇ……おぅ……おぉ……っ」

 大量に注いだ洗浄液がお姉ちゃんのお腹をさらに膨らませる。膝を立てているから、膨らんでいくお腹の様子が良くわかった。

(そろそろかな?)

 腸内洗浄に関してはセクサロイドとしての機能のひとつだから、わたしには適量というものがよくわからない。プログラム任せだ。

 プログラムが十分注いだと判断した時点で、今度はお姉ちゃんの中に注いだものを吸い出していく。

「んぐっ、えっ」

 お姉ちゃんが感じたことのないであろう感覚に戸惑っている。それはそうだろう。浣腸くらいならもしかしたらあるかもしれないけど、その上で中を吸い出されるなんて、お姉ちゃんの人生ではありえなかった。

 膨らんでいたお姉ちゃんのお腹が、どんどん小さくなっていく。透明なチューブの中に、茶色いものが混じり始めた。お姉ちゃんの腸内にあった排泄物だ。

 それも何も関係なく、わたしの身体は取り込んでいく。取り込んだ排泄物はわたしの中で分解され、どうしても使えない部分は捨て、使える部分は再構築してわたしの機能に活かされる。

 見ず知らずの人のものならともかく、お姉ちゃんの排泄物なら歓迎だった。

 そうやってお姉ちゃんの中を洗浄すること数回。

 注ぎこむ度に悶絶していたお姉ちゃんだけど、数回もこなせば慣れてくる。

「はぅ……あぁっ、あぅっ」

 最後の排泄の時なんて、うっかり快感らしきものを感じてしまっていたようだった。

 思わず零した喘ぎ声を自分で恥ずかしく感じたのか、慌てて口を噤んでいたけど、もう遅い。わたしは可愛らしいお姉ちゃんの喘ぎ声をきちんと保存しておく。

(さて、と。洗浄も終わったし……)

 わたしは挿し込んでいたチューブを抜き取り、お姉ちゃんを解放する。

 すっかり疲れ切っているお姉ちゃん。ほとんど精魂尽き果てているように見えた。

(元気にしてあげなくっちゃね!)

 わたしはお姉ちゃんの股の間に正座して座り、お姉ちゃんをわたしの方へ引き寄せながら抱き上げた。

 するとお姉ちゃんはわたしの膝の上に座ることになり――わたしの股間にそそり立つ疑似男性器を、そのお尻の穴に受け入れることになった。

「ぐ、えっ!?」

 いきなりお尻の穴を押し広げられ、貫かれた形になるお姉ちゃんは思わず逃げようとするけど、わたしは疑似男性器の中間あたりを一気に二回りほど膨らませた。

 瘤のようになったそれは、お姉ちゃんの括約筋の内側で大きくなったため、お姉ちゃんがどれほど息んでも抜けなくなっていた。犬の男性器が瘤を作って、雌犬の膣内で抜けなくするように。どれほど暴れても抜けないほどの強固さで固定する。

 もし力任せに無理矢理抜こうとするなら、括約筋がズタズタになってしまうだろう。

 もちろん、そんな酷いことにならないため、わたしはお姉ちゃんの身体をやんわりと抱きしめて、万が一にも逃げられないようにしていた。

「お姉ちゃん。だいぶ疲れたでしょ? 体力回復のための、栄養をたっぷり注いであげるね」

 疑似精液に栄養剤をブレンド。

 三日三晩不眠不休で働いても大丈夫なようになる、そんな強力な栄養剤だ。

「っ……ま、待って、花楓……っ」

 お姉ちゃんは震えていた。何をされるのか、わかっているのかもしれない。

 けれどわたしは待たなかったし、止めなかった。お姉ちゃんを気持ちよくするために、出来ることをする。

 お姉ちゃんのお尻の穴に挿した疑似男性器から、大量の疑似精液を噴出する。

 腸内を満たし始めたそれは、さっそく腸壁から吸収され始め、お姉ちゃんの心拍数や新陳代謝の速度が飛躍的に上昇したのを、わたしの計器が観測した。

「んぎっ、あぐ、う、うううう、ううううう、うああああっっ!」

 びくんびくんと、陸に揚げられた魚のような激しさでお姉ちゃんの身体が跳ねる。逃げるために暴れているというよりは、身体が勝手に動いているといった様子だった。

 ただでさえ敏感な身体になっているところに、外からエネルギーを大量に注がれて、身体が勝手に反応してしまっているのだろう。

 機械化した身体なら、反応するしないも自由に決められるというのに、人間の身体というのは本当に不便なものだった。

(いつか……お姉ちゃんも機械の身体になりたいって言わないかな?)

 わたしは機械の身体になって、とても幸せだ。それなら、お姉ちゃんも身体を機械化したらそう思ってくれないだろうか。

 もしそう思ってくれたなら、わたしとお姉ちゃんは永遠に一緒にいれる。

 妊婦さんみたいに膨らんだお腹になったお姉ちゃんは、全身から滝のような汗を流しながら、身体全体で痙攣していた。

「うぇ……うぷっ」

 ふと、妙な声が零れたかと思ったら、お姉ちゃんの口から白い液体が溢れだした。

 どうやら、注ぎすぎて口から逆流してしまったようだ。

(あれぇ? 無理がないように、自動的に止まるはずなんだけど……無理じゃないってこと?)

 わたしは不思議に思いつつも、掌でお姉ちゃんの口を抑えてそれ以上白い液体が零れないようにしつつ、疑似精液の放出を任意で止めた。

「ちょっと我慢してね、お姉ちゃん」

 それから、お姉ちゃんの身体を抱きしめながら立ちあがる。

 肛門と性器を疑似男性器で貫かれたまま、持ち上げられたお姉ちゃんは目を白黒させて悶絶して、暴れようとしていたけど、機械のわたしの力には叶わない。

 そのままわたしはお姉ちゃんを抱いたまま、お風呂場へと移動した。

 そして、お湯の張っていない空の湯船に入る。お姉ちゃんを抱えたまま。

「あとの掃除が大変だからね……ここでなら思いっきり出してもいいよ」

 言いつつ、わたしはお姉ちゃんの口から手を離す。

 ごぼり、と白い液体を吐き出したお姉ちゃん。溢れた液体はお姉ちゃんの身体と私の身体を汚していった。

 わたしは両手を使って、お姉ちゃんの乳房を後ろから揉む。ずっと起ちっぱなしの乳首に刺激を与え、お姉ちゃんの背を仰け反らせた。

「たくさん出してね、お姉ちゃん」

 いいながら、わたしは疑似男性器の機能を切り、瞬時に小指ほどの大きさに収縮させた。

 お姉ちゃんからしたら、両方の穴を埋め尽くしていた栓が急に抜けたようなものだろう。

 目の前のお姉ちゃんの身体がびくん、と一際大きく震えたかと思うと。


 お姉ちゃんは両方の穴から大量の疑似精液を噴き出した。


 それはまるで壊れた蛇口から水が噴き出すような勢いで。

 お姉ちゃんがどれだけ気持ちよくなっているのか、わたしには想像もつかなかった。

 ただ、お姉ちゃんは声もなく絶叫している。胃の中に残っていたのか、口からも白い液体を嘔吐しながら、激しく痙攣し続けていた。

 お姉ちゃんが暴れて怪我をしないよう、わたしはお姉ちゃんの両手両足を押さえ、お姉ちゃんが噴き出す液体を存分に身体に浴びていた。その浴びる感触が感じられないのは、少し残念だった。

(あ、そろそろ終わりかな?)

 出すものを出し切ったのだろう。硬直していたお姉ちゃんがわたしに倒れかかってくる。

 力無く脱力したお姉ちゃんを改めて抱きしめながら、わたしは程よい温度に調整したシャワーをお姉ちゃんの身体にかけ、白い液体や汗などを洗い流す。

「ふふ……お姉ちゃんも気持ちよくなってくれたみたいで、嬉しいよ。これからずっと、もっともっと愛してあげるからね」

 大好きなお姉ちゃん。

 わたしはお姉ちゃんを気持ちよくするために、このセクサロイドの身体をフル活用するつもりだった。

「愛してるよ――お姉ちゃん」

 わたしはそう耳元でお姉ちゃんに囁いた。

 お姉ちゃんからの返事は、ない。

 そのことに少し不満が沸き上がる。

「むぅ……せっかく告白してるのに、お姉ちゃんってば……」

 わたしは何も言ってくれないお姉ちゃんを揺すった。

 反応はない。

「……お姉ちゃん? ねえ、お姉ちゃん?」

 揺すっても揺すっても、反応がない。

(あれ、おかしいな……呻き声すらしないのは、どうしてなんだろう?)

 疑似心臓が、きゅっと変な動きをする。


 結局、お姉ちゃんの口から――言葉が返ってくることはなかった。



最終回につづく

Comments

ありがとうございます^w^ 今後も存分に夜空さくらワールドを展開していきたいと思います!

夜空さくら

ツイートを見てもしや結末が気に入らないのかなと思いましたが気に入らないのではなくてよかったです。 そんな狂った発想が好きな私もかなり狂ったようですね。 これからもそんな狂った発想の作品をもっと見たいです。

festo

結末が気に入らないということはありません。 ただ、普通に考えて『姉と妹が脳を交換した結果、ハッピーエンド』というのが頭おかしい発想だな、と自嘲するといいますか。自分で自分の性癖に呆れているだけです。

夜空さくら

そこに縮約語も翻訳がうまくできません。 TT そして結末という意味ならもしさくらさんは今回の小説の結末があまり気に入らないのでしょうか?

festo

今後も感想の書きがいのある作品を書いていきますね。変化過程描写もちゃんと取り込んで書いていきます。 ツイートでいっていた「オチ」ですが「結末」とか「結果」というような意味です。カタカナや英語もどきなどが混ざって平気な日本語は翻訳機泣かせですよね……。

夜空さくら

面白い状態変化小説ならいくらでも感想書けます。 あとさくらさんの変化過程描写はエロくて大好きなんですが、今回は変化過程描写が省略されて残念でした。 そしてツイートでの(オチ)ってどういう意味ですか? カタカナは翻訳機で翻訳してもらえなくてどういう意味か分かりません。

festo

いつも感想ありがとうございます。 死亡フラグが立てるだけ立った感じです(笑) それをどう回避したのか、どうハッピーエンドに陥るのか(陥る、というのはおかしな話ですが)、楽しみに最終回を読んでくだされば幸いです。 確かに今回、状態変化というには変化の過程とかは書いていなかったので、もう少し考えるべきだったかなと反省しています。

夜空さくら

次回が最終回だそうですが最後はどう見ても死亡フラグな感じでいっぱいです。 次にお姉さんが死んでしまったと出てきてもおかしくないくらいの展開です。 お姉さんも機械になってしまうとか、弟の機械体にお姉さんの意識が共存するようなエンディングではなさそうですが、どのようにエンディングが展開されるのでしょうか...。 桜さんの百合の状態変化小説なんですけど作中で変化する表現が出てないし、すでに変化済みで、百合もおねえさんの立場では快楽地獄という表現が出ていて、今回の小説は百合と状態変化よりはこの展開がどうやってハッピーエンドにいくんだろう?という感じで鑑賞させられますね。

festo


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