ミックス・マスタリングというものに正解はないのですが
ダンスミュージックは音の質感などの流行が結構あるなーと個人的には思っていて、
ジャンルによって質感やミックスなどが違うというのが大前提な上で個人的に最近意識しているミックス・マスタリングのポイントをご紹介します。
色んなジャンルを聞きますがトレンド全体を通して音とか構成とかシンプルになったなーという印象です。
昔は音をとにかくレイヤーしてOTTかけて派手にして音圧ドーン!!って感じだったんですが最近は一つの音を軸にして、いかにその音を邪魔せず引き立たせるかというバランスに重きを置いている感じです。
音で空間を埋めるのではなく余白を残して音を立たせるイメージになりました。
軸となる音を決めたら
レイヤーする場合もその軸の音に足らない帯域を補うか、むしろ全体で鳴ってたらわからないくらいのレイヤーをしている印象です。
シンプルになった分、一つ一つの音の意味や緻密な調整が求められるようになったのでミックスの難しさは上がった気もします(笑
シンプルな構成から引っ張られてきてると思うんですが過剰なエフェクト処理で音のバランスを整えるやり方はあまりしなくなりました。
あれだけ沢山使ってたOTTも最近はかなり使用頻度が減っていて
圧縮感より音のトランジェントを大事に一つ一つの音を立たせるイメージでミックスを心がけていくと自然とDryに近い質感になった気がします。
一昔前の音を圧縮させて音圧をめっちゃ上げる処理というのも最近は抑えめな気がしていてシンプルな音=クリーンな音が求められるようになった影響か、詰めがちな圧縮という方法より余計な音をカットするクリッパーが重要になった印象です。
ということを踏まえて最近自分がミックスマスタリングで意識している部分は
・軸となる音を決めて音のレイヤーは最小限に
・過剰なエフェクト処理はせず音を洗練させる様なイメージでミックス
・圧縮より音の抜けと不要な音をカットして音圧をあげる
参考になれば幸いです。