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ねっきぃ (Necky)
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【一話完結】ご利益ケモノ

<前編> “アニマルガーデン神社の参拝はコチラです” “参拝客はコチラにお並びください。現在、参拝まで1時間待ちになっております” ココは動物園の脇に併設されている神社である。 この神社には、隣の動物園をはじめとした、全国の動物園に生きる全ての動物の健康と繁栄を祈念するために建立されたものである。 旧神社名は、御乃大上(みのおおかみ)神社と言われていたが、動物園のリニューアルと、外国人観光客呼び込みを含めて、名をアニマルガーデンとして改めたそうな。 そうそう、この神社、名前を改めるほど呼び込みに成功しているようで、商業戦略的に上手く行っているそうだ。今どきの言葉でいうところの、パワースポットのようだ。 この神社には、安産祈願、合格祈願、健康祈願、商売繁盛といった全ての願掛けが可能で、全国から毎日、非常に多くのご利益御礼の手紙が届くほどの場所らしい。 そんなご利益の相乗効果が相まって、最近では、雑誌やインターネット、TV等で特集が組まれるほどの全国でもかなり有名なパワースポットとなっている。 アニマルガーデン神社、休日ともなれば、参拝まで1時間近くも待たされてしまうほどであるが、この神社の特徴は、何と言っても御神体である。 普通、御神体には触れることは当然できないし、見ることもままならない。だが、この神社では、見るだけでなく、触れることも可能なのだ。 アニマルガーデン神社の御神体、それはニホンオオカミである。 江戸後期から明治初期にかけて、日本では狼信仰が盛んであったが、今ではこの神社が唯一の生き残りである。20世紀の初めに絶滅したニホンオオカミは、今もこうして祀られて人々の中に生き続けているから、その力をこの神社によって最大限に活性させて、人知を超えるパワーを降臨させるというのが、ご利益の正体だとか。 先ほど、御神体に触れることが出来ると申し上げたが、流石に本物のニホンオオカミに触れることが出来るわけではない。少しデフォルメが入っているが、かなり大きな真っ白のオオカミの置物が境内に鎮座している。それがどうやら御神体らしい。 真っ白の大きなオオカミが犬座りをして、金色の目を真正面に向けて、高さ50cmほどの台座の上に鎮座している。 縫いぐるみのように、オオカミの表面は短いモフモフとしたファーのようなもので覆われている。が、綿が詰まってふかふかとしているわけではなく、ファーの内側はどうやら銅像のように硬い何かがあるようだ。コツコツと表面を叩くと、その硬さを実感できる。 尻尾はリスのように大きく、そそり立っている。フサフサとした長い毛で覆われた真っ白の尻尾は非常に特徴的だ。耳はシュっと立ち、遠くを澄ましている。高さは1m位あるだろうか。まるで大人がお座りでもしているかのような大きさだ。 そして、なによりも特徴的なものがある。まるで人と同じような、しかもかなり大きい男根が、犬座りのお座り状態で鎮座している分余計に目立ちながら備わっている。 もちろん、その男根も中に銅板でも入っているかのように硬い。男根自体は白色のファーで覆われている。が、皆がしきりに男根に触るせいか、少し黒ずんだ色をしている。 この御神体にはこんな言い伝えがある。 ―大上様の魔羅に触れし者は、三代に渡って子孫繁栄、無病息災、商売繁盛、頭脳明晰が叶うであろう― 人間の思うところのほぼすべての願いが、この男根に触れるだけで叶ってしまうという、なんとも胡散臭い願掛けでもあるが、不況の煽りを受けるこのご時世にとって持ってこいなんだそうな。 こういう背景があってか、オオカミの御神体には毎日長蛇の列が出来、二礼二拍一礼の後に、オオカミの男根を撫で上げる人が後を絶たない。 また、こんな都市伝説がSNSで飛び交っているのも、この神社の人気に拍車をかけている。 “オオカミのアソコに触れているときに、本当に僅かなんだけども、触れている手に少し振動ような、震えのようなものを感じることがあって、その震えを感じた人には、必ずと言っていいほどの大きな幸運が訪れるんだってさ!中には、宝くじ1等の当選、国会議員の当選、結婚して玉の輿等があり―――――” 男根が振動するような現象が本当に起こりえるのか謎であるが、いや、実際はそんな震えなんて起こるはずがない。それでも、参拝者の中には、男根をしごいたり、長くずっと掴んだりする人がいるのだが、当然銅像のように硬い男根はビクともすることは無い。 そして、この御神体は24時間触れられる訳ではない。朝は9時からで、夜は16時になると展示終了になる。しかも、2時間おきに30分間、メンテナンスと称して本殿の中に格納される。そのため、1日で御神体に触れられる人数はある程度限られてしまうこともあって、このご利益の希少性は自然と高くなってしまう。これも神社の戦略なのか、それとも本当にメンテナンスを要するのかは謎であるが。 あと、こんな話もよくSNSで言われている。メンテナンス直前の御神体は少し湿っているような場所があるそうだ。口の周りや、尻尾の根本、足の付け根等、ごくたまにあれ?と違和感を覚える参拝客がいるそうだ。それもそのはず、色々な人がペタペタと触りまくるせいだ。参拝前には御手洗場で手を清める。ろくに手の水切りをせずに御神体を触った参拝者がそうさせているに違いない。メンテナンスは、そういう節操のない参拝者から御神体を守る役目もあるように思える。 ただ、16時の最後の方になると、湿っているではなく、濡れているかのように、御神体の毛皮がびっしょりとなっていることがごくまれにあるそうで、参拝者のイタズラや行動モラルが問われるような案件だと捉えられる。特に、夏場は良くびっしょりと濡れていることがあるそうだ。参拝客が汗ばんだ手で良く触るためだろうか。それにしても濡れすぎているように感じる時があるそうで、そういう時はイタズラによるものと考えてよいだろう。 また、御神体は基本的にぬくもりがあるかのように、暖かい。夏場は外にある御神体。そのせいで内部自体の温かさは感じられないが、冬はほんのりと暖かさを感じるそうで、参拝者を魅了するギミックが御神体に仕掛けられていると思うと、現代風な御神体だと思ってしまう。 <後編> 今からは少し踏み込んだ記事にすべく、実況さながらでリアルタイムに文字を起こすことにする。丁度、仕掛けたカメラとマイクが作動することを確認した。ジャーナリスト魂が久々に湧いてくるのを実感しているが、今は仕事に集中することにする。レポートベースで文章を記載していくが、直接このレポートが記事になる可能性を踏まえておくことにする。 アニマルガーデン神社の人気の秘訣を探って、どうにかして特集を組めないか、少々犯罪に近い盗撮と盗聴を組み込んだのだが、危ない綱渡りは今回限りにしておくことにする。この事実はきっと記事にはできないだろう。寧ろ私の方が記事になってしまうリスクがあるからな。 冗談はさておき、 今日も16時になった。未だ長蛇の列がある中だが、早々に御神体への参拝を終了し、神主は御神体を格納庫らしい場所に台座ごと連れていく。台座自体がキャスターのようになっていて、手で押して移動させることが出来る。 神主は、台座の裏にあるスイッチを押して、暫く格納庫に居座った。 格納庫には御神体のオオカミと神主1人だけだ。そういえば、先ほどから微弱ながらも、ブーーーン、ブーーーンというバイブ音が密かに聞こえてくるが、どこから発せられているのか皆目見当がつかない。 神主は台座の下に格納されている何かを触っている。管が上から垂れ下がっており、何かの容器に繋がっている。容器というのは、丁度点滴の入ったビニールの容器のようなものだ。容器の中には黄色の液体に、何やら白い粘り気のあるものが混ざっている。密閉された容器らしく、外に漏れ出ることは無いようだ。手際よく新品の容器に挿げ替えると、神主は液体の入った容器を専用の廃棄BOXに格納した。御神体内部の機械オイルのようなものだろうか。内部には機械的なものが組み込まれていて、その影響でほんのり温かさを有していたのか。その機械を稼働させるための機械オイルといった具合だろう。 と、先ほど挿げ替えた新しい容器に、まさに今、白色の粘り気のある液体が流れ込んできた。これも機械オイルの一種だろう。白色のねっとりした液体が容器に流れ込んできたタイミングで、どこからかピピっという音が鳴って、御神体の背中にチャックのようなものが現れた。元々、チャック等一切見当たらないが、突然、御神体のファーからせせり出てきたかのように、チャックがそこに現れた。一体何だろうか。 神主は、チャックを尻尾の付け根から頭に向かってジーーという音を立てながら開けていった。どうやら御神体から毛皮を取り外すことが出来る仕様のようだ。確かに、参拝客がペタペタと多く触れる表面は頻度高くクリーニングする必要があるからだろう。 手の部分や男根の部分は引っかかって毛皮が外れにくそうだが、脚や手を上手く浮かせながら、神主は手際よく御神体の毛皮を剥ぎ取っていった。 毛皮を剥ぎ取られた御神体。それは、真っ黒の硬質プラスチックのような素材で光沢のある、まるで銅像のようなオオカミの形をした模型であった。硬さの正体はまさにこれといった具合。毛皮の下にはプラスチックの模型が埋め込まれていたのだ。 黒光りした硬質プラスチックのオオカミ。尻尾はモフモフとした毛は無く、スルっとした長い棒のようなモノが、芯として入っていたようだ。男根は、まさに人間の男性器を模した形になっていて、妙にリアルである。毛皮の時は目は金色だったが、今は真っ黒色で単なるくぼみになっている。 先ほど、台座の下にぶら下がっていた管は、どうやら御神体の尻尾付近に繋がっていたようだ。そういえば、液体の管ではなく、何も先端に接続されていなかった管が1本あったようだが、この管からは水滴や、少し粘り気のある液体が稀にポタポタと滴り落ちる。少し空気のような風が感じられるようなので、どうやら御神体内部の湿気でも逃がすための装置かもしれない。 「さてと・・・」 そう神主が言うと、奥の方に格納されていた、もう一体の予備だろうか、真っ黒のオオカミの中身を台座ごと持ってきた。全く以てうり二つの銅像のようなプラスチックの模型だ。明日はこの御神体に毛皮を被せて展示するのだろうか。やはり、色々な人に触れるせいで、中のプラスチックにダメージが蓄積するのだろう。予備品を入れ替えながら使用することによって、力学入力を分散化させるのであろう。良く考えられている、流石儲けの多い神社の商業戦略といったところか。 ・・・と、何やら神主は、先ほどまで格納されていた御神体の方向に向かって何やら呟いている。 「やれやれ、いつになったら我慢できるようになるのだ。本当に我慢できない奴だな。言われたことも守れないのか!」 そう神主が言うと、何やら台座にあるボタンを数回カチカチカチと押した。すると、非常に小さい音量ながらも、しっかりと泣き叫んでいるかのような声が聞こえてきた。喘ぎ声に近いかもしれない。声は限りなく小さくて聞こえにくいが、ここから出して、苦しい、気がおかしくなるからやめて等、のように聞こえたような気がする。 それにしても、一体このか細い声は何処から発せられているのか、良く分からない。御神体から音声が発せられる仕組みなんだろうか。いや、それは無いだろう。当然であるが、全く御神体は微動だにしない。音声機能を持たせる意味は無いはずなので、御神体から発せられた音声では無いのは間違いない。 神主が御神体に向かって何かを話していたのは、恐らくだが愚痴や不平不満を漏らしているだけに過ぎないのかもしれない。そして、喘ぎ声のような、叫び声のような声は、恐らく近くに併設されている公園や動物園から聞こえてきたのだろう。子供たちが元気よくはしゃいでいる様子や、子供同士の喧嘩もしょっちゅうあるものだから、その音が格納庫に響いただけであろう。 神主は、予備の御神体の台座の下を探り出した。先ほどの御神体と同じく、機械オイルの交換であろう。予測通り、機械オイルの容器を交換しているが、黄色い液体はほとんどなく、白色のネットリした液体が多く入っているようだった。新品の容器に交換するや否や、すぐにまた白色の液体が容器に流れ込んできた。ごく微量であるものの、白色の液体であることは良く分かる。先ほど、神主がカチカチカチと台座のボタンを押していたのは、機械オイルを充填させるためのものだったのだろう。 次に、神主はその予備の御神体の男根に何やら円筒形の装置を取り付けだした。ボタンをONにすると、その円筒形の装置は激しく稼働し始めた。どうやら、円筒形の中のブラシが回転して、男根部分をきれいに掃除しているようだ。 あまりにも装置が激しいからか、台座ごとゴトゴトと動いている。少しパワーが強すぎるのではないか?そうでないと、プラスチックの男根が折れてしまうのではないか。少し心配になってしまう。それほど激しくブラッシングを施す装置。機械音も大きく稼働しているが、再び先ほど聞こえてきた、泣き叫ぶような声や、やめてください、ごめんなさい、許してください、というような声もかすかに聞こえてきた。これは外で誰かの子供が親に大目玉食らっているに違いないな。 神主は再び、予備の御神体の台座の下付近を触り始めた。10分前くらい前に変えたばかりの容器であるが、白色の液体が既にたくさん溜まっているではないか。機械オイルの詰まり成分なのか。男根の掃除によってかき集められたのだろうか。 神主は、その白色の液体が入った容器に小さめの穴を針でプスプスと開け、さらに、容器の取り付け部分を、何故か何も接続されていなかった管に差し込んだ。 一体何をしているのか理解に苦しむ。ただ、その白色の液体が入った容器が、膨らんだり縮んだりを繰り返しているように見えるのは良く分かった。中に入っていた白色の液体が、針で開けた穴から少しだけ周りに飛び散ってしまっている様子を、非常に険しい目で見つめている神主。 若干、台座がゴトゴトと揺れて、叫び声が小さく聞こえてくるが、これも気のせいだろうか。神社の周りは交通量の多い道路に面している。トラックやバスの往来も激しいため、こういった交通の振動は絶えず生じてしまうもので、それが恐らくゴトゴトと揺れる要因になっているのだろう。白色の液体が管を伝って入ったり出てきたり、ピストン運動かのように行ったり来たりを繰り返し、元あった容器の中にも入ったり出たりを繰り返している。それも激しく。まるで、白い液体入りのこの容器を介して呼吸しているかのように見えてしまう。一体この仕組みはなんなのだろうか。御神体内部がエアーで何かを稼働させているんだろうか。考察してもらちが明かない。誰か意見があればご教示願いたいところだ。白色の液体を再び御神体の中に送り込むことに何の意味があるのか、これについて後ほど皆様にご意見をいただくことにする。 相変わらず、境内の外からであろうか、かすかに泣き叫ぶ声、喘ぐような悲鳴が聞こえてくる。事件性でもあるのか、少し不安になってくる程激しい声に驚いてしまう。後ほど周辺を調査でもしてみようか。児童虐待の可能性もあるのかもしれない。 神主は、2体の御神体の中身を格納庫奥に並べて、何かリモコンを操作したかと思うと、そのまま格納庫を出て行ってしまった。光の落とされた、薄暗い格納庫になった。 神主が出ていった直後、はっきりと、予備の方の御神体から音声が聞こえてきた。先ほどとは異なるほどの大きな音で苦しい、暑い、気持ちいいといった声がひっきりなしに聞こえてくる。一方、本日御神体として外に展示されていた方の中身からも、大きな音の呼吸音と、呻き声のようなものが聞こえてくる。 薄暗くなった格納庫内部に並ぶ御神体の中身。硬質プラスチックのフィギュアのような2体をよくよく見てみると、先ほどまで空いていなかった、口の周りや男根の先に穴が現れている。口の周りからは激しい呼吸音と共に液体が吹きこぼれてくる。男根の先からは、ある一定周期で白色の液体が漏れ出てくる。 白色の液体が漏れ出る前は、奇妙な現象がみられる。バイブ音のようなブーーーンという音、ゴトゴトと揺れる御神体、そして激しく格納庫に響く呼吸音。時折聞こえてくる呻き声、喘ぎ声。白色の液体が出てくる直前は、特に喘ぎ声、叫び声が大きく聞こえてくるが、予備の方の御神体はその音声の程度が激しいように感じる。 ・・・ これは、大変な事実ではないか。まさか御神体の中に人が入っているのではなかろうか・・・?そう考えると、自然に繋がる。説明がついてしまう。先ほどの白い液体は・・・もしや。でも何のために。。。 薄暗い格納庫に突如明かりがついた。神主が戻ってきたのだ。どこからか運んできたもう一体の御神体の中身も一緒だ。台座に座った、黒色の硬質プラスチックの犬型の模型。だが、先ほどまで格納されていた2体とは少し違う。男根が無いのだ。 元々あった2体には男根があるのに、このオオカミの模型には男根が無い。どういうことなのだろうか。疑問に思うところも有る中で、神主は、どこからか立派にそそり立った男根を持ってきた。この男根、少し変わった模型であることは見てすぐに分かるものであった。男根の根元には、アダルトグッズにあるような、何とも卑猥なディルドのようなものが備わっている。神主は何やら操作すると、その男根の根元にあるおもちゃがぐりぐりと、かつ振動をしながら動く仕様ではないか。 「さあ、しっかり我慢するんだよ」 そう神主が、男根の無い模型に向かって話しかけた。僅かに悲鳴にも似た声が聞こえてきたように感じたが、気のせいだろうか。 犬座りしているオオカミの模型に近づいた神主。元々男根があるであろう部分を、何やら指を使って探っているように見えるが、どうやら男根を挿入するための穴を探っているようだ。 穴を見つけた神主は、その穴に向かって2本指を挿入してぐりぐりと中を確かめるかのように動かしていた。ゴトゴトと台座が動き、男根の無いオオカミの模型はすすり泣くような喘ぎ声を出している。 神主の手の動きが激しくなるが、何かの頃合いを見計らったかのように、突然手の動きを止めてしまう。男根の無いオオカミの模型は呻き声を上げているようにも見えるが、当然ながらじっと動かない様子である。 すると、神主は男根の根本にあるおもちゃを、オオカミの模型の穴にぐりぐりと挿入し始めた。やめてください、ごめんなさい、といった具合の悲鳴にも似た声が格納庫にこだまする。 おもちゃを奥深くまで挿入し終えた様子の神主はどこか満足げである。他2体と同じように、先ほど男根の無かったオオカミの模型に、立派な男根が備わった。ほかの二体と遜色無い様に見える。ただ、口元のスキマは無く、おまけに亀頭の先にも穴が開いておらず、若干他の二体と異なる点はあった。 18時ぐらいになっただろうか。今日御神体として活躍していた、中のオオカミの模型は黒ずくめの業者に引き取られていった。どうやらリース品のようだ。残る2体は格納庫に置かれたままであるが、男根を後付けされた方のオオカミの模型には、早くも展示用の外側の真っ白な毛皮が被せられていた。とても小さな喘ぎ声が聞こえてくる。 一方のオオカミの模型は、口周りのおびただしいほどの液体と、男根付近の白い液体が目を引く。相変わらず、切ない喘ぎ声と激しい呼吸音が聞こえてくる。再び、白色の液体が男根より流れ出ている状況に、これはもう模型の中には男性が詰め込まれていて責められながら気持ち良くなって、果ててしまっていると思うのが普通であろう。 ・・・ 仕掛けたカメラやマイクから、アニマルガーデン神社の人気の秘訣を探ろうと思っていたが、とんでもない事実を掴んでしまった。ほぼ間違いなく、オオカミの御神体の中の、硬質プラスチックの中には人が入っている。今回確認できた事実としては、少なくとも男性2人と女性1人が硬質プラスチックに密閉されながら、固められて、そして快感を与えられている可能性が高い。 これが事実だとすると、今まで銅像や置物として捉えられてきたモノが実は人が中に入っている可能性を疑わざるを得なくなる。一体どういう考えなのだろうか。 あと、調べて分かった事実として、硬質プラスチックのオオカミの置物は、どうやらマスターピース社、通称MT社というところからリースされているようだ。テディベアで有名なこの老舗、一体どういう会社なのだろうか。 そういえば、過去に国際的なハッキング集団のナイトレオンに目をつけられたそうだが、一体裏で何をやっているのだろうか。これはとんでもない記事になるかもしれない。 この神社とMT社の繋がりについて詳細に調べようと思う。特に、MT社では着ぐるみの・・・ ・・・ ??「どうやら、レポートはここまでのようですね。一ノ瀬さん。この記事が表に出る前に、このジャーナリストをこちら側に引き込めてよかったですよ。」 ??「今ではしっかりと御神体として活躍しているし、ジャーナリストよりも天職なんじゃないのか。少々イクのが早すぎて、1日10回以上果ててしまうのは何とも可哀そうではあるが…ね。」 ??「MT社以外の人間が、少しでもこのレポートを目にしたら、確実に着ぐるみの中の人として働いてもらう様に仕向ける。っと、誰だね?この文章を見ているそこのキミは?」


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