※こちらのお話の続編です。よろしければご参照ください。
・暴れん坊は愛を紡ぐ~ヤンデレアイドル佐久間まゆ、広い世界を知って純愛アイドルに転生す
(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/6999114)
──ほんの十数年ほど前、まだまだ記憶に新しい頃には、多様な性の在り方が“笑い”として消費されていた時代があった。
同性愛やふたなりが“見世物”を通り越して“笑いもの”や“晒しもの”になっていた、悲しい時代。当時の世相や理解などを鑑みれば、一概に糾弾すればよいというものではないものの、少なくとも反省や改善を見出していくべきではあるだろう。
しかし人間というものは、強制力のないはずの慣習法をこそ、何故か順守してしまう生き物でもある……。
「はあ……」
765プロダクションの如月千早は、大きな大きなため息を控室で吐き出していた。
アイドルの在り方が多様化する中で、ミュージシャン・アーティストとしての姿勢を前面に打ち出し、その最前線を走っているのが千早だ。彼女の歌姫としての評価は、専業のミュージシャンと並んでも決して劣らないものである。
しかし、やたらと765プロを敵視する961プロダクションによって、家族関係のネガキャンを散々流された影響もあり、事務所の方では“本当の千早”を知ってもらう為の活動も必要だとして、最近はバラエティなどへの露出も増えていた。
……そこで運の悪いことに、昨今の性にオープンになってきたアイドル界隈事情に悪ノリした企画と、衝突事故が起きた。
巨乳と貧乳どちらが良いのか討論を生放送しようという、コンプライアンスはどうなってるんだと言いたくなるような企画が通ってしまい、しかも千早を担当しているプロデューサーがこの番組のオファーを受けてしまった。
千早のPは優秀だがノリや勢いで行動する悪癖のある人で、ウケ狙いで受けたこの仕事が千早サイドからすると何も笑いどころがないことに断れなくなってから気付き、直前まで千早本人に仕事のことを伏せていた上、別のアイドルの担当もあるからと千早を放置して逃亡してしまったのだ。
少し前も大手芸能プロダクションのPが売春斡旋をしていたというニュースが流れていたが、あそこまででは無いにしても千早もPに恵まれなかったらしい。
それでも仕事は仕事、激しいダンスやアクションが基本になりつつ昨今のアイドルステージでス、レンダーが大きな利点であることなど語ってみようと前向きに考えていたのだが……いざリハに挑んでみると、中身は無駄に活動期間だけ長い大御所顔のお笑い芸人司会者が、前世代的な貧乳を弄って扱き下ろす様な部分が多々感じられた。
これは巨乳側で呼ばれていたらしい、最近サラマンダープロダクションに移籍した及川雫も知らなかったことのようで、リハ中はひたすら居心地が悪そうにこちらに小さく頭を下げていた。
「結論が決まってるなら、討論じゃないでしょ……いや、そんな問題じゃないわ。私、頭がろくに回ってないみたい」
プロデューサーが逃げた今、千早にはもう番組側へと働きかける手段はない。
そして、自分が仮に痛みを被る場面であっても、責任感で矢面に立ってしまうところが、千早の真面目さでもあり、弱点でもあった。
分かっている地雷を踏む為に千早が立ち上がろうとした時……ポンと、肩が優しく叩かれた。
「……あなたは、棟方さん?」
「やっほー! 雫ちゃんに助っ人として呼ばれました、お山の専門家・棟方愛海です!」
雫とプロダクションが同じで、最近になって元祖ふたなりアイドルの降槍香雅里と婚約も交わした、キュートな見た目に反したおっぱい星人アイドル。
千早はこれまでほとんど絡んだことが無かったが、同年代のアイドルとしてそれなりにリスペクトを払っていたし、年上のアイドルたちから何故か頼られる娘だというのも知っていた。
「(けれど、こんな番組で共演しなくてもいいじゃない……きっと棟方さんも、大きな胸の方が好きに決まってるわ。私だけ多勢に無勢で笑いものにされるのは、辛い……)」
鬱々とした未来図に暗澹とした気分に浸る千早。
そんな彼女の前に、愛海が可愛らしいお団子頭を差し出してくる。
「え? な、なんですか?」
「もみもみしてみてー? OKだから!」
「は、はあ……?」
愛海のお団子を触ってみると、どういう具合に中に空気を入れて束ねているのか……ものすごく、柔らかい。癒される。
ふにふにと愛海のお団子を気付けば夢中で触っている千早に、愛海が力強く「大丈夫!」と告げた。
「こんなお山にリスペクトの無い番組は許せない……お山の素晴らしさを、みんなに教えてあげる!」
「そ、そうですか……あっ、本当にこれ気持ちいい……♥」
そうやって、不思議なリラックス気分で挑んだ本番。
愛海は──弾けた。
「あのね──大きさじゃないんだよ!」
いきなり番組の趣旨を引っ繰り返すような爆弾発言で司会者の言葉を遮り、そこから始まる胸を“お山”に例えたマシンガントーク。
世のお山に貴賎無し、大きいのもなだらかのも勿論標準的なのもどれも素晴らしく愛すべきもの、真の多様性はすべてのお山を受容し認めることにある……持論を延々と息継ぎすらも最低限で語り続ける姿は、千早と同年代とはとても思えない堂々とした威容を放っていた。
しかし、こんな風に番組を乗っ取って大丈夫なのか……そう思っていた千早だが、どうも香雅里と婚約したことで愛海は芸能界においては非常に大きな影響力を持っているらしく、貧乳いじめをしたくて手ぐすね引いていた司会者たちは火が消えたように大人しく俯いている。
その上で、初めに気心の知れた雫、その後で一言断ってから、愛海はそれぞれのお胸を昇ってみせ「どちらも素晴らしいお山でした!」と締めてみせた。
なおCMも全てすっ飛ばしてみせたようで、愛海はこの日、芸能界のレジェンドの一人として名を連ねることになる。
「それじゃあ、またね! 千早さん!」
雫と連れ立ち、手を振りながら去っていく愛海。
その姿を呆然と見送った後で……千早は、もうその勇姿が忘れられなくなっていることに気付いた。
「棟方さん……棟方さん……♥ んっ、はぁぁ……♥ 可愛い、可愛い……♥ カッコいい……カッコいいのぉ……♥」
それまで憧れていたプロデューサーに幻滅したのもあり、千早の中で愛海への想いはどんどん大きなものになっていった。
夜な夜な、あの日にお胸へ登ってもらった記憶を思い出し、その優しくも巧みな指使いにときめきが止まらず、気絶するまで自慰に耽ってしまったことすらある。
仕事中以外はすべて愛海のことを考えているせいで、例の対応のせいで千早が病んだと勘違いされ、プロデューサーが事務所で袋叩きにあったことすら、もうどうでもいい。
このままではアイドルとしての生き方にまで影響がでると考えた千早は……実に真面目なことに、香雅里と愛海が一緒にいる場面にアポを申し込んできた。
「……愛海先輩、まゆ先輩に続いて稀代の歌姫まで魅了したんですか?」
「うーん、魅了しちゃったかも知れない!」
「魅了、されちゃったかも知れないです……わ、私、棟方さんが既に婚約してるのは知ってるんですけど、ずっと貴女のことが忘れられなくて……♥」
完全に恋する乙女の視線で語り、義理堅く香雅里に頭を下げてくる千早。
長身のふたなりアイドル・降槍香雅里は、自身も心奪われた妻の魅力についてはよく分かっているようで、千早に対して糾弾したりはしない。
「えっとね、千早さん。あたし、香雅里ちゃんと婚約してるんだけど、それだけじゃなくて奥さんもいるんだ。佐久間まゆさん。知ってるよね?」
「棟方さんくらい素敵だったら、それでも仕方ないと思います」
「おぅ、思ったよりもストロングスタイル。それに、ウチのプロダクションの元同じ事務所組って、みんなで乱交しまくりの風紀乱れまくりなんだよ? 雫ちゃんも香雅里ちゃんの愛人だし」
「か、覚悟の上です……というか、前回の事件で私、男性不審をこじらせてしまったみたいで、愛海さんの信用している両性具有の降槍さんなら、むしろ大歓迎っていうか……」
流石に妻を二人も作って、ガチ恋勢がそれ以外にも複数いる香雅里と言えど、天下の千早からOKサインをもらえばチ〇ポに来る。その眼が野獣のそれに変わっている横で、愛海はうんうんと千早の堅い覚悟を受け入れていた。
「そこまで言われたら、拒否はできないなあ……それに、もうあの誰も頼る人が居なくて、寄る辺ない顔をしてる千早さんなんて見たくない! あたしがこのお山、幸せにしてみせます!」
「棟方さっ……んあぁぁっ♥」
これまで延々と愛海にお胸登りされる妄想でオナってきたせいで、本物の愛海に抱かれた瞬間に、千早はお漏らし決壊して失禁イキしてしまう。クールな印象のある千早が、ずぼんをびしょびしょにしながら「お゛ぉぉ~♥」と舌を突き出して愛海にすんすんと鼻を鳴らしているのは、中々に壮絶な光景だった。
「それじゃあ、千早さんはあたしの第二婦人に決定♥ まゆさんとは今度会わせるから、仲良くしてね?」
「は、はひぃぃっ……♥ でも、私……佐久間さんと比べると凹凸がないから、見劣りしないか心配で……」
「どんなお山も価値があるって言ってるのに。うーん、でも少しくらいはお山を大きくした方が自身が持てるのかな?」
お山は全て等しく愛でるべしの信念を持つ愛海だが、それはそれとして胸が小さなことに悩むこと、それ自体を否定したりはしない。馬鹿にしたり見下したりするのは論外だが、百人には百人のお山に対するスタンスがあるものだ。
千早の気持ちも理解できる愛海は、香雅里のチ〇ポが戦闘態勢に入っていることに気付き……ポンと手を叩いて「じゃあ、あたしたちで育てる赤ちゃん作ろうか♥」と事も無げに宣言した。
※
──ぱちゅっ♥ ぱちゅっ♥ ぱちゅっ♥
肉同士がぶつかり合う乾いた音と、淫らな水音が混ざり合う。
千早は背後から種付け係の香雅里に突かれながら、愛海の薄い胸に顔を埋めた状態で、ひたすらに優しく慈しむように背中を撫でたり、ぴんと尖った乳首を指で撫でられたりしていた。
初めてのセックス、それも膨乳と婦婦の営みの為の種付けセックス……流石は香雅里はセックス慣れしており、初体験にも関わらず千早の体は快楽に包まれているが、それ以上に驚かされるのは、愛海の甘い匂いと薄いけれど確かに柔らかい胸に包まれる、身が蕩けるような快感だ。
「(あっ♥ あっ♥ あぁっ♥ 棟方さんに♥ 愛海さんに♥ お胸カリカリされて♥ 背中なでなでぎゅってされるの♥ おちんちんパンパンされるのと同じくらい気持ちいい♥ こ、こんなこと、あるの……♥ セックスと並ぶくらい、気持ちよくて安らぐことがあるなんてぇ……♥ んおっ♥ んおぉっ……♥ 愛海さん、好き、好き、好き♥ こんなにいい匂いのする女の子知らないっ♥)」
「必死にすんすんしちゃって、可愛いね、千早さん♥ おマ〇コの具合はどう、香雅里ちゃん?」
「流石に初めてだからキツいけど、濡れやすくてきっとエッチになると思う♥ もう咥え込んで離そうとしないし、如月さんってこんなにスケベだったんだ♥ それとも、愛海先輩のことが好き過ぎるだけかなぁ♥」
「(んっ♥ んきゅっ♥ 言わないでぇぇ……♥ こ、こんなに自分がエッチだって、知らなかったのぉ♥ んおっ♥ おひぃぃっ……っ♥ 気持ち、いいよぉぉ……♥ 愛海さんの匂いに包まれて♥ 散々いじられてきた胸が気持ちよくなるように弄られて♥ こんなの好きになる決まってる♥ わたし、愛海さんの赤ちゃんになっちゃうぅぅっ♥)」
ふすーっ♥ ふすーっ♥ と夢中で愛海の胸の匂いを嗅ぎ続ける千早に、愛海が幼い顔立ちには似合わない、何処か妖艶な笑みを浮かべて見せる。
愛海はこう見えて、香雅里の初めての相手になる程度には積極的な一面があり、性に関しても今は更に見識の深いところがある。
千早が鼻をすぴすぴ鳴らすのを邪魔しないように、素早く上着を脱いで見せると、愛海の乳首もぽっちりと膨らんでいた。
「舐めてもいいよ、千早さん……♥」
「(あっ……あぁぁっ……こ、こんなの、耐えきれないっ♥ あ、赤ちゃんになるっ♥ 愛海さん好き♥ 愛海さんと結婚して♥ 愛海さんにママにもなって欲しいの♥ 甘えたい、甘えたいっ♥ わたしだって甘えたいよぉ♥ あむっ、んちゅっ……んおぉぉぉっ♥ 甘いぃぃぃっ♥ もう、離れられなくなりゅぅぅぅぅ~っ♥)」
「愛海先輩のおっぱい吸いだしたら、あそこがキュンキュン締まって……そろそろ射精しますからねぇ♥ 稀代の歌姫に産休仕込むっ♥」
熱い精液が注ぎ込まれ、千早はまるで交尾中の猫のように何度もお尻を跳ね上げながら、愛海の乳首を咥えたままで白目を剥いて絶頂を繰り返す。
そんな千早の頭を優しく抱きしめ、愛海は控えめなお山を両手で包み、しっかりとゲットしたのであった。
「うー……」
「なぁに、香雅里ちゃん? また嫉妬かなぁ♥」
「愛海さんは、私の奥さんなんですからね♥ ちゃんと、そこも分かってくださいよ♥」
「分かってるよぉ……♥ ほら、今日は一杯、受け止めてあげるから……♥」
新しいファミリーを迎え入れたその日は、こうして本来の伴侶へのサービスも忘れてはいけないのであった。
──数日後、千早のプロダクション移籍が電撃的に発表されることになる……。
屋根が高い
2024-01-09 08:53:39 +0000 UTC屋根が高い
2024-01-09 08:51:52 +0000 UTCお塩
2024-01-09 08:49:17 +0000 UTCとろがけ
2024-01-09 08:43:27 +0000 UTC