巨乳ロリに果ててイくまで
Added 2019-01-24 20:57:15 +0000 UTC「……あの、この薬じゃ戻らないん、です、よね?」 処方箋を受け取りながらの、いつもの問答。 俺の無駄な言葉に、女医も笑う。 「無理ですね。進行は止められても、根本的な治療には至りませんし」 研究医も不足してるんですよね〜などと呟きながら、紙切れをよこす。くるりと振り向き、浮かべた微笑も楽しげだ。 「じゃあ、服用は忘れずに。飲まなきゃ、止まるものも止まりませんから」 ゆったり脚を組んでご忠告。そのヒールは、しかし、目前にいる男に、先端を突きつけた。 身の丈100cmにも満たない小男が、恨めしげにそれを見上げる。そしてずっしり重そうな太ももが目に入り、慌てて顔を背けた。 「また来週いらしてください。お大事に」 クスリと笑いながら、席立つ俺に一言よこす。エサくらいはやろうとでも言わんばかりだ。 高額医療にかかれば、少しは変わるかと思っていた。地位を得た。金を稼いだ。金を積んだ。そんなこと、彼女らには関係ない。必死な金ヅルが一人、増えただけだったのだ。 受付、そびえる女性の間に座り俯いた。目の端にちらつく、どでかい太もも。対して、俺は子供の脚のようだ。形こそ成人男性の脚、だが、圧倒的に太さが足りない。挙句、となりに幼児が座り見下ろされた時、いよいよたまらず俺は立ち上がった。 「18番さーん。あれ、18番さーん?」 呼ばれてもこの有様。高いカウンターで俺が見えない。バイトの少女は当惑し、それからやっと小さな手が伸びているのに気づく。 カウンターに金を出そうと苦闘すれば、バイトの娘にも笑われた。帰り際には、気をつけて帰ってね、と、労いの言葉まで頂戴する。 キッと睨みつけてその驚き顔を見たときは、してやったりと思った。けれどその後が怖くて、そそくさと逃げ出す。重い戸を開き、雑踏、巨人女性の闊歩する大路へ飛び込んだ。 これが、小人であるということだ。 それでもまだ、人として扱われるだけ御の字というものかもしれない。 男に蔓延する縮小病に、際限はない。どこまでも縮んでいった男たちがどうなるかなど、当事者と女性たちしか知らないのだ。病気で男性社会は蜂の巣になり、あとは治療を求めて貢ぐ男と嘲る女。 それでも、人間であるだけマシなのかもしれなかった。 その先を知るのに、そんなに時間はいらないのだから。 § 散々だった。 巨大女性の中、薬を抱き半泣きになって走り回ったからだ。 尋常じゃない女、女、女、何か催しがあったに違いなく、人通りはいつもにまして多かった。長い脚、俺をまたぎ越せそうな長い長い脚の林が動き蠢き、猛スピードでこちらに突っ込んでくる。それをかわせば別の脚。そして蹴られては蹴られ、倒れては踏まれそうになる。 その度に、彼女らは謝ってくれた。気遣ってすら貰えた。礼節ある彼女らは皆大人で、街で出くわすだけならこれほどに暖かい。 しかし、それも気づいてもらえばこそだ。 無意識に繰り出される脚は、縮小病者には心底怖かった。一対一の人でなく、巨大な身体と小さな身体の衝突なのだ。そして、小さいというだけで傷だらけになる。俺たちを未だ非力な存在と思い、思いたがる女性にとって、自分の強大さははずかしいに違いない。それだけに優しく扱われ、それがなお悲哀を誘った。 結局、無事に帰れたのは一人の女性のおかげだ。 疲弊した小男に気づき、蹴られないよう、踏まれないよう、ゆっくりと俺の前を歩いてくれたのだ。それも、なるべく俺のプライドを損なうことなく、自然なそぶりで。 不意に訪れた平穏に安堵して、それから自分の前を進む同じ靴に気づいた。ストッキングをまとった脚が、強いて他より緩やかに歩を進めるのに気づいてしまう。そしてハッと目前を見れば、タイトスカートに包まれた尻がプリプリと揺れているのに出くわしたのだ。その事実を、どうしようもない気持ちで俺は拝受していた。 ついぞ礼の言葉も言えないまま、俺はフラフラと公園に逃げ込んだ。家はすぐそこ。もう恐れることもない。 ベンチに座った時の深いため息は、疲れ切っていた。 しばらくの間、俺は放心してそこに座した。 薬は握りしめてもうぐしゃぐしゃだ。帰って詰め直す必要がある。 そう、帰らねば。 そう思った矢先、ふと人影に気づく。 それは、所在無げな小学生の姿。 どうも、高学年の女子らしい。 証拠に、キャラもののTシャツやツインテール、ニーソックスはいかにも小学生らしい。 その分、その身の発達が不釣り合いに見えた。クラスに一人はいた、発育の良い女子小学生だ。すらりと伸びた背に、ちょこんと乗せるランドセルが小さく見える。ブラブラと揺らす脚も、小学生とは思えないほどに肉付きよく、地面につっかえている。おまけに、くびれ、豊かに膨らむ胸や尻。 嫌なものを見た。 男なら喜んでしかるべき肢体だろう。いわゆるロリ巨乳といったところ。 が、今の俺からすればどうだ? こんな辱めないだろう。 帰ろう。 帰って、値動きを確認して、それで、それで……。 そんな須臾の間がいけなかった。 不意に俺に気づいた彼女が、ニマーっと、不穏な笑みをうかべたのだ。 まずい。 これは良くない。 焦燥感に駆られて俺は逃げようとした。しかし、もう遅いらしい。 慌てて高いベンチから降りようとした時には、年端もいかない小娘はご自慢の脚でスタスタと間を詰めていた。 「おにーいさん♪」 少女型の影に包まれ、俺は恐る恐るそれを見上げた。例の美少女が、小生意気な笑みで見下ろしている。童顔を半分乳で隠して、随分楽しげだ。 優越感を覚えているのは明白。これまでさぞめぐまれた体で大人をからかってきたのだろう、それにももう飽いて、今度は小男に屈辱を与えようという魂胆らしい。 彼女はそれを隠そうともせず、デカイ体で俺の前に立ちはだかる。 避けて通ろうとすれば、どっかとベンチに腰を下ろして通せんぼ。反対から降りようとすれば、腕をついて俺に覆いかぶさる。腕の間、後ずさる俺を今度は背もたれが阻んでしまった。 「なーにしてるの? 暇なの? じゃあさ、ちょっと梨沙と遊んでってよ」 「何をバカな……。早くそこを退きなさい。これでも仕事があるんだ。ほら、早く」 「えー、つまんなーい」 「っ、何様だてめぇ……!」 「あはっ! 何様だって♪」 あからさまな対応に、思わず血がのぼる。成長しているとはいえ、その体は先の大人たちほどしっかりしてはいない。柔らかそうな体に筋肉はなく、その分軽く見えた。 しかし、押しのけようという気はすぐに失せた。 巨体が立ち上がり、俺の前にそびえ立ったのだ。 小学生らしい格好。意図的だ。未熟な魂に、不相応な武器。それを遺憾なく発揮するための出で立ちだった。 縮小病の貧相な俺に、ドンっと自身の発育を見せつける。しかも、子供の格好で。それがどれほどの屈辱を味あわせるか。これまでの経験から彼女は熟知していた。近くで見れば見るほどの大迫力。まるでボールを詰め込んだように乳という球はシャツを引っ張り上げ、ブラのラインさえ浮かばせていた。 不意に飲み込んだ冷たい空気のように、その甘い形は心の弱いところをつつく。なぜこんなことを? その内側から抉られるような感触とともに、けれど確かに感じたのは痺れる高揚だ。 ニマニマ笑う小生意気な顔が見下ろす。俺など、自分の胸にも手が届かず、スカートにさえ隠される小男だ。何をしたって構わない。嫌という程美脚の長さを見せつけ、ニーソで締め付けたムチ感に釘付けにする。小学生の脚に見とれるチンケな男を、心いくまで嘲笑するつもりだ。これ以上の愉悦はないだろう。ただただ呆然と見上げる俺に、自分がどれほど巨大に見えたか。考えるだけで笑いが止まらない。 けれどそれは、梨紗の想像以上の光景だった。 ニーソの光沢が目前を揺れる。ぶっとい太ももは、ニーソのゴムが食い込んでぷにっと柔らかい。絶対領域のむき出しの肌が、しかも二本もそびえ立つのだ。堂々とした美脚がスカートの闇へと伸びていく。その中からは縞々のショーツが覗き、不釣り合いなほどに子供らしい模様を輝かしていた。 「ちーびっ♪ なに人のパンツ見てるの、よっ!」 そして俺にぶっといももで回し蹴りを加える。 それは軽い所作。 それだけで、俺は勢い良くベンチに叩きつけられる。当然だ。俺の何倍も重たい肉の塊に、猛スピードで衝突されたのだ。俺にとっちゃ数メートルの巨人、体重は数百キロにも思える大女。いくら12あるかないかの娘とて、その軽い戯れは強烈だった。 「ふん。……あれ、何これ。薬?」 ものも言えずのたうつ俺から、後生大事に抱えたそれをもぎ取った。 途端、血の気が引く。 あれがなければ、縮小は止められない。医者はオーバードーズを厭って、また出してくれるかもわからない。何をしでかすかもわからぬ幼女に、とても渡していいものではなかった。 「さ、触るな! 返せ、返せったら!」 「あははっ♪ なら取ってみてよ」 梨沙は自身の顔の前にそれを揺すってみせる。それだけで、俺の手の届くギリギリの場所だ。さらに、掴もうとすればひょいと持ちあげ、戻しては持ちあげの繰り返し。ぴょんぴょん跳ねる俺をからかって、梨沙は薬をチラつかせては取り上げた。 「あははっ♪ ちーびっ♪ 立ってるだけなのに、手も届かないの? ほら頑張れ頑張れ! ……きゃっ!?」 必死になればなるほど、足元はおろそかになる。そして蹴躓けば、俺はあの凶暴な乳クッションに飛び込んでしまった。 ズニィっと、顔から胸、その全てがものすごい抱擁感に埋没する。この時ばかりは小さな体に感謝してもいいかもしれない。しかし、左右に潰れた乳房は途端猛烈な弾力を発揮して、膨らみだけで俺を跳ね返した。 鈍い声が上がる。 しかも次の瞬間とんできたのは、打って変わってひどく硬い靴底だった。 「ちびっ! 何触ってんのよ! へんたいっ、へんたいっ、へんたいっ!!」 スニーカーが容赦なく俺に降ってくる。足だけで俺の上半身は泥だらけだ。胸から腹まで、子供らしい靴底が跡をつける。 「ふんっ、ケーサツでも呼んでやろうかしら。ほら、謝りなさいよ。ごめんなさいって。……って、あれ? 生きてる? おーい」 無論、そんな受難に遭えばタダでは済まない。とっくに俺は気絶していた。幼女の足で失神するなど恥でしかない。しかし、ご覧の有様だった。 「……やっば。これ、見つかったらまずいよね。とにかく、こいつどうにかしないと。でも……」 年相応に狼狽する梨沙。 それから体を襲う浮遊感に、けれど、俺が気づくことはなかった。 § 凶暴な肉体。 凶暴な精神。 与えてはならない二物を天は与えてしまったらしい。 そのせいで俺はもう一度、失神する羽目になる。 あれから、少しの後。 拉致してなお、梨沙は傲然としていた。 「誰にも話さない! そうだ、金、金だってやる! だから帰らせてくれ!」 はじめ語気荒く罵った俺も、本当に帰れないのではと惧れると態度を変えるほかなかった。 「は? 小人から施しなんか受けるわけないじゃん」 そして、この返答だ。それは素の反応で、どうも本気で梨沙に分別はついてないらしい。病者であるだけのに、もはや矮人としてしか認識できないのだ。 さっきの親切な女性たちからは天地の差。これだから子供は嫌なのだ。途端に、この小娘が恐ろしく見えた。 リビング、ゆったりとソファに腰掛ける幼女は俺を見下ろし、どう料理してやろうかと困り顔に不遜な笑みをたたえる。 その目に射すくめられたのか、恐怖に怯えたか。 「……あーはっ♪」 縮小の発作が起こる。絶望が広がる。薬はもうない。 膨らんでいく部屋、せり上がっていくソファ、それと共に、女性の体がさらに巨大になっていくのだ。 「あ、ゎ、わあああ!!」 目の前にそびえるふくらはぎが、どんどん、どんどん太くなっていくのをみて俺はパニックに陥った。さっき俺を蹴り飛ばした子供の脚、それが、より強く巨大になっていくのだ。蹴られたら、そう思うだけでもう立ってなどいられなかった。 「こーらっ。どこ行くのよ。……ったく」 背後で重々しい一歩が響いた。俺を追ってくる。一歩、一歩。学校の廊下を軽快に歩くその足が、小人の俺にはもう象のそれより重々しい。 見知らぬ家の中を、俺は走り回った。体は小さくなり続け、もう机の下をくぐり抜け、椅子さえ脚の間を通れる始末。60cmとない体で、逃げ場所を探すのだ。 廊下を通じるドア。たどり着いてもノブに届かない。 彼女の部屋の前。そこに逃げたって意味がない。 悠然と迫りくる地響きの中、俺は細い叫びを飲み込み風呂場へと転がり込んだ。 そして、行き場をなくすのだ。 「きゃはははっ! 逃げられるとでも思ったの?」 膝が笑う。手が震える。なんとか俺は、背後を見上げた。 目に飛び込むニーソの膝の丸さ。頭上に眩くかがやく絶対領域。それから上は、もう、近すぎてろくに見上げることもできない、5メートルにも見える巨幼女の体があった。 ニマニマ笑うその童顔が、ω型の胸の向こうから俺を見下ろす。 「ふふ、でも、ちょっと、怒ったよ?」 そして、足裏を向けほんの少し押し付けると。 虫をにじるように俺を踏みつけ出した。 「あははっ! ほら、もっと叫びなよ。助けなんか来ないんだから。ほら。ほら!」 クスクス笑いながら、俺にのしかかるニーソの足裏。しっとりしたその起伏が、容赦なく俺を押さえつける。胸を潰す母指球に、股間を捉える細い踵。それが楽しそうに、俺の上で弾むのだ。 「ほら、泣け、泣け、泣いちゃえ!! チビが何逃げてんのよ! 謝って。謝ってよ! 私に謝りなさい!」 ケラケラ笑いながら、女子小学生が俺を罵る。ゆさりと揺れる胸に、もう顔は隠され見えはしない。腰から上を覆い尽くす巨大な黒い塊は重くて重くて苦しくて、掴むその小指でさえ俺の手から余りそうだ。押し出された空気は戻ってこない。 そんなことをされて、平気なはずがない。