SamSuka
デアカルテ
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[駄文]筋肉成長モノ

「ダイエットしよっかな」

「いきなり、どしたの」

僕の彼女は、ちょっとばかり“ふくよか”だった。膨張と書いて膨よか。もしくは、張よか。パッと見、着太りしてる風。だけど、実際は着痩せしてる。脱いだら、違う意味で凄い。


「でも、筋肉付いちゃったらどうしよ」

「ははっ、そんな心配いらないよ」


「えー、何で」

鍛えて筋肉がモリモリになるのは、才能のある人が人生の全てを賭けてやっと到達出来る高み・・・だってさ」

確か、何かで読んだ本だか漫画だかで偉い人が言ってた。


「ふーん、じゃあもし筋肉付いたら罰ゲームね」

「あー、良いよ。その代わり、筋肉付かなかったら“サービス”して貰うから」

僕としては、恋人らしいサービスを所望。痩せぎすよりはポッチャリした方が好みなのだ。抱き心地とか最高。


――3ヶ月後。


「どう? これ」

ダイエット?の経過観察で、僕は彼女の部屋に訪れていた。


「どうって・・・言われても」

見た目、前とそんなに変わんない。いつも通り、着太りしてる服装。彼女自身、ゆったりしたファッションを好むのもあって、何処までが身体の厚みなのかわかり辛い。


「仕方ないなぁ」

彼女が一枚、羽織っている上着を脱いだ。


「・・・・・ん?」

あくまで、まだ上着を脱いだだけ。途中経過。まだ下に服はある、その筈なんだけど・・・。


違和感。

少なくなって行く布地に対して、彼女の身体のラインの出方が今までと違う。


実際、彼女とは行為に及んだことはあるし、何度も生着替えを見ている。ただ、ダイエットを始めてからは結果が出るまでのこの数ヶ月、行為どころか彼女の素肌すら見ていない。


「・・・うぇ!?」

彼女の上半身はブラウスのみになった。恐らく、もう下にはブラしか着けていない。


「ブラウス・・・新調した?」

「してないよ。前と同じ」

以前までの彼女は、肩から二の腕に掛けて均等に太く、お腹がデプーンと出っ張っていた。おっぱいに関しては間違いなく、爆乳。・・・なんだけどお腹とのバランスだと、お腹のボリュームが勝っちゃう。”ふくよか”な人にも色々あるとは思うけど、薄着な彼女の印象は、今まではそんな感じ。


「腕、変に太くなってない?」

「そう、かもね」

彼女の回答も、歯切れが悪い。


「お腹、凄く凹んだんだね」

「”これ”だけは、ダイエットして良かったと思ってる」

そう言って、彼女はお腹を擦(さす)った。爆乳によるブラウスの大きな膨らみから急激に萎んで行く腰回りは、明らかに細く引き締まっているようだった。


「お腹がスッキリした分、腕は更に太くなっちゃった」

彼女は、肩の高さで右腕を折り曲げた。


ビチビチッ、バチッ。


それは、彼女の二の腕とブラウスの袖が戦っている音だった。”二の腕だけ”が膨らみ、袖の生地がパツパツに張っている。


「ちょ、それ・・・」

その”膨らみ”。“それ”はもう明らかに・・・。


「・・・んっ!」

ビリィッ! バリバリバリッ!!


「うわぁっ!」

僕の目の前で、彼女の二の腕が裂けた。正確には、彼女の着ていたブラウスの袖が、だけど。


「私、才能あったみたい」

たった、3ヶ月鍛えただけ。力瘤を盛り上げただけで、袖を破く女の子。

僕のふくよかだった彼女は、ダイエット・・・いや、ウェイトトレの才能があったようだ。


「”こんな身体”、どうしてくれんのよっ」

「いや。いやいや、”そんな”になる前に普通、気付くだろ!」

何も昨日、突然に脂肪が筋肉に置き換わった訳じゃないだろうに。徐々に変化はあった筈。


「だって、ウェストが絞れて行くのが楽しくて、つい・・・」

「・・・・・」

捲し上げられたブラウスの隙間から、六つに割れた腹筋が見えた。


「とにかく、“罰ゲーム”だかんね」

「・・・へ」

そういや、そんな約束してたような、してなかったような・・・。


鍛え上げられた彼女のパワーに僕が敵う筈もなく、甘んじて罰ゲームを受ける羽目になったのだった。

Comments

コメントありがとうございます。ここは敢えて、想像にお任せします、と回答させて頂きますw

デアカルテ

罰ゲームって、やはり一晩中続いて、彼がその後3日位足腰立たなくなるような罰ゲームでしょうか?w

アド・マイヤー

コメントありがとうございます。この駄文に関してはネタ出しの意味もありまして、後々の拙作で回収しようと思ってます。

デアカルテ

ほのぼの系も良いですね もっと筋肉も身長も大きくなっちゃう所も見たいです!

名無しです


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