SamSuka
デアカルテ
デアカルテ

fanbox


X型女子06「T型彼女2:登校風景」

「マコちゃん、学校行こー」

制服に身を包んだ女子高生が、昨日と同じように一軒家の前で呼び掛けていた。


「あーら、浩子ちゃん。今日も大きいわねぇ」

「おはようございます、おばさま」

マコトの母親は、浩子を“見上げて”そう言った。


「ウチの子、相変わらずまだ寝てるのよ」

「今日こそ、起こして学校連れて行きますねっ」

元気良く答えると、浩子は身を屈めて扉を潜り、二階に向かう。


「マコちゃん、いつまで寝てるのぉ」

二階に上がり、マコトの部屋のドアノブを回す。ガチャ、と扉が開いた。


「今日は鍵掛けてないのね。関心、関心」

浩子が部屋に入ると、マコトは布団に入ったまま寝息を立てていた。


「ちょっと、マコちゃん! もう出ないと遅刻しちゃうよ」

朝の時間的には、支度を終えて出発しないと不味い時間帯。


「うぅ~ん・・・」

浩子の心配を知ってか知らずか、マコトは寝返りを打って浩子に背を向けた。


「・・・・・・・」

「すー、すぴー」


「マコちゃん、ホントに寝てる・・・?」

「・・・くー、くー」


「山田、鈴木、佐藤・・・だっけ? アイツら、もうマコちゃんのこと苛めないと思うよ」

「・・・く? くー、くー」

マコトの寝息が、一瞬だけ詰まったのような・・・。


「・・・マコちゃん。ホントはもう、起きてるよね?」

「くー、くー」

相変わらず、マコトからは背中越しに寝息しか聞こえて来ない。


「もし起きてるなら、十秒で支度して。もし、まだ寝続けるんなら・・・」

「・・・・・っ」

マコトの身体がピクッと反応したかに見えたが、変わらず起きる気配はない。


「じゅーう、きゅ・・・さん、に、いち」

「・・・っ!?」

浩子の、明らかに十秒も掛かっていない“秒読み”。


「はーい。ぶぶー、時間切れー。“埋める”刑ね」

「っ!!?」

浩子は、マコトを覆っている布団を一気に引っ剥がした。


「ちょ、おま・・・っ!?」

「ほら。やっぱ、起きてた」

布団を奪い取られ、“狸寝入り”がバレたマコトは狼狽。


「お、起きるからっ」

「だーめ、もう遅い。執行しまーすっ」

背中を見せていたマコトの両脇に、浩子はおもむろに大きな手を挟み込む。

155cm、50kg。やや小柄とはいえ、男子の身体を浩子はヒョイッと、いとも簡単に持ち上げる。


「マコちゃん、ホント軽過ぎぃ。もっと食べなきゃ」

「ちょ、放せっ」

ジタバタするも、両脇を抑え付ける浩子のホールドは微動だにしない。


浩子はマコトを持った両手を肩の高さにまで上げた。今、浩子の肩と、マコトの肩は同じ位置になる。

浩子は肩の位置ですら、220cm近くの高さがある。下手なプロバスケットボール選手より高い。


そんな浩子の肩と、マコトの肩の位置が同じ高さになれば。自ずと、マコトの足は床から大きく浮く訳で。

マコトの足は、浩子の膝より上の位置にあった。床から70cm以上は浮いている計算だ。


これは裏を返せば、普通に立ったマコトよりも、“膝立ち”した浩子の方が背が高いことになる。


そして、それだけの身長差があると、どんなことが出来るかというと。


「“裏向き”で窒息させて、オトして大人しくさせてから連れてくのもアリだけどぉ・・・」

「ひ、ひぃっ・・・」

案山子のような体勢で、宙空に浮かされ、しかも背中越しで浩子の表情は伺えない。

しかし、マコトには、浩子が怪しい笑みを浮かべているのが容易に感じ取れた。


「今日は、“表向き”で勘弁してあげるね♪」

「ちょ、いや、やめ・・・」

それはまるで、小型の超合金ロボットが、合体用巨大ロボに収納されるかのようだった。


「はーい、ずぼぉ」

「うぎぃ」

先ずは、と言った感じで。マコトの両足は、浩子の両脚、正確には股と太腿の間にスッポリと挟み込まれてしまった。


因みに、浩子の太腿は90cm近くある。特に鍛えていないにも関わらず、その辺の競輪選手よりも、太い。

マコトの両脚の太腿を足しても、浩子の太腿の方が太い。更に比べるなら、マコトの胸回りよりも、太い。

そして、そのムチムチッとした女性らしい太腿のラインからは想像出来ないぐらい、内に秘められた筋肉。


浩子は身長が余りに高く、そしてボディバランスが良い為、各部位の凄さは却って目立たない。

背の高さや、胸の爆乳ばかりが目立ち、他の部位は然程クローズアップされない。

しかし、腕も脚も、一般人と比べれば遥かに太く、筋力差も凄まじいのだ。


「浩子っ! マジでやめ・・・」

「んー? 抜け出せるなら、抜け出しても良ーよぉ」

浩子は普通に立った姿勢で、マコトの両足を挟んでいるだけだった。


しかし、それだけでミチッ、ミチィッと浩子の太腿に圧迫され、マコトの足が軋む。

抜け出すどころか、動くことすら儘ならない。


「じゃ、行くよー」

「おい、やめ・・・うぐ!」

両脇を抑えるだけでフリーになっていたマコトの上半身。それが今、浩子の上半身に“合体”した。


正確には、浩子の爆乳の谷間に、マコトの頭がズッポリと埋まり込んでしまった。

勿論、制服越しなので、マコトの頭部が埋まり込む分だけ、浩子の上半身の制服の布地が胸回りに集まる。

そのせいで、浩子の制服の布地が足りなくなり、キュッと縊れたウェストが露わになっている。


「かんせーい♪」

浩子の宣言通り、マコトの全身が浩子の身体に“埋まった”。

人間磔、とでも言うのだろうか。文字通りの、“磔刑”。


マコトの頭は、浩子の爆乳に。マコトの足は、浩子の太腿に。完全にロックされていた。

二人とも両手はフリー。そのままの意味でハンズフリーの状態。人間による人間の磔、“埋める”刑が完成していた。


「うぎ、痛っててて!」

乳房は脂肪の塊とはいえ、143cmJカップ爆乳に挟まれるマコトの頭部の圧迫感は半端なかった。

更に、無理矢理に土台にされている両足は、浩子の剛脚で常にプレスされているのだ。


「じゃ、学校行こっか」

「・・・え」

埋まった状態のマコトは、何を言っているんだ、という表情をする。

本当なら顔を浩子に向けたいのだが、爆乳に挟まれてそれも儘ならない。


「何、言って・・・」

「マコちゃんこそ、何言ってるの。そもそも、私が毎日迎えに来てるのはマコちゃんと学校行く為でしょ」

マコトは空いた両手で何とか抵抗を試みるも、浩子の左手一本で簡単にあしらわれ、抜け出せる気配がない。


「いや、おい、“こんな状態”で学校って・・・。それに制服・・・」

マコトは、服装的には寝起きそのままの状態だった。


「大丈夫。マコちゃんの鞄も制服も私が持ったから」

浩子の大きな右手は、用意周到にもマコトの鞄と制服を無造作に掴み取っていた。

所持品的には、万事オーケー。あくまで、所持品としては、だが・・・。


「どのみち、急がないと間に合わないんだから。学校で着替えなよ」

「え、嘘・・・マジ? ちょ、やめ・・・やめぇぇぇっ」

マコトの絶叫をよそに、浩子は“マコトを埋めたまま”登校の途に就いたのだった。

Comments

感想ありがとうございます。 これは、身長差があるGTSモノだからこそ出来る表現といったところでしょうか。前から書きたかったネタでもあります。

デアカルテ

更新お疲れ様です。 磔の刑、羨ましいです。 頭部が胸に、足が太腿に挟まれているとは改めて凄い体格差ですね。

okita


More Creators