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デアカルテ
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X型女子09「ST型未亡人1」

ピンポーン。


郊外にある、大きな一軒家。その家の扉に付いているインターホンが鳴った。

インターホンを鳴らしているのは、スーツ姿の中年の男。

ピシッとしたスーツを着ており、それなりの稼ぎであることが覗える。


しかし、何処か違和感があった。


男が、小さいのだ。小人、という訳ではない。

頭身は八頭身とまでは行かないものの、それなりの背格好ではある。


正確には、扉が大きい。それは、扉というには余りにも大き過ぎた。

いや、扉だけではない。窓の配置などから二階建てなのだが、明らかに“高い”。


普通、一戸建ての二階だと高さは精々、6、7メートルぐらい。

しかし、目の前の一軒家は二階建てにも関わらず、高さは優に10メートルを超えていた。


そう、何もかもが巨大なのだ。


「あら、いらっしゃい」

ガチャと扉が開くと、中から歳若い女性が姿を現した。


後ろで纏めたセミロングの髪。化粧は薄く、ナチュラルメイク。

胸は大きく腰は括れ、お尻は大きい。肉感的な美女。


「す、素晴らしいっ!」

男は、その美女を“見上げ”興奮の声を上げた。

巨大な家に見合うどころか、その巨大な扉でさえ窮屈そうに屈まないと潜れないような巨女だった。


「目立つと行けないので、中に」

「では、お言葉に甘えて・・・」

と、男は扉を閉めつつ、中に入ろうとする。


「・・・あれ。閉まらない。ってか、重っ・・・」

「ああ、私が閉めるので大丈夫ですよ」

そう言って、美女は巨大な扉を片手でサッと閉めてしまった。


「・・・・・」

大の男がドアノブを回すことすら出来ない巨大扉を、事も無げに片手で閉める美巨女。


「本当に、背がお高いんですね・・・」

男は、通された玄関の広さも然る事ながら、目の前の美巨女との体格差に驚く。


繰り返すが、男は決して背が低い訳ではない。身長は成人男子の平均値、175cmピッタリ。

しかし、至近距離で向かい合って立つと、男の目線は女の下腹部あたりに合うのだ。


カジュアルな部屋着の胸元をドーンッと押し上げる爆乳は、男の頭の遥か上に鎮座している。



21XX年・・・より、少し先。【X型女子】が更に一般化しつつある、未来。

御影妻子、27歳。人類史上初めて、身長3メートルを超えたとして、世界記録に載る女。



「今の身長って、お幾つなんですか?」

「え、と・・・331cmです」

驚くべき数値を告げられ男は、驚く。しかし、卒倒する程では無かった。

自分と目の前の美女のサイズ感の違いが、数値よりも全てを雄弁に語っていたからだ。


ボンキュッボン、と豊満なボディバランスはグラビアアイドルでも通りそうな体型。

にも関わらず、ヒップの横幅だけで男の倍以上。

そして、ミニスカートから扇情的に伸びる脚は、それこそ男の胴体と同じぐらい太かった。


「貴女のような美人が、こんな郊外に一人暮らしだなんて、勿体ない」

「いえ、そんな・・・」

男は、圧倒的体格差に気圧されないよう、振る舞われる酒を瞬く間に空けて行く。


【X型女子】の中でも恐らく、【T型女子】と呼称される身長に特化した成長をした女性。

そんな妻子が何故、“郊外の一軒家で一人暮らしをしている”のか、疑問に思わないでも無かった。


「さぁ、どんどん飲みましょう」

しかし、男は“そんなこと”よりも、大事なことがあった。


男は、稼ぎは一般的なサラリーマンと比べても、かなり多い部類だった。

だが、“性癖”が災いして、今まで“良い人”に出遭えていなかった。


自分より大きく、豊満で、甘えさせてくれる女性。男は、そんな女性を求めていたのだ。

“やや想定以上”とは言え、目の前に理想の女性が居る。酒も進むというもの。


「妻子さん・・・」

男は妻子の隣に座り、更に酒を酌み交わす。


「なぁ、妻子さん・・・」

「・・・?」

男は酒を飲みながら、妻子に寄り掛かって来る。


「ねぇ、妻子さんっ・・・」

「・・・どうかしました?」

男の手が、妻子の腰辺りに当たっている。


実はこの時、男は妻子をソファーの上に押し倒そうとしていた。

しかし、男が全力で押し倒そうとしても、妻子はビクともしないのだ。


元の身長で倍近く差があるのだ。たかがソファーに座った程度で、その差は埋まらない。

股下155cm、13頭身。という妻子の下半身のアドバンテージが無くなるとは言え。


座高だけでも、70cm近い差があった。男の頭は、妻子の肩にすら届かない。

自然に肩に手を回して押し倒す、なんて芸当は不可能に近い。


「ああ、おツマミが切れていますね。何か持って来ます」

「あ、ああ・・・すみません」

男のモーションを意に介さず、妻子はツマミの補充にキッチンに向かった。


(くそ、押し倒そうとしたことすら気付いてない・・・こうなったら)


「ささ、妻子さんももっと飲んで」

「いえ、そんな。私は・・・」

男は、今まで自分のグラスを空けていたペースで、今度は妻子に酒を薦め始めた。


「あ、あれ・・・」

「どうしました? 眠そうですね・・・」

いえ、と答えるも、妻子の目はトロンとしている。


「もし、眠いなら、私に寄り掛かって良いですよ」

「・・・うぇ? あ、じゃ・・・」

男はシメシメと思い、自分に身体を預けるよう妻子に促す。


「良し。これで後はなし崩し的に・・・うぶ!?」

妻子の巨体が、男に完全に覆い被さる形で寄り掛かって来た。


ある意味、男の狙い通り・・・ではあった。


しかし、結果を先取りして言うなら、男は選択肢を間違えていた。

妻子も元から“そのつもり”だったのだ。変に薬を盛らず、合意の上で事に入るべきであった。


男の顔に、妻子の巨大な爆乳が圧し掛かる。因みに、妻子のバストサイズは172cm(Hカップ)である。

カップ数よりも、その余りある巨大さで、男の顔など簡単に飲み込んでしまう。


爆乳に顔全体を埋もれさせるという行為はある意味、男の本懐であるのだが。

幾ら極上のバストであっても、無酸素で味合うには限界があった。


「う、ぐ、重・・・」

普通に座っているだけの妻子を押すことすら出来なかったのだ。

全体重を預けられている状態で、男が妻子の身体を動かせる筈も無く。


「つ、妻子さんっ! ちょ、ちょっとだけ退(ど)いて下さ・・・」

「うぅ~ん・・・」

妻子は寝返りを打つような体勢で、男の身体ごと“ソファーを抱き抱えて”しまった。


「うぶっ!!?」

男の身体が寄り一層、ソファーに沈み込む。


「くそ、体重幾らあるんだっ!? ビクともしねぇっ」

男は焦り、言葉遣いも荒れて来る。

しかし、男がどんなに暴れても、妻子の身体の一部位を動かすことすら出来ない。


男の計算外。それは、妻子の体重だった。


妻子の体重は何と、439kg


相撲取り二人分。軽自動車より、少し軽いぐらい。という人間としては最重量級。


合意の上で、男の体位が上であればまだ問題は無かっただろうか。

そして、変に薬を盛らず、お互いの意識がある状態であったなら。


「ぐぎ・・・」

ミシッ、ミシッ・・・。


男は、全身が軋み始めているのを感じた。厚手の超巨大扉を片手で扱う腕力。

それが今、自分ごとソファーに掛かっているのだ。


「う、ぁ・・・」

全身の骨が軋み、ひび割れ、折れて行く。

しかし、男にはその痛みに悶える余裕すら無くなっていた。


酸欠。


男は、巨美女の爆乳に埋もれながら、永遠の眠りに落ちて行った。

Comments

感想ありがとうございます。 バックボーンについては今後、別の話で書いて行けたら良いなと思っています。

デアカルテ

更新お疲れ様です。 もしや未亡人の原因もこういった理由なのでしょうか。 圧倒的な体重と筋力で無意識に男を蹂躙するのが最高です。

okita


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