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X型女子13「TM型JC4:品定め」

「ちょっと、残念なお知らせがあります」

朝のホームルーム。


弱冠14歳にして身長249cm、体重375kg。

そんな超巨大女子中学生の内藤洋子が一番後ろに鎮座する、二年三組。

その教室に、見慣れない小柄な男性が入って来た。


「クラス担任の熊田先生が少しの間、休職することになりました」

「えー」

「うそー」

ややワザとらしく、クラスメイト達が驚きの声を上げた。


「自己紹介が遅れましたが、私は小尾(こお)と言います」

名が体を表すと言わんばかりの小尾が、熊田に代わってクラス担任に就くことになったと言う。


「ふーん、逃げたんだ・・・」

一般的な机四つ分はあろうかという巨大机に肘を立て、頬杖を付きながら洋子は毒づいた。


ただ曲げただけの右腕には、隣の席の男子生徒の頭より大きな力瘤が盛り上がっている。

力を全く籠めていないにも関わらず、ミチミチッと袖を今に破きそうである。


「熊田先生が戻って来るまでの期間限定ですが、これからよろしくお願いします」

「期間限定、ねぇ・・・」

熊田は洋子の“可愛がり”に耐え切れず、教職を放棄して逃げたのだった。

恐らくは年単位、それこそ洋子が進級するまで戻っては来ないだろう。


「洋子ちゃん、どうする?」

「えー、そんなの・・・決まってんじゃん♪」

洋子の瞳は、既に教卓の傍に立っている小男、小尾をロックオンしていた。



――放課後。


「せんせー。ちょっと、“わからない”所があるんですけど・・・」

「・・・っ!? ・・・内藤さん、だったかな」

至近距離に現れた洋子を見て、小尾はつい、ギョッとしてしまった。


しかし、それは無理からぬ事だった。


成人男子の平均値より10cmは身長が低い小尾に対して、超ド級のデカさと厚みを持つ洋子。

背の高さや筋肉の厚みに目が行きがちだが、洋子は胸の大きさも超ド級だった。

スイカが二つ、大胸筋の上にドドンッと載って、特注のブラウスの布地をこれでもかと引き伸ばしている。


そんな超爆乳が、小尾の遥か頭上にあるのだ。


「い、良いよ。何がわからないの?」

「・・・・・」

実際、至近距離で向き合うと、小尾の全身は洋子の爆乳の陰に隠れる形でお互いの顔が見えない。

にも関わらず、洋子は小尾が怯んだ反応を見せたのを見逃さなかった。


「えー、っとぉ・・・」

洋子は、放課後の教室を見回した。勿論、その所作は小尾からは見えない。


クラスメイト達がみんな帰り支度をして、そそくさと教室を出て行った。

クラスメイト達は皆、今日が“新しい担任の赴任初日”だということを“わかって”いた。


それは勿論、その事情を事前に知っていたという意味では無く。

今日が“初日”なのであれば、放課後の教室に残って居てはいけない、という“不文律を理解”していた。


「その前にぃ、顔を見せて下さい♪」

「・・・え」

洋子はおもむろに、小尾の頭をガシッと右手で掴んだ。

いわゆる、鷲掴み。ワンハンド。


「うがぁ・・・っ」

頭を掴んだまま、右手をスゥッと上に持ち上げる。勿論、小尾の身体ごと。


「あははっ、軽っーい」

「ちょ、何をするんだっ! は、放しなさいっ」

小尾は1mぐらいの高さに宙吊りにされ、両足をバタバタしている。


「い、痛いっ。下ろしてくれっ」

小尾は、頭に激痛を感じていた。まるで、万力で締められているようだった。


「え、嘘。軽く摘まんでるだけだよ? だって・・・」

そう言って、洋子は鉄製の教卓の足を、左手でギュッと握った。


「ちょっとでも力入れてたら、せんせーの頭も“こう”だよ?」

「ひぃっ!?」

グニャリと、一瞬で鉄製の足が潰れ、手形が付いていた。


「な、何でこんなことをっ。授業でわからない事があったんじゃ・・・」

「誰も、“授業で”なんて言ってないですよ」


「・・・へ?」

「私って、“こういう身体”じゃないですかぁ。だから、確認するようにしてるんです」

洋子は、小尾に見せ付けるように、肩の高さで左腕を曲げる。

モゴゴォッと、小尾の頭部より大きな力瘤を盛り上がり、ミヂィッと袖が悲鳴を上げた。


「確認って、何を・・・」

「こんな私にぃ、良くしてくれる人かどうか、ですよ♪」

洋子は昔から、大き過ぎる図体で揶揄(からか)われる事が多かった。

流石の洋子も、物心付くか付かないかの時期から暴君だった訳では無いのだ。


普通の人の倍以上の速度で身体が大きくなり、それに比例して揶揄(からか)われ。

止む無く、一つ一つ“丁寧に対処”した結果の、今の性格なのだ。


「私って、可愛いですか?」

「な、何を言って・・・」

小尾からすれば至極、当然の言い分である。


今日、新しく赴任した中学校に人間離れした女子生徒が居て。

放課後に呼び止められたと思ったら、頭を鷲掴みにさえ、片手で持ち上げられているのだ。


「むー。私、可愛いか、可愛くないか、を聞いてるんだけど?」

「・・・え、うがあぁぁぁっ」

洋子の右手に力が籠められると、小尾の頭蓋がミシミシッと軋み始める。


「せんせーも大人なんだから、生徒の質問にはちゃんと答えなきゃ」

「わ、わかった! こ、答える。答えるから力入れな・・・うがぁっ」

籠められる力が更に強まったのか、小尾の頭からメキッメキッと嫌な音が響く。


「“こ・た・え・ま・す”でしょ?」

「え・・・は、はい! こ、答えます。可愛いですっ!」

小尾の回答を聞くや否や、洋子の顔がパァッと明るくなる。


「んふふっ♪ 良い心掛けね。それで良いのよ」

「は、はぁっ、はぁっ・・・」

小尾はようやく解放され、教室の床に足を付けて歩けることの幸せを噛み締める。


「前のせんせーの時は優しくしてたらつけ上がっちゃって、やり過ぎちゃったのよね」

「・・・・・」

それは言わずもがな、熊田のことである。

こうやって放課後に呼び止められて、“詰め”られていたであろうことは想像に難くない。


「さっきみたいに吊り上げたら、暴れるからつい力入っちゃって・・・てへ」

「・・・・・」

洋子はお道化てみせたが、謝意の気持ちが全く籠っていないことは、小尾の目にも明らかだった。


「まあ、“力加減はわかってる”けどね。私が本気出したら一秒も掛からず“ザクロ”だもん」

実際、洋子は“経験”上、どれだけ力を入れれば人間が壊れるか、は熟知していた。


「・・・ん。何か聞きたいことでも?」

「あ、いや・・・何でも無いです」

小尾は、この点に関しては絶対に追及してはダメだ、と。心底、そう思った。


「じゃあ、ジュース買って来て」

「え」

小尾の咄嗟の反応に、一瞬で洋子の表情が曇る。


「・・・え」

「っ!? あ、はいっ! ジュース、買って来ますっ!!」

小尾は全力ダッシュで自販機に走り、缶ジュースを買って来た。


「言葉と態度には気を付けないと・・・」

洋子は、飲み干したばかりのスチール缶を中指と親指で縦に挟む。


「“こう”だよ?」

頑丈なスチール缶は、ホンの一瞬でグシャッと縦に圧縮されてしまった。


少子化に伴い、教師の席の数はかなり限られている。

熊田の休職によりやっと掴んだ教職の立場は、初日にして洋子の世話係へと成り代わったのだった。

Comments

感想ありがとうございます。 折角のGTSモノなので、体格差はもっと描写して行きたいと思っています。

デアカルテ

クラスメイトが彼女への不文律で帰るに至るまでどんな目に遭ってきたのでしょうか。 今後も圧倒的な超筋力と体格差を見せ付けて欲しいです。 更新お疲れ様です。

okita


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