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筋肉ダメイド拡大記07「力瘤リフト」

メイドになったばかりの頃、芽衣子は普通の身体だった。

痩せぎすではないけど、豊満まで行かない。そんな、一般体型。



もし、当時・・・という程、昔ではないけれど。

以前の芽衣子に、今の『Kカップ』を当て嵌めると。


トップバスト:107cm(K69)


という、凄まじい数値になる。


身長が160cmな一般女性のバストサイズが、メートル超え。

普通なら『Mサイズ』のシャツで良いところが、【2XL】を着ないと胸が入らない。


胸元にメロンがそのまま詰まったような、文字通りのメロン爆乳。

例えば、街中ですれ違おうものなら、誰もが一度は凝視してしまうだろう。


一般体型ですら、“そのレベル”なのに。



アンダーバスト(≒大胸筋下&広背筋)が『142cm』という、一般男子では到底及ばない数値。

僕(82cm)の約二倍だし、男子ボディビルダーと比較してもトップクラス並。


「芽衣子。腕、触っても良い?」

「はい、良いですよ?」

僕はふと、芽衣子の二の腕が気になった。


採寸やら何やらで、何度も“お触り”した芽衣子の上腕だけれど。

“ダラン”と力なく伸ばしたそれは、何度も形容した『スイカ』のようにボンッと膨らんでいる。


「じゃあ、お言葉に甘えて」

僕は今までになく強めに、両手でガシッと芽衣子の上腕を掴んだ。


・・・ぐぐい、ぐい。


「芽衣子。今って、力籠めてないよね?」

「ええ、はい」

筋肉が弛緩した状態なのでゴムボールぐらいだと思ったら、そんな事はなく。


皮膚の直ぐ下は、超硬質のゴム繊維が超高密度に詰まっているかのようで。

車庫に停めてあるウチの車のタイヤより、確実に硬いと思える感触だった。


驚くべきなのは、伸ばしたままの状態でさえ、芽衣子の上腕は『88cm』もあって。

遂に、僕の胸周りより大きくなってしまっているのだ。


「芽衣子。“この状態”から腕、曲げられる?」

「・・・え、っと。良い、んですか・・・?」

僕は、芽衣子の左側面に位置に立って、芽衣子の腕を前後からガシッと掴んだまま。


「じゃあ、かるーく・・・」

芽衣子は、僕を気遣うようにソロリと、ゆっくり腕を曲げて行く。


グググ・・・


「う、そ・・・く。ぬ、ぐぐ・・・っ」

大の男が、女の子の腕を両手で掴み、押さえ込もうと全力を籠めている。

にも関わらず、芽衣子の上腕は徐々にその領土を拡大して行く。


「はぁ、はぁ、はぁ・・・っ」

「ご主人様、大丈夫ですか?」

僕の努力は空しく、芽衣子の腕は『くの字』に曲げられていた。


「う、んっ。・・・だ、大丈・・・夫っ」

僕は諦めが悪いのか、芽衣子の腕を戻そうと力を籠める。

しかし、『スイカ』二つ分にまで肥大化した超上腕はビクともしない。


「・・・?」

当の芽衣子は、僕の悪足掻きに気付いてすらいない始末。


「体重、掛けてみます?」

「・・・へ?」

そう言いながら、芽衣子は肩の高さで左腕を水平に置いて。


「どうぞ」

上腕二頭筋が上を向くように手首を返すと、僕を促す。


「あ、うん」

何ていうか、“高い”。

身長が『209cm』もあるのは、本当に伊達じゃない。


普通に横に並ぶと、僕の頭は芽衣子の肩より少し下辺りに位置する。

三角筋と上腕二頭筋の境目に、僕の頭が来る感じ。


それだけの高さがあるので、芽衣子の腕は僕の身長より高くなって。

僕は、まるで公園の鉄棒遊具のように、腕の下を潜ることが出来た。


「行く、よ?」

「どうぞ♪」

鉄棒というには余りにも大きく太い剛腕に、僕はぶら下がり。

振り落とされないよう、芽衣子の二頭筋の上で両手をガッチリ組み合わせる。


「重く、ない?」

「大丈夫ですよ」

僕が全体重を預けてブラ下がった程度では、芽衣子は微動だにしない。


昭和の時代にお父さんが、子供に威厳を示したような。

プロレスラーが、ファンに凄さを見せ付けるよな。


しかし、ただ伸ばした状態でさえ僕の胸板より大きい、スイカな腕は。

そういった微笑ましい光景とは、似て非なる別の何かを感じさせる。


「しっかり、捕まっていて下さいね」

「あ、うん」

芽衣子は僕に断りを入れると、ゆっくりと腕を屈曲させる。


グモモッ・・・


「・・・うぉっ!?」

極太の鉄棒・・・いや、大理石の柱が大きく膨らんだかのようで。

僕は明らかに、確実に上方向へと身体全体をリフトアップされた。


「ん、しょ」

「うぉっ!?」

グオオッ。


「ん、っしょ」

「うわっ!?」

グアアッ!


「あ、これ。何か、楽しいかもです」

「え? ・・・っちょ。う、わ、わ・・・」

芽衣子が腕を曲げ伸ばしする度に、僕の身体はスイカ一つ分、持ち上がる。


しかも、最初は本当に全く力を入れていなかったようで。

繰り返す毎に力が入って行き、上下動の幅はどんどん上がって行った。


「ホントに・・・」

「芽衣子・・・?」

モゴォ・・・スン。


「・・・楽しい」

「え、ちょ・・・」

ボゴゴォ・・・スンッ。


「芽、衣子・・・っ」

僕は、慌てて組んだ両手に力を入れ直す。


最初は、硬質なゴムの感触だったので力瘤を掴む事に注心していた。

アスレチック施設に在るような、タイヤ遊具を掴むイメージ。


だけど、パンプアップした芽衣子の腕は岩のように硬くなっていて。

僕程度の握力では、ホールドを保持出来なくなって来たのだ。


「い・・・」

スイカ大の岩が、膨らんだり縮んだりしているのと同じで。

芽衣子の腕曲げのペースが速くなるに連れて、僕は両手はバウンドを始める。


ガキッ。


「い、痛っ・・・」

ガギィッ!と何度も“岩”に打ち付けられ、僕は痛みに伴い握力を失って行き・・・。


「う、わ、ぁ・・・っ」

僕は遂に、両手のホールドを解いてしまう。


「ご主人様っ!?」

「・・・・・っ」

僕は、床に落とされる激痛に耐えるべく、目を瞑ったんだけど。


「・・・?」

痛みどころか、床に着いた感触すら無いことに気付いて目を開けると。


「あ、あれ・・・高っ」

芽衣子は、いつの間にか空いた右手を僕のお尻に差し入れたようで。

僕は、まるで『トレイ』を持つかのように、宙空で支え上げられていた。


「ご主人様、大丈夫ですか?」

一般男子な僕を事もなげに持ち上げながら、芽衣子は心配そうな顔を向けている。


そういや、芽衣子は『軽トラ(※推定800kg)』ですら、片手で持ち上げてしまうんだった。

少し前に、『900kg』のバーベルで片手カールをやっている、とも言ってたっけ・・・。


普段、定期的に持ち上げているウェイトの十分の一以下な僕なんて、皿を持つより簡単。


「もう大丈夫だから、降ろして」

「はい」

そう言って、芽衣子は右手の平が縦になるように、右手をクルッと回した。


「・・・うぉわぁっ!?」

しかし、芽衣子の右手は僕のお尻を掴んだままの状態が保持されていて。

僕は床と平行、つまりは俯せのまま水平に空中でリフトアップ。


「あ、あれれ・・・?」

芽衣子は、再び手の平をクルッと元に戻して。

しゃがみ込みながら、僕の足が床に付くまで右を下げて行った。


「・・・ふぅ」

僕は、芽衣子のホールドから漸く開放されて、一先ずの安堵。


「ご主人様、すみません・・・」

芽衣子は、シュンとしてしまう。


芽衣子自身、『力瘤リフト』が楽しくなってしまい。

危うく、僕を怪我させ掛けた事への焦りからか、右手に力を入れてしまったようで。


大の男を右手に座らせたまま、水平に傾けるという離れ技をやって見せたのだった。


「ご主人様を落とさない様に、“少しだけ”力を入れたつもりだったんですが・・・」

芽衣子の握力は、推定で『200kg』オーバー。


多分だけど、ギリで超えてるとかではなく。

かなり、大幅に超えていると思われる。


そうでなければ、砲丸を握り潰したり出来ない。

僕の尾てい骨なんて、芽衣子が本気を出せば一溜まりもない。


「・・・・・」

僕は改めて、芽衣子の全身を見遣る。


僕より、『37cm』も高い身長。

僕より、『137kg』も重い体重。


『Kカップ』の爆乳を除けば、全身これ筋肉の塊。

力を入れる以前に、筋肉の隆起だけで僕程度なら簡単にリフトアップ。


「・・・?」

芽衣子は、僕の嘗め回すような視線にも、恥ずかしがるような事は無く。

赤いビキニ姿という扇情的な格好で、その露(あら)れもない肢体を晒している。


僕も、イチ男子として正常な範囲での性欲は持ち合わせているが。

今思う事としては、そんな性的感情より、幾分か日常生活寄りで。


「着る服、ある・・・?」

そう。今まさに、直面している問題があるのだ。


「・・・あ」

特注のメイド服【6XL】を着破り、伸縮性に富んだジャージ【7XL】すら入らなくなった。

今、何とか着る事が出来ているビキニ水着【7XL】も、いつまで無事かは不明瞭。


部屋着ですら、既に着る物がほぼ無い状態なのに。

外に着て行ける服が、完全に無くなってしまったのだ。


「えーっと、今の芽衣子の背格好だと・・・どれどれ」

僕は、スマホで検索してみると。


「・・・【9XL】、か」

「少し、サイズアップしちゃいますね」

芽衣子は、何処か他人事のよう。


「何、言ってるの」

「・・・へ?」


「【9XL】とは言っても、男物だよ」

女性服だと、【10XL】までしか取扱いがないようで。

海外サイト辺りを探せば見付かるかも知れないけど、輸入ってなるといつになるやら。


「ひぅふぅ、みぃ・・・。5サイズぐらい、アップしてる」

「はぇぇ・・・」

芽衣子は、キョトンとしている。


胸囲ベースだと大体、女物【7XL】と男物【5XL】が同じぐらいらしく。

身長『209cm』、バスト『180cm』という驚異的なサイズを収めるのは、女性物では無理。


「通販で注文しつつ、“吊るし”も見てみるよ」

「私の服なのに、そんな・・・」

芽衣子は、『私も一緒に』という言葉をハッと飲み込んだ。

外に着て行く服がないのに、外出のしようがないのだ。


「外出するついでに見て来るぐらいだから、気にしないで」

メイドの服を見繕うのもご主人様の仕事、ってトコかな。

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