虐殺OL06「タタキ」
Added 2025-02-14 15:00:00 +0000 UTC「行くよー?」
ティーンエイジャーと思しき、金髪ツインテールな美少女の可愛らしい声。
「目潰しー・・・えいっ♪」
それはまるで、子供同士の遊びのような軽い掛け声だった。
「や、やめ・・・っ」
ズドボォッ!
「う、っぎゃあぁぁっ!!」
しかし、少女の二本の指は深々と男の瞼に突き刺さっていた。
子供の冗談や、格闘技としての『サミング』ではなく。
正真正銘、文字通りの『眼潰し』。
衝撃が逃げないよう、少女は男の頭部を左手で抑え込んでいた、とはいえ。
どれだけの膂力があれば人間の指で眼球を貫けるのか、想像も付かない。
「て、手前ぇっ!?」
仲間がヤラれ、周りの男たちは熱(いき)り立つ・・・も。
たった一人の少女相手に何故か、立ち向かおうとする者は居なかった。
少女は特に大柄という訳ではなく、まして体格が良い感じもしない。
風貌としては、金髪をツインテールに纏め、肌はほんのりと小麦色。
メイクは濃い目だが、大昔に実在した『山姥メイク』という程キツくはない。
制服は着崩しているものの、改造制服とまでは行かず。
その辺の街中に居そうな、少し着飾った程度の女子学生。
「ちょっとぉー。誰も来ないのぉ?」
少女は、眼球を貫いた男を持ったまま、右手をブラブラさせている。
大の男が地面にズリィッ、ズリィッと引き摺られる。
切っ掛けは、些細なモノだった。
ただ単に、通りすがりに肩が当たった。たった、それだけ。
もしかしたら、当たってすらいなかったかも知れない。軽く、触れた程度。
しかし、男たちは、少女に因縁を付けた。
いや、付けて“しまった”。
「ここらで、良いだろう」
街外れに在る、廃ビルの一室。
「オニーサンたち、大袈裟ね」
ここに連れて来られるまで、少女の周りを男たちが取り囲み続けた。
「今は、防犯カメラが多いからな。念の為、だ」
逃がさず、周囲から目立たせないように。悪人らしからぬ配慮。
「それで、どうしようっていうの?」
「財布と・・・そうだな。次いでに、“処女膜”も置いてって貰おうか」
男たちはグヘヘと、下卑た笑いを浮かべている。
「何それ。上手い事、言ったつもりなのかな」
少女からすれば、最低の口説き文句だった・・・のだろうか。
目付きが鋭く、表情は険しくなった。
「はー、興覚め。“そっち”でも、少しは楽しめるかと思ったのに」
少女は、品定めするかのように男たちを見渡す。
「あぁ? 何を言ってる」
男たちは、未だ余裕を崩さない少女に違和感を持っていた。
誰も入って来ない、廃ビル。
人目に付く一階は避け、上層階の部屋を使う用意周到さ。
「楽しむ、だぁ? 俺たちが一方的に“マワす”んだよ」
泣こうが叫ぼうが、助けは来ない。
窓は施錠してあるし、唯一の出入り口は男二人で固めてある。
「私は、どっちかというと“こっち”が良いなぁ」
少女は、指をピンと伸ばした右手を胸の前に差し出し。
「何の、真似だ」
「私、“こういう事”が出来るの」
近くに居た男にツカツカと近付く。
「えいっ♪」
可愛らしい声とは裏腹に、腰の入った体勢で右手を振る。
ズドボォッ!
「うごぉっ!?」
男は突然、くぐもった声を上げる。
「あ、が、ぁ・・・」
男は熱を帯びた自身の腹部を見下ろす。
「う、そ・・・」
少女の『貫手』が、男の腹に突き刺さっていた。
指先だけ、とかではなく。指が全て埋まる程、深く入っている。
「最近の男って、鍛えてなくて詰まんなーい」
ズボォッと、無造作に引き抜くと少女の右手は鮮血に染まっていた。
男は前のめりにズシャァッと倒れ込むと、地面に鮮血と共に“中身”が零れた。
「「「う、うわぁっ!?」」」
初めて見る臓物に、男たちは恐れ慄(おのの)いた。
「こ、このアマァッ!」
しかし、直ぐに近くの男を意識を切り替え、両手で掴みに掛かる。
「きゃっ、いやん」
可愛らしい声とは裏腹に、少女は左脚を軸にギュンッと“回った”。
「ぅご・・・」
男は妙な声を発し、ピタッと止まってしまう。
「お、おい・・・お前」
近くに居た別の男は、然も信じられないモノを見たかのような声を上げた。
少女に襲い掛かろうとした男の、“下顎が完全に消失”していた。
顔面の三分の一が無くなっている様は、ホラー映画でしか見ないようなグロさだった。
「いやぁ、バッチィ・・・」
少女は、ローファーの踵に“へばり付いたモノ”を剥がして、ポイッと擦れる。
「ひ、ひぃっ!?」
ベチャッと落ちたモノは、確かに男から切り取られた下顎だった。
「お、お前・・・一体、何を・・・」
少女は刃物や鈍器どころか、鞄すら持っていない。
腰に小さなポーチを着けているが、特に何かを取り出した仕草もなかった。
「えー。単純に、蹴っただけだけどぉ?」
まるで、『見えなかったの?』と言わんばかりだ。
「んー、と。じゃあ、半分のスピードで見せてあげる」
「え、いや、待っ・・・」
少女は、男の目の前でクルッと回りながら、円の軌道で回し蹴りを放った。
「・・・うぼぉっ!!」
ドゴォッと凄まじい衝撃音と共に、男は横方向に吹っ飛んだ。
「どぉ? 見れたでしょ」
空手技で言う所の、『胴回し蹴り』だった。
半分の速度と言った通り、周囲の男たちも視認は出来た。
しかし、それでさえ、目で追うのがやっただった。
現に、喰らった男は吹っ飛び、顔面の右半分が潰れてしまっている。
「あー、言い忘れてたけど。このローファー、『10kg』あるから」
「何だ、それ・・・」
顎を削り取り、顔面を潰して尚、ローファーには傷一つ付いていない。
重さがあるということは、それだけ強度があるということ。
「私、蹴りが強過ぎて、直ぐに靴を壊しちゃうんだよね」
だから、壊れないよう強化した靴を履いている、ということだろうか。
「まあ、“こっち”も自信あるんだけどね♪」
そう言って、別の男に近付き、頭を左手で抑える。
―――。
「ちょっとぉ。誰も、来ないの?」
『目潰し』した男をズシャァッとその辺に放り捨てる。
ブチィッ。
「・・・あ」
二本の指に突き刺さったままだった男の眼球が、男の眼底から千切れてしまう。
「「「ひ、ひぃっ!?」」」
既に、四人の男は床に倒れ込んでいる。
まともに息をしているのは、両目を潰された男ぐらいなもので。
『貫手』で一人、『胴回り蹴り』で二人がヤラれ、既に息をしていない。
とは言え、未だに人数比で言えば圧倒的に男たちが優勢だった。
数で圧せば・・・と内心思う者も、何人かは居た。
しかし、襲い掛かる一歩が、どうしても踏み出せない。
と、その時だった。
ガゴガゴ! ガゴッ!
「な、何だっ!?」
出入口を固めた“門番”が、ノブが回される音を聞いた。
「誰か、来たのか?」
中から施錠している為、外の様子は伺えない。
「廃ビルとはいえ、音は漏れて無い筈だ。放っとけ」
リーダーらしき男は、優先すべきは四人を屠った少女だ、と視線を戻そうとした瞬間。
ガゴゴ・・・バギャッ!
「「っ!?」」
施錠していた筈の、ドアノブが“外れた”。
ギギィッ・・・。
無理矢理に鍵を破壊した何者かはドアを開け、中に入ろうとする。
「お、おい! 止めろ。中に入れるなっ」
「ぐ、こいつ。止められない・・・っ、です!」
指示より早く、門番は止めに入っていた。
・・・が、男二人でも止められず、何者かは強引に入って来る。
「んもぅ、えぃっ!」
可愛らしい掛け声とは裏腹に、ドアが凄まじい速度で開いた。
バァンッ、ドグチャッ!!
蝶番を軸に高速で回転したドアは、完全に開き切っていた。
門番の一人を巻き込んだまま、鉄扉は壁に貼り付いている。
バキィッン!
「あ、壊れちゃった」
鍵を壊しておいて何を今更、ではあるが。
余りに勢いが付き過ぎたのか、蝶番が壊れてしまい。
支えを失った鉄扉は床にバァンッと甲高い音と共に倒れた。
「う、うわぁっ!?」
倒れた鉄扉には、“圧縮”された男がペーストされていた。
頭部のあらゆる部分から“中身”が飛び出し、穴という穴から液体が漏れ出ていた。
「モモちゃん、遅ーい」
「えへへ、ごめーん」
それはまるで、街角での女子同士の待ち合わせ風景であるかのようだった。
『モモちゃん』と呼ばれた女性は、童顔だが顔立ちの整った美人で。
OL風なピンクのスーツ姿からも、少女より幾分かは歳上と思われる。
「何で、ここが・・・」
「お前、何者だ・・・」
男たちは余りの突飛な状況に、各々の疑問を呟いた。
「アカリちゃん、説明してなかったの?」
「あ、そういや忘れてた・・・」
宿題を忘れた学生ばりの気楽さ、ではあるが。
現状を鑑みれば、昨今話題の『説明責任』は問われるべきだろうか。
「アンタたち、“タタキ”やったでしょ」
「あぁ? 何のことだ」
“タタキ”とは、いわゆる強盗の事である。
強盗事件があったとして、実行犯は自分たちじゃないと主張。
「あー。そういうの、良いから」
決め付けなのか。それとも、正確に“裏”を取ってあるのか。
少なくとも、この女子二人にとって、問答は不要な段階だということ。
「もし仮に、だが。本当にそうだったとして、どうしようってんだ?」
「・・・ふぅ」
アカリは何を今更、と溜息を付いた。
モモの分も含めれば、既に五人の仲間がヤラれている。
「何だ? お前ら、義賊のつもりか?」
「今時、ドラマや映画でも見ねぇぜ」
人同士の関係性が薄くなった現代において。
仇討ちとか懲らしめとか、そういった行為は男たちには理解出来ない。
「ドラマとか映画って言うなら、もっと昔の『任侠物』ってことになるのかな」
「あー? 何だそりゃ」
「アンタたち、ウチのスポンサーの関係者宅に押し入ったのよ」
「・・・・・」
強盗に入る、ということは。
裏を返せば、裕福な生計を立てている家、ということになる。
「金品だけならまだしも。たまたま居合わせた家族を、殺した」
「・・・・・」
「闇バイトだか何だか知らないけど。もう少し、“社会”の事を勉強してたら・・・ね」
社会とは勿論、“表”ではなく“裏”を指す。
「復讐もあるけど、問題なのは『面子を潰した』こと」
“切った張った”の世界において、『面子』は非常に重要である。
例えば。敵対組織のボスの家族を襲って、“返し”が無かったとすれば。
弱腰のボスであると、周囲に吹聴したことになり。
組みし易しと思われれば、食い付かれ。
舐められれば、喰い尽くされる。
元々、相手が『闇バイト』だということはわかっていた。
だが、それだけに実行犯の特定に時間が掛かっていた。
組織立っての犯行なら、特定が容易だったものの。
無作為の外注なだけあって、居場所を掴む事すら困難だったのだ。
「じゃあ、最初から・・・」
「そ。ずっと、街を張ってたの」
モモとアカリはそれぞれ、対象の行動範囲と思われる街中を徘徊し。
先に、アカリが対象を特定した。
「思ったより人数が多くて、どうしようか迷っちゃった」
モモが以前やったように、路地に誘い込んでサクッと・・・とはいかない。
監視カメラが困るのはむしろ、アカリの方だったのだ。
「自分たちから巣穴に誘い込んでくれて、助かっちゃった♪」
「・・・し、知らなかったんだ!」
突然、リーダーの後ろに居た男が弁解を始めた。
「お、おい! お前、何を言ってやがるっ」
リーダーとしては白を切り通すつもりだったのかも知れない。
しかし、子分が率先してバラしてしまうようでは、組織として高が知れる。
「・・・さっきも言ったけど。そーいうの、もう良いから」
アカリは心底、どうでも良いと言わんばかりに敵の内輪揉めを制した。
「ウチのモモちゃん。さっきからもう、ずっとウズウズしちゃってて」
「アカリちゃん、もう・・・良いかな?」
既に、説明責任は果たした。
という建前の元、モモは傍に居た門番の片割れを掴み上げ。
「何をっ・・・うぶ!」
スーツをドンッと押し上げる豊満な胸元に、男の頭を圧し入れた。
「何をして・・・」
周りの男たちは、何が起こっているのか直ぐに理解出来ない。
俗に言う“裏モノ”動画ですら、もう少し前戯で引っ張るだろう。
何の予告もなく、いきなり“本番”が始まったかのような唐突さ。
手足がそのまま人間凶器なアカリの仲間の、モモ。
鉄扉を壊した登場はインパクトがあったものの。
「何だ、只の男好きかよ」
それならそれで懐柔する方法はある。そう思った、矢先。
「あ、ん・・・♪」
モモは、スーツの胸元を両手で揉みしだき始める。
ミシ・・・。
「うぎ」
ミシッ・・・ミシシ。
美女の爆乳に挟まるという、天国のようなプレイを楽しむかと思いきや。
男は突然、バタバタと暴れ出した。
「・・・ぁ、あん♪」
ミシミシ・・・メギィ。
「う、ご、ぁ・・・」
男のくぐもった声に比例するように、骨の軋む音が大きくなって行く。
ミチ、ミチ・・・。
「何だ、あれ。太くなってねぇか・・・」
多少、肉付きが良い程度と思っていたモモの腕が。
徐々に、徐々に膨らんで行く。
「おい。アレ、ホントに何をしてんだ・・・」
爆乳童顔美女が胸元に男を挟み、恍惚の表情を浮かべている。
一方で、挟まれた男は頭骨が軋む音と共に、苦悶の声を上げる。
「モモちゃんはねー、男相手に力を振るうことで感じちゃうタイプなの」
「何だ、それ・・・」
美女の嬌声と、骨の悲鳴と、男の苦痛の声。
三重奏のアンサンブル。
「お、おい! お前ら、止めろっ」
「「は、はいっ」」
両脇から、男がそれぞれモモの二の腕を剥がしに掛かる。
「あぁ。“それ”・・・良い♪」
しかし、モモにとっては単なる刺激の追加でしかなかったようで。
興奮度が増して、嬌声が大きくなる。
「・・・あぁっ、ん!」
メキメキ、メギ・・・バギャッ!!
男の頭部は体積を無くし、モモの胸元が真っ赤に染まる。
頭蓋ごと、頭部を潰された男はダランと両手足を垂れ下げた。
「アカリちゃん、ありがとう」
胸元から、男の胴体を下を生やした異様な光景でモモは謝意を伝えた。
「何で今、お礼?」
「だって、ちゃんと“残して”くれてたんだもの」
それは勿論、獲物の取り分を、の意味である。
「あんまり歯応えないから、全部ヤッちゃうとこだったけどね」
そう言って、アカリはリーダー男に向き合う。
「コイツは貰うから、後は好きにして良ーよ♪」
「ありがと♪」
肉食獣が、獲物の分け前で相談し合う。
未だ、獲物の方が頭数は多く、生きて動けるのに、だ。
「や、やめ・・・」
男たちが望んだ通り、逃げ場がない状況で。
饗宴は、女子二人が満足するまで続くのだった。
Comments
リクエスト、ありがとうございます。 折を見て、久し振りにまたアンケート的な事をやってみようかと思っています。
デアカルテ
2025-02-18 22:39:51 +0000 UTC感想、ありがとうございます。 たまには、後から登場のシチュエーションで書いてみたいと思いました。
デアカルテ
2025-02-18 22:38:26 +0000 UTC何気ない輩の日常からの虐殺展開大好きです!鍵のかかったドアを怪力で無理やりこじ開けるシーンとか最高でした!!
Nogi_(°Д°)
2025-02-16 09:39:12 +0000 UTC投稿お疲れ様です もし機会があれば150kgの彼女の続編も書いていただけると嬉しいです
NL
2025-02-16 04:03:09 +0000 UTC