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さかいワカ
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最近の読書#24

みなさんどうもです!さかいです!

今回も最近僕が読んだ本の感想を書いていきたいと思います!

あくまで個人の感想なのでそこはご容赦ください…!


それでは、どうぞ!



・推し、燃ゆ(宇佐見りん)

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タイトルの通り、自分の推しが炎上した女子高生の心情を綴った小説。

非常に現代的なテーマを取り扱っていて若々しい印象を与える反面、文章力は驚くほど高い。

今年読んだ作家さんの中でも上位に入るほど情緒豊かで、卓越した表現力を持っていると感じる。

文章としてはいわゆる芥川賞系の純文っぽい心情の吐露が中心になっていると思ったら、これ芥川賞受賞作なんですね…後で調べて知りました…。

人生に生きづらさを抱えていて、その救いを推しに求めるけれど、推しの引退により幻想の終わりを迎え、途方に暮れていく行程をありありと描いていた。

「推しに元気をもらった!」とか、そういう推しがいることで前向きに生きられるのはいいことだと思うけど「推しが人生の全てです!」みたいな依存した考え方は、やはり危険だと思う。

これは推しに限らず何にでも言えることだけど。

依存の先に救いはない、それでも我々は今日を生きなければならないという、退廃芸術のような悲しみを抱えた作品だった。



・GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代(アダム・グラント)

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ギブアンドテイクの本。

世の中では常に誰かが誰かの為に恩恵を与え、また受け取っている。

そんな人の輪の中で他人に惜しみなくギブする人のことを「ギバー」、自分の利益を優先してテイクする人のことを「テイカー」、さらにギブされればテイクを返すようなバランスをとる人を「マッチャー」と呼ぶ。

そんな風に人間をギバー、テイカー、マッチャーの三種類に分けた時、一番損しやすいタイプは「ギバー」であるという。

しかしそれと同時に、人生で一番成功しやすいタイプもまた「ギバー」だという結果が出ている。

つまり人生の成功者となり得る可能性を秘めているのはギバーの人である反面、割を食って疲弊しやすいのもまたギバーである。

同じギバーであるのにも関わらずこの差はいったいどこから出てくるのか――という、社会におけるギブアンドテイクの本質を解説した本。

成功するギバーを「トップギバー」、食い物にされるギバーを「ボトムギバー」としたときに両者の違いとして、ボトムギバーは自分を犠牲にしてでも他人に尽くしてしまう、トップギバーは自分の幸せも勘案し、自分にとって意義があり楽しめる、価値を生むギブを行うという差がある。

つまり人生の成功者として大事なのは「まずは他人に与える、ギブする精神」であり、そのうえで「自分も幸せになれる選択をとる」ことだと書かれていた。

本書を読んで最初に思ったのが、SNS運用。

SNS運用などでも「他者に自分の生み出すもので価値を感じてもらう」ことがまずもって大事であり、自分の利益を第一にしているように見えるアカウント運用は途端に胡散臭く見えてくる。

たまに投資系アカウントで「詳細は固定ツイートで!」とかやってるのが正にそれで、たぶん情報商材のテンプレとかでああいうやり方が紹介されているんだろうけれど、あんな風に初手で自分の目的に誘導しようとしている我田引水ここに極まれりみたいなツイートしてたら「自分はテイカーです!」って言って回ってるようなもんでどう考えても損というか、誰も幸せにならないやり方だし他者の信用を得られにくいと思う。

なのでまずは自分が他者に与えられる価値を惜しみなく与えて、そこから自分も価値を得られる形をとっていくのがマストであり、本書で言う「トップギバー」的な戦略なんだろうな、と解釈した。

実生活でもSNS運用でも、価値を生み出し与える人であるよう心がけていきたい。



・鳥類学者 無謀にも恐竜を語る(川上和人)

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恐竜の本。

普段は鳥類の研究をしている筆者が、鳥類の先輩である恐竜を「鳥は恐竜から進化してきたもの、つまり恐竜は実質鳥!」というパワープレイな論法を用いながら「今度からフライドチキンを食べるときは古代の恐竜に思いを馳せて下さいね!」といったりするなかなかユニークな内容となっている。

もちろんそれだけではなく、鳥類の進化の観点から、恐竜がどのような生態であったか、どのような進化を辿っていったかを類推するといったのが主立ったもの。

文章としてかなりちょけてるというかユーモアがあるので、楽しく読みやすい部類だと思う。

恐竜は何万年も昔に滅んだ生き物だけど、生物が繁栄するのにも絶滅するのにも何かしら理由があると僕は思っている。

そしてそれを学ぶことで、僕たちは少しでも「絶滅」を避けることが出来るかもしれない。

すでに絶滅した生物を顧みることで、こんにちの我々が生き延びていく方法を模索していく。

変化の時代を生き抜く、ヒントを得たような気がした。



・傲慢と善良(辻村深月)

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サスペンス小説。

辻村さんの本を読むのは今年二冊目になる。

主人公、西澤架の婚約者である坂庭真実が、ある日突然失踪した。

以前から「ストーカーにつけられている」と相談していたことを思いだした架は、真実の婚活歴を手掛かりにストーカーの正体と真実の行方を追っていくことに…というストーリー。

この作品のテーマの一つが「婚活」。

現代の結婚や婚活といったものを鋭い切り口で描いていて、現代人の感覚を「みんな謙虚で優しい『善良』な人、だけど自己評価が低く自分で決断できない、しかしとても自己愛の強い『傲慢』な人でもある」「傲慢と善良が矛盾なく存在している」と表現したのは目が覚める思いというか、さすが辻村さんだな、と感心しきりだった。

登場人物の一人、小野里夫人の言葉「婚活でピンとこないのは自分につけてる値段の高さ、自己愛の強さが原因」とか誰もが心によぎるものがあるんじゃないかと思う。

以前読んだ「自転しながら公転する」という小説の主人公に感じていた「わがままだなぁ」という思いも、今ならばわかる。あの主人公も傲慢だったのだ。

話を戻して。

辻村さんの小説は心の弱い所や柔らかい所にも徹底的に向き合って、その機微を余さず表現しているところが特徴的で、特に陰キャの描写がやたらと生々しいのが身につまされる。

ストーリーは二転三転しながらも綺麗に収まっており、読みごたえがありつつも非常に満足感の高い本だった。

婚活をしている人や、劣等感や肥大した自意識に悩んでる人にこそ読んで欲しい一冊。



・家賃は今すぐ下げられる!――家賃崩壊時代にトクする知恵(日向咲嗣)

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家賃の本。

固定費の中でも比較的大きな出費になりがちな「家賃」。

しかし近年は人口減少なども相まって、マンションやアパートの空室化が激増、それぞれの物件が値下げを行う事で生き残りをかける共食い状態になり、都市部に激安物件が見られるのも珍しくなくなってきた。

そんな中でも相場より高い家賃を払わされていたり、入居時から据え置き価格を払い続けている人を対象にした、家賃交渉の指南書になる。

日本人はこういった交渉をあまりやらない人が多いので、高い家賃をずっと払い続けていることもままある。

固定費削減は節約の中でも一番効果が大きいものなので、成果の如何によらず、一度くらいはチャレンジしてみるのもいいかもしれない。

僕も次の契約更新時にやってみよう。



以上になります!

今回もお読みいただき、ありがとうございました!

次回もまたお付き合いいただければ幸いです!

それでは!

最近の読書#24

Comments

な、なるほど…?

さかいワカ

「批判からは何も生まれない」という常套句を繰り返す人たちがいる。 たしかに、批判という作業そのものが、直接的に何かを生産したり創造するケースは少ないのだろう。 でも、目の前にある何かや誰かを批判する視点なり覚悟なりを持っていない人間は、結局、何も生み出せないのだと私は思っている。 小田嶋 隆 コラムニスト ツイート 2020.3.9

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