「次の授業、玩具(それ)つけたまま受けてね?」
休み時間、更衣室でㄘ၈ちゃん(仮名)に私はそう命じた。
ねえ、早くしないと授業遅れちゃうよ?
赤面するㄘ၈ちゃんの手を引いてプールまで連れ出した。
つけてるのが見つからないようにと早速プールの中に入って泳ぎ始めるㄘ၈ちゃん。
「うう...恥ずかしいし、泳ぎにくい....」
きれいな黒髪をたなびかせながら泳ぐㄘ၈ちゃん。
おかしいね、いつもより泳ぎ方がぎこちない感じがするね?
プールサイドから眺めている私は、そっとスイッチを入れた。
無機質に振動を始める機械。
「ふにゃっ.....やめてっ.....うまく泳げな.....ごぽぽっ」
バランスを崩してあっという間にプールに沈んでしまうㄘ၈ちゃん。
お団子にまとめていた黒髪が乱れてふわっと浮き上がる
一方で身体は足の指先に力が入ってしまい、お尻から沈んでいってしまう。
ごぽっごぽぽぽぽっ....
ぴくぴくと小刻みに身体を震わせながら、
両手で口元を覆って空気が逃げないようにするが、
身体は呼吸をするのを止められない。
指の隙間からごぼっごぼっとどんどん息が漏れていってしまう。
「溺れちゃう......たすけて....いや、でも見ないで.......」
息ができない苦しさと恥ずかしさで振動がいつもより敏感に伝わってくる。
ㄘ၈ちゃん、授業はまだ始まったばかりだよ?
今日はたっぷり泳ぎの練習しようね。もちろん、つけたままで。
(↓1枚目&3枚目の文字なし版)