「あん、あん!あぁん!あん、ァんっ!」
僕は先輩を四つん這いにさせ、バックの体位で彼女を後ろから突いていた。彼等がこの体位を要求してきたからだ。
しかしこの格好、アダルトビデオで見る程には気持ちよくないことに、始めてみて数分で気付いた。
まず汗の滲んだ先輩の白く美しい背中が前後に揺れるのはとても美しい。美しいが全く彼女の顔が見えない。先輩のキレイな顔をずっと見ていたいという欲望ももちろんあるが、それ以上に顔が見えないと先輩の細かな感情の動きが読めないのが辛い。彼女が気持ちよかったり、痛かったりするポイントはどこなのだろう?
それにさっきまで全く気にならなかったヤクザの目線がチラリチラリと入りこんでくるのもまたひどく集中力を下げる原因のひとつだった。そう、奴等はマジマジと僕達の交配を見つめている。その彼等を納得させる程のセックスを見せなければならないのに、僕のテンションは明らかに先程の正常位よりも落ちていた。先輩もそれを気付いてかこちらを振り向き、左手を指し伸ばしてきてくれた。その手をしっかりと掴み、先輩の目を見る。「あんっ!うゥんっ!いいっ!新城クンっ!いいよォう…」赤らんだ笑顔の彼女を見て、僕も勢いづいてきた。
また二人でムードを高め合っている気がする。『このままイこう!…』そう思い腰に力を入れた僕にまたヤクザの視線が飛び込んできた。そうか…よく考えればこの体勢は先輩の揺れる胸が奴等に丸見えだ。僕は咄嗟に湧いた独占欲から先輩の左手を離し、そのまま後ろから隠すように先輩の両の乳房を包み揉んだ。自然と先輩の背中におんぶしたようになり、僕は激しさを演出するため、彼女の背中に滲んだ汗溜まりをすすり舐めたが、この体勢では激しく腰を振ることが出来ない。「ああ〜んっ!!」どうしよう、先輩は乗ってきてくれているのに、どうしたらいいんだ?!
「…?!」
そこで僕は嫌な考えをひとつ思いつく。さっきは先輩の裸を見せたくなくてこんな行動をとったのに、逆にもっとハッキリと見せたほうが奴等を納得させられるのではないか?と。このままこのスローな挿入を続けていては、果たしていつ射精出来るかもわからない。畳み掛けるにはそれしかない。
「……せんぱぃ……ゴメンなさぃ……」
僕は囁くように言うと先輩の左足を大きく持ち上げ自分のアレと彼女のソレが十字になるほどにまで持っていった。そしてより深く、激しく彼女をバックから突き上げる。
そしてこの体勢ではもちろん…僕等の結合部は、ヤクザどもに丸見えだった。結合部どころか先輩の裸全てを丁度奴等の一番見やすい角度へ僕はもっていった。これはショーだから。彼等に興奮してもらうために。
「あんッ!いやっ!!あぁんっ!うんっッ!いや…イヤぁあああっ!!」
先輩はより激しく喘いでいたが、さっきまでのお互いを気づかいながら高まりあったあの愛のムードが消えていることは明白だった。
『すみません!先輩!もう少し…もう少しだけガマンしてくださいっ!…』
僕は自分勝手に、我ままにただ激しく腰を振り、無理矢理自分を高めていった。
「あっ!…先輩っ…でっ、出ます!!」
そうして僕は果てる直前に息子を引き抜き、先輩の背中にぶち撒けた。しかしそこには先程済ませた初体験の様な達成感も充足感も無かった。僕はただ自分の劣情で美しいひとりの女性を汚しただけだった。
ヤクザがどんな反応をするかはなんとなく察しがついていた。案の定彼等は首を縦に振ってはくれなかった。