SSS 俺いも 五更瑠璃 メガネの日
「10月1日はメガネの日。あのメガネ狂いの夫に少しはサービスしてあげようかしら」
10月1日水曜日午後4時過ぎ。高校から帰宅したJK人妻高坂瑠璃は夫である京介を少し労わってあげることにした。すなわち夫が大好きであるメガネっ娘になってあげることにしたのだった。
瑠璃は制服は着替えずに伊達メガネを掛けて先に帰宅している筈の京介に会いに夫婦の寝室へと入っていった。
「今日10月1日はメガネの日というからメガネを掛けてみたのだけど。どうかしら?」
瑠璃より1時間早く帰宅し、参考書とにらめっこしていた京介は、メガネを掛けた愛妻を見てハッと息を呑んだ。そして──
「ルリルリ~っ! 俺と今すぐ結婚してくれぇえええええええええぇっ!!」
椅子から跳び上がって駆け寄りながら求婚して来たのだった。
「…………私たち、既に結婚しているでしょ?」
予想以上の食いつきに瑠璃はどう対処すべきか咄嗟に答えが出せなかった。
「それでも構わないっ! 改めて俺と結婚、いや、重婚してくれぇええええええぇっ!」
「意味が分からないわ、まったく」
瑠璃は自分が思っていた夫サービスとは違う方向に話が進んでしまっていることを認めざるを得なかった。けれど、一度進み出した列車はもう突っ走るしかない。というか、メガネに大興奮の京介を止めるのはもう不可能だった。
「瑠璃、これからデートをしよう。もちろん、そのメガネは掛けたままでなっ!」
「貴方からデートのお誘いは珍しいことで良いことだけれど……メガネを強調されると素直には喜べないわね」
「さあ、デートに出発だぁっ! 今日はこれから房総半島を一周だぁ~っ!」
京介はやたらテンションが高いまま無茶苦茶なデートプランを提案してきた。
瑠璃は改めて夫サービスが意図とは違う方向に突き進んでことを感じざるを得なかった。だが、京介が自分に無我夢中になってくれることは純粋に嬉しかった。
「この後夕飯の準備があるから、遠出する訳にはいかないわね」
夫サービスからの夫婦イチャイチャという流れには最初から無理があった。瑠璃はそのことに後から気付いたが、夫の情熱は障害をものともしなかった。
「ならば……高校生カップルのだいご味。お家でイチャラブデートだぁあああああああああああぁっ!」
「へっ?」
京介は熱く叫ぶと瑠璃の手を引いて部屋を飛び出た。
「どこへ行くの?」
「一緒にお風呂に入るんだぁああああああああああぁっ!」
「まったく……オスの欲望を全開にしてるだけじゃないの」
「欲望ついでに……入浴中もメガネは外さないでくれぇえええええええぇっ!」
「視界が湯気でなくなるから嫌なのだけど……今日は特別に京介の望みを叶えてあげるわ」
瑠璃は夫サービスを、入浴中もメガネを外さないという形で叶えることにしたのだった。
「京介のメガネ狂いにも困ったものね♪」
瑠璃は普段以上に自分に興奮してくれる夫を見て気分が良かった。
「じゃあ、そろそろ上がって夕飯の支度を……」
「ルリルリと……今すぐ子作りがしたいっ!」
「…………子作りという言い方をされてしまえば。子どもを産むことを責務とされている高坂家の嫁としては応えないわけにはいかないわね」
高校生夫婦は裸のまま浴室から寝室へと場所を移した。2人はすぐにベッドへと雪崩れ込んで行った。
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおぉっ! ルリルリ~っ! 瑠璃~っ!!」
「愛する妻に見境なく腰を激しく打ち付ける。まさにケダモノだわ……でも、そんな貴方が大好きよ♡」
いつも以上に荒々しく腰を振る京介に瑠璃もまた普段以上の興奮と快楽を得ていた。
2人は時間を忘れて愛し合った。
「瑠璃お義姉ちゃ~んっ! ご飯まだぁああああああああああぁっ!?」
兄夫婦が愛し合う寝室の階下で、料理スキル0の義妹が空腹に耐えかねて涙を流していたという。