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セフレと会うことは不倫になりますか?①

私はセックスが好きだ。   初めてセックスしたのは中学三年生の頃だ。夏休み初日に、人生で初めて付き合った同級生の男の子の家に泊まりに行った時にやった。お互いに初めてで初々しく戸惑いながらも行った行為は、今思えば拙く物足りない出来だったけれど、当時の私は、初めて得る快感と興奮に魅了された。脳がとろけて、時に火花を散らすような高まりがあって、忘れられない夜になった。   そこから私は、その快感の虜になった。   その子とは、別れるまでの半年間でニ十回ほどやった。その子は顔も良くて性格も良い。バイトで貯めたお金でプレゼントを沢山くれたし、私との時間も大切に扱ってくれた。セックスも上手かった。でも、たった半年しか続かなかった。中高生のカップルなんてそんなもんだと言ってしまえばそれまでだけど、友達たちのカップルと違って、私たちが別れた理由は少し特殊だった。   はっきり言って、セックスに飽きたのだ。   その子とのセックスは、行為を重ねるごとに物足りなくなっていった。初回がピークで、回数を重ねるごとにつまらなくなっていく。どうしてだろう。普通はやっていく度にお互いに慣れていって、どんどんと激しくなるはずなのに。私はその逆で、段々とつまらなく感じていった。   だから私は、ある日言ったのだ。他の子とセックスしてもいいかって。   別れたいわけじゃない。その子のことは大好きだったし、まだまだ付き合っていきたかった。しかし、それとは別に、他の子ともセックスがしたかった。別に好き同士でやるわけじゃない。浮気とかじゃなくて、ただ遊び感覚で、他の子ともセックスを楽しみたかったのだ。   その子は、私のお願いを聞いた途端、汚物を見るような目で私を見た。何言ってんだこいつって、明らかに引いている目だった。彼のそんな表情を見るのは初めてで、私は動揺した。何かおかしなことを言っただろうか。   私と彼は、付き合うにあたって特別なルールは作っていなかった。友達のカップルの中には、付き合っている以上は他の異性の子と仲良くしちゃダメってルールを作っているカップルもいたけど、私と彼の間にそんな取り組みはなかった。異性と二人きりで会ってもいいし、ご飯を食べたって良い。現に、私も彼も、よく異性の友達と仲良く遊んでいたし、それについて文句を言い合うこともなかった。   明日、○○君と遊んでくるね。って言えば、彼は迷わず「わかった」と許可してくれた。逆に、彼が「○○ちゃんとご飯行ってくる」と言えば、私は迷わずいってらっしゃいと許可を出した。それと同じ感覚で、明日○○君とセックスしていい?って聞いたら、彼は絶句してしまった。   異性と二人きりでご飯を食べることが許されるのなら、セックスしたっていいじゃないか。   それが私の意見だったけど、どうやら、彼は違ったようだった。ご飯とセックスは違うって、それくらいわかるだろ?って、まるで子供を諭すかのような口調で言った。しかし、私にはその違いがよくわからなかった。   どうやら彼の認識、というか世間一般の認識では、セックスは愛し合った者同士がやる行いであって、付き合っている相手がいる状態で別の異性とセックスをするのは、交際相手への裏切りであり、論理的に許されないもの、ということらしい。   意味不明だった。   ご飯を食べること。遊ぶこと。会話すること。セックスすること。そこに何の違いがあるのだろう。   結局、彼とはその後すぐに別れることになった。そして私は、そんな別れを繰り返すことになる。   多くの人と愛し合い、セックスを重ねた。でも、どうしても次第に飽きてくる。だから、「別の子とセックスしていい?」って聞いたら、みんな一様に、私を頭のおかしい女だと罵って去っていった。私は中学から大学までに合計で七人の男性と付き合ったが、私の考えを理解してくれる人はいなかった。どれだけ愛し合っても、結局最後は、みんな私を汚らしい女として捨てていった。   それでも、社会人になって初めての交際相手となった明人(あきと)君は違った。   明人君は今までに出会った人たちの中で断トツに優しい人で、私を考えを何でも肯定してくれた。顔もいいし、経済力もある。だから私が猛アタックして付き合うことになった。そして彼は、セックスが抜群に上手かった。私と明人君は何度も何度もセックスした。飽きることなく、お互いを求め合った。しかしやっぱり、私は飽きた。自分でも呆れるくらい、私は性欲が強い女だったのだ。   明人君も、今までの彼氏たちのように私を捨てるかもしれない。そんな恐怖を抱えながらも、自分でもどうすることも出来ない性欲の強さに屈して、私は勇気をもって切り出した。別の人とセックスしてもいいか、と。   明人君は、最初は驚いた様子で戸惑っていたけど、やがて優しい顔で、いいよと言ってくれた。   私は心の底から喜んだ。ようやく、私のことを理解してくれる人と出会えることができたのだ。   私は翌日、男友達と一夜セックスを楽しんだ後、その帰りにそのまま明人君の家に寄って、彼にプロポーズした。   明人君は、喜んで私を抱きしめてくれた。結婚が決まった瞬間だった。


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