SamSuka
カナヲ / てりやきトマト
カナヲ / てりやきトマト

fanbox


【無料公開】なぜ今FANBOXをやるのか


個人開発ゲームクリエイターのカナヲです。

照八木とまこを名乗る美少女になることもあります。


『被虐のノエル』という連載形式で更新するゲームを作り続けて7年……最近ようやく完結を迎えることができ、作者もまた大きな節目を迎えられたと思っています。


そんな節目を機に、カナヲのFANBOXが開設されることとなりました!


しかしなぜ今FANBOXを始めるのかという理由を一言で伝えるには、改めてカナヲとはこれまで何をしてきてこれから何をしたい人間なのか、という背景を振り返る必要があります。

何度も言いますがちょうど節目のタイミング。せっかくなので長話にお付き合いください。


「手短に頼む」という方は【4】まで飛ばしてください。


【1】『被虐のノエル』以前

僕は学生の頃に趣味でフリーゲーム制作を始めました。

当時は界隈が盛り上がっていた時期で、多くの人に遊んでもらったり、企業主催のコンテストで賞をもらったりしました。


【はじめての宿屋さん】たとえばこういうやつとか。

https://www.teritoma.com/yadoya


【積層グレイブローバー】こういうやつも。

https://www.teritoma.com/grave


【虚白ノ夢】これは書籍にもなりました。

https://www.teritoma.com/kohaku


「こうやってゲームを作ることを、どうにか仕事にできないものか?」


就職活動の時期だったこともあって、そんなことを考えていた頃にゲームマガジンと出会い、やがて『被虐のノエル』の開発が僕のお仕事になったのです。


【2】これまでの個人開発:なぜ無料のゲームを作ることがお仕事になった?

ところで、『被虐のノエル』の連載版は無料公開されているフリーゲームです。

https://www.gamemaga.jp/noel/


「作ったものを無料で公開しているのに仕事ってどういうこと?」


こう不思議に思う方もいるでしょう。

事実、ゲームマガジンのダウンロードページから何千本、何万本『被虐のノエル』がダウンロードされようと、それが直接作者の収入になるということはありません。だって無料だもん。

!!!!!!


「じゃあ仕事としては成立していないのでは……?」


そう思うのが普通です。

しかし、当時はああいったフリーゲームが流行だった時代。それゆえに、人気のタイトルには出版社などから「そのゲームの小説版や漫画版を作りましょう」「グッズを作りましょう」という声がかかっていたのです。こういうのを「メディアミックス」と言います。

小説も漫画もグッズも当然お店で販売されるものですから、これが売れれば原作者にもお金が入ります。いわゆる「印税」というものです。


そう、ゲームを無料で公開しているのにそれがお仕事になる……という状況は、この印税によって生まれていたのです!

ありがとうございます!!

ありがとうございます!!


なんだか少し遠回りな気がするかもしれませんが、当時はまだまだ個人で作ったゲームを売る場所なんてろくにない時代。そんな中、こんな意外な手段で創作活動をお仕事にできたことには感謝しかありません。


この文章を読んでいる方の中にも、まさにこの『被虐のノエル』のメディアミックスを楽しんでくれた方も多いかと思います。


(ちなみに現在サンリオさんと作っている『まいまいまいごえん』は、あくまでサンリオさんが生み出したプロジェクトに参加させていただいている形のものなので、少し事情が違いますぞ)


【3】これからの個人開発:「メディアミックス」から「ゲームそのものの販売」へ

しかし、それはあくまで当時そういうものが流行っていたから成り立っていたやや特殊な仕組みです。当たり前ですが、いつまでも続くものではありません。

では流行りが落ち着いた今、個人で作ったゲームがお仕事になる時代は終わりなのでしょうか?


いいえ、そんなことはありません!


落ち着くものがあれば、新たに盛り上がるものもある。

ご存知の方も多いでしょうが、ここ5年くらいで「Steam」というプラットフォームが大いに盛り上がってきました。

(frame embed)



ざっくり言えば「PCで」「登録さえすれば誰でも(企業でも個人でも)」「世界に向けてゲームを販売することができる」市場のようなサイト、というかんじのものだと思ってください。

みなさんからすれば「世界中のゲームを買って遊ぶことのできる」サイト、ですね。


近年は「My Nintendo Store」などでもゲームを販売できます。ユーザーの間口が広がるのはとても嬉しいことなのですが……やはりSteamよりは出店の壁が高いというのが正直なところです。詳細は専門的な話になってしまうので省きますが。


いずれにせよ、こういった販売手段の登場はまさに、僕がメディアミックスの印税で収入を得ていた頃に抱えていた「個人で作ったゲームを売る場所なんてろくにない」という問題を真正面から解決するものなのです!


メディアミックスのお世話になった人間としては時代の移り変わりに一抹の寂しさを覚えつつも、新たな時代に期待する気持ちのほうが大きいです。

だって「作ったゲームが売れれば売れるほど作者に収入が入る」って、すごくわかりやすく「職業:ゲームクリエイター」ですし、やっぱりゲームそのものをユーザーに遊んでもらえることが一番嬉しいですからね!


【4】なぜ今FANBOXをやるのか

長い前置きになりましたが、このような背景により、今後はSteamでの販売を主軸にしたインディーゲームの開発に力を入れていきます!

正直もう少し早くその路線に挑戦したかったのですが……やはり『被虐のノエル』の世界でやるべきことを残したままでは気持ちよく次に行けませんでしたからね。

しかし、たとえば1年に1本新作が出せたとして、それが売れるか売れないかの一発勝負で生活が左右されるというのは非常に不安定です。まさにギャンブル。

「とにかく金になりそうなゲームを作って儲ければいいじゃねえかグヘヘ」というのもなんだか寂しい。


それを補うための支援者募集なのです!


ファンの方々から支援を受けるかわりに、こちらはクリエイターとして提供できるもの(新作の開発状況や、これまで作ってきたゲームの制作裏話など)を定期的に提供する。双方が楽しめる。そんな中、新作の開発もどんどん進む。そういったwin-winなサイクルが確立されればいいなと思っています。

応援したいなと思ってくれた方は、ようこそ!

そしてこれからよろしくお願いいたします!


お金がない、という方は無理はせず、SNSでの拡散や宣伝といったお金のかからない手段で応援いただけるととても嬉しいです。


(数年前にファンクラブを運営していたときは連載の真っ最中だったため『被虐のノエル』に関する話を勝手にしないようにしていましたが、今回はそういう縛りもとくにありません。なんならゲームマガジンに開設を少しお手伝いしてもらっています)


【5】ちなみに…

新作がどういうゲームになるかについてはじつはもう大体決まっていて、これまでの様々な作品から個人的に好きな要素をいろいろ抽出したゲームになりそうですが……その話はまた別の機会にゆっくりと。



……………………………………………………


( ¯ᵕ¯ )♡(いいねしてくれると励みになります)

【無料公開】なぜ今FANBOXをやるのか 【無料公開】なぜ今FANBOXをやるのか 【無料公開】なぜ今FANBOXをやるのか 【無料公開】なぜ今FANBOXをやるのか 【無料公開】なぜ今FANBOXをやるのか 【無料公開】なぜ今FANBOXをやるのか 【無料公開】なぜ今FANBOXをやるのか 【無料公開】なぜ今FANBOXをやるのか 【無料公開】なぜ今FANBOXをやるのか

More Creators