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カナヲ / てりやきトマト
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【過去作の制作裏話】『被虐のノエル』バロウズのその後

支援者の皆様こんにちは!

カナヲです。


今回の制作裏話は、おたよりとして質問いただいた「最終話にてああなったバロウズのその後」について少し触れてみようと思います。


※この記事は『被虐のノエル』Season Finalのネタバレを含みます。


【1】おたより紹介

▼――――――――――――――――――▼

Lhaplus citizen さんより


Good evening Kanawo-sensei.

Thank you for the FANBOX and the opportunity to find out more about the author and the work "Noel the mortal fate".

The post "『被虐のノエル』ノエルのその後" made me curious and I have a question.


If Noel and Caron were reincarnated, is it possible that Russell Burrows will also be reincarnated or already has?

I can imagine that many people also admire his work.


It sounded like a legend to me, but did Burrows die at the end of "Noel the Mortal Fate"?


Sorry for the long question and thank you!


(Google Translation)

カナヲ先生、こんばんは。

FANBOXをご利用いただき、作者と『被虐のノエル』という作品についてもっと知る機会をいただきありがとうございます。

『被虐のノエル』ノエルのその後」という投稿を見て気になったので質問させていただきます。


ノエルとカロンが転生したとしたら、ラッセル・バロウズも転生する可能性はありますか、あるいはすでに転生しているのでしょうか?

多くの人が彼の作品を賞賛していることも想像できます。


伝説のような気がしましたが、バロウズは『被虐のノエル』の最後で死んでしまったのでしょうか?


長い質問でごめんなさい、ありがとうございました!


▲――――――――――――――――――▲


とのことです!おたよりありがとうございます!


「ノエルのその後」は以前別の記事でSeason Final後のノエルとカロンについて少し掘り下げたものなので、見たことがないという方はぜひチェックしてみてください。

【過去作の制作裏話】『被虐のノエル』ノエルのその後

支援者の皆様こんにちは! カナヲです。 今回の制作裏話は、おたよりとして質問いただいた「最終話にてああなったノエルのその後」について少し触れてみようと思います。 ※この記事は『被虐のノエル』Season Finalのネタバレを含みます。 【1】おたより紹介 ▼――――――――――――――――――▼ エミリア さんより カナヲ先生、こんば...



これはですね、結論から言うとずばり、バロウズはどうあがいても人間として死にました。

ノエルとカロンが悪魔になってバロウズが悪魔にならなかったという部分を左右したのは、やはり「後になにかを遺せたかどうか」に尽きると思います。

そもそも悪魔というのは人の共通認識から生まれ、広く語り継がれていくことで存在できるものですからね。


【2】ノエルとカロンの場合

ノエルとカロンは、その姿や行動がラプラスを越えて全国ニュースレベルで広がり、ひょっとしたら一瞬とはいえ海外でも報道されたかもしれないわけです。

まあ「動機は復讐だった」とか、「未成年が悪魔とタッグを組んで悪い大人の悪事を暴いた」とか、「テロ行為で政治家を物理的に倒した」とか……

ノエルとカロンはとにかく絵面が鮮烈で、(主に悪い意味で、ですが)世間の興味を惹く存在でしたからね。


まあそれゆえに「ノエルたちの境遇にみんなが心から共感して…」みたいな美しい広まり方ではなくて、大部分は「地方の街でトンデモ事件が起きたらしい」とか、「なんか海外ですごい復讐事件があったらしい」とか、「しかも犯人は女の子と悪魔っていう、なんかドラマチックな組み合わせらしい」とか、そういうゴシップな広まり方だと思いますけど。


それでも彼らは結果として命と引き換えに、良くも悪くも世界に生き様を見せつけて刻んだわけですね。


【3】バロウズの場合

それとくらべるとバロウズはそもそもの生き様からして、自分の名や活躍を世界中に見せつけていくようなやり方ではなく、それをラプラスという狭い世界の中で狭く深く刻むことで、狭い世界で神になろうとした(そしてなれなかった)人です。


まず大前提として、一歩ラプラスの外に出ればバロウズはラプラスという小さな田舎街の市長でしかなくて、さらにバロウズがやろうとしていた「始まりの悪魔を作る」というものがおそらくほとんどの人には理解できないものです。なので部外者がバロウズを見た時、バロウズはせいぜいただの汚職政治家程度にしか見えないわけですね。


となると、じゃあ国外はともかく国内ではどうなんだという話になると思うんですが、バロウズを裏社会の要人として見ていた裏社会の方々はああなってしまったバロウズのことなんて早々に見限ってしまうわけですね。

バロウズはカリスマではなくて、金や利害関係の一致で人をつないでいた存在ですから。バロウズがずっとそうしてきたように、相手もバロウズから美味い汁が吸えなくなれば関係もそれまでです。


バロウズを敏腕市長として慕っていたラプラス市民の多くも、Season Finalラストでの魔人バレを経て、純粋な気持ちでバロウズを応援できなくなってしまったことでしょう。

あれを経てなおバロウズを支持する市民もいなくはないでしょうが、全盛期と比べればやはり減ってしまったでしょうね。


これらを総合して考えると、彼の偉業、あるいは悪行は、人の間で語り継がれていくタイプのものではなかったと言えるのではないでしょうか。

やたら文字数が多くなってしまいましたが、こんなところでしょうか。

色んな事を裏でコソコソとやってきたがゆえに、表の世界に残せるようななにかがないというのはなんだかとてもバロウズらしい虚しさがあるなと感じますね。



それではまた次の記事でお会いしましょう!



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Comments

市民たちはバロウズをよく理解していると思っているので、彼らの目にはバロウズの経歴にファンタジー要素が欠けている!

kitolkitol


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