(ぴゅあスマ2)♯13
Added 2021-01-28 19:14:06 +0000 UTC#13 あなたが脇腹の真横に立っても、先程の足裏責めの影響か美咲の表情には薄っすら余裕の色が伺える。 まさかこの箇所も足裏の様に性感帯を刺激するだけの刺激になってしまわないだろうか? あなたはその不安に駆られながらも筆を構え、短い丈のキャミソールの裾からはみ出した腹部に筆を運んでいく。 肌が引っ張られるように引き伸ばされた脇腹の皮膚は見た目にも緊張しているのが分かり、恐らく敏感になっているだろうなという想像を掻き立てられる。しかしあなたはそんな脇腹に筆を走らせるより先に、もう一つの興味惹かれる部位に筆を運んでいった。 「んっ……くっ!?」 脇腹を触れると構えていた美咲も、まさか最初にこの部位を撫でられるとは想像もつかず……先程までの余裕ある表情から若干苦悶の色を浮かべる顔へと変化させる。 ――サワサワサワ…… あなたが最初に触れた箇所は腹の端である脇腹ではなく、腹の中心そのものだった。 脇腹と同じように晒されている美咲の柔らかそうな腹部に筆先を滑らせて、臍の周りを焦らす様に円を描いてこそぐっていく……。 構えた箇所とはズレた部位を責められた美咲はその意外な刺激に対応できず、とうとう目を瞑って顔を横に背き口をピクピクと痙攣させながら込み上げてくる笑いを必死に堪え始める。 脇腹と宣言したのだから触られるのは脇腹だと想像していたはずの美咲にこの意表を突いた責めが思いもよらず効いたようで……結んだ口もすぐに波立つように笑みを浮かべ始める。 ――サワ♥ サワサワサワ~~♥ コショコショコショ…… 臍を中心に円を描くように筆をなぞらせ、その円も半径を少しずつ大きく広げていき……徐々に脇腹に近づきながら刺激を続ける。 筆は決して肌に押し付けず、あくまで毛先が触れるか触れないかの距離を保って円を描く。その絶妙な距離感がと僅かな触られ感がより一層のじれったさをを生み美咲の喉元に笑意を込み上げさせていく。 「くっっっふっっっ、んひっ!? んんっっっふっっふっっ……くぅぅぅ……」 円を描く筆先が脇腹に近づけば近づくほどに美咲の拒否動作が大きくなっていく。 刺激に弱いとされる脇腹をこの調子で触られれば耐えられない……そのような意思を無言で訴えているかのように美咲は腰をくねらせ、顔を横に振り乱して嫌がる。しかしあなたの手は止まらない。どんなに嫌がろうとも筆でのなぞり上げは確実に脇腹を目指して広がっていく。 「っっはっ!? はひっっ!! ま、待って! そ、それ以上はっっ……ひっ!?」 そしていよいよ腹の端まで筆が円を描き終え、次の周回では確実に脇腹の部位へと筆が走るだろうと想像がつくと、美咲はあなたに言葉による訴えを始める。 「ま、ま、待って!! そんなに焦らされて脇腹を触られるなんて聞いてません! お願いっ、待って! 今は触っちゃダメっ!! お腹の刺激だけでも耐えられないのに……脇腹なんて触られたら……」 先程までの余裕は何処に行ったのかと問いたくなるような無様な命乞いの様にあなたは一瞬だけ筆を止めて見せる。 美咲は筆が止まった事に“思いが通じたか”と安堵の息を吐くが、あなたは決して美咲の言葉を聞き入れて筆を止めたのではない。美咲を油断させたかったのだ…… 「はぁ、はぁ……はぁ……はぁ……も、もう……終わりで……良い? もういいでしょ? お腹を触ったんだから……」 あなたは無言で美咲の顔を眺めスッと息を吸い込む。筆先は脇腹僅か横に触れたまま動きを止めているが、その吸い込んだ息を吐き出すと同時に腹の位置からずれるように脇腹の部位へと滑り込み、彼女のくびれた脇腹を筆の毛先で何かを塗りたくる様に上下に激しく動かし本番のくすぐりを開始する。 「ひぎゃああぁぁぁぁあっぁぁぁぁあぁぁぁっっっ!!?」 筆が脇腹を撫で始めると、美咲から甲高い悲鳴が口から吐き出される。 油断した所に差し込まれた筆の刺激に上半身はビクビクビクっと電気を浴びせられたかのように大きく痙攣し、大きく開かれた口同様に目も瞳孔を開かせて驚きの表情を瞬時に形作る。 「かっ……はっっ……ひっっっ…………ひひっ! いひひっ……ひひっ!!」 時が止まるかのように胸を突き上げて固まった美咲の上半身がゆっくりまたベッドマットに沈み込むと、彼女は悲鳴の代わりに途切れ途切れの笑いを口から零し始める。 「かっっはっっひっ!? あひっ! やめへっっ! んはっ! ひひっ……イヒヒヒヒヒヒ、はひひひひひひひひひひひひひひひひ、や、や、やだぁぁっっはははははははははははは、く、く、くす……くすぐったいっっひっ!!」 突然の刺激に驚かされた後に冷静にその刺激を味わうと、それがこそばゆい刺激なのだとようやく自覚したようで、美咲は徐々に口から笑いを込み上げさせ……それを声としてあなたに伝えるようになる。 「だ、だ、だめぇぇへへへへへへへへへへ!! くすぐったいっっひひひひひひひひひ!! わ、脇腹だめっっへへへへへへへへへへへへへへ、くすぐったいぃぃぃぃぃっっっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!!」 もう誰が見ても美咲は完全に笑ってしまっている……。最初の目標である“くすぐりで笑わせる”という課題はこれでクリアとなるのでは? と、あなたは時計を見つめる鈴菜に期待の目を向けるが……鈴菜は彼女が笑っている事を気にも留めず黙々と時計にだけ視線を向けている。 あなたはストップの声すら掛けようとしない鈴菜の態度に、この笑いではきっとダメなのだろうと悟る事となる。 「だっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、筆がこそばいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、だめぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、ホントにやめでぇぇへへへへへへへへへへへへ、撫で回さないでぇぇぇぇぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、かひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 弱点を探る前半のパートではいくら笑わせてもノーカウント……この後に行う“手での直接攻撃”で笑わせないと意味はない……鈴菜の態度はそれが条件だという事を無言であなたに訴えかける。 あなたは……名残惜しい気もしながらも、脇腹から筆を離していく。いくら笑わせても今は無意味だと悟ったのだから、ここで頑張る道理は1つもない。 あなたが筆を離し終えると同時に鈴菜から「ストップ!」の声がかかる。 あなたがゲームの趣旨に気付くのと同時に丁度時間も終わりを迎えたのだ。 「フフ……随分と無様に笑わせられたみたいだけど……あんたも分かってるでしょ? 本番は次の責めだって事……」 あなたは諦めるように目を瞑り大きく頭を縦に振る。 「今の時間はいくら笑わせたとしても、次の本番で笑わせられなかったら失格よ。それくらい分かるわよね?」 もう一度頭を縦に振る……。 「でも、笑わせられたって事は……そこが弱いって証拠だから、責めやすくなったでしょ?」 確かに足裏では笑わなかった美咲も脇腹の責めには我慢できず笑っていた……その事実はこれからの判断材料になるのは確かだが、“筆”で触られて笑ったという事実もまた同時あなたを悩ませる材料となる。 最後の責めは“直接手でくすぐる”というルールになっている。つまりは道具を使えない…… 脇腹はたまたま“筆の刺激”に弱かっただけで、手の刺激には耐えられるかもしれない…… それを言うと足の裏だって分からなくなる。性感帯があるとはいえ筆での刺激に感じただけかもしれないし、そうじゃないかもしれない…… そして未だ触れてもいない“腋”の部位の反応も気になる…… 触れていないのだから効くのか効かないのかすらも闇のままだ。 正直言って絶対に笑わせられるという自信は湧かない。 確実な何かがある訳でもないのだから……縋るべき支柱が無いに等しいのだ。 しかし、あなたは決めなくてはならない。次の一手で確実に彼女を笑わせられる部位を…… 「どう? 今の反応と、さっきの足裏の反応を見て……責める箇所は決められた?」 あなたは渋々頭を縦に振る。 正直決めかねているというのが答えではあるが、迷っている時間はあなたに与えられるはずもない。 だから、勘でも賭けでも何でもいいから1か所決めなければならない。最後の責め場所を…… あなたはもう一度美咲の上半身と足先を順番に見比べ頭の中で責め場所を選んでいく。 かなりいい反応を見せた脇腹を責めるか…… 筆では笑わせられなかったが直接指でくすぐれば笑わせられと信じて、足の裏を選ぶか…… それとも、いまだ未知数の“腋”の部位を賭けで責めてみるか…… そして答えを待つ鈴菜にあなたは…… A:最後は腋を責めてみる……と伝えた。→#14へ B:反応の良かった脇腹を再び責めてみる……と伝えた。→#17へ C:指でなら笑わせて見せる……と、足裏を選んでそれを伝えた。→#19へ