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ハルカナ
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(ぴゅあスマ2)♯12

#12  美咲の顔横まで歩を進めたあなたは、未だに火照りの熱を残して赤く染まっている彼女の頬と惚けた目を見降ろしてゆっくりと筆を構える。  今度こそは期待通りの反応を見たい……。構えた筆を細かく上下させながらあなたはその想いを込めて美咲の大胆に晒されている腋の部位へと筆を降下させていく。 「……………………」  筆が揺れながら降りていく様を目の前で見せつけられている美咲は、言葉こそ発しはしないがその部位があまり得意ではないという意思を視線の動きであなたに悟らせる。  筆の動きが気になっているのは確かなのに、その筆先を直視しないようにと目を横に逸らして意識の外へ筆を追いやっている。その拒否するような目の動きにあなたはドクンと一つ鼓音を胸から響かせ、不安と期待の入り混じる何とも言えない胸苦しさを味わう。  やがて、チョロチョロと空中を動き回りながら近づいていた筆先が、いよいよ美咲の腋の皮膚上へと降り立っていく。流石に触られる瞬間は見届けなくてはならないと思ったのか、美咲は不自由な顔をどうにか僅かに持ち上げ怯えるような目で自分の腋を覗き込もうとする。 惚けた目から一転して子犬が大型犬に怯えるような目つきになってしまった美咲に、あなたはそこはかとなく期待を手に込めていく。  そしてその期待を形にするかのように筆の先を美咲の腋筋へゆっくりと着地させ、彼女の最初の反応を見逃さないよう視線を彼女の顔に向ける。 ――ソワっ♥ 「きゃ、ひゃっっっ!!?」   筆が肌に触れた瞬間、美咲は目を強く瞑り、上半身のビクつきと短い悲鳴を同時に上げる。 最初の反応としては上々だ……。刺激を嫌がる様に身体を左右に振ろうとする仕草……拒否の意思を見せようと横に振る顔……条件反射的にビクつく身体……これらはあなたが最初に望んだくすぐったさに対しての正常な反応だ。  筆が肌に触れただけでこの反応という事は……筆を動かすとどうなるだろうか? あなたはその好奇心を満たそうと筆をゆっくり上下に往復させ始める。   「んはあぁぁぁっっっ!!? や、やめっっっっ!!」  筆が動き出した瞬間、美咲の上半身は再び弾けんばかりに跳ね、無自覚的に手を降ろして腋を隠そうとしたのか手首に巻かれた枷を力強く引っ張ろうとしてしまう。  筆が動くたびに手首の枷がガシャガシャと音を立て、必死に腕を下げようと試みる美咲の努力を無に帰していく。腕は勿論下せない……美咲は万歳の格好から一切腋を隠すことが出来ない。そんな無防備を強制されている彼女の腋をあなたは筆の毛先で弄ぶようになぞり回して彼女に耐え難いむず痒さを与え込んでいく。 「はっっっはひ!? あひっっっ!! だ、だめっっへ!! ワキは……だめっっっっっ!! んぐぅぅぅっっっ!!」  筆の先から電流でも流されているかのように美咲の身体はビクつき、顔はみるみるうちにだらしない笑いの形を取り始める。  彼女は笑わない様にと歯を食いしばっているつもりだろうが、声を発するたびに開く口は緩いVの字に曲がり目尻もその口に合わせるように垂れ始めてしまう。 ――コソコソ……コソコソ……コソコソコソ♥  やっている事は足裏と変わらない。土踏まずの堀をもっと深くしたかのような腋の窪みの谷間に筆先をほんの少し当て、チョコチョコと可愛く動かして触っているだけ……。しかし美咲には土踏まずの時とは全く違う刺激を感じ取っているようで、甘い喘ぎ声を零す代わりに今にも笑い出しそうな苦しい息遣いを口から吐き出している。 「かっっはっっひっ!? あひゃっ! はひっっっっっひ!! やめへっ! ソコ……ほんとに……っひ!? ぅくっっっふっっくくくくくくくくくく……」  笑いが喉元を圧迫しているらしく、口の端から笑いとも呼気とも取れない声が漏れ始める。唇はヒクヒクと震え、必死に振っている顔の額には脂汗が滲んでいるようにも見える。  特に腋の中心にある少し丘を形作る様に盛り上がった皮膚の上を悪戯するようにこしょぐると、美咲は大きく身体を振って最大級の嫌がり方をあなたに見せる。  意地悪なあなたはその反応の先を見てみたいと、美咲が嫌がっているその“腋の丘陵”を集中的に筆でなぞり彼女の反応を愉悦の表情で見下ろす。 「だはっ!? だめっっへっへへへへへへへへへへへ! そこばっかりっっひ! ず、ず、ずるいぃぃぃぃぃぃぃ!!」  美咲はこれまで以上に腕を下げようと手に力を込め手枷をジャラジャラと鳴らしまくる。しかし勿論、そんな事をしても枷が外れるという事はなく……枷はあなたのくすぐり責めを阻害させない様に美咲の腕を万歳の格好から崩させない。  腋がくすぐったくて堪らないが、そのくすぐられている腋を庇わせてもらえない……このもどかしさを美咲は今存分に味わっている。そしてそのもどかさが、やがて彼女の我慢を削り取っていき…… 「ぷひゃっっ!? アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、も、も、もうダメっっへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、我慢できないぃィぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、はひゃあぁぁっっははははははははははははははははははははははははははは、くす……くすぐったいぃぃぃっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  ついには美咲を言い訳のしようもない爆笑へと誘う。 「はひゃっっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、うひぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ、腋やめでぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ、いへへへへへへへへへへへへへへへ!! 腋弱いっっひひひひひひひひひひひひ、私ぃ腋弱いのぉぉほほほほほほほほほほほほほ、ヒギッッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ!!」  もはや誰の目から見ても彼女は“笑って”しまっているのは明らかなのだが、時間を図っている鈴菜は彼女の笑いに興味を示そうとせず……ずっと時計を眺めている。恐らく、これはまだ弱点探しの段階であり本番ではないのだから笑ったとしてもカウントとしては数えないつもりなのだろう。  笑わせれば良いという条件が適用されるのはあくまで3回目のくすぐりの時だけ……少し勿体ない気もするが、しかし腋が弱いと分かった以上あとは本番の時に腋を責めると宣言すればいいだけの話。弱点を知れたことは僥倖だと言っても過言ではない。 「はい、時間よ。筆を離しなさい……」  しばらく美咲の笑い悶える姿を眼福の眼差しで眺めていたあなたに、タイムキーパーをしていた鈴菜の制止の声が届けられる。  あなたはその言葉通りに筆を美咲の腋から離し、横に待機していた恵理に筆を預けて2回目のチェックを終えた。 「もう分っていると思うけど……ここでの笑いは本番とは一切関係ない笑いだからね? 本番で笑わせられなければ後半の責めには移れないから、気を抜かないで頂戴ね?」  あなたが想像していた通り……今の美咲の爆笑は条件のクリア材料にはなってくれないと鈴菜が説明してくれた。  つまりは、次の責め……直接手でのくすぐりで笑わせられなければ何の意味もない……。プレイが終わってしまう……。  気分が乗ってきいるあなたにとってプレイの中断はこの上ない苦痛でしかない……。ここで終わるわけにはいかない! 何が何でも笑わせなくては…… 「(大丈夫です。もう……弱点は分かったじゃないですか……)」  不安と緊張に顔が硬くなったあなたに、隣に立っていた恵理がソッと小声で耳打ちをする。 「(冒険せずに堅実に責め場所を選べば……笑わせるのは容易いはずです♥)」  堅実に責め場所を選べば笑わせられる……と、恵理は言う。  確かに……今の反応を見れば、腋がかなり弱いことは火を見るより明らかだ……つまりは腋を責めれば笑わせられる……。恵理はそのように言っているのだが…… 「でも、美咲の脇腹はまだ責めてないわよね?」  今の小声を聞いていたのか定かではないが、鈴菜があなたを迷わせる言葉をぼそりと独り言のように呟き……そして続けて更に迷わせる言葉をあなたに向けて放った。 「脇腹……腋より弱いかもしれないわよ? ううん、足の裏だって……直接手で触れば笑わせることが出来るかもしれないわ♥ あんたのテクニックなら……もしかしたら……だけどね?」  あなたのテクニックをもってすれば……足の裏でも笑わせられるかもしれない……鈴菜はそのようにあなたを誘惑する。  確かに……さっきのは筆で触ったから感じてしまっただけかもしれない……自由に細かくくすぐれる指なら……もしかしたら笑わせられるかもしれない……。  そして脇腹……ココは確かに未知の領域だ。どういう反応を示すかは分からない……弱いかもしれないし、足裏より効かない可能性だってある。  選ぶとなると賭けになってしまうが……まだ触っていない箇所であるという新鮮さがあなたには魅力的に映ってしまう。  あの脇腹を……揉んだり触ったりして、美咲を笑わせてみたい……。そんな欲すらも湧き上がってきてしまう。  あなたは悩む……時間にして数秒程度だが、急かされたこともありその数秒で悩みを答えに変えなくてはならない。 「どうする? ここからが本番だけど……何処を責めるか決められた?」  鈴菜があなたに問いかける。  考える時間はあげたのだから、答えを聞かせなさい? と言わんばかりに、視線に圧をかけて……。  その圧に屈服するようにあなたは口を開く。そして…… A:弱点である腋を責める! と答えを返した。→#15へ B:脇腹を責めてみたい! と答えを返した。→#16へ C:手でならヤれるはずだから足の裏を責める! と答えを返した。→#19へ


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