(ぴゅあスマ2)#22
Added 2021-02-01 15:30:59 +0000 UTC#22 「私を選んでくださったのですね? ありがとうございます……」 あなたは下半身の責めを行うパートナーとして恵理を迎え、自分は上半身の責めに集中するという選択を行った。 それにより選ばれなかった鈴菜が若干不満気な顔を浮かべ不貞腐れる仕草をして見せていたが、恵理は彼女を気に留めない様子で足早に美咲の足裏へ移動し、さっそく姿勢を低く落としつつ手をワキワキさせながらくすぐりの構えを取っていた。 あなたはまずは彼女の責めを見てみたいと思い立ち、恵理の背後へ回って彼女の責め方を後ろから眺めてみる。 「フフ……こんなエッチな足を無防備に晒しちゃって……。もしかして美咲さん……私が足裏好きなの知っててワザと見せつけていたんじゃないですか? 私を誘うために……」 先程まで機械のように無表情だった銀髪の片目見せ少女は、美咲の足裏を間近で見るなりうっとりとした表情を浮かべ頬に薄紅色の血色を乗せ始める。 その目はトロンと惚け、愛らしい生物を愛でているかのよう……。そんな彼女の熱い視線を向けられている美咲の足裏は、見られている事を恥ずかしがるように足指をモジモジさせたり足枷から逃げたそうにバタつかせたりと落ち着かない様子。 そんな美咲の足裏に……恵理の繊細そうな細指がそっと近づいていく。 「この形……好きなんです♥ 足の裏の……この……エッチなカーブがまず私の性欲を掻き立ててくれます……」 そのように呟くと、彼女は人差し指だけを伸ばして美咲の足裏……土踏まずの横端に指先を優しく当て、窪みの横端にできた緩いカーブラインをその指先でなぞって刺激し始めて。 「はっっ!? くっはぐっっ!!?」 土踏まずの内側というキワドイ箇所の、更にキワドイ横端の肌を優しくなぞられる気色の悪い刺激に美咲は驚くような表情を作って悲鳴を上げる。 余程その刺激が嫌だったのか美咲は足を再びバタつかせようと力を込め恵理のなぞり上げから逃げようとするが、足首に巻かれた枷が彼女の足を動かさないよう固定している為美咲は恵理の責めから一切逃げられない。 「美咲さぁ~ん? ダメじゃないですかぁ……逃げようとするなんて♥ まだ、私の責めは始まってすらいないんですよぉ? 分かってますかぁ~?」 恵理はそう言いながら舌をペロリと出して自分の薄い血色の唇を一舐めする。そして足裏の横縁をなぞっていた人指し指を彼女の足指の方へとなぞりながら移動させ、足指の長さの違いを意識させるかのように順番に足指の先の部分をなぞって小指までなぞり切り、そこで指の動きを止めた。 「さっきの責めで笑ってしまった美咲さんは……きっと今……くすぐたい刺激に凄く弱くなっていると思うんです……」 足の指をなぞられただけで何度もビクビクと身体を震わせてしまった美咲は、恵理のセリフに言葉は返さずただただ声を押し殺そうと歯を食いしばり次の刺激に備えていた。 「足の指って……手の指と違って……太くて鈍感なイメージがあるかもしれませんけど……意外と鋭い刺激には敏感なんですよ? 特に……こんな風に爪を立てて指の関節部分をカリカリ~って引っ掻かれたら……」 恵理は小指の先から僅かに指を下にずらし美咲の小指の第一関節の部分に人差し指を移動させる。そして言葉にした責めと違わぬ引っ掻き責めをその小指の関節部分にして見せる。すると…… 「ぱぎゃっっっっっっ!!? は、はひぃぃぃぃっっっ!!? ま、待っへ!! わ、私……足の裏には強いはずなのにィぃィっっひ!! そ、そ、その触られ方はダメっっ!! なんか、ダメなのぉぉぉぉぉっっ!!」 美咲の身体はまたも大きく跳ね、恵理の引っ掻きに対して拒否の反応を身体が示す。そして折角固く結んでいた口も、その刺激に耐えかねて開いてしまい恵理の責めに早くも屈服するかのような言葉を吐き始める。 「……ダメですか? この触り方がですか? そうですかぁ……ダメですか…………フフフ♥」 美咲の反応を心から楽しむかのように恵理は笑みを浮かべてそう零すと、反応の良さに味をしめたかのように小指から薬指……薬指から中指にと、順番に関節の敏感な部位を爪先で引っ掻いて進ませ始める。 「はひぃぃぃぃぃっっっ!!? や、やだっっっっ!! ムズムズするぅっっ!! そっちに進んじゃダメっぇぇ、どんどん刺激がはっきりしてきてるぅぅ!!」 小指から薬指……中指、人差し指と進むにつれ刺激の感じ方が微妙に違ってきている。引っ掻き方は同じなのに、親指側に近づくにつれて引っ掻かれた時の反応が大きくなっている。 「ほらほら……ダメですよぉ? 足の指をそんなにクネクネして逃げようとしちゃ……。動かれると上手くくすぐれないじゃないですか……。そんなに逃げるんでしたら……私だって、こ~んな事しちゃいますよぉ?」 どうにか恵理の指から逃れようと足先をジタバタさせて抗おうとする美咲だが、恵理は反対の手の平を彼女の足先にズンと乗せ、足の指が動かない様に押さえつけながら固定してしまう。 足指を反り返すように押さえつけられた美咲の足は枷の効果も合わさってもはや全く抵抗の出来ない状態に仕立て上げられた。恵理はその完全な無抵抗にした美咲の足指の付け根に再び責め手の指を接近させる。 今まで足指の関節を1本の指だけで引っ掻いて回っていたが……最後の親指の部位に接近させている指は5本の指すべてを動員している。順番に引っ掻いてきて恵理も気付いたのだろう……親指に向かえば向かう程美咲は刺激に弱くなってきているという事を。だから最後の親指は全ての指を使って引っ掻くつもりなのだ……トドメを刺す勢いで…… 「だ、だ、だ、ダメ!! ホントやめて!! 足の指なんて……私、くすぐられた事ない!!」 「私もくすぐった事ありませんよ? だから……お互い処女同士ですね♥ ヨロシクお願いしまぁ~す♪」 「い、いやいや!! ヨロシクじゃないわよ! やめてって言ってるでしょ! そんなトコ……足裏のくすぐりとは関係ないわ! 足の指じゃないっっ!!」 「足の指も……立派な足裏の部位ですよ? 関係ないだなんて……足の指さんが可哀そうですよ~?」 「可哀そうとかそういう問題じゃ————って、うひぃぃぃぃっっ!!?」 「ほぉ~ら、お喋りしている間に私の指達が到着してしまいましたよぉ? 美咲さんの……敏感な……親・指・の・付・け・根……に♥」 「あ、あ、あっっっやめて!! もう気色悪いっ!! 指を置いてるだけなのにぃぃ!! もう耐えられないぃぃぃ!! んああぁぁぁっぁぁぁぁぁぁあっぁぁぁ!! 動かさないでっっ!! その指を……動かさないでぇぇぇぇ!!」 「だぁ~~め♥ 鈴菜ちゃんの彼氏さんを寝取った……悪~い美咲さんには……これからたぁ~っぷり……お・し・お・き……してあげますからネ♥」 「ひっっ、ま、ま、待って!! 待って!! まだ待って!! ホントに待ってっっっ!!」 「待ちません♥ ほ~~ら♪ コチョ、コチョ、コチョ、コチョ~~ぉ♥」 美咲の懇願も空しく恵理は足の親指に這わせた全ての指の爪を立て手をニギニギするような動きでくすぐりを再開した。 親指の腹、関節、その下の母指球の膨らみ、その横の足裏の縁……など、親指から下に広がるこそばゆさを感じる神経を存分に刺激するように爪の先で鋭い刺激を与えていく。その刺激が送られるや否や、美咲は目を飛び出させんとする勢いで大きく開いて甲高い悲鳴を上げる。そして悲鳴が落ち着くと、その悲鳴を上げるために開けてしまった口から別の声が吐き出されるようになる。 「あがっははははははははははははははは、はぎぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、やだっっはははははははははっはははははははははははははは、爪がこそばいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、爪の引っ掻きがこそばいぃぃぃぃっっっ!! だぁ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、やめでぇぇぇ!!」 「あれぇ~? 足の裏……強かったんじゃなかったですっけ? 笑っちゃってますけど……」 「はがっっははははははははははははははははははははははははははははは、そ、そ、そんなトコ責められるってきいてないぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 反則よっっほほほほほほほほほほほほほほ、こんなの反則ぅぅふっふっふっふっふっふっふっふっふっふ、ダァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「残念でしたね……美咲さん♥ 私……美咲さんが足裏強いの……実は知ってたんです。でも……こういう責めは味わった事ないだろうなぁ~って思ってたので、試す機会が出来てホントに嬉しいです♥」 「う、嬉しくないぃィひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、私は全然嬉しくないぃィぃィひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「くすぐりって……不思議なもので……一度“くすぐったい”って思った部位は、例え刺激に耐性があってもくすぐったくなってしまうものです……。だから……今なら————」 恵理はそう言って左手で足指を押さえつけた格好のまま、引っ掻いていた右手を親指の周辺から離しそのままボールを握る様な形を保ったまま彼女の土踏まずの方へと手を移動させた。そして、開始の合図を告げるのも省くようにその手を一斉に彼女の土踏まずにあてがってモジョモジョと指先を躍らせながらくすぐり始めた。 「べひっっ!? ヒギャッッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、な、なんでぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ? 土踏まず効かない筈なのにィぃィひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、なんでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、はぎゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 「フフ……美咲さんはもう……何処をくすぐられてもくすぐったく感じると思いますよ? 強いと思い込んでいた場所ほど、一度我慢が崩されれば、ダムの堤防が決壊するかのように脆く崩れるものです……。足の裏でもこれだけ笑ってしまっているのですから……これから責められる“腋”なんて……どう感じるでしょうね?」 感心するように腕を組んで背後から恵理の責めを観察していたあなたに、恵理は顔だけこちらに向けてコクリと頷きいて見せる。その頷きを見てあなたはハッと我に返り、そういえば自分も責めなくてはならなかったのだという事を思い出す。 そして、促されたままにあなたは足早に美咲の上半身へと移動し、改めて彼女の上半身に目を落とす。 顔を真っ赤にし、首を横に振り乱しながら笑い悶える美咲の顔……その下には彼女の弱点であるワキの部位が、彼女が笑いながら身体を捻るたびに窪みの凹凸の形を変えあなたを誘惑する。 あなたはそのいやらしい腋の窪みに吸い込まれるように両手を伸ばしていく。 左右に捻る体の向きに合わせて形が変わっていく美咲の腋窩……その部位だけを吸い込まれるように見ていると、まるで彼女の腋があなたに口を開いて訴えかけてきているように見えてくる。 ……クスグラ……ナイデ……サワラ……ナイデ…… そのように言って見える腋の窪みにあなたは左右同時に手を添え、恵理と同じようにボールを握る様な形を手に取らせボールの代わりに腋の柔肌をムニっと掴ませその生暖かい体温を指先に感じ取る。 そして、指先に伝わった柔らかな皮膚を揉み解すかのように指先をグニグニと蠢かせ彼女の腋をくすぐり犯し始める。 すると、美咲の笑いのトーンが2つほど跳ね上げる。 今までのゲラゲラ笑いから一転して悲鳴に近い叫び笑いが部屋中に反響して回る。 「ヒギャアアアァァァァァァァァァァァァッッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、いひゃ、いひゃあああぁぁぁあぁぁぁぁっっははははははははははははははははははははははははは、ひぎぃぃぃぃぃぃっっっっっ、はぎぃぃぃぃぃぃぃぃっっっ!! んぎゃあぁぁっぁぁぁぁぁぁぁはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 その笑い悶え様は、つい先程までカウンターの前に立って接客をしていた彼女と同一人物とは思えない程激しく、涎も涙も汗も垂れ放題になっているその顔は清楚とは程遠いだらしない顔に仕上がってしまっている。 「ひぎぃぃぃひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、あがっっははははははははははははははははははははははははははは、ぐ、ぐるじぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、はぎひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!? んがっははははははははははははははははははははははははははは、いひぃ、はひぃ……」 饅頭を摘まんでいるかのように柔らかい美咲の腋。その腋窩を指先で形が変形するくらいにムニムニと揉み込んでやると、美咲は耐えきれず顔を突き上げて大笑いを繰り返し吐き出す。 あなたは美咲の肌を触っているという幸福感と、くすぐりによって笑わせているという支配欲を同時に満たし身体が浮いてしまっているかのような地に足の付かない快感を味わっている。 くすぐりが激しくなるにつれ触れている腋窩の体温も上がり、薄っすらと汗も滲み始める。その汗を指先の潤滑油として利用し窪みだけでなく腋の下の部位までもくすぐりのターゲットに収めていく。 胸の横付近の肌は肋骨が突出している為骨のゴツゴツ感が指先に伝わる……。あなたはそのゴツゴツした骨の隙間に指先を滑らせて、汗で湿らせた指先を駆使してその骨の隙間をモニョモニョといやらしく揉み上げてくすぐる。 「はぁぁぁーーーーーっっっっ!? はひっっ!? んはぁぁぁぁぁあぁぁぁあっぁぁダメェェッへへへっへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、イぎぃひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひひっひっひっひっひっひ!!」 そのくすぐりがあまりに彼女の擽感神経を刺激したのか、美咲は更に悲鳴のトーンを上げて笑い悶え始める。 手も足も暴れられるだけ暴れさせて、枷を激しく振り回して金属の擦れるガシャガシャという音を鳴り響かせている。 「はぎひひひひひひひひひひひひひひ、もうダメっっ! 限界っっひひひひひひひひひひひひひ、もう無理ぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 死んじゃうっっふふふふふふふふふふふふ、死んじゃうぅぅぅぅぅぅ!!」 あまりにも激しく美咲が拒否を示す為あなたは一旦胸横に這わしていた手の動きを止め、くすぐりを少しの間止めてあげる事にした。 あなたは別にくすぐる事に満足して止めた訳でも、慈悲の心が芽生えて許してあげたという訳ではない。 くすぐる箇所を変えてみたい……ただそう思っただけだった。 折角責め場所に上半身を選んだのだからこの場所もくすぐっておきたい……。腋のように柔らかくて……くすぐり甲斐のあるあの場所……。あなたはその部位へ手を向かわせるために胸横から更に下へと手を移動させた。そして美咲の腰の部位近辺まで手を降ろしたら、狙っていた“脇腹”の柔肌を両手でガシリと掴み込んでさっそくと言わんばかりにモニョモニョとくすぐり始めた。 「ひっっっ、ぎゃああぁあっぁっぁぁぁぁぁぁあっぁぁぁぁぁ!!? はぎゃっっっはははははははははははははははははははははははははははははは、それ駄目!! そこは今ダメぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! ホント無理ぃぃい、無理ですってぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! 無理無理無理ぃィ!!!!」 美咲の身体は先程と同じように枷が許す限りの高さまでビクンと大きく跳ねた。しかし先程と違い中々腰を宙に浮かせた状態からベッドへ腰を落そうとしない。かなり無理な態勢ではあるが美咲は腰を落せなくなってしまった……腰を落せば身体に力が入らずくすぐりの強制弛緩に晒され二度と力を込められなくなる……と理解しているから。 ――モニョモニョモニョ♥ あなたはそんな腰を浮かせたままにしようと力む美咲を、笑わせて力を抜かせようとさらに脇腹を揉み込んで彼女を笑わせにかかる。 「かはっっっ! はっ……はひっっっ!!?」 一瞬……力んだ反動からか笑いを我慢できたと思えた美咲だったが、再び襲い来る絶望的なくすぐったさに…… 「ぐぎゃああぁぁっっはははははははははははははははははははははははははははははははは、えはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは、やべでぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 再び激しい笑いを吐き出し始め、浮かせていた腰も崩れ去る様にベッドへと着地させてしまう。 「ギャア~~ッッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、わ、わ、分かった! もう分りましたぁぁはははははははははははははは、ギブです! ギブアップですぅぅぅぅ!! ギブアップしますからぁぁはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ヒギャアァァハハハハハハハッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 美咲の口から零れたギブアップという言葉を聞き、恵理は目を閉じて溜息をつきながら手を止めた。 そして興奮の渦中にあるあなたにも静かな声で制止を呼びかける。 「残念ですが……美咲さんはギブアップされました。ルールではこのギブアップが宣言された場合は速やかにくすぐりを止めなくてはなりません……申し訳ありませんが……手を止めてください……」 恵理の言葉と、無言であなたの肩に手を置いて止めにかかる鈴菜の制止によってあなたは夢の世界から現世に意識を戻される。 目の前には真っ青な顔をして落ち着かない呼吸を繰り返す美咲と……恵理と同じように溜息を深くついてヤレヤレといった表情で彼女を見下ろす鈴菜の姿…… あなたは手に美咲の柔らかい肌を触った感触を忘れないように指をニギニギとと動かしながら、鈴菜に場所を譲る様にゆっくりと後ろへと下がっていく。 「ギブアップ……しちゃったね……美咲さん……」 「そうね、してしまったわね……ギブアップ……」 お互い目線を合わせそのように確認し合う恵理と鈴菜は、笑わせられた余韻の抜けない美咲のだらしない顔を呆れた目を落して彼女の顔の横へ歩み出す。 「あんた……当然分かってて宣言したのよね? ギブアップすれば……私達の給料がどうなるか……」 「そうですね……分かってて言いましたよね? 私達のお給料が減ってしまうっていうルールを分かってて……」 「はひ、アヒ、かひ、だ、だ、だって……あんな苦しい……責め……私には……耐えきれません……」 「耐えられなくても耐えなさいよ! そういう決まりだったでしょ? 意地でもギブアップはしないって……」 「美咲さんは……自分が助かりたいがためにギブアップしてしまいました……。私達の給料が減らされると分かっていて……」 「ち、違っ! 本当に苦しかったんだから!! この人のくすぐり……ホントにヤバかったの!!」 「じゃあ……私達の責めなら大丈夫って事なのね? まぁ、ギブアップしたって事はそういう事よね?」 「ギブアップをすれば延長15分の報復タイムが与えられます……でも、この方はその責めには参加できない……。だから安易にギブアップをしたのでしょう? 美咲さんは……」 「い、いや……違います……ホントに苦しくて……。少しでも休憩を得たいと思って……」 「恵理の言う通りよ。こいつさえ戦線から離脱させられれば楽になる……そう思ってしたんでしょ? ギブアップを!」 「…………だ、だから違いますって! 恵理のくすぐりもヤバかった!! それは本当の事で……」 「問答無用よ! どちらにしてもあんたには15分間私達の恨みをぶつけさせてもらうわ! ギブアップしたこと……絶対に後悔させてやる!」 「さっきのような“前戯”はもう無しです……美咲さんには最初から笑い狂っていただきますよ……」 「ま、待って!! ホントに悪気があった訳じゃないんですって!! ホントよぉぉ!!」 美咲の喚きに耳も貸さなくなった鈴菜は、クルリと身体を反転させてあなたの方をニコリと笑いながら向き直す。 そして、その不気味な笑顔のままあなたにストップウォッチを手渡すと再び美咲の方を向き直し背中越しにあなたに労いらしき言葉を零す。 「良くやってくれたわ。私……こいつに本気で報復してみたいって思ってたの♥ だから……よくギブアップまで追い込んでくれたと褒めておくわ♥」 あの何かを企んでいるような不気味な笑顔でそれを言っていると考えると背筋にゾッと寒気が走るが、その地を揺らすような敵意はあなたではなく美咲に向けられている。 「時間……15分……計っていてくださいね? 私達は……多分……ストップの声がかからない限り手を止められませんから♥」 恵理も鈴菜に負けない不気味な笑みを浮かべてあなたにタイムキーパーを任せる旨を伝える。それを伝え終わると恵理はすぐにまた機械的な無表情な顔に表情を戻し、手を構えて美咲の足裏へ近づかせていく。 鈴菜も同様に、ストップウォッチを渡し終えたら首をコキコキと鳴らしながら彼女の腹部に遠慮なしに体重をかけて座り込み、手を顔の前に構えて準備運動をするかのようにコチョコチョと動かして彼女の不安を煽っていく。 あなたは彼女達の指が美咲の肌に触れる直前でスタートと宣言し彼女達に開始の合図を送る。 それと同時に一切容赦のないくすぐり責めがコンパニオン二人によって再び開始された。 ギブアップした罰を与えんがため……。簡単にギブアップしてしまった美咲を反省させんとするために…… 恵理と鈴菜による報復→#25へ