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真鍋ラスの倉庫
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エリーチカバケツ下痢うんち

廊下に立つ絵里は、額に玉のような汗を浮かべながらお腹を押さえていた。

制服越しにも伝わる鋭い痛みが、波のように周期的に押し寄せてくる。

「っ……く、こんなときに……」と小さく息を漏らし、必死に脚を前へと運ぶ。

――ギュルルル……!

腹の奥から響く音は、まるで警鐘のようだった。

「落ち着いて。あと少し……トイレまで、あと少し……」

自分に言い聞かせるように呟くが、焦りは増すばかり。廊下を抜け、ようやく目的の扉が視界に入る。

絵里は安堵の息をつき、駆け寄った。

だが、扉の前にはすでに数人の生徒が順番待ちをしていた。

「うそ……でしょ……」

愕然とした声が、ほとんど悲鳴に近かった。

腹痛は刻一刻と鋭さを増し、背筋を震わせる。汗が頬を伝い、制服の襟元を濡らす。

「だめ……こんなところで……」

理性と羞恥心が必死に身体を支えているが、胃腸は容赦なく蠕動を繰り返す。

――ギュルルルッ……ズキンッ!

「っ……くぅ……っ!」

絵里は思わず壁に手をつき、膝を折りそうになる。

前方の扉は閉ざされたまま、誰一人出てこない。時間の流れが残酷に引き延ばされる。

一刻も早く飛び込みたいのに、それが叶わない。

生徒会長としての冷静さもプライドも、この切迫感の前ではただ薄い紙のように破れそうだった。

「早く……お願い、早く空いて……!」

小さな声に、苦痛と焦燥が滲んでいた。

廊下にこだまするのは、遠くの足音と、自分の腹が奏でる低い呻き声。

絵里は奥歯を噛みしめ、耐える以外に術はなかった。

廊下を駆け抜けながら必死に耐えていた絵里だったが、ついにトイレの列に並ぶ余裕も失い、焦燥と羞恥の入り混じったまま足をもつれさせながら空き教室へと飛び込んだ。鍵をかけ、誰にも見られないことを確認した瞬間、緊張の糸がぷつりと切れる。

「っ……も、もう……だめ……!」

すでに下着はじわりと汚れ、熱く湿った感触が広がっていた。羞恥に震えながらも、今は耐えようがない。教室の隅に目をやれば、掃除用具と一緒に置かれた木製のバケツ。藁にもすがる思いでそこに近寄り、スカートをかき上げ、下着をずらす余裕すらなく腰を落とした。

――ドバァァァッ!

「ひっ……あああっ……!」

勢いよく飛び出した下痢うんちが、容赦なくバケツを叩く。茶色い液体が激しい音を立てて跳ね返り、絵里の太ももにまで飛沫が散った。

「や、やだ……止まらないのっ……っ!」

お腹の奥が波のようにうねり、次々と押し出される泥状の便。

――ビチャァァッ! ジュルルルル……ッ!

木桶の底に広がるたびに、刺激的な臭いが立ち込め、涙で潤んだ瞳がさらに曇る。

汗と涙が頬を伝い、脚は震え、両手でお腹を押さえながら必死に声を噛み殺す。だが、音も臭いもごまかせない。

「こんなの……誰にも……見られたくないのに……っ!」

羞恥と無力感に押し潰されそうになりながらも、容赦なく噴き出す下痢は止まらない。

――ドロロロロロロッ! ビシャァァァッ!

教室の隅は、瞬く間に惨状と化していった。

最後の波が絞り出され、息を荒げたまま肩を落とす絵里。

「……っ、はぁ……はぁ……」

バケツに大量に溜まった汚物を見て、羞恥と安堵がないまぜになった奇妙な感情が胸に渦巻いた。惨めで情けない。けれど、もう耐える必要はなかった。

教室の中に残ったのは、荒い呼吸音と、まだかすかに漂う臭気。そして、絵里の小さな嗚咽だけだった。

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