音もなく天井から伸びてきた触手。
触手は少女の首筋に忍び寄ってきた。
そして素早い動きで細い首筋に絡みついた。
「うっ!」
首筋に冷たい感触が走ったかと思うと、ギリギリと首筋を絞められていた。
「あ゛っ!」
行き場を失った血流が顔に集中しているのが分かった。
慌てて首に巻き付いた触手を掴もうとするが、首筋に食い込んだ触手を掴むのは容易ではない。
「く゛っ!」
少女は歯を食いしばってこらえようとするが、無情にも触手は少女の首筋を締め上げてゆく。
「か゛ッ!」
苦しそうな呻き声が漏れた。
顔中を汗が伝い、固く閉じた瞳の端には涙が浮かんでいた。
可愛らしいエプロンが苦し気に揺れていた。
「あ゛っ!あ゛か゛ッ!」
少女は狂ったように首に食い込んだ触手を掻きむしり始めた。
太く弾力のある触手は少女の細指ではびくともしなかった。
「あ゛ッ!」
少女の顔が青ざめ始めた。
口の端からはよだれが垂れ、唇がわなわなと震えていた。
「え゛ッ・・・」
えづくような呻き声が漏れたかと思うと、よだれを纏った舌がだらしなく垂れていた。
「あ゛・・・」
呻き声は小さくなり、身体をばたつかせる勢いも弱くなってきた。
顔は紫色に染まり、身体がピクピクと不規則に震えていた。
【文字なし差分】