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裏格闘技界の掟〜男達の末路〜(3)拷問マニア(F/M)

3 拷問マニア (F/M) 処刑台のトップ選手であるキルトとベイの八百長疑惑が暴露されたその日…ベイは出番がなかったため家にいたが、キルトは試合を終えて帰るところだった。 キルトはモニターでしっかりと会場で行われたアークの公開拷問を見ていたため、アークが八百長の犯人を白状したことも把握していた。 「まずいぞ!アレがバレた!早くどこか遠くへ逃げろ!」 キルトは震える手でメッセージをベイに送信。 それからキルト本人も急いで荷物をまとめてロッカールームを後にした。 短髪でいかにもスポーティな見た目をしているキルトは、トップ選手らしく逞しい肉体をしているキルトはその顔もよく知られているため、できるだけ俯くようにしながら出口へ向かった。 出口へのドアを蹴り開け、そして運良く停車していたタクシーを呼び止める。 キルト「行き先は…」 急いでタクシーの後部座席に乗り込んだキルトが、運転手にそう言いかけた時だ… 「ボスのところ。でしょ?」 女の声が被さってきた。見れば運転席には運転手ではなく、ラミアがいた。そして、キルトの真横にはケラケラケラと笑いながらイカリが座っていた。 キルト「しまった…!!」 急いでキルトがタクシーから出ようとするがドアはもう開かない。 イカリ「あははははは!」 「このまま逃げようなんて甘すぎんでしょ!」 イカリは心底馬鹿にしたように笑うと、そのまま真横にいるキルトに飛びついた。腕と脚を絡ませ、ぎゅっとキルトの体を締め付ける。 キルト「くそ!!離せっ!!!」 イカリ「ほぉら…じっとしな…」 まるで軟体動物のようにキルトの体に巻きつき、締め上げるイカリ。そして、イカリは耳元に冷たく甘い息を吹きかけ、綺麗に整えられたツルツルの爪の先でゾリッとキルトの首筋をなぞり上げた。 キルト「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!?」 じっとりとした鋭い不快感に襲われたキルトは呻き声を上げ、体をビクッと震えさせた。 ゾリッ。ゾリッ。ゾリッ。 イカリの人差し指の爪が首筋を掻くようになぞり上げるたびにキルトは声を上げ、そしてその度に意識が無理やりに引き剥がされていくような感覚に陥っていた。 ゾリッ。 十度目の"首筋なぞり上げ"により、キルトは完全に"落とされた"。 キルトがガクンと力なく崩れ落ちるのを確認したイカリはシュルシュルと巻きつけていた手脚を緩める。 イカリ「さて運転手さん?行き先は?」 ラミア「ひとまずは私の部屋…この男を"解剖"しないとね。」 イカリ「物騒な言い方だね?」 「"弱点解剖"っていいなよ。」 イカリがそう突っ込むと、ラミアはフフッと笑い、アクセルを踏み込む。こうしてキルトを乗せたタクシーは闇の中へと消えていった。 目が覚めたキルトは薄ら目を開ける。ここは薄暗い部屋だ。意識がまだはっきりとせず、状況が飲み込めない。 耳に入ってくるのはキィキィと金属が軋むような音と、自分の息遣い。徐々に意識と視界がはっきりとしてきて、キルトは自らが置かれてる状況を思い出し、そして把握した。その瞬間に、焦りから心臓がドクンと大きく鳴ってジワジワと嫌な汗が皮膚から吹き出し始めた。 キルトは今…全裸だ。 キルトは今…汚らしい台の上に大の字に体をワイヤーと金具で拘束されている。 天井から垂れ下がっているのはいくつもの金具…謎のシミ汚れだらけの壁には男の人体の解剖図のようなモノが無造作に壁に何種類も貼られている。この部屋の事は噂で聞いた事はあった。「処刑台」の地下にさ、ラミアが所有する秘密の部屋があると。違反をしたり、ボスに背いた者はそこに連れていかれ二度と戻らないと。 この部屋の特徴はまさにその噂の部屋と同じだ。 「やばい。どうしよう?…君が今考えてるのはそんなところかな?」 薄暗い部屋の奥の闇からラミアが現れた。 身長178cmと女性にしてはかなり高く、スタイルも抜群だ。ハーフっぽいぱっちりした目つきに、健康的な色の肌が妙に色っぽい。 キルト「…これは冤罪だぞ…!」 キルトはギリっとラミアを睨みつけるが、ラミアもその冷たい目で睨み返した。 ラミア「ついさっき…ヘボファイターのアークがミロリの拷問に屈してぜーんぶ話した。」 キルト「あぁ知ってる。会場でやってたな。」 「でもあんなのは、拷問から解放されたくて苦しめ紛れに言ったデタラメだ!」 ラミア「拷問はあの後もボスの部屋で続けられた。ボス直々のコチョコチョ拷問でアークはまた同じことを白状した。」 「ボスの拷問は全てを白状させる死の拷問…誰も嘘なんてつけない。」 キルト「信用しすぎだ。」 ラミア「潔白だと言うんならそれも結構だけど…とりあえずやることはやるよ?」 ラミアはニタッと意地悪な笑みを浮かべる。 ラミア「もう一人、八百長疑惑がかかってるベイ…彼を探したんだけど見つからなくてね。」 「自宅にもいないし…。」 「手がかりは君と…君の携帯電話なんだけど…ロックがかかっててさぁ…開けられないんだよね。」 ラミアはその大きな手でキルトから押収した黒の携帯電話を掴み、キルトの目の前で揺らして見せた。 キルト「…!!」 しまった。携帯電話なんて見られたらおしまいだ。 もし、ラミアに携帯を見られたら、八百長をしていた事や、自分がベイに逃げろと言ったことがバレる…そうなれば確実にキルトは消される。 ラミア「潔白なら…教えてもらえるかな。」 「携帯電話のロックナンバーを。」 キルト「断る。」 「俺にもプライバシーってものがあるんだ。」 ラミア「どうして解放されるチャンスを自らドブに捨てるのかな君は。」 ラミアがニィッと笑って見せる。まるで、キルトがロックナンバーを教えるのを拒む事などお見通しだったというように。 キルト「俺は潔白だ。それは自信を持って言える…!」 「さぁ、潔白で、しかも稼ぎ頭のトップ選手の俺を拷問で殺せばいい。」 「アークにした…あの変な拷問でな!」 ラミア「わかってないね…」 キルト「?」 ラミア「殺す?」 「くすぐりの拷問はそんな生やさしいものじゃない。」 「くすぐりは人を殺す事もできるけど…真に恐ろしいのはそこじゃない…くすぐりは人を狂わせるほどに苦しめながらも自我を保たせ続ける恐怖の拷問手段。一般的な"痛みの拷問"の影に隠れて大昔から存在する…古の苦しみだよ。」 「うちのボスはそのくすぐり拷問…いわば、"影の拷問"の研究を続けてる人でもあってね、私もその影響ですごくその研究にのめり込んだ。」 「ありとあらゆる人体をくすぐってきたよ。色んな拘束方法で色んな健康状態で…色んなくすぐり方で。その度にノートに記録してきた。」 「私のくすぐり拷問探究心は今や…ボスの探究心を越えてる。」 くすぐり拷問とやらについて語るラミアははっきり言って病的だった。美人顔が不気味に映るほどに目を開き、自分の口から垂れている唾液にも気づいていない。 キルト「随分と自慢の拷問なんだな…」 キルトはモニター越しといえど、リング上でアークがミロリのウジャウジャ指にくすぐり苦しめられていた様子を見ていた。確かにアークは苦しんでいたし、その様子は伝わっていたが、それはあくまでアークが"くすぐったがり"だからこそ苦しんでいたのだとキルトは思っていた。 キルト自身はくすぐりに強い方だった。だから、いくらラミアがくすぐりの怖さを熱弁しようともキルトはそれを恐れていなかった。 ラミア「最後に聞くよ?」 「ロックナンバーを教えて。」 キルト「断る。何度聞いても同じ…」 ワサワサワサワサ!! 突如、ラミアがその大きな手でキルトの引き締まった上半身をまさぐり始めた。 ワサワサワサワサワサワサワサワサ!! サワサワ!!サワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサワ!! キルト「なっ…!?なにするっ!?このガキっっ!!」 いきなり裸の体を素手でまさぐるように撫で回してきたラミアに対しキルトは驚きながら体をビクつかせた。 ラミアは大人びた風貌で三人の幹部の中で最もボスに近い存在でありながら最も若い。確かまだ未成年だ。 ラミア「拷問前の下準備だよキルトくん。」 ラミアは冷たくそう返事して、また無造作に手と指をキルトの体…腋の下や胸の表面、首、お腹、背中の方、腰回り、肋のラインに滑らせる。 ワサワサワサワサ!!ワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサ!!! キルト「んんっっ!!!?」 キルトも一応はアスリートということで整体なんかで他人に体を触られる機会も多かったが、それでもくすぐったさを感じる事はこれまでに一度もなかった。だが、なぜだろう…ラミアのあの大きい手と弦楽器奏者のように長い指に肌や筋肉の表面を撫で回されているだけでムズムズゾクゾクとする。 サワサワ!!ワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサ!!! カリッ!カリッ!ゾワゾワっ! キルト「くぅっ!!ぅっっ!!!」 確かラミアの指には何も塗られていないはずだが、それなのに妙なヌメリすら感じる。その妙なヌメリが撫で回す指の滑りを良くしておりくすぐったさを感じさせているように思えた。 いや、それともラミアの触り方に秘密があるのか…?時折、撫でるだけでなくあの綺麗な爪で引っ掻いたりもしてくる…。 キルトはそんな事を考え、頭を回転させながら必死にこの不気味な刺激を押し殺していた。 数分間ラミアはキルトの肉体を触りまくった。それからラミアが体を触るのをやめたかと思うと、ポケットからペンを取り出し、あろうことかキルトの体のあちこちに落書きをし始めた。 キルト「な、なにしてる!?」 ラミア「………」 ラミアはキルトの素肌に何か数字と文字を記した。 それぞれ耳の裏、首筋、胸の表面、腹筋、肋のライン、腋の下、脇腹、太もも、足の裏に…1から10までの数字と「爪」や「指先」や「指腹」などの文字を書き殴ったのだ。 ラミア「言ったはずだよ?私は研究熱心だって。」 「じゃあ後は…イカリに任せようか。」 ペンをポケットにしまったラミアがコツコツと3歩ほど後ろに下がると、代わりにあのアイドル顔のイカリが闇から現れた。 イカリはニタニタと無邪気に笑いながら指をワキワキさせてみせると、その指の先の爪がテカテカと光に反射して妖しく光った。 ラミア「イカリは爪を使ったくすぐり…いわゆる"爪くすぐり"のスペシャリスト。」 「神経を調節なぞりあげるような爪くすぐりのお味を…ご堪能あれ。」 イカリ「よろしくねぇ…キルトくん。」 キルト「…なにを偉そうに…」 カリッ!!! キルト「んぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいっっっ!!?」 キルトが突如呻き声を上げ、体を大きく跳ねさせた。キルト自身、一体何が起こったのか分からず、イカリもただニヤニヤしているだけだった。 イカリ「やっぱり…ラミアの"分析図"は分かりやすくていいなぁ…!」 イカリはニヤニヤ笑いながらキルトの体を見ていた。いや、実際には、キルトの体中に書き記されたあのラミアの落書きを見ていた。 キルト「!?」 イカリ「今私がやったのはね…腋の下を爪でなぞるって行為。」 「それがかなり効くってわかっててやった。」 キルト「は…はぁ!?」 イカリ「ラミアがさっきの撫で回しチェックで君の体の弱いところと弱い責め方を全部把握して、それを丁寧に体に記してるわけ。」 「たとえば腋の下なら爪で触られるのに弱い…10段階中8もの効き目があるから"爪"って文字と"8"の数字が記されてる。」 「私の爪くすぐりをご堪能あれ。」 キルト「??」 キルトはまだよくわかっていなかった。さっきのラミアの愛撫のような撫で回しが、どの箇所がどのようなくすぐり方に弱いかをチェックするテストだったと言われてもよくわからない。 だが、現に腋の下を爪でなぞられただけでこれまでに感じたことのない刺激を受けたのは確かだ。 イカリ「さっきの爪なぞり…やばかったでしょ?」 キルト「不意打ちだったからな…ちょっとびっくりしただけだ…」 イカリ「強がんなくてもいいよ?」 「どうせ最後には…君は私たちに泣いて謝ってるから。」 キルト「ふざけるな。」 イカリ「ふざけてるのはどっちかなー?」 「ほぉら…私の指が…爪が…キルトくんの腋の下にどんどん近づいてるよ?」 イカリは意地悪にニタニタ笑いながら指をウネウネ動かし、そのツルツルに磨かれて程よく伸ばされた爪の先をゆっくりゆっくりジリジリとキルトの開きっぱなしの腋の下に近づけていく。 薄ピンク色をした艶のある爪の先がキルトの筋肉質で引き締まったその腋の下に触れるか触れないかくらいのところをコチョコチョ蠢き、そしてついに、その爪の先は腋の表面を引っ掻き始めた。 ガリガリッ!!! ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! キルト「ぐふっっ!!!?あっっ!!?これっっっっ!!!!!っっっふっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!?これはっっ!!?なんでっっ!!?なんでっへへへへへへへへへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 キルトは、自分がなぜ笑っているのか、笑わされているのか分からなかった。イカリの磨き抜かれた爪の先に腋の下を引っ掻くようにこそばされた事で神経が刺激され、くすぐったさが込み上げて強制的に笑わされているという事が信じられなかったのだ。 だがそれも束の間…キルトはすぐに自分の腋の下に絶え間なく触れてくるイカリの硬くツルツルの爪による鋭いくすぐったさに笑わされている事を受け入れ始めた。受け入れるしかなかったのだ…。キルトを襲っていたのは、受け入れるしかないほどにまで耐え難いくすぐったさだったから。 イカリ「なんでって?私の爪にかかれば誰だって笑うに決まってるでしょ。」 「ほら…もっと神経を研ぎ澄ませて爪の硬くて鋭い感覚を味わってみて?」 ガリガリッ!!ガリガリッ!! ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! キルト「ふひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃはははははなははははははははははははははははははははははは!!こ、こんなっっ!!馬鹿げた刺激っっっひひひひひははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!うひひ!?うひひひひひひひひひははははははははははははははははははははははは!!ひぃぃぃひひひひひははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 これまで無縁だったくすぐったいという刺激に苦しめられ、悔しさと驚きで頭がいっぱいのキルト。いくら歯を食いしばって堪えようにも、イカリの爪の先がコチョコチョと腋の下を掻くようにくすぐればそれだけで腹がヒクヒク動いて強制的に笑い声が放出される。 腋を閉じようとしても、ワイヤーで固定されているためそれは不可能…ただされるがままにこのアイドル顔の黒髪女の爪の先に弄ばれるしかない。 ガリガリッ!!ガリィッ!! ワシャワシャ!ワシャワシャ!!!ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! キルト「ぐひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ひゃぁぁぁぁああああはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!けほっ!けほっ!!ひぃひひひひひひひひひひひひははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!?」 ラミア「……」 拷問の様子を観察しているラミアは腕組みをしながらコクコクと頷いていた。ラミアにとっては、キルトがイカリの腋の下爪くすぐりにやられてしまうことなど想定内だった。 なぜなら、ラミア自身がキルトの腋の下は爪くすぐりに弱いと言う事を測定したのだから。自分のデータに誤ちがあるはずがないとそう思っていたから。 イカリ「すごく苦しそうだけど…ちょっとは話す気になったかな?」 「ロックナンバーを。」 イカリはつるりとした艶のある爪の先っちょで腋の下をめちゃくちゃに掻き回しながら、そのくすぐりに悶えているキルトに尋ねた。 キルト「だっっっひゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!そ、それはっっ!!それはできないぃぃぃぃひひひひははははははははははははははははははははははははははははははははは!!いひぃぃぃひひひひひひひひひひははははははははははははははははははははははははははは!!ひひはははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 腋の下に走るのは、非常に暴力的な拷問と呼ぶにふさわしいレベルのくすぐったさだ。腋も閉じれない状態でそんなくすぐったさを執拗なまでに送り込まれているキルトはすぐさまこの地獄から逃れたいが、それでも携帯のロックナンバーを白状する気にはなれなかった。 白状すればきっと、今以上にヤバい状況になるのは目に見えていた。 イカリ「強情だねぇ。」 イカリはフッと笑った。その笑みには嗜虐心が含まれており、同時に"強情な男に呆れた"ような色も含まれていた。 そんなイカリは腋から指…というか爪を離し、そのまま何か楽しい事でも始まるかのようにニタニタと笑いながらカツカツと歩き、今度はその手(爪)をキルトの引き締まった腹筋に添えた。 キルト「!!?」 未だに腋の下に残っているくすぐったさにビクビクしていたキルトは、腹筋に感じたその爪の"硬さと冷たさ"にゾクっと震え上がった。 イカリ「もうどうされるかはわかるよねぇ?」 イカリが意地悪な笑みを浮かべながら引き締まってハリのある腹筋に添えた爪を僅かにゾリッ。ゾリッと脅すように動かして見せる。 キルト「んぎぃっ!!?ふっっ!!?ふひぃぃぃぃっっ!!?」 爪が腹筋をゆっくりと嬲るように動いただけで、キルトはぐしゃっと表情を歪め、そのくすぐったさに腹筋の神経に寒気を感じた。 キルト「はぁ!はぁ…!!」 「ま、待…て…!!」 この爪が腹筋をこそばしたらヤバい。体脂肪率が少なく、特に引き締まった腹筋…あの敏感な腹筋をあの爪にくすぐらせてはいけない。 キルトの生存本能がそう叫んでいた。 だが、イカリは焦るキルトの顔を見ながら心底嬉しそうな顔でニタリと笑いその爪を動かし出した。 イカリ「腹筋を爪で〜…モジョモジョモジョモジョォォ〜!」 ワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシ!!!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!! キルト「!!!?ぎぃぃぃっっひゃっっっっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?これっっっ!!!?はっっ!!?はっっはははははははははははははははははははははは!!!息っっ!!息がっっ!!息がぁぁぁぁぁはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!ひゃぁぁぁははははははははは!!」 イカリの美しい爪が腹筋を掻き回すように、削ぐようにワシワシコチョコチョと激しくくすぐる。そのくすぐったさはまるで、神経を直接刺激されているかのようで、瞬く間にキルトから自由な呼吸を奪ってしまう。 イカリ「ほーら大変だ〜。」 「まだ壊れんなよ?お喋りしてもらわなきゃいけないことが山ほどあるんだから!」 ワシャワシャ!! ワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシ!!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!! キルト「うげぇぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?キツいっっ!!これっっ!!!コレはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!息っっ!!息がでぎなぃぃぃぃぃひひひひはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」 腹筋のシルエットを高速でなぞるように爪を動かされ、そのたびに頭の中が掻き乱されるほどのくすぐったさに襲われるキルト。ヒクヒクと腹が震え、どれだけ必死に酸素を取り込んでもイカリの爪にくすぐられればそれだけで全ての酸素を吐き出してしまう。 イカリ「キツい?そりゃそうでしょ。」 「なんたってあんたの腹筋は、"爪"と"9"の数字が書かれてる。」 「くすぐったくないわけがない。」 ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!!! ワシワシ!!ワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! キルト「けほっっっ!!!?がはっっ!!っっへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!クソ!!クソぉお!!!!このぉぉぉぉぉぉほほほほほはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ひぃぃぃぃぃひひひひひははははははははははははははははははははははははははは!!!」 悔しさを滲ませ、自身の四肢を無理やりに引き伸ばすように拘束しているワイヤーを揺らすキルト。だが、彼がどれだけ暴れても拘束は緩まないし、イカリの腹筋爪くすぐりによってキルトの表情は情けないくらいに笑顔だ。 イカリ「そろそろ白状しないとヤバいって気付いてるよね?」 「このままだとおかしくなるってさぁ。」 そう言って驚異的なしなやかさで指を動かし、イカリはその自慢のツルツル爪を腹筋に素早く走らせ神経を弄ぶ。 ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! キルト「ぎひひひひひひひひひひははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?くひひひ!!くひひひひはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?俺をっっ!!俺をっっ!!!おがじぐっっ!!しだらっっ!!!うひひひははははは!!なんばっっ!!ナンバーは聞けなくっっ!!なるぞっっ!!?っっへへへへはははははははははははははははは!!!」 腹筋とその神経を襲う怒涛のくすぐったさに悶絶しながらもキルトはまだ折れていなかった。 それどころか、「自分を壊せばデメリットしかないぞ」と脅しさえかけてきたのだ。 これに対し、イカリは表情を変えた。それはさっきのような意地悪で、ある意味この拷問を愉しんでいるような顔ではなく…明らかに"怒り"を感じている顔だった。 イカリ「そーゆーこと言っていいと思ってんの?」 イカリは腹筋からスッと爪を離し、またコツコツと歩いて今度はキルトの足元で止まった。 そこにあるのは裸足にひん剥かれたキルトの足の裏だ。今度の爪くすぐりのターゲットは"そこ"というわけだ。 ぺちゃっ!ぺちゃっ! イカリがオイルを手と指と爪に纏わせ、またオイルを手に垂らし今度はそれをキルトの足の裏に塗ったくった。 キルト「んぐぅぅぅぅぅぅぅっっ!!?」 オイルを塗られただけでキルトは呻き声を上げ、体をビクッと震えさせた。まだくすぐられてさえいないのにキルトを襲ったその刺激は、キルトに先程の威勢の良い発言を後悔させるのに十分なものだった。 イカリ「足の裏はねぇ…」 「"爪"と"10"って数字が刻まれてる。わかるよね?」 「ここは…特上の爪くすぐりポイントってわけ!」 イカリが指をワキワキさせ、オイルでヌルヌルになった爪をキルトに見せつけた。 キルト「……!!!!」 イカリ「二度と素足で歩けなくしてやるからな。」 「それまでにきっと…お前は全部の秘密を吐き出しちゃうと思うよ?」 ゾリッ!!! キルト「ぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああ!!!?」 イカリが試しに人差し指の爪で足の裏をなぞり上げた。それだけでキルトはメスのような叫び声をあげ、体を大きく跳ねさせた。 イカリ「あっははは!!」 「さぁどうなるのかなぁ…」 「ロックナンバー…守れるかなぁ?」 イカリの細長い指がキルトの足指に絡みつき、ガシッと足の動きを封じる。そして、もう片方の手に揃う指と爪がウニョウニョ蠢きながらオイルでヌルヌルにされた足の裏の表面に近づいてくる。 キルト「よ、よせ…!!くそ…!!!」 暴れるキルト。だが、彼が逃げることはできない。ただ…あの"くすぐり専用に磨き抜かれた爪"に大の弱点である足の裏をこそばされるのを待つのみ。 ワキワキ…ワキワキ…ワキワキ… キルト「待て!!待て!!!待て!!!」 ……ワキワキ…… …… ………ガリッ! キルト「〜〜〜〜〜〜〜んんんんっっ!!?」 ガリガリッ!!!ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリッ!!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!! キルト「はぁぁぁぁぁぁぁあああああはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!?うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!?ひぃぃぃぃひひひひひははははははははははははははは!!!」 ヌルヌルの足の裏を殺す勢いでくすぐりまくるイカリの爪は、皮膚を通り越して神経を直接こそばす。当然、そのくすぐったさは尋常ではなく、キルトは狂ったように暴れ、足指を痙攣させ、言葉にならない言葉を喚き散らしていた。 イカリ「あはははは!!苦しそうだね!」 「さっきなんか言ってたよね〜?えっと、壊れたら私たちが困るんだっけ?だから拷問をやめろとかそういうふうに聞こえたんだよねー。」 「私たちを脅すなんて馬鹿なことした罰…お仕置きだよ?」 ガリガリガリガリガリガリッ!!! ワシャワシャ!!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! キルト「ぎぃぃぃぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!うへへへ!?うへへへへへへへへへへへ!!うへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ひゃぁぁぁぁはははははははははははははははははは!!!!」 キルトはくすぐりには強いが足の裏だけは普段から敏感で、自分で足の裏を洗うのすら嫌だった。そんな箇所をこうして拘束され、押さえつけられオイルを塗られて爪でこそばされるなんてまさに地獄だった。 イカリの妙に硬いその爪が足の裏をガリガリッと引っ掻きそして指先も用いてコチョコチョくすぐれば、キルトは口を大きく開けて地獄の底から聞こえるような悍ましい笑い叫び声を搾り上げる。 イカリ「さぁ…どうしようか…?」 「このまま壊してやろうか?」 「どうせ…ロックナンバーなんてなくたって時間をかければ解除くらいできるんだから。」 「わかる?はなっからお前の持ち札なんてないんだよバーカ。」 イカリはケラケラ笑いながら、力を込めてさらにギュッと足の裏を固定し、足指の付け根なんかを爪でゴチョゴチョ掻き回した。 ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!!! キルト「うぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!言う!!!言う!!!言うがらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!ナンバー言うがらぁぁぁぁぁ!!!だがらやめでぐれぇぇぇへへへへへへへへへへへへへははははははははははははははははは!!!っっっははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」 イカリの言うようにこの拷問がそもそも絶対に必要な情報を得るための拷問ではなく、殆どがこのイカリとラミアの欲望を満たすための私刑のようなものだったと言う事実に対する絶望と、文字通り地獄にふさわしい足の裏爪くすぐりに屈したキルトは自白を選んだ。 イカリ「言う?言うって?」 「言わせてくださいだろが。」 ゴチョゴチョ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! キルト「ふぎょぉぉぉっっっ!!?んぁぁぁぁぁあああああああああああはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?い!!い!!いっっ!!言わせでっっっぐだざぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃひひひひひはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 イカリ「さっさと言え。」 ガリガリッ!!ガリガリッ!!! ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!! キルト「ふぎぃははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!?ふひ!?ふひ!?ふひひひひひはははははははははははははははははははははは!!0415!!!0415ぉぉぉ!!!!ですぅぅぅふふふふはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 キルトがロックナンバーを必死に叫んだところで、ようやくイカリが足の裏からその拷問器具とも言える爪を離した。その爪にくすぐられまくったキルトに足の裏は無様な様子に変わり果てていた。 ラミア「ほぅ…やっぱり…ベイに逃げるよう指示してたわけか。」 「トップ選手が二人…揃いも揃って八百長に手を染めてたなんて…呆れた。」 ラミアはキルトの携帯をチェックしながらそう言った。 キルト「はぁ…はぁ…はぁ…げほっ!!けほっ!!」 「…そうでもしないと…はぁ…はぁ…ここで生き抜いていけないんだよ…!少しでも負け続けたら始末されるんだからな…!!」 ラミア「私たちのせいで八百長をせざるを得なかったって言いたいの?」 ラミアの目が、携帯の画面からキルトの方に向く。その瞬間、キルトはビクッと震えた。なぜなら、ラミアの片手…携帯を持ってない方の手が僅かにワキワキ動いていたからだ。 キルト「…そ、そういうわけじゃ…!」 ラミア「じゃあなんでやったのかな?」 「お遊び?…じゃないよね。」 ラミアが携帯をイカリに渡してゆっくりとキルトの方に近づいてくる。 キルト「はぁ…!!はぁ…!!!」 「…それは…それは…!!!」 ラミア「まだ何か隠してるな?」 ラミアがキルトの頭の上に立ち、両方の手の親指を突き立てる。その長い親指は異様なまでに柔らかく、ウニョウニョと触手のように蠢いていた。 キルト「ま、待て!!ま、まだ何かを…!?」 ラミア「まだ拷問したいところだけどね…ベイの居場所がわかった以上早くそっちにいって彼を捕まえてこなきゃ。」 「八百長の理由は彼にたっぷり聞くとする。」 キルト「お、俺をどうするつもりだ…」 ラミア「キルト君。君はさ…いらなくなったモノをわざわざ置いておかないでしょ?」 キルト「…?」 ラミア「だってほら…得たかった情報は全部得たし、もう君はいらない。」 「私の得意な…ツボくすぐりで壊してあげる。」 ラミアは親指のみならず他の長い指全てをうねらせた。ラミアの指先は普通とは違う。なぜか少しだけ尖っているように見える。 キルト「…い、嫌だ…!!嫌だぁぁぁ!!」 ラミア「喚くなキルト君。」 「君に、耳寄りな情報を教えてあげる。」 ラミアが指を鳴らすと天井に大きなミラーが現れ、台に寝かされたキルトの無様な体を映し出した。 キルト「!?」 くすぐり地獄を受けたその体には無数の引っ掻き痕と、そしてラミアによって記されたくすぐりの弱い度合いと何にくすぐられれば一番効くかを示す数字と文字が書かれていた。 全部想定内の光景だ。だがよく見てみれば、腋の下だけその数字と文字がワンセット多いことに気づいた。 キルト「これ…は…」 腋の下には「爪」「8」という数字の他に「指先」と「指腹」という文字と「100」という数字が刻まれていたのだ。 ラミア「君の腋の下はね…指の先と指の腹でツボをこねくり回す"ツボ責め"に相当弱いらしい。」 「その弱さは爪くすぐりの比じゃない。たぶん…ツボ責めが始まったら君はもう二度と普通には戻れない。」 ラミアがあの妙に先の尖った指…親指を突き立ててスーッとキルトの腋の下に近づけた。 そしてピタッと腋の窪みの前で指を止める。 キルト「…ひ、ひ、100って…」 ラミア「なかなかいないよ?100ってやつは。」 キルト「じゅ、じゅうだんかいなんじゃあ…」 ラミア「"基本的には"ね。」 「さぁ…処分される覚悟はいいかな?」 ラミアが嬉しそうにそう言って長い親指をクニョクニョ動かす。目の前の腋のツボというご馳走にありつきたくて仕方がないと言った様子だ。 キルト「い、いやだ…!!嫌だ…嫌だ嫌だ…!!」 ラミア「さよなら…キルトくん。」 どすっ。 親指がツボのある窪みの表面に押し当てられる。 グニグニッ!!! 皮膚ごと肉を押し込み、妙に尖ったその親指をツボに捩じ込んでいく。 そして、その恐怖の指先は腋の下のツボに触れ、暴れ出した。 クニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョ!!!! キルト「〜〜〜〜〜〜〜〜〜うわぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!?死っっ!!!?死ぬっっ!!!!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬぅぅぅぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!やべで許しでごべんなざぃ許しでくだざぁぁぁぁぁあああああああああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」 触れられてはいけない箇所である腋の下のツボを親指の先っちょでクニョクニョ嬲り回され、キルトを衝撃的なくすぐったさが襲う。 もはや自分の叫び声で耳がやられてしまい、何が何だかわからない。 ただ、ラミアのあの妙に先の尖った指の先は腋のツボを苛めるのに最適な形をしている、ということだ。あの尖った先っちょがツボを絡め取り、意地悪にサディスティックにツボを虐めまくる。 グニグニ!! クニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョクニョ!! キルト「ぶっっっっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!?ふぇっっへへへへへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!ふがぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!っっっっっははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」 それは、脳をとろけさせめちゃくちゃに掻き回してしまうほどのくすぐったさだった。 腋の窪みにねじこまれた親指が根本からクニョクニョと妖しく動けば、その先端がツボをイジメ抜き、地獄のくすぐったさをキルトに送り込む。キルトは白目を剥き、早くも話すことができなくなっていた。 ラミア「また…ね。」 ラミアが僅かに親指に力を入れ、指の角度をクイッと変え、ツボを刺激した。 グニュニュッ!!!! グニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニ!!! キルト「ひっっっ!!!?っっっっっっっっっ!!!?っっっっっっ!!!!?かっっ!?っっはっっっ!!!?はっっ!!!?はっっっっっは!?はぁぁぁあははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!んぎぎぎぎぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!?」 その変化したツボ責めがキルトの廃人化のスイッチを入れ、キルトはもう完全にぶち壊された。ラミアが親指を抜いた後も、キルトは小一時間以上もケタケタヒィヒィと苦しそうに笑い悶え、しまいには呼吸困難に陥るレベルにまで笑い出した。その笑いは今なおも続いており、キルトはすっかりくすぐられ廃人へと変貌してしまった。


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