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【F/M】サディスティック・ボックス

サディスティック・ボックス (F/M) その箱はえらく粗末な紙に包まれて送られて来た。 少年──"木崎 瑠夏"はこの箱を手に入れるために数百万も出したというのに。 なんとか手のひらに乗るサイズの漆黒の箱。 何で出来ているのかは分からない。金属のようではあるが、それにしては少し柔らかみもあるように思う。 これが、かの"ツブキカナエ"の部屋から発見されたという箱だ。 彼女は実に百人以上の女たちを地下に監禁し、苦しめ抜き、人生を歪めた稀代のサディストである。 数多の拷問具や、処刑器具、残虐な動画を収めたビデオコレクションに紛れてこの箱はあったのだという。 数年前、とあるコレクターがこの箱をオークションで競り落とした。だがそのコレクターはすぐに箱を手放した。 夜な夜なこの箱から被害者たちの呻き声がするというのだ。それに耐えきれず、コレクターは箱を手放した。 勿体無いやつだと思う。 瑠夏なら間違いなく、その箱を大切にしただろう。 なんせ、その呻き声というのは間違いなく被害者たちのものであるからだ。 ツブキカナエの被害者たちというのは実は、命からがら逃げ出した一人を除いて、誰も見つかっていない。遺体も、骨の一つも何も。 大勢の人間が姿を消すなどあり得ない話。だが、この箱に入っているなら話は別だ。 呻き声といい、消えた被害者たちといいこの箱は怪しい。 消えた被害者たちはこの箱に入っている。それが瑠夏の推理だ。 だからきっと、呻き声も本物であるのだ。 そう。本物でなければならない。 本物でないと──使えない。 瑠夏はごくりと唾を飲む。 この箱さえあれば、当分はおかずに困ることはない。 サディストがこの箱に染み込ませた被害者たちの叫びを聞いて快楽に浸れる。 ツブキカナエの暴虐の数々は彼女が残した"実験ノート"の複製を読んで知った。 普通に生きていればまず思いつかないような暴力の数々を彼女は女たちに試している。 それでいて、簡単には殺さないと言うサディストっぷりは思わず手を叩きたくなるほどだ。 瑠夏もまた、生粋のサディストである。 学校ではその甘いマスクで異性から大人気であるが…裏では引っ掛けた女たちを次々に"悪趣味"な遊びに使っていた。 だが、そんな遊びも長くは続けられない。瑠夏の本性を知った女たちは当然、離れていく。 しかし、瑠夏も簡単に女たちを離さない。お遊び中の女たちの哀れな姿を写した写真を人質にし、大金を出させた。 そうしてかき集めた金で とある女からこの箱を手に入れたのだ。 もはや現実の世界では発散できないこの溢れ出るサディズムを、この箱から漏れ出る生の呻き声で発散するのだ。 カーテンを閉め切り、部屋の灯りを落とし、瑠夏は全裸になった。 テーブルの上に箱を置く。 ふうと息を吐き、耳を澄ます。 瑠夏の神経が、箱のみに向けられる。 あの小さな箱の中に、苦しみを凝縮したものが閉じ込められているのだと信じる。強く、信じる。 しばらくするとカタカタと箱が揺れ始めた。 いや。揺れていると言うよりは、震えている。 何かに恐怖するかのように震えている。 叫び声は。聞こえるのか。 瑠夏は箱に耳を傾ける。 だが次の瞬間──。 どろどろと白濁した液体が、箱を形成する六つの面の隙間から溢れ出した。 「なんだっ!?これはっ」 突然。 耳を貫くような鋭い絶叫が轟いた。 「うわぁぁぁっ」 想定していたような声ではない。驚いた瑠夏はひっくり返った。 じわじわと冷や汗が背面を濡らす。 鼓膜にはまだ、あの絶叫がこびりついていた。 やはりあの箱は、ただの箱ではない。 瑠夏はさらに強い確信を持った。 薄闇の中、瑠夏は何かが自分を見下ろしているのに気づいた。 「うわっ!?」 この部屋には自分以外に誰もいない。 見間違いか。 瑠夏は咄嗟に起き上がり、その何かから距離を取る。 「なんなんだっ…」 思わずそう声が漏れた。 いた。そこに確かに女がいた。 髪は長く、手脚も長い随分と背の高い女だ。 奇妙なのはその格好である。 女は、乳首と女性器以外のほとんどを露出したような不気味に黒光りしたコスチュームに身を包んでいた。 乳首を覆う艶のある黒いカバー同士は鎖で繋がれ、腰のベルトには銀色の鉤爪のようなものや手錠、注射器がぶら下げられている。 異様な風体の女は、妖しい青白い光を纏って立っている。 「私を呼んだね」 女はどこを見るでもなくそう言った。 「はっ!?」 理解が追いつかない。 瑠夏が戸惑っていると、女はゆっくりと手を挙げ、人差し指でテーブルの上の箱を指差した。 「なに?箱…」 女の艶やかな爪の先は確かに箱を指している。 「さぁ…お望み通りお前の望む場所へ行こうか」 女が一歩、瑠夏に近づく。 「ま、待て!なんだっ!?なんなんだよっ!あんた一体…箱がなんだって…」 まさか。 この女は。 箱と関係して現れたのなら──。 例のツブキカナエは逮捕されることもなく行方不明になっていると聞いている。 「あんた…ツブキカナエかっ!?」 憧れのサディストを前に瑠夏は息を荒くすると、女の耳がぴくりと動いた。 「軽々しく──」 女は人差し指をぴんと突き立てる。 「──神の名を呼ぶな」 長い人差し指がぎゅんと蛇のように伸び、瑠夏の首に巻き付く。 「ぐぁぁっ!?」 生の指がぐるりと首を締め付け、瑠夏は膝をついた。 「トラウマを抉ることこそが至高の悦び」 女──ツブキカナエはぼそりと告げ、親指と人差し指で輪っかを作り、まるでそれをレンズのようにして目に当てて瑠夏を見つめた。 「な、なんだよっ…」 「ほぅ。お前のはトラウマは──これか」 指のレンズ越しに、ツブキカナエは瑠夏の何かを覗いている。 「はっ!?」 「ふふ。"くすぐりの刑"か。面白いね。実に子供らしい残酷っぷりだ。成程…異性に集団で漏らすまでこちょこちょくすぐられプライドを溶かされたか」 「な、何言ってんだ…」 瑠夏は思わず声を震わせた。 何故。 何故知っているのだ。瑠夏のトラウマを。本当に覗いていると言うのか。 「散々惨めな目に遭わされたその反動で…サディストに目覚めたのだな。なるほど…矯正が必要か」 ツブキカナエは空いている手の人差し指を唇に当てた。本当に、長い指だ。 「矯正…!?」 「私の世界に住むには、お前は今のままではいけない」 「ま、待て!俺はっ…俺はあんたと同じで…」 同じサディストだ。 「箱の中は私の世界だ。私の世界では私が唯一のサディスト…支配者だよ」 ツブキカナエはくいとその長く伸びた人差し指を折り曲げ、瑠夏を引き寄せた。 「ぐぁっ」 「分かったな。お前は…私に支配される側だ」 しゅるしゅると首から人差し指が離れていく。 今ならツブキカナエの顔がはっきりと見える。 かなりの美人だ。異様な格好と、そして黒目のない白い眼を除けば。 「かはっ!!けほっ!!な、何を言って…」 瑠夏が咳き込みながら立ちあがろうとすると──テーブルの上の箱が音を立てて開いた。 箱の中から青白い光が放たれ、あの耳を突くような叫び声が爆発した。 「さぁ来い。私の世界へ」 ツブキカナエは開いた箱を見つめ、瑠夏に手招きをする。 鼓膜を震わせ続けるこの叫び声は、被害者たちの声なのか。 だったらあの箱の中は── まずい。 やばい。 「い、嫌だっ!嫌だっ!!」 瑠夏は後退りをする。 瑠夏が求めているのは、自らの支配だ。支配される側に回ることではない。 「拒否権はない」 ツブキカナエが大きな手を開き、指を伸ばす。 長い五本の指が、また蛇のように伸びる。 「や、やめろぉっ!」 恐怖ですくむ足に鞭を打ち、瑠夏は立ち上がって走り出す──が、伸びてきた指が瑠夏の手首足首にぐるぐると巻き付いた。 「ぎゃあっ!」 「まだ分からないか?自分が──支配される側だということが」 瑠夏の四肢に巻き付いた五本の指──その先端がさらに伸び、瑠夏の横っ腹のあたりに狙いを定めた。 「いっ!!?ま、まさかっっ」 瑠夏の脳裏に十年近くも前のトラウマが過ぎる。 「待てそれはっっ──」 瑠夏が身を丸めようとしたその時。 にゅうと伸びた五本の指の爪の先が、横っ腹をこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょとくすぐった。 「ぎゃっ!!?ぎゃひひひひひひひひひ!!?やめっ!!?ぇへへへへへへへへへへ!!?」 爪の先が与えるゾクゾクする刺激。そして、腰の奥から力がひゅるひゅると抜ける感覚。 これが、瑠夏の大嫌いなくすぐりだ。 「さぁ来い」 ツブキカナエはずるずると瑠夏を引きずる。 「やめっ!!?ぇへへへへへへへへははははははははははははは!!?」 横っ腹を爪の先でこちょこちょくすぐられるその不愉快な刺激を押し殺しながら、なんとか瑠夏は柱に捕まる。 「抵抗など──私をそそらせる材料に過ぎない」 二本の指先がにゅうにゅうと横っ腹から離れ、瑠夏の骨盤に近づく。 「ハァハァっ!!なんだっ!?」 骨盤の窪んだところ──そこにある押されると堪らなくこちょぐったいツボを、伸びた指先がグリグリグリッとえぐった。 「ぶぎゃっ!!?ぎゃぁぁぁあああはははははははははははははははははははは!!?」 骨盤に注がれた猛烈なくすぐったさに力が完全に抜け、瑠夏は床に崩れ落ちた。 ずるずるずるずる。 凄まじい勢いで瑠夏は青白い光の中へと吸い込まれた。 箱が閉じる音が部屋に響いた。 ◯ そこは畝る鎖の音と、叫び声で満ちていた。 妖しい青い灯りが照らす巨大な井戸のような空間。 曲線状の壁面には無数の牢があり、その中では女や男たちがツブキカナエと同じような格好をした女によって言葉にするのも悍ましいような目に遭わされている。 悪趣味な拷問が行われているのは何も牢屋の中だけではない。 全裸に剥かれた瑠夏のいる最下層にも、様々な"ショー"が催されていた。 女に両脇を抱えられ、こよりで鼻をこちょこちょされ続けている少年がいた。 少年は、鼻をムズムズとさせ、涙を垂らし、くしゃみをしようにも出来ないようなそんな絶妙なラインを味わされ苦しめられている。 単なるイタズラも、無限に続けられれば立派な拷問のだろう。 少年と目が合った。 「はぁはぁっ!!き、気をつけろっ!ここで…射精させられたら…二度と出られなくなるっ!」 少年はだらだらと唾を垂らしながら必死に叫んだ。 「おや。誰が話して良いと言ったかな」 瑠夏の前を歩くツブキカナエが立ち止まった。 「ひっ!?」 少年が肩を震わせる。 ツブキカナエがぱちんと指を鳴らした。 直後、巨大な手が二つ地からにょきりと生えた。 その見た目は、どう見てもツブキカナエの手そのものだ。大きさを除いては。 巨大な両手は、裸体の少年をばくんと挟み込んだ。 「あぅっ!?」 巨大なツブキカナエの両手にサンドイッチされた少年はわぁわぁ喚きながらもがいている。 「お仕置き。五年間…だ」 「や、やめてっ!!!」 何かが起こった。 何かが起こって──少年は笑い出した。 「ぎゃっっ!!?ダメだっ無理っ!!いやぁぁぁぁぁああああはははははははははははははははは!!!」 少年は両手のサンドイッチからはみ出した細い手脚をぴくぴく震わせる。 少年が何をされているのかを理解した瑠夏は思わず、絶句した。 少年を挟み込んでいるその両掌から無数の細長い指が生え、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょと無抵抗な少年の裸体をこちょぐっていたのだ。 「うわぁぁぁぁぁあははははははははははははははははははははは!!?だめっ!!だめっっ!!壊れる壊れるぅぅぅっっ!!許してっっ!!許してくださぃぃぃぃっっ!!!」 少年は鼻水を垂らしながらその真っ赤な顔を振り回している。 そうすることでしかくすぐったさを発散できないのだろう。 それにしても──惨い。 無抵抗な裸体のあちこちを無数の指でこちょこちょこちょこちょこちょこちょとリンチするなんて。 「支配者に逆らったらどうなるかを…知らなかったわけではないだろう ツブキカナエはそう言いながら、少年の鼻の先をこちょこちょくすぐる。 「うひひひっ!!?や、やめっっ!!やぇぇぇぇぇぇええええへへへへっ!!?うへへへへへれ!!?いひぃぃぃひひひひひひひひひ!!!」 爪の先によるゾクゾクした刺激に少年は顔をさらに歪ませた。 「さぁ悶えろ。刑期満了までまだ4年と364日23時間59分34秒もある」 ツブキカナエがそう告げた瞬間、少年の顔が真っ青になった。 「ひっ!!?そんなにっっ…!!やだっ!!嫌だっっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさぃぃぃぃっ!!!ぃぁぁぁあははははははははははははは!!」 少年の絶望の声も、無数の指と爪による全身こちょこちょお仕置きによってすぐさま笑い声に変化させられた。 少年の声も、この空間に響き渡る絶叫の一部となった。 「壮観だろう」 ツブキカナエは少年に背を向けた。 「いかれてる…」 瑠夏は出来るだけ周りの惨劇を見ないように視線を地べたに落としながら呟いた。 この女は、自分と同じではない。この女は怪物だ。瑠夏は今更ながらそう思った。 「こんなところ…いられるか!」 瑠夏は後退りをする。 「どこへいくのかな」 「帰るんだ!」 「帰る?言ったはずだよ。ここは私の世界。私の思い通りになる。お前の望む通りにはならない。ただの一つもね…。でも…お前が真に私のものになればお前は欲望を叶えられ続ける至福の日々を過ごすことになる。そう…マゾヒストとして私の手の中に収まれば…」 ツブキカナエは手を差し出した。くすぐったそうな指が生え揃っている。 「ふ、ふざけるなっ!」 瑠夏はその手を無視して、走り出す。 「愚かだね。思い出させてやろうか…トラウマを」 後方でツブキカナエの声がする。 その直後、どこかで鉄の格子戸か何かがギィと開くような音がした。 何かが来る。 何か"たち"が、来る。 無数の足音が、近づいて来る。 「なんだなんだっ!!?なんなんだよっ!!」 霧の立ち込める地獄の迷宮を駆けながら、瑠夏は恐る恐る後ろを向いた。 「ひっ!!?」 瑠夏は自分を追っている者たちの正体を見て愕然とする。 「瑠夏ぁ〜止まりなさい」 「止まらないとこちょこちょスペシャルだよ〜?」 「大嫌いなとこ、こちょこちょだよー?」 指をこちょこちょ蠢かせながら瑠夏を追ってきている三人の女は──瑠夏にトラウマを味わせた張本人たちだったのだ。 皆、大人の姿となっているが、間違いなく彼女たちだ。 トラウマを与えた女たちは、凄まじいスピードで瑠夏に追いついて来る。 「くそっ!?」 ずくり、と腋の下に両手が差し込まれた。 「ひゃあっっ!!?」 遺伝子にも刻まれている最悪の指の感触が腋の下に走る。 「はい捕まえたー。こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ!!」 腋の下に差し込んだ指で、腋の下を揉むようにこそばされる。 「あに"ゃっ!!?ぎゃははははははははははははははははははははははははははは!!?」 電流の如きくすぐったさが腋の下から全身に駆け巡り、瑠夏は崩れ落ちた。 瑠夏が崩れ落ちても、女は手を脇の下に差し込んだままだ。 「動けなくなるまでぇ…こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ!!」 女の器用な指が暴れ、指先がグイグイと腋の下のこちょばゆいところに食い込む。 「ぎゃっっははははははははははははははははは!!?もういいっ!!もういいっっ!!いいってぇぇぇぇぇ!!!っっへへへへへははははははははははは!!!」 瑠夏は腋を閉じたままみっともなく笑い転げる。 暴れても暴れても、女の指は腋の下に差し込まれたまま抜かれることはなく、グイグイこちょこちょと腋の下を疲弊させていく。 「うげへへへへへへへへへへへへへへへへへっ!!?ひゃーっっひゃはははははははははははははははははははははははははははは!!?」 笑いたくなくても、指先がグイグイと筋肉を押し込んで神経を刺激するだけで笑い声を上げてしまう。 ようやく腋の下から手が抜かれたかと思うと──その頃には既に、三人の女たちが瑠夏を見下ろしていた。 「もう逃げられないよ?」 一際背の高い女が長い指をこちょこちょウニョらせる。 「逃げた分…こちょこちょスペシャルハードモードね」 小柄だが器用で長い指を持つ女が無邪気に笑う。 「とりあえず…ごめんなさい100回言えるまでこちょこちょ地獄…いっとこうか」 瑠夏を制圧したスポーティな女が白い歯を見せる。 「はぁはぁっ!!やめっっ…!!」 瑠夏は抵抗を試みるが、身体はへろへろでどうにもならない。 両腕を掴まれ、グイと無理やりバンザイさせられると、その腕の上に背の高い女が座り込む。 スポーティな女は腰のあたりに腰を下ろし、小柄な女が横っ腹の横にちょこんと座った。 「お前らっ…なんでっ…幻覚かっ!?」 「何寝ぼけたこと言ってんの…?そんなこと言って許してもらおうとか思ってる?」 小柄な女が切長の目を細める。 やはりどう見ても、瑠夏にトラウマを植え付けた女たちだ。 「ち、違っ…」 「こちょこちょスペシャル…怖いもんねぇ」 こちょこちょスペシャルとは、学校で卓越したこちょこちょテクニックを持つこの三人の女たちが考案した"処刑方法"である。 悪さをした男子が標的になるのだが、こちょこちょスペシャルを受けて平気だった者はいない。 瑠夏もその一人だ。 「じゃあいくよ?」 小柄な女が、白い指をウニョウニョと蠢かせながら瑠夏の無防備な脇腹に近づけていく。 この女の指は、先端が丸っこくてツルツルしており、なおかつ少し指先の面積が他より広いから揉むのが上手い。 「や、やめろぉぉっ!ひゃっ!?」 白い手が、瑠夏の脇腹を捕まえ、ガッシリとホールドする。 「ツボは…」 白い親指がすりすり動いて、脇腹の窪んだところで止まる。 「ここっ」 ぐにゅっ。親指が脇腹のこちょばゆいウィークポイントに食い込む。 「ふぎぃぃぁぁっっ!!?」 瑠夏の腰が浮く。 小柄な女は、どんな男子のツボも知り尽くしていた。だから、瑠夏のツボも当然把握していたのだ。 瑠夏が思わず身体を跳ねさせても、女三人による人力拘束はビクともしない。 凄まじい無力感だった。 こんな状態で、こんな状態でこちょこちょされたれ、こちょこちょスペシャルに掛けられたら──。 考えるだけでゾッとする。 「ほら…ごめんなさいは?」 女が意地悪な笑みをにんまりと浮かべる。 言わないと、ツボをグリグリするぞと言わんばかりのサディスティックな笑みだ。 でも、負けるわけにはいかない。 自分にトラウマを与えた女たちに、再度負けるなど──。 瑠夏が強く女を睨み返すと、女はさらに目を細めた。 「へぇ」 グリッ!! 「ぎゃうっ!!?」 親指が深く脇腹の窪みに食い込む。 「じゃあ…お仕置きじゃん?」 親指に力がこもり、滑らかな動きでグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリ!!!っと脇腹の神経の塊をほじくった。 「はぇっ!!?はえええええええええ!!?ちょっ!!?ちょおっっ!!?おおおおおおおおおおっっ!!?っっほほほほははははははははははははははは!!?」 記憶よりも遥かに濃厚なくすぐったさが脇腹に注入され、瑠夏は目を剥いて跳ねる。 だが大人による人力拘束により、瑠夏はせいぜい跳ねたり腰を軽く捻ったりすることしかできない。 「ほぉら…ごめんなさい言うまでこの脇腹の柔らかぁいところ…親指でグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリぃ〜ってするよ?」 女は慣れた手つきで親指を操り、その指圧に長けた指先で脇腹の窪みをこれでもかというほどえぐる。 「ぐぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!?くぇっ!!?やめっっ!!?やめぇぇぇぇぇええええっ!!?えええへへへへへへっ!!?」 白い親指がぎゅうぎゅうと筋肉を押し込むたび、指先や指の腹が神経を擦り、猛烈なくすぐったさが炸裂する。 涙が止まらない。 プライドに、亀裂が入り始める。 この苦しみから解放されたい。その気持ちが、瑠夏の中で大きくなっていく。 「どうすんの?ねぇ」 女はさらに親指を深く捻じ込んだ。 「ああっ!!?」 「ツボの核…みぃつけた」 親指の先っちょで脇腹の筋肉の奥にあるくすぐったい神経の塊に触れたまま、女は指先をクチュクチュクチュクチュクチュクチュと動かした。 「うぎゃぁぁぁぁあああああああああああああああああああああっ!!?あああああはははははははははははははは!!?ちょっ!?おっ!!?待っっっ!!?ああああああ!!?」 ごめんなさいと言おうとしても、くすぐった過ぎて言葉が出ない。 「強情だねぇ。でも、酸素奪ったら…反省する気になるんじゃない?」 腰のあたりに座り込んでいるスポーティな女が長い指うねらせる。指先には、ちょうどこちょぐったいくらいに伸ばされた爪が揃っている。 「ちょっ!!?」 スポーティな女が、爪の先をとんと瑠夏の腹部に添えた。 「ひぃっ!?」 女の、硬くツルツルとした爪の感触が腹筋部に染み込んでくる。 「こぉちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ〜!!」 女は、子供を可愛がるような口調でこちょこちょと歌いながら長い指を踊らせた。 くすぐったい爪が、滑らかにしかし獰猛に腹筋部を掻きむしる。 「くかっっっ!!?かひゃっ!!?っっひははははははははははははははははははははははっ!!?くぁぁぁぁあはははははははははははははは!!?」 こちょこちょに長けた蜘蛛が腹部を這い回るような異様なくすぐったさに瑠夏は激しく腰を捻って笑い声をぶちまける。 敏感な腹筋部を爪の先っちょでワシワシこちょこちょされると、他の部位をくすぐられるよりも暴れてしまうためか、息が追いつかなくなる。 「腹筋の外側を〜細かくこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ〜」 「ぎょぇぇぇええええええええええええええっっ!!?ぇぇぇははははは!?くはっ!!!こほっ!!?くるじっっ!!!っっひひひひひははははははははーっ!?」 瑠夏の腹部に浮き上がっている腹筋の輪郭──その外側のスジを、長い爪がこちょこちょと細かくなぞるように執拗にくすぐってくる。 「あっ!!?やめっっ!!それっっ!!!っっっはは!?はははははははははははははははははははははははは!!?かっっっははははははははははははははは!!?くるじぃぃぃっ!!!」 まともな呼吸も出来ないまま、爪による腹筋こちょこちょ集中責めが続く。 女たちは最初から、ごめんなさいなど言わせる気がないのだ。 それが、こちょこちょスペシャルの恐ろしいところである。 「これだけこちょられてもまだ意地張ってるの?ちょっとは成長したってとこ?ふふふ。ま…昔から君が弱いのは"ここ"だもんねぇ」 腕に座り込む長身の女が、長身に見合った長い指をワキワキと曲げ伸ばしした。 処刑前の準備運動だ。 「ま、待っで!!!」 瑠夏は嗚咽混じりの声を上げた。 だが、それが聞き入れられることはなく── ──大きな手は腋の下に舞い降り、指先が腋の下に触れ、ガシッと指関節が折り曲げられる。 爪の先が、腋の下に立つ。 「あっっ!!?」 「ほら…踏ん張りな?」 長身女は、奥から手前に汚れでも掻き出すような指の動きでガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシ!! こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!っと腋の下を引っ掻いた。 「ほぎゃぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああっ!!?あっ!!?ちょっ!?ワキっっっ!!?ワキはぁぁぁぁぁぁああああ!!!」 大嫌いな腋の下に、爪の感触とくすぐったさが同時に刻み込まれる。 瑠夏は思わず、笑い声でさえない叫びを上げた。 女の指は恐怖のこちょこちょマシンの如く計算し尽くされた動きで腋の下を掻き続ける。 ガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシ!! こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!! 「ごめんっっなざぃぃっ!!けほっ!!!ごめっっ!!?うええええええええへへへへへへへへ!!?ははは!?ははははははははははははははははははーっ!!?」 死ぬ。 酸欠で、ではなく…くすぐったさに精神を蝕まれて狂い死ぬ。 本当にそう思った。 「それじゃあさぁ…やろっか…」 誰かが恐ろしいことを言った。 「だね」 手を止めていた他二人の手が再び、担当部位に伸びる。 「はぁはぁっ!!やめっっ!!やめっっ──ぎゃははははは!!?」 やめろと言おうとすると、腋の下を指の腹でクチュクチュされた。 「こちょこちょスペシャル…とどめの一撃ぃ!」 小柄な女の掛け声と共に、腋の下を、腹部を、脇腹を同時に掻きむしられ揉み抉られた。 こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!! クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!! 「うわぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああっ!!!?あーっっっはははははは!!?はっ!!?はははっ!?はははははっ!!?はぁぁぁぁぁあああはははははは!!?」 瑠夏一人の肉体にはあまりにも多く濃厚過ぎるくすぐったさが一斉に浴びせられる。 瑠夏は顔から首までを真っ赤に染め、舌を飛び出させて笑い狂った。 奇声をあげ、唸り声をあげても、そのくすぐったさからは逃げられない。 こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!! クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!! 「あはは!?あははははははははははははは!!ゆるしっっっ!!!ゆるじでっっっ!!!!もうっっ!!あっ!!!あはははは!?あははははははははははは!!?」 そのくすぐったさは、あのトラウマを与えられた日の記憶を瑠夏の脳裏に鮮明に浮かび上がらせた。 その時。 くすぐったさも、女たちの姿も泡のように弾けて消えた。 「ふふふ。懐かしかったか?」 地面に伸びてゼエゼエと息を切らす瑠夏を、ツブキカナエが見下ろしている。 「はぁはぁっ!!!ふざけるなっ!!」 瑠夏は上体を起こしてツブキを睨んだ。腹筋がじわりと痛む。笑わされ過ぎたのだ。 「おやおや…まだ心が折れていないとは…面白いね。うむ…少しチャンスを与えようか」 「なに?」 「これからお前を自由にしてやる。その間、この世界のどこかにある鍵を見つけられたら逃がしてやろう。ただし逃げられずに私に捕まり射精したら…洗礼を与える」 「はっ!?」 ツブキカナエの言っていることがよく分からない。 「簡単だ。宝探しだよ」 ツブキカナエは指を鳴らす。 すると、瑠夏の両脇腹のあたりからツブキカナエの手がにょきっと生え、瑠夏の両腕を後ろに回して押さえつけた。 「なんだっ!?」 瑠夏は足がだけが自由な状態にされてしまった。 「さぁ行け。それともここに居て私に…搾り取られたいか?」 ツブキカナエは氷のような笑い声を発した。 「くそっ!!なんなんだよっ!!」 瑠夏はへろへろと走り出す。 鍵を探せと言われても、こんな広大な空間のどこにあると言うのか。 それに、捕まえられて射精など──。 射精したらここから出られなくなる。 あの少年の言葉が脳裏をよぎる。 あの手を見る限り、ツブキカナエは相当なテクニシャンだろう。 だが、捕まらなければ良いのだ。 捕まりさえしなければ、いつまでだって鍵を探し続け─── 瑠夏がそんな楽観的なことを考えていた時だった。 瑠夏の太ももからにょきっと二本の腕が生えてきた。 瑠夏よりも大きくて、長い指の揃ったヤバそうな手──ツブキカナエの手だ。 「はっ!?」 その手は瑠夏の竿の根元を掴み、もう片方は亀頭の辺りを鷲掴みにした。 「うあっ!?」 ぎゅうううっと厚みのある手が竿を握りしめただけで、竿に濃厚な快楽の刺激が染み込んできて、瑠夏は思わず足を止めた。 「くそっ!?なんでっ…!?」 手は突然、ふわりと力を抜き、そのまましゅるるるっとソフトなタッチで竿の根元から亀頭までを擦り上げた。 「ぐぁぁぁっ!!?」 たったひと擦りとは思えないほどの快楽の波に、瑠夏の竿は一気に膨らむ。 ツブキカナエの手の手コキは、テクニシャンなんてレベルではない。 「くぅぅぅぅっ!!!これじゃあっっ!!進めないっっ!!」 瑠夏は足を震わせ、壁に手をつく。 ツブキカナエの手は、指先で裏スジをなぞり、指の腹でカリクビを擦り、そして亀頭をすりすりと撫で回す。 「ううううううっ!!?くそっ!!?くそぉぉっ!!!」 ソフトタッチではあるが、それがまたキツい。 濃厚な一撃を、ゆっくりと優しく擦り込まれるのだから。 亀頭から、カウパー液がじゅわじゅわと溢れ出す。 想定していたよりもずっと、時間がない。 焦った瑠夏は、抜けかけている腰に力を入れて走り出そうとする。 しかし。 「本気で逃げられると思っていたのか」 どこかでサディストの女王の声がした。 すると、ねっとりと優しくペニスを扱いていた手が、親指と人差し指で輪っかを作った。 そしてその輪っかに、瑠夏の亀頭をズボズボズボズボと繰り返し出し入れした。 「はぁぅぅぅぅぅっっ!!?あああああああああっ!!?」 指の輪っかが、亀頭に被せられるたび、カリが指の輪っかに引っ掛かって弾かれる。それが恐ろしいほど強い快楽刺激を生む。 ズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボ!! 「おおおおおおおっ!!?やめっっ!!?それっっ!!?それきつぅぅぅっっ!!?」 カリを好き放題弾かれ、亀頭がぱんぱんに膨れ上がる。 さらに。 もみゅっ。 「んぉぁぁぁっ!!!?」 いつの間にか生えてきていた新たな手が、タマを絶妙な力加減で揉んできた。 もみゅっもみゅっ。 柔らかな手にタマを揉まれるたび、精液がじゅくじゅくと込み上げてくる。 「や、やめっっ!!?これは反則だってぇぇっ!!」 瑠夏はぷるぷると膝を震わせ、内股になりながら叫ぶ。 「そろそろ食べ頃かな?」 またどこからか支配者の声がした。 直後、瑠夏のペニスを扱く手に異変が現れた。 「いっ!!?まさかっ…」 瑠夏の竿を扱いているその手がやけにヌルヌルヌメヌメと照り輝いていた。 指先から、ぼたぼたとその液体が滴り落ちている。 手を覆うそれは、まるでローションのようにヌルヌルとした生温かい液体だった。 ローション無しでこれだけ悶えさせられたと言うのに、ヌルヌル液でコーティングされた手で扱かれたら──間違いなく負ける。 瑠夏は真っ青になる。 「だめだっ!!!だめだぁぁぁぁぁ!!!」 瑠夏の叫びが届くはずもなく、ヌルヌルの手がバキバキに勃起した瑠夏の竿に喰らい付き、長い指を巻き付かせる。 「いぎぃっ!!?」 ヌルヌルの手は、竿のその硬さを確かめるようにニギニギと竿を握ったかと思うと──クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!!っと激しく音を立てて竿から亀頭までを何度も扱き上げた。 「ぎゃっっ!!?ああああああああああああああああああああああっ!!?ちょっ!?おっ!!?んぉぉおおおっ!!?」 ヌルヌルによって摩擦が減り、手コキハンドはより滑らかに竿を、亀頭を虐め抜く。 手首をグリグリ捻り、計算し尽くされた触り方で──瑠夏を絶頂という名の地獄へ誘う。 クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!!! 「ほええええ!!!?やばっっ!!?あっ!!?あっっ!!?ああああああああああああ!!!」 瑠夏は地面に膝をついた。 手コキハンドが手首を捻るたび、ヌルヌルの指の腹や手のひらのシワが裏スジやカリクビを擦り、猛烈な刺激を発生させる。 「さぁ…こっちへおいで」 ツブキカナエの氷のような声が耳元でそう囁いた。 「ひっ!!?」 タマに、サワサワと爪が這い回る。 ぞわぁっとした怖気に似た刺激がタマを襲い、力が抜ける。 そして。 竿を扱いていた手が、力強く竿の根元を握り、快楽の圧力を掛け── ──ぐっぐっぐっと小刻みに力を加えながら手を上昇させていく。 文字通り、液を搾り出すように。 その手が、亀頭にまで達した時──先端からそれは飛び出した。 ぼたぼたと、屈服の汁が霧に包まれた地面に消える。 「はぁはぁっ!!くそっ!くそぅ!!」 射精したらこの世界からは──。 またあの言葉がよぎる。 「ふふふ。出した──な」 すぐ後ろで、ツブキカナエの声がした。 振り向けなかった。 恐ろしくて。 瑠夏は固まっていた。 「お前はもう私のものだ」 しっとりとしなやかで厚みのある手のひらが肩に置かれる。 「自分のものには…印を刻んでおかないとな」 ツブキカナエは、放心状態に陥っている瑠夏の前に回った。 「この…指で」 ツブキカナエは両手を前に突き出し、指を伸ばした。 すると、指の間からまた別の指がニョキニョキと生えてきた。 さらに、手のひらからもニョキニョキと──。 「はっ!!?」 その異様な光景に瑠夏は我に帰る。 ツブキカナエの手には、指の華が咲いている。 無数の指が、ウニョウニョとイソギンチャクのようにうねっている。 「そうだな…印を刻むのは射精したばかりのその…タマが良いだろう」 「ひっ!!?や、やめっっ…」 あんな量の指に、爪に、イキたてで敏感になっているタマをこちょこちょされたら──死んでしまう。 瑠夏は後退りをする。 「逃さないよ?」 ツブキカナエが言うと、地面から大量の腕が生え、瑠夏を押さえつけた。 「案ずるな。この世界には死などない。死の壁に当たり続けながら…叫び続けるだけ」 うにょっうにょっうにょっ… ツブキカナエの両手の夥しい数の指指は、それぞれが独立した生命のように蠢いている。 「ま、待っで!!ほんとにっ!!なんでもするっ!!なんでもするからぁぁっ!!」 瑠夏はぼろぼろと涙を流しながら懇願する。 「そうか。ならばただ叫べ──私のために」 両手が、千を超える指が──タマに喰らい付く。 「ひぃぃっ!!?ひぃっ!?ひっ!!ひぃぁぁぁあああああ!!!」 瑠夏は首を激しく横に振る。 指のイソギンチャクが、ぞわぞわとタマを飲み込んでいく。 無数の指の先や、爪の感触がタマを包んでいく。 「いくぞ?こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉ〜」 千を超える指先が、爪の先がタマをむしゃむしゃ食べるようにこちょぐり始めた。 「う"ぁっ!!?あっ!!!?ああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!!?あはは!?ははははははは!!?あははははははははははははははは!!?死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬぅぅぅぅ!!?」 指の塊に飲み込まれたタマが、好き放題にカリカリこちょこちょと嬲り尽くされる。 ひと引っ掻きで意識が破裂しそうなほどのくすぐったさだ。それが、何千も一斉に襲ってくる。 普通なら、死んでいるほどの刺激だ。 「味わえ。私の指の味を、爪の味を…それらが織りなすくすぐったいという地獄のハーモニーを」 究極のサディストは妖艶な声で囁きながら、悪魔のように千の指を蠢かし、爪の先でタマをカリカリカリカリと引っ掻き、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょとくすぐる。 「うへへっ!!?うへっ!?うへへへへへへへへへへ!!!もう無理もう無理っっっ!!?無理ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!っっひひ!!?ひはははははははははは!!たすげでっ!!たすげでぇぇぇぇ!!!」 瑠夏は首が千切れるほど頭を振った。 指のイソギンチャクはモゾモゾと動き、無駄のないテクニックでタマを貪りくすぐり尽くす。 カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ!! こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!! 「ぐへへへへへへっ!!?うへへへへへへへへへへへへ!!?あっ!!?あははははははははははははははははははははははははははは!!?壊れるっっ!!こわれるぅぅぅぅっ!!!あっ!!?あああああっ!?」 常識はずれのくすぐったさを刻まれ続けたせいでおかしくなったのか…先っぽから潮が噴き出た。 「ちょうど良い…ここもこちょこちょしておこうか」 サディストは、亀頭まで指のイソギンチャクで飲み込み滑らかなタッチでこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょとくすぐり回した。 「ほぎゃぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああ!!?やだっ!!無理っ!!あっ!!?ほんどにっっ!!いっ!!?いははははははははははは!!?死なせで!!死なせでぇぇぇ!!!」 潮を吹いて敏感になっている亀頭を撫でられたり、その周りを指先で優しくこちょこちょされる。 どれも、地獄の味だ。 「うはは!!!!あはははははははははははははははははははははははははははははははは!!?もういやだっっ!!いやっっっ!!!いやぁぁぁぁあははははははは!!?」 瑠夏は笑みを浮かべながら、泣いていた。 こうして瑠夏もまた…サディズムをただ享受し、己の改造されたマゾヒズムを癒し続ける人形となっていくのだった。


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