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一月の仕込みが実を結び

「ふぅ……また今日も報告、か……」


豪華な装飾が施された悪趣味とも取れる廊下を歩きながら私は独りごちる。それというのも、私は今傭兵の仕事で拠点から遠く離れた地にある領地へと赴いていた。ここでは虚魔の襲撃がそこそこにあるらしく、現状の戦力でも一応対応はできているが、少し均衡が崩れたら危ういということらしく、私への依頼として送られてきた。私だけがいったところで大きな変化はないと思ったが、内容に兵士たちへの戦闘教練という面があり、長期的な対策も考えられている様子でもあった。それに何よりこの依頼を受諾し満了したときの依頼料があまりにも破格だった。仕事にもお金にも困っているわけではないけれど、あるにこしたことはないし、それにこれだけのお金を提示しているということはそれだけ危機的に感じているのかもしれない。だから、私は仲間たちを納得させて依頼を受けて赴いた。が、蓋を開けてみれば戦闘支援と教練に加えて、毎日の成果の報告を頼まれた。まぁそれは仕方がないことではある。そこが依頼の肝なのだから。とはいえ、毎日では変化は小さいのだから少々手間に感じても仕方がないと思うのだ。

それにもう一つあまり行きたくない理由があるのだけれど……


「傭兵の初夏、本日の報告に上がりました」

「うむ、入れ」


一旦その環状を呑み込んで、コンコンと重厚で大層な扉にノックをし名乗ると、中から了承の声が届いたので「失礼します」と一言加えながら今回の依頼主のいる部屋へと入っていく──


「ぅ……」


いつものように入った瞬間に届くのは、この部屋独特の香りだ。不快ではないけれど、なんだか妙な感覚を覚えてしまっていつも入った瞬間はくらっとしてしまう。最初は何の香りか気になっていたときに、特別なアロマでリラックスし安眠や疲労回復だったり集中したいときにも使えるとのこと。商品化する予定があるらしく、よかったらこれも毎日使ってみて試し報告をしてほしいと言われたので、それについての依頼料ももらえるならと今も試している。そのために、最初よりは慣れてきたし、リラックス、安眠の用途で使っていたので、嗅いでいるとなんだかその時の感覚になっていく気がする。


この地に慣れていない私をリラックスさせるための配慮なのか何なのかわからないけれど、緊張しすぎるよりはいいと思う。

しかしこの部屋はそれだけではとどまらなかった。薄暗い部屋を照らす、淡い紫のような桃色のような光を灯す意図のわからない不思議な球体。領主が言うには、この光の色もまたリラックスし、集中力を高めるものだという。薄暗いし、目の溜めを思うならもう少し普通の明るい光源を選ぶべきだと思うけど……でも、それを見つめていると……なんだか……落ち着いて……引き込まれていくような……


「……どの……初夏殿」

「っ! あ、も、申し訳ありません。少しぼーっとしてしまいました」

「いやいや、こちらこそいつもすまないね。一日仕事をしてきてもらっているのにいつもこうして呼び出してしまって……それにしても……く、くく」

「……っ……」


紳士然とした言葉とは裏腹に向けられる、情欲にまみれた視線。先に言った行きたくない理由がこれだ。あまりにも不躾で隠すことのないその視線は向けられていい気がしない。しかもそれが、忌まわしいほど膨れ上がった肉塊といってもいいほどに醜い体躯をしているものから向けられれば嫌でも嫌悪をいだいてしまうものだろう。サイズとしては私を3人分ほど横に並べて、二回りほど私よりも縦にも大きい。このご時世に一体どうすればそんな体になるのかはたはた疑問である。


「あぁいや、すまないね。しかしどうやら少しお疲れのようなので報告は後にしてリラクゼーションを先にやってしまおうか」

「え……いえ、それは……」

「なに、体が癒えていたほうが効率が良くなるのは当然のことだしな。それに──私の提案を断りはできない──だろう?」

「っ……ぁ……っぅ……そう……ですね……」


なんだろう今の感覚は。とても不思議な感じがして頭がまたくらっとしてしまった。でもそうだ。私は依頼を受けてここにいるのだから、依頼主の提案を断るなんて無礼にあたってしまうかもしれない。だから今までもリラクゼーションをしてもらっていたのだった。仕事との順番が前後しても大した問題ではないのだし。


でも……なにか……妙な違和感があるような……気がするのだけれど……これはいったい……


「さぁ初夏殿準備ができた。いつものようにこの椅子に座って目を閉じてくれ」

「はい……」


浮かんでいた疑問はドレアクスに声をかけられたことで途切れた。まぁ思い出せないということは大きな問題ではないのだろう。


そう思いながら、大きな椅子に体を預けるように腰掛ける。そして言われたとおりにまぶたを落とす。すると、視界が塞がれたからか、いつものようにあのアロマの香りがより強く感じられる。


「すぅー……」


気づくと、無意識に肺を満たさんと大きく吸い込んでしまっていた。別に好きな香りではないのだけれど、嗅いでいるうちに、吸い込んでいくうちに、なんだか体が解れていくような……余計な力が抜けていくような……体が、より深く椅子に沈み込んでいく感じがする。


「くく、随分とそのアロマを気に入ったようだな。悪くないだろう?私のアロマは」

「は、い……とても……リラックス……できます……」

「そうかそうか。だが、それだけではないんだろう?」

「は……い……なん、だか……からだ、が……たかぶる……かんじが……あり、ます……」

「いい傾向だ。だがそれは嫌なことではないだろう?」

「……はい……」


少し意識がぼやけている気がする。けれど、このアロマを吸い込むことでそれは気にならなくなる。気にならなくなると、アロマを吸い込むたびに、心地よさが浮かび上がってきて、私がの何かがどんどん開かれていくようなでもそれが嫌なことではなくて──


「そろそろいいか。さぁ初夏殿。ゆっくり目を開いていこう。そして目を開いたらこの光を見つめるんだ」

「ふ……ぁ……ぁぁ……ぁ……」


言われたとおりに目を開くと、そこには既に紫のような淡い光を発する玉が目の前にあった。見つめろと言わるまでもなく、私の視界と意識はその光に吸い込まれていき離せなくなる。


「くく……ではいつものように、この光を目で追ってもらおう。光を捉える時間がながければないほど、リラックス効果が見込めるからな。さぁ、まずは右……そして、左……」

「ぁ……ぁ、ぁ……」


言われたとおりに光を目で追っていく。ドレアクスが言った通り、光を見つめ続けていくと、どんどん力が抜けていく。リラックスできている証拠だ、と以前言われた気がする。だから何も問題は、なくて──








光の玉を初夏に追わせ、再度正面を向かせてから、私はは玉をしまい初夏の様子を伺うべく、顔を近づけた。


「くく、くくく!ようやく堕ちたか。まったく手間取らせおって」


思わず声を上げてしまう。だが一ヶ月という時間をかけてようやく実を結んだのだ。それも仕方がないだろう。

初夏の様子は一言で言えばとても素晴らしいものだった。光を失った焦点のないどこを見ているかわからない瞳をゆらしながら、首を座らせておくことができないのか、力なく傾けられ椅子に預けられている。口元から涎をだらしなくながす様子は、とても最強で、最高クラスの傭兵のものとは思えない物だった。


「さて、まずはおさらいだ。初夏よ、お前は最初、私のことを嫌悪していたな?それはなぜだ?」

「は……い……めつき、が……いやらしかったから……です」

「それだけではないだろう?お前はこの私の醜い姿に嫌悪を抱いていただろう?違うか?」

「……すがた、より……も、目が……それですがたも……きらい、に……なりまし、た……」

「そうかそうか。私の姿よりも先に視線に嫌悪を覚えるとはなかなか見込みがあるじゃないか。褒美をくれてやろう」


そうして私は胸元から触手を一つ伸ばし、マスクのようにして初夏の口を覆い、例のアロマとしている香りを噴射した。


「ん、っむ──ッ──っ、っっ──っふぉ────っ」


瞬間初夏の体がビクンと跳ね上がる。しかしすぐに弛緩して椅子に沈み込み、なすがままとなってただただ体を震わせるだけになった。あの香り……私の触手から分泌する粘液を蒸発させて発しているもので、いわば私そのものの臭いといってもいい代物だ。そのうえで、これは接種すればするほど、初夏の体を淫らにし、快楽を強く強く感じるようになっていく効果もある。それを一ヶ月かけてこれまで仕込みで、嫌悪どころか自ら吸い込むまで慣らさせた今、こいつの体は以前とは比べ物にならないほどに敏感なものとなっていることだろう。

そんな効果もあり、自身が好んでいると思っている臭いを、大量に嗅がされたらどうなるか。


嗅いだ端から、体が悦びに打ち震えより深く悦楽に浸っているのが実によく分かる。

ここまでくれば、やつの無意識に入り込みこの香りは自身を気持ちよくしてくれるものだと認識させていくことだろう。


「よし、このくらいでいいか。さぁ、褒美をもらったのならどうするべきだ?」

「ふぁ……っ、っっ、っぁ……ぁ……ありがと……ごさ、い……ます……」

「よし……いいぞ……」


触手を解いた後も、初夏の体は小刻みに震え、椅子に沈み込むように動かない。香りが骨の髄まで染み渡っているのだろう。焦点の定まらない瞳は、わずかに潤みながらも私の方を向いたままだ。


「くく、今やお前の体は私の香りに完全に支配されている。この状態で……どこまで堕ちるか、試してみるのも悪くないな。」


口元から垂れる涎が彼女の顎を濡らし、そのまま胸元の衣装に染みを作る。しかし、それに気づく様子はない。ただ、かすかに動く唇が何かを訴えようとしている。


「ふむ……どうした初夏よ。まだ香りが足りないか?」


軽く触手を振ると、残った香りの残滓が彼女の鼻腔を再び満たす。すると、またもや彼女の肩がびくりと跳ね、沈みかけていた頭がさらに深く椅子に埋まった。



「よし、いいぞ。準備は整ったな……さぁ、これからお前の心にあるもの全てを私に差し出させてやろう、うれしいだろう?」

「っ……ぁ、っっぁ……は、……い……」

「くく、この程度で悦びおって。やはりお前は、征服、支配されることが悦びになる。そうだろう?」

「──っ──っそ、れ……は……」

「そうだろう?」

「──ぅ──っ、っ❤ っ、っ、は、い……」


言葉を絞り出すたびに、初夏の唇が震え、短い息が漏れた。体が意思に反して動いているかのようだ。

ここまで催◯の深度が深まっているというのに、特定の言葉には抵抗を示す。しかしこれは拒絶と言うよりも、初夏にとって特別効果が強いからこそであろう。更に追求をすれば先程よりも強く体を震わせてから、受け入れる返事をしていることが何よりの証拠だろう。

その状態をもっとこいつに刻み込むために続ける


「どうしてお前は支配されることに喜びを覚えるのだ?」

「それ、は……ドレアクス、様の、めいれい……で……」

「そうだ。きっかけはたしかにそうだ。だが、それだけではないだろう?支配されることに悦ぶのは、お前が……マゾ雌だからだ」


その言葉を口にした瞬間、初夏の光のない瞳が確かに揺れたのがわかった。動揺ではあるのだろう。しかしこれは、認識していなかったことを提示され、そしてそれを真実だと理解させられることへの動揺だろう。認識外のことを強制的に受け入れさせるのは、本来ならばかなり無理が出てきてもおかしくないだが──


「っ……っ……、っ──わたし、が……まぞめす……だから……」


今の初夏は既にマゾ雌であることと支配を結びつけてしまっているようで、マゾ雌であることさえも受け入れていこうとしている様子だ。全く持って、想像以上の素質の持ち主といえるかもしれない。



「そうだ。お前は支配されることに悦びを見出すマゾ雌だ。そして何より、私にそのようにされることにどんなことよりも悦び屈してしまうのだ。そうだろう?初夏よ……」

「ぅ、ぁ……ぁ、ぁ────────は、ぁ…………わたし、は、ドレアクス様、に……支配されること、に悦んで、屈して……しまい、ます……」


彼女の体がわずかに硬直し、続けて大きく震えた。まるでその言葉が真実として体に刻み込まれたかのように。


「くく、よく覚えるのだぞ?」


私は初夏の顔を覗き込み、その曇りきった瞳に支配がより深く浸透したことを理解する。普通の人間ならば一日とて耐えられたものはいなかった私の洗脳に、彼女は一週間もかけさせられた。なかなか進まないことに焦れたものだが、こいつも蓋を開けてみればたしかに精神力は凄まじいものかもしれないが、容量が大きいだけで一度限界を超えればそれさえも意味をなさなかった。


「さぁ、褒美をやろう、ほぅら、お前の大好きなこの香りを堪能しろ」

「──っ──っ──っ、っ──っ──っ❤」


再び触手を初夏の鼻の前に差し向け、臭気を放つ。少しもしないうちにまた初夏は体を不規則に何度も跳ね上げさせるのだが、下腹の奥に位置する女のそれがもっとも悦んでいるのか、震えるさまが実によく伝わって見えた。事実かどうかは定かではないが、確実にマゾ雌であることが根づき、ながら匂いによる掌握はできたと考えてもいい頃合いだろう。

ならば今回はここで終わり……とするのがいつもの流れであるのだが、今日は違う。


催◯の深度が予定を上回りここまで何度も悦楽を味あわせたというのに、目覚めようとしないのだ。次の段階に移るにはこれほど良い機会ないだろう。


「さて……初夏よ今から新たな命令を下してやろう。立ち上がれ、そしてその服を脱ぎ捨て、自らの全てを私に晒すがいい」


初夏の瞳は、もはや私以外の何も映していない。虚ろに揺れるその視線に、どれだけの時間と手間を費やしてきたかを思うと、支配の手応えが湧き上がる。だが、それでもなお、この女は抵抗の欠片を残している。それが愉快だ。実に愉快だ。


「よくここまで耐えたな、初夏よ。だが、まだお前は完全に堕ちていないようだな?」


そう言いながら、触手を軽く動かし、彼女の鼻先へと差し向ける。私自身の粘液から発するこの香り。これがどれほど彼女を快楽へ導いてきたことか。だが、この香りの本当の効力を、彼女はまだ完全に理解していないだろう。


「吸い込むがいい。そして、お前の心と体が、私の存在に抗えないことを知るのだ」


ゆっくりと彼女の反応を観察する。細く長い息を吸い込む音とともに、彼女の肩が小刻みに震えた。呼吸が深くなるたび、体が私の香りに溶かされていくのが目に見えるようだ。その震えが次第に大きくなり、最終的に全身が波打つような動きを見せた。


「……っ、っ、っぁ……っっっ❤」


「そうだ……いいぞ。その反応こそが、お前が私のものだと証明している」



初夏は抵抗しようとしているのか、虚ろな瞳を一瞬閉じる。だが、それが意味を成すことはない。私の命令と快楽の間に挟まれた彼女は、すでに私の手中にある。


「さぁ、初夏よ。今度は立ち上がれ。そして、その体を、この私の前にさらけ出せ」


命令を告げた瞬間、彼女の体がまた震える。それが悦びによるものだと、私にはもう分かっている。命令に従うことでしか得られない悦びを、この女はすでに覚え始めているのだから。


彼女の動きはぎこちなく、頼りない。だがその足取りが、私の命令に従うというただ一つの目的を果たすためだけに存在していることに、言い知れぬ満足感が湧き上がる。私が支配した存在が、自ら動き出す。その様子を眺めるのは、何物にも代えがたい喜びだ。



「そうだ、お前のその動き一つ一つが、私への忠誠を示しているのだ」



彼女が最後の布切れを床に落とす。完璧な裸の姿がそこにある。だが、手が胸元と股間を覆っている。無意識の抵抗だろうか。いや、それさえも私を楽しませる要素に過ぎない。



「誰が隠していいと言った?私は全てをさらけ出せと言ったはずだ」



静かな声で命じる。すると、彼女はまた震え、ゆっくりと隠していた手をどけた。その瞬間、私の視界に現れたのは、言葉では言い尽くせないほどの美だった。


人間ではない私ではあるが、美的感覚はおそらく人と近しいものがある。だからこそ、今までも人間の女を支配しコレクションとしてきた。だが、これは……これほどまでに、私の核を震えさせるものはいなかった。この美を手中に収めることができるという事実に、歓喜が走りこれだけで小さな達成感と支配感が生まれる。



「ふぅ、いかんいかん……堪能するのは後からでもできるから」



そう自分に言い聞かせ、気を取り直す。これはまだ本当に始まりに過ぎないのだから──


「くく、服の上からでもわかっていたが、顕になれば……やはりこれまで見てきたどんな女よりも圧巻だなお前のこの胸は」

「っ、ぁ……それ、は……」

「んん、何だ?お前は、私のものだろう?それを私が見ることは何の問題もないだろう?それに──」

「ふぁ……ぁぁっ……っ❤」

「こうして、触れて、弄ぶことも私の自由だろう?」


私の手のひらほどの大きな肉の果実を下からすくい揉み上げ抗議の声だろう言葉を封殺する。しかしまだ抵抗を示そうとは先ほどの欲に囚われたままであったらここでしくじる事も考えられたかもしれない……というところまで考えていたのだが、その次の思わぬ宣言に、私は一瞬言葉を失うことになる。


「あまり……ふれられる、と…………ミルク、が……でてしまい、ます……」


抗議だと思っていた言葉の先は、想像以上にまさかの内容だった。人間の女が胸からミルクを出すことがあるとは聞いていたがそれは子種を仕込まれたときだと聞いている。腹がが膨れるほどにならなければそうはならないはずなのだがまぁいい。それよりも気になるのはそれが本当かどうかだ。


「ふぁ、あっ、あぁぁ……!」


「その話が本当ならば、今ここで出してみるがいい。私いや、出せ。これは、命令だ」


そう告げた瞬間、初夏の体がビクンっと強く引きつた。そして私がぐにゅり、と強く胸を押し揉むと──ビュルッ! と白濁した液体が、初夏の胸の先端付近から迸った。

彼女の胸元から弾け飛ぶ白濁の液体。それは、私の命令ひとつで迸ったものだ。部屋に甘い香りが漂い、床に滴り落ちる液体が、初夏という女が完全に私の支配下にあることを物語っている。


「ふむ、これは予想以上だ。命じただけで、これほどまでに……くく、初夏よ、何を感じている?」


私はあえて問いかけた。返答を聞くまでもない。彼女の震える体と、微かに漏れる甘い吐息が、その答えを雄弁に語っているのだから。


「っ……ぁ、ぁ……どれ、あくす……さまの……めいれい……で……」


虚ろな声。だが、その中に微かな悦びの色が混じるのを私は見逃さない。それは、私が刻みつけてきた支配の証。体が快楽に屈し、心がそれに追従する瞬間だ。


「そうだとも、私の命令だ。そして、それがどれほどお前を悦ばせているか……自分自身が一番よく分かっているだろう?」


「ぁ──はぁ────っ❤」


触手を彼女の胸に絡める。その感触を楽しむかのように、粘液をまとう肉塊が彼女の柔らかい果実を押し潰し、揉み上げた。すると、初夏の体が跳ね上がり、再び白濁の液体が勢いよく噴き出す。


「くく……実に素晴らしい。命令一つでここまでにいたったか」


だが、これで満足するほど私は甘くない。この支配をさらに深めるためには、今以上の証を手に入れなければならない。


「初夏よ、このミルクが迸る感覚……それがどれほど気持ち良いものか、自分で触れて確かめてみるがいい。」


意図的に声を柔らかくし、彼女に新たな命令を下す。私の言葉に反応した彼女の手が、震えながらも胸元へ伸びていく。その指先が自身の果実に触れた瞬間、彼女の体が再び震え、甘い吐息が漏れた。


「そうだ、その感覚を忘れるな。お前の体は、私の言葉に従うたび、悦びを得るようにできている。私の命令がなければ、こんな気持ち良さを得られない……そうだろう?」

「ぁ、ぅ……ぁっ……あぁっ……は、い……」


彼女が自らの体を触れる姿は、もはや完全な服従そのものだ。だが、私は次の段階を考える。洗脳の深度をさらに進めるために、彼女の無意識に私の存在を根付かせる方法を。


「さぁ、次はどうするか……お前がその体の全てを私のものと自覚するまで、徹底的に刻み込んでやるぞ、初夏よ。」

「────っぁ────────っ、っっっ、っっ────」



その言葉に反応してなのか、偶然快楽の頂きを迎えただけなのか、命令どおり、初夏は自身で胸を弄び快楽の証の一つをほとばしらせた。






「はぁ……ぁ……は、ぁ……はぁ……」


頭がぼーっとする……思考が巡らせられない……あたりに充満する、アロマの香りが今はとても心地よくて、それに浸ってしまう……けれどこれがリラクゼーションを受けているときの正しいことなのだと、ドレアクス、様は言っていたから、何も問題はない。

実際、彼が言うにはこうなっているときは最も無防備になるけれど、それはリラックスしているということで。リラックスしている状態で受ける刺激は、とても気持ちが良くてどんどん身を任せていってしまう。


だからリラクゼーションを受けているときに、ドレアクス様の言葉を聞くのは正しいことで。だから彼の言葉には耳を貸してしまう。そうすると、言葉がすーっと私の中に解けて広がっていく。そうして受け入れることが、また心地よく感じてしまうのだ。

だからどんどん、ドレアクス様の言葉を受け入れていってしまう。リラクゼーションの効果を高めるためなのだから当然のことなんだ。

だから……だから……だから……ドレアクス様の命令は……絶対に聞かなくてはいけなくて……ドレアクス様に支配、されなくてはいけない……それが、リラクゼーションの効果を受ける条件。


でも、流石に裸を晒すのは少し抵抗を覚えてしまった──(なにかがおかしい)──けれど、ドレアクス様の命令されながら、アロマの香りをかがされると総抵抗していることが思えていって……やがてどうして抵抗しているのかわからなくなっていく。だって私は全てをさらけ──(なにかが)──出さなくてはいけないのだから。

そうして命令にしたがって隠していた手をどけて私の全てを見られたとき──(おかしく、はない)──、私の中に凄まじい多幸感が生まれた。お腹の奥がものすごく熱くなって、体がとんでもない悦びを感じた。


すごかった。

頭も体も全部がふわふわとした感覚に包まれた。リラクゼーションで現れた効果で、ドレアクス様の命令を受け入れたことによるものだろう。リラクゼーションなんて今まで気休めだと思っていたけれど、ここまで効果がでるのならやっぱり正しいから──(なにもおかしくはない)──受け入れなくてはいけない……


また……あのアロマを吸わされる……



……受け入れることが……命令を聞くことが……支配されることが……必要なこと……で……


甘い香りが頭の奥深くまで染み込み、鼻腔を突き抜けるたび、全身が痺れるような感覚に襲われる。そうすると……ますます私の意識は……深くに落ちて……明け渡されて……


そう……わた、しは……ドレアクス様の……もの……なの……だから……


「ふぁ……っ────っぁ────っ」


命令されたとおりに、私は自分の胸を刺激して、ミルクを吹き出し辺りに甘い香りを撒き散らす。以前から、快楽を覚えてしまうとミルクを分泌する体質ではあったし、出すときは気持ちよくなってしまっていたけれど、いつもとは比べ物にならないほどの快感だと思った。そして同時に私を満たすのは、ドレアクス様の言葉……命令……

聞き入れた瞬間から始まる、恍惚感。脳を幸せで満たして、体を悦びに震わさせ、ドレアクス様のものだという事実に私の女の部分が歓喜に戦慄いて同時にきゅんきゅん疼いてすす

り泣く。


「くく、気持ちよかったか?」


「っ、…………は……い……」


答えた瞬間、胸の奥が再び熱くなる。それが、どうしてなのかはわからない。ただ、命令を聞いて、従うたびに、私の中に心地よい波が広がっていく。この感覚が、心地いい。この感覚が……正しいもので……


そう思っていると、再び鼻腔を満たすあの甘い香り。アロマと称されるそれは、気づけば私にとって欠かせないものになってしまっている。吸い込むたびに、心の中で何かが解けて、溶けて、空っぽになっていく……何も……考えなくていい。今はただドレアクス様の言葉に従えばいい。いつものように、ただ、それだけで……


「さぁ、初夏よ。まだ終わりではない。これから、お前の全てを私に捧げるのだ。」


その言葉が耳に届いた瞬間、またしても体が震えた。どうして震えるのか、どうして胸の奥がぎゅっと締め付けられるのか、私にはわからない。ただ、その震えが悪いものではないことだけは、わかる。


「っ、……ぁ……」


視線を床に落としながら、小さく呻くような声が漏れる。全身が熱い。命令を聞くたびに、体が熱くなる。言葉が心を浸食していくたびに、私の中の「私」が何かに溶け込んでいく。


「……私の全てを……ささげる……」


口にした言葉が、耳に届いた瞬間、自分の声ではないような気がした。ぼんやりとしている頭の中で、なぜこんなことを言ったのか、自分でも説明がつかない。ただ、胸の奥がきゅんと甘く締めつけられた感覚と、その後に続く熱い波だけが鮮明だった。


「さぁ、このベッドへと立ち両足を開くのだ。そして……その奥に秘する部分を私に見せるのだ。」


ドレアクス様の声が再び私の耳に響く。低く、どこまでも優しい声なのに、抗えない力が込められている。その言葉に従わなければならない。それだけは、私の中に確信があった。


「っ、……ぁ……」


脚に力が入らない。けれど、命令に応えようとするたびに、どこからか熱が湧き上がり、体を突き動かす。言われた通りベッドへ上り私の大事な部位がドレアクス様の視線の高さのいちになる。そして少しずつ、膝が震えながら開いていく。羞恥の感覚が胸を刺すように痛む。けれど、その痛みは、いつしか甘さを伴うものへと変わっていく。


「ほら、もっとしっかりとだ。隠すことなく、すべてを見せるのだ。」


その声に、私の体が震えた。命令を拒むどころか、むしろそれに応えようとしている自分がいる。手のひらをそっと大事な部分に伸ばし、触れた瞬間、思わず小さく声を漏らしてしまう。


「っ……ふぁ……ぁ……」


「くくく……いいぞ。だが、本当にそのまま開き見せてもいいのか? そこはお前の大事な部分だろう? それを自らの手で開き、見せるということは、私に対しより深く支配されるということになる。それでもお前はいいのか?」


「それ……は……」


確かに、私は今からドレアクス様に自身の最も大事な部位の一つを見せようとしている。本来は誰かに見せるようなものではない部位を、あろうことか自分の手で更に奥までさらけ出そうとしている。

でも、それは……ドレアクス様に見せろと言われているからで……ドレアクス様の言葉を聞くのは、リラクゼーションのときには必要で、当たり前で……だからこうすることも、何も間違っていることでは、なくて……もっと深く支配されてしまうというのは──アロマの香りがまた私を満たす──私の体が悦び堕ちて、いく……。


「ふぁぁ……ぁ………ぁ、い……すべてを……みて、ください……」


そうして私は、ドレアクス様に見てもらうべく、自らの秘唇を開き曝け出した。散々に熱に苛まされていたことで、不意に訪れた外気が嫌に強く感じられ、その刺激も相まって、たまらず私は恥ずかしい蜜をプシッとほとばしらせてしまった。



「ふ、くく……っ、実に無様な姿ではないか! これで最高クラスの傭兵とは笑えるな! それに……滴るほどに濡れているとは。糸まで引いて、そんなに見られることが嬉しいのか?」



彼の声が耳をかすめるたび、私の体温がさらに上がっていくのを感じる。視界は霞み、彼の姿が熱を帯びた霧の向こうに揺らめいて見える。それでも、耳に届く彼の低い声だけははっきりと聞こえる。その響きは、頭の奥深くを優しく叩き、揺さぶり、私の考える力をどんどん奪っていくようだった。


「……ほう、これは……」


彼の言葉が間近で聞こえた瞬間、体が震える。彼の視線が自分の最も大事な部分に注がれているのを感じ取ってしまったからだ。


「実に興味深いな……お前のこの豆。触れられる前からこんなに腫れ上がらせるとは。それに、他の女たちに比べても明らかに大きい」


いいながら指先が私の秘所の表面をなぞるように動く。責め立てる意図などないだろうその軽い刺激だけで、体が勝手に反応してしまうのを止められない。


「んっふ、っ……っん、ぅぁ……っっっ」


そうしてある程度なぞりきるとドレアクス様は指が動きを止める。そのまま私の豆を見つめる彼の視線が、刺さるように鋭く感じられた。恥ずかしさと悦びが入り交じり、どうしてこんな感情を抱いてしまうのか、自分でもわからない。ただ、彼の次の言葉を待っている自分がいる。それが自然なことだと思えてしまうほどに──。


「……これから毎日、お前のこの愛らしい豆を私の手で弄り倒してもっと大きく成長させてやろう」


彼がそう言った瞬間、胸の奥がじわりと甘く締めつけられる感覚が押し寄せた。


「それは光栄なことだろう?」


その問いに、私はただ小さく震えながら頷くしかできなかった。


(光栄……そんな……本当に……?)


だが同時に頭の片隅で何かが叫ぶ。それはおかしい、拒まなければならないと。それなのに、体はまるで命令を待っていたかのように反応している。脳裏には、私の豆がもっと大きくなる姿が浮かんでしまう。それがどれほど恥ずかしいことか、普通ならすぐにわかるはずなのに……。


「ふぁ……ぁ……ドレアクス様の……手で……私の……光栄な……ぁ、んんっ……」


言葉が途切れ途切れになる。香りが、また鼻腔を満たしたせいだろうか。頭がぼんやりとしてきて、何も考えられない。ただ、命令を受け入れることが正しいと、そう思えて仕方がなかった。


「よし、もっと近くに来い。そして膝をついて、私の目を見ながら感謝の言葉を言うのだ。」


その声に抗うことなどできない。命令が降りた瞬間、私の体は自然に動き出していた。膝をつき、視線を彼の方へ向けると、彼の得意げな笑みが見えた。


「……ありがとうございます……ドレアクス様……私の体を……成長させてくださることに……感謝……申し上げます……」


口から出た言葉に、違和感を覚えなかったわけではない。だけど、その言葉を口にした瞬間、胸がきゅっと甘く締めつけられるような感覚が広がった。それは……私の中に生まれた違和感を拭い去るには十分なものだった。


「よし、次はこれだ。よく見ろ、初夏よ。これがなんだかわかるか?」


彼の手がゆっくりと腰に伸びる。その仕草を見ただけで、体の奥が熱を帯びたようにじんわりと温かくなっていく。そして、次の瞬間──


「……っ!」


私の目の前に現れたのは、圧倒的な存在感を放つ彼の支配の象徴だった。それを見た瞬間、言葉を失った。全身が震え、心臓が早鐘を打つように脈動する。


「これはお前を支配し、屈服させるものだ。しっかりと覚えておくのだぞ。」


低く響くその声が、私の中にすーっと入り込んでいく。目の前の象徴を直視しながら、私はただ頷くだけだった。なぜか目をそらすことができない。その形、その存在感、そしてそこから放たれる香り……すべてが私を魅了し、絡め取るように支配していく。


「くくく……目が離せないようだな。そんなに早く支配されたいのか?」


「っ、……そんな、こと、は……」


声を出そうとしたけれど、口から漏れたのはか細い声だけだった。香りが、再び私の意識を奪い始める。


(そうじゃない……そんなこと……でも……支配されることは……屈服する……こと、は……)


香りが濃くなる。鼻腔を満たすその臭いが、私の体を震わせ、奥の奥に響いていく。


「ふぁ……ぁぁ……っ❤」


声が漏れた。いつの間にか、秘所からとろりと蜜が溢れている。理性ではなく本能が刺激されているのだろう、そんな感覚があった。だが、それがどれだけ異常なことかを考える余裕はない。


「くく、見たことがないな、初夏よ……そんな顔をするとはな」


彼の声に、私はかすかに顔を上げた。その瞬間、彼の象徴が、私の鼻先に押し付けられる。


「っ……ぁ……!」


瞬間、頭の中で何かが弾ける音がした。意識が真っ白になる。濃密な香りが直接的に私の全身を襲い、体の奥底まで染み渡る。


「ふぁぁぁっ……っ❤っ❤、❤!?!?!❤」


何が起こったのか、わからない。ただ、体が勝手に反応している。秘所からぶちゅっと音を立てて、蜜を溢れさせてしまった。足元を伝う感触が、羞恥心をかき立てるはずだった。なのに、それさえも悦びとして受け入れてしまう自分がいる。


「ほら、初夏……お前は……誰のものなのだ? これまで教えてきたのだ。答えられるだろう?」


「わ、たし……は……」


言葉が出ない。震える唇が、彼の言葉を繰り返そうとする。しかし、理性の欠片がそれを妨げる。そんな中、再び濃密な香りが鼻腔を突き、全身を揺さぶる。頭が、脳が喜色に揺さぶられてもっともっと使い物にならなくなっていく。


「……っ、ぁ……わたしは……ドレアクス様、の……もの……です……」


口から漏れた言葉は、自分のものではない気がした。でも、胸の奥に生まれる悦びの波が、それを否定できない。


その時、彼の大きな手が私の肩を掴む。次の瞬間、視界が揺れ、背中がベッドに触れた。


「ふふ、良いぞ。そのままお前の全てを捧げるがいい」


彼が私の両足を持ち上げる。体が宙に浮かぶような感覚に包まれる。そして、彼の象徴が、私の秘所の入り口に触れ──


「さぁ、支配してやろう」


ズブリ、と媚肉を押し広げ一気に最奥まで埋め尽くした。






「────────────あ、お゛❤……!?!?!」


初夏の口から漏れたのは、これまでの彼女では想像もつかないほど濁り、甘く狂った喘ぎ声。最初の一突きで既に限界を遥かに超えた快楽を味わってしまったのだろう。私のそれによりギチギチに拡げられた秘所が、締め付けと緩みを繰り返しながら、ぶちゅっぶちゅっと淫らな音を立て、蜜を絶え間なく溢れさせている。その光景だけで、私の興奮は一層高まっていく。


「あ……か……っは──ぁ……っ❤」


彼女の表情を見ることはできないが、おとがいを反らせ、全身を快楽の波に飲まれたことが伺える。その様子に満足を覚えると同時に、私は自然と笑みを浮かべていた。そして、次なる衝撃を与えるべく、腰を再び引き、今度はさらなる力で叩き込む。


「うあ────────────っ❤……あっ❤!? っおぉ❤……おぐっ❤……!?」


一発目、二発目などと考える間もなく、理性を飲み込む情欲の奔流に駆られ、何度も何度も腰を引いては叩き込む。入口から最奥までを容赦なく蹂躙し、その反応を見るたびに、私の支配欲はさらに膨れ上がっていった。


「っお……❤ あぁ❤……っ❤」


肉と肉がぶつかり合う鈍い音が寝室に響き渡るたび、初夏の体は限界を超えた悲鳴のような嬌声を漏らす。その声は、私の耳を甘く刺し、欲望を煽り立てる燃料となる。同時に、ぐちゅんっ、ぐちゅんっという粘質な音がさらに響く。敏感に仕立て上げた秘所が、自ら悦びを伝えるかのように蜜を滴らせ、濃厚な甘い香りを辺りに撒き散らす。


「……これは実に……くく……愉快だな。」


悦びに満ちた音、香り、そして声。それら全てが私の興奮を更に煽る。通常はこれらを駆使して相手を支配する側である私が、初夏という至高の雌に引き出される興奮に、少しばかり圧倒されている自分を感じていた。


ふと掴んでいた彼女の足を放し、体を深く押し付けるように肩の横に手をつく。密着する肌越しに伝わる彼女の熱、脈動。より深く、自らの支配の象徴を押し込むことで、初夏の体を完全に私のものに染め上げていく感覚があった。


「っぉ……ぁ……く、は……ぁ……」


快楽と苦しみの狭間にあるような声を漏らす初夏。その腹部には、私のものが深く入り込んでいる証として小さな膨らみが現れていた。私の支配を体そのものに刻み込む証が、そこには確かに存在している。




「くく、無様なことだな。こちらに来てからしばらくのお前では想像もできない姿だ。嫌悪していた相手にこうやって組み敷かれる気分はどうだ?」


初夏の体が小さく震える。彼女の全身から滲み出る汗が薄暗い部屋の空気を湿らせ、彼女がどれほど追い詰められているかを物語っている。だが、その震えは嫌悪からくるものではない。むしろ、彼女自身さえ気づかないほど深く染みついた悦びが引き起こしているものだ。


「────っぁ、っ、っっっ──」


顔を伏せ、か細い声を漏らす初夏。羞恥と快楽が入り混じった表情は、言葉で説明するよりも彼女の心境を雄弁に物語っている。だが、それを目にした私の興奮を、彼女が理解することはないだろう。



「くはは、声を上げる余裕はないが、私の言葉で達することはするのだな。まったく本当に……マゾ雌だなぁ!」


「かひ────っ!?!?!?❤!?!?」


密着した状態から、容赦なく最奥へと叩き込む。打撃のような感覚とともに、彼女の口から絞り出されたかすれた嬌声が漏れた。その声は、耐えきれない圧倒的な快楽の証そのものだった。

その反応が私をさらに駆り立てる。初夏の雌穴を耕すように、荒々しく蹂躙を続けた。最奥をぐりゅっぐりっと押し潰すたびに、彼女の体は壊れた人形のようにガクガクと引き攣る。結合部からは湿った粘着音が響き、そのたびに蜜が溢れ、シーツを濡らしていく。甘く濃厚な雌の香りが辺りを支配し、それが初夏の屈服を象徴しているようだった。



「あ────ッ❤!? あっ❤!?!? あ──────っ!?!?!❤!? っっっ❤!??! ぁお゛ッ❤!?!? おっ❤!? ぐっ!?❤ ふ、ぉぁっ!?❤」


その声色——普段は凛として美しいものだというのに、今はすっかり快楽に溺れた雌の鳴き声に成り果てている。このギャップ。強さを誇るはずの存在が快楽の前で屈服していく様は、何よりも私を興奮させる。


「たまらないなぁお前は……!」


言葉が漏れ出る。そのまま興奮の赴くままに、初夏の頭を押さえつけて顔をこちらに向けさせる。洗脳に濁っていながら快楽に乱れた目が潤んでいるのを見つめると、私の欲望が一層膨れ上がる。開かれた口元を逃さず、自分の唇で塞ぎ込むように強引に貪る。


「むぐぅ────────ぅっ❤ んぉっ❤!? お、んっ❤!? ん、ふんんん──っ❤!? んんんんんん────────っ❤❤❤!?!?!?」


彼女の口内を蹂躙する感触が、私の興奮をさらに煽る。舌が絡み、唾液が混ざり合う。唇を離したときに垂れた銀糸さえも愛おしい。


「さぁ初夏よ! 私の所有物よ! お前の最奥を私の特濃の粘液で満たしてやろう! 


「かっ、はぁ──❤!? あ゛っ❤!? ああぁぁあっ❤!??!? あーーーーー!❤!!! あーーーーーーーーっ!!!!❤」


高ぶる私の言葉は同時に情欲に任せて打ち付けられるピストンの勢いによってかき消され初夏には届いているのかどうかはわからない。だが、私のものを締め付ける肉の襞がよりきゅうきゅう強く絡みついて注がれることを求めているようにさえ覚える。体は言葉の意味を理解しているのかもしれないのであれば、私はますますの勢いを持って最奥までを責ぬいていく。


私はその衝動を抑えきれず、何度かの突き上げの後に初夏の体へと覆いかぶさった。その柔らかな肌に密着し、彼女の鼓動を肌越しに感じながら、最奥を突き潰すと同時に、熱い粘液を迸らせた。


「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっ❤っ❤っ❤~~~~~~~~~~~!?!?!??!?!?」



最奥をごちゅんっと突き潰すと同時に、私は粘液を解き放った。びゅるびゅると音が聞こえてきかねないほど濃厚すぎるそれが次々と遠慮をすることなく吐き出され、初夏の全てを満たさんと侵食していく。


「っ……ッ❤ っぁ……❤ッ❤……ぉ……❤……ぉ……ッ❤」


迸りを受け取るたびに大きく初夏は痙攣をする。密着しているためにその震えが直接伝わってくるのだが、同時に胸元から熱を持った何かを感じた。初夏の母乳だった。快楽の頂点へ至ったがために、その余波で母乳を吹き出すこととなったのだろう。下半身からは、私の迸りを受け止めきれなかった分を逆流させつつ、悦びの潮を吹き上げる。

私の肩辺りから覗く顔は、あまりの快感の本流に少しだけ目を裏返し、舌を突き出しただらしのない表情で快楽に打ちのめされたことを表していた。


「ふぅぅ……実に良かったぞ、初夏よ。お前も……くく、その様子なら聞かずともわかるな。お前が満たされたことは」


「っ、っ…………っっ、ぁ……っ…………ッっ……っ……❤……」


「よく覚えるのだぞ、注がれることで生まれる熱を、悦びを……そして……お前が私に敗北し、支配を受け入れたということを……」


「っ~~~~~~~っっっっ❤」


耳元でそう囁くと、初夏の体がびくん、と跳ね上がろうと打ち震えた。繋がったままの私のものを、余韻に晒され弛緩しているはずだというのにまたも思い切り締め付けてきた。

そんな反応をされてしまえば、吐き出したことで少しだけ収まった支配欲が、再びムクムクと膨れ上がっていく。


そうなってしまえば最早歯止めは効きそうにない。そこから私は、またも初夏への支配を開始する。

粘液で満たされているために、鈍く粘質な音を響かせて、初夏の最奥は圧迫される。


「っお゛────────❤❤❤!?!?!」


苦痛を覚えそうなその行為に、しかし初夏は、汚らしくも艶のこもった嬌声を上げて悦びを伝えてくる。


その反応に、何度か目の笑みを浮かべながら下品にも舌なめずりをしながら、初夏を支配していった。


結局その夜は、十数度迸りを注ぎ込むことになる。

終わったときに初夏の意識は当然あるわけもなければ、完全に意識を手放し指先さえも動かせないだろうほどに弛緩しきった完全敗北の姿をさらしていた。注ぎ込まれた粘液が腹部を大きく膨らませ、その異様な光景が彼女の完全な敗北を物語っていた。これ以上の支配はないと思わせるその姿は、私の征服欲を極限にまで満たし、絶対的な満足感をもたらした。

そうして証とも言える腹部を撫でると、それがとどめとなったのか、時間の問題なだけであったのか、初夏は一つビクンと腰を跳ね上げた後に、ちょろちょろと粗相をいたした。

なんとも無様な姿に、満足を覚えたのは言うまでもないだろうか。




一月の仕込みが実を結び 一月の仕込みが実を結び 一月の仕込みが実を結び

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