ご利益たっぷり珍宝おみくじ 4
Added 2022-02-08 11:16:55 +0000 UTC4お屠蘇と言うには無理があるけど 「――ふうん、まるで日本昔話の『わらしべ長者』みたいな流れだなぁ」 「神護の兄貴もやっぱそう思うっすか?」 作った雑煮をたらふく食べ満腹になった神護は、引間とクロが再び戻って来るまでの話を聞きながらベッドに横たわる。 そんな神護の隣にクロがネコのようにすっと滑り込んでくっついた。 「っへへ、神護の兄貴の隣、頂きっす~! あったけぇ~」 「わわ! クロくん! 引間の方が良いんじゃないの?」 明け方、クロと引間がセックスしていたのを思い起こしながら神護は肩に頭を乗せるクロを見た。 息がかかるほどとても近い。 「今は引間の兄貴より神護の兄貴のそばが良いっす」 「ん~……、見た感じクロくんと俺ってそんなに年、違わないでしょ? 兄貴って呼ばれるとくすぐったくなるから兄貴だけ外して『神護』って呼んでくれない?」 「え~? そうっすかぁ? でもでも他ならぬ神護の兄貴のご要望ならその通りにさせてもらうっす」 「助かる」 引間はテーブルに出しっぱなしだった食器や雑煮がなみなみと入っていた鍋をキッチンへと運んでいた。 「あ、ごめん、引間。片付けまでしてくれて、ありがとう」 「久しぶりに顕現した神様がよぉ、何つーか、どうして食器や鍋の片付けまでさせられてるんだろうなとは思うが、気にすんな」 「引間の兄貴もこっち来て一緒にゴロゴロしたいんすよ。ね?」 「うっせぇ。そんなの当たり前だろうが」 クロと引間の他愛もない会話を仰向けになって聞いていると神護はすぐに眠りに落ちた。 「あ~あ、すっかりスヤスヤだ。今日は神護のチンポを頂いちゃうつもりだったのになぁ~」 クロが神護の股間をさわさわと撫でてみるものの神護は目覚めずイチモツも反応しない。 「腹いっぱいになったんで余計に眠くなっちまったんだろうぜ。となると、そら、お前も準備しろ。そろそろ俺たちは仕事の時間だ」 神護の腹に頬を擦りつけ甘えていたクロがムクリと頭を起こした。 「そっすね。こっからはお仕事お仕事、っと」 ポンと薄い煙を立ててクロは人のカタチから黒いリングに変化した。 引間が神器・黒環と呼んでいる姿だ。 「凶霊どもは主に人が眠っている間に運気を吸い取りに来る。でもって、神護に憑いていた凶霊がお前(黒檻)だけじゃ大大凶なんて不吉過ぎる御籤は出ねぇ。 ……もっと他にもいるはずだぜ。神護にちょっかい出してる奴がよぉ!」 (引間の兄貴ぃ! 取りあえず神器になった俺はどうするっすか?) 「クロは神護を守れ。神器としてその力を示せ」 (了解っす! ……我、神器・黒環、宿す力を『御手洗 神護』を守護する黒き檻へと成さん) 黒いリングがふわりと宙に浮き神護の腹の上に降りると、もぞもぞと服の中へと潜り込み神護の股間を目指す。 そうして目的の場所に到着したリングは神護の陰茎を環の中にくぐらせ竿の根元に収まった。 ムクムクと大きく勃起して行く神護のチンポ。太さを増していくにつれリングも大きくなり神護に程よい締め付けを与える。 ヒトの目には見えないが引間にははっきりと見えている。 神護が黒い檻のような結界に包まれている事を。 神護本体に黒環の装着完了を認めた引間は、近づいて来る禍々しい気配を探りながら神護の部屋を飛び出した。 気配を放っている者の居場所はすぐに知れた。 アパートが面している通りの街路樹。夜の闇に佇む銀杏の樹の枝にモヤモヤとくすぶる青い煙の塊。無論、ヒトには見えない存在だ。 「居やがったな」 引間がトっと地面を蹴るとふわりと樹上に飛び上がる。 青い煙の凶霊も引間に気付いたようだ。 『……汝(なれ)は我が求むる者に在らず。疾く去れ』 青い煙は苛立ちを露わにして引間にぶつける。 「そうは行かねぇんだ。お前みたいな凶霊にこれ以上神護の運気を吸い取られねぇようにする為に来たんだしよぉ」 『……この地に住まう小さき神の一柱、か……。しかれど、その力、我に届き得るや否や』 青い煙の周囲に氷柱のような四角い箱が無数に生じた。 「へっ、そいつはなんかヤバそうだな、おい」 『これら屍棺庫(しかんこ)に触れたれば、神たる力はたちまち封じられる。天つ神ほど強き力なれば難しいが小さき土地神であれば魂魄ごと霧散消滅するであろう』 「おお~、そんなモンに触れちゃイチコロだなぁ」 『……ふふ、たかが凶霊と侮るなかれ。疾く道を開けよ。さもなくば力の差を身をもって知る事になろうぞ』 青い煙の塊が勝ち誇ったかのように引間を見下している、ように見えた。 「――するってぇと、なぁ、もし神でない者ならどうなんだ? 例えば淫魔だったらよぉ?」 ふっ! と大きく息を吐いた引間は自身の内に潜ませていたもう一つの力を引きずり出す。 歯を食いしばり腕や肩に力を込め、血管をボコボコ浮き立たせながらグッと股間に気を蓄える。 引間の衣服は消え失せ身に付けている物は黒いビキニとハーネスだけになる。 一瞬の間を置いて背に黒い膜翼が生え、額には太い角、腰からはズルルと黒い尻尾が現われた。 「ン゛ン゛ン゛ッ! ぐっふぅ~! 魔転変神っ! 淫魔バルフィン! お前の相手は神様じゃなくてこの俺(淫魔)だ!」 黒ビキニは今にもはち切れそうなほどモッコリと前に突き出ている。 『むぅ? 神ではなく淫魔だと? 何ゆえ魔性のモノが神に? いや、ヒトに味方する?』 「さぁ? 強いて言やぁ神護が気に入ったから、かもな。しっかし100%淫魔に魔転するのはマジ久しぶりだ、……ぜっ!」 青い煙の周囲に漂う箱を掴んでグッと力を込めると、いともたやすく粉々に砕けて見えなくなった。 神ではなく魔性の者であれば屍棺庫に触れても「魂魄ごと霧散」する事など無いとたちまち証明された。 じわりじわりと後ずさる青い煙。 淫魔の力に対抗するのは難しいと踏んだのか、先ほどより明らかに強気な気配が凶霊から失せている。 「お前こそどうして神護に憑いた? 他にも美味そうな運気をたっぷり持っている奴などいくらでもいただろう?」 『……つまらぬことを聞く。汝が守ろうとしているかの人間の運気こそ我が求めていた至高の運気。このまま吸い取り続ければさらに強き凶霊、いや、遍く災厄をもたらす邪神と成り得る極上の贄よ。故に我以外もあの人間にすり寄っておろう?』 「へっ! 思った通りの回答でスッキリしたぜ。神護が本来持っている福運の強さ故に何体もの凶霊を呼び寄せちまっているんだろうなと見ていたが、やっぱ俺の思い過ごしじゃぁないってな!」 淫魔バルフィンの尻尾がブルンッ! と巡ればふわふわ浮かんでいた屍棺庫が次々と粉砕され消え去った。 「さぁ、どうする? 二度と神護に手を出さねぇと誓うなら今回だけは見逃してやらなくもねぇ」 『億万人に一人とも言われし稀有なる至福の運気。吸い尽くすまでそのような誓い、応じられる訳がなかろう』 そう告げる青い煙が形勢不利とみて逃げようとした。 黒檻の時のよりも消えて行くスピードが速いと見たバルフィンは、黒ビキニをずらしてデカい勃起チンポを露出させるとドビュルと粘液を打ち放つ。 宙に放たれた白い粘液は残りわずかとなっていた青い煙に触れるや否や極細の蜘蛛の糸のようにまとわりつき、すでに消えて見えなくなっていた青い煙の「ほとんど」をズルルとこちら側へ引き戻した。 『な?! こ、この粘糸は? な、何故空間をすり抜けられぬ? ば、馬鹿な!?』 「さぁ、年貢の納め時だ。俺のチンポをしっかり味わうんだな!」 地引網で捉えられた魚群のような状態の青い煙にバルフィンはいきり勃つチンポをヌブブと挿入。物質化魔法の力を付与した精液をたっぷりと注ぎ込む。 『ぬぐぅぅおおおおおおーーーーっ! 我が! ワレガ! ぎひぃぃ! 変わる! 替わるぅっ! は、反転させられるとはぁがががああーーーっ!』 人間には聞こえない叫び声を上げながら白い網の中の青い煙が濃縮、凝縮して一つの「モノ」になってしまう。 そうして、コロンと手の中に落ちた物を淫魔が指先で掴む。 清々しい瑠璃色のリングだ。 凶霊は性質を反転させられ神器・蒼環になったのだ。 (どもども~! ちーっす! 神器・蒼庫(あおくら)でーす! これからは淫魔バルフィン様を主人としてお仕えしちゃいますんで、ヨロシクでーす!) 神器からの声が引間に届く。 「……クロもだが、凶霊の時とは真逆の軽いヤツになんのはどうしようもないんだな」 (へっ? なんか言いましたぁ?) 「いや、何でもねぇ。念のため言っとくがお前の主人は俺じゃねぇ、神護だ。神護を主人として神器の役目を果たせ」 (オッケーでーす! つか、もう人の形になっちゃって良いすか? 蒼環のままじゃなんかマジ切ないんですよー) 「……好きにしろ」 (やったぜ! イエイ!) ◇ 「……で? この状況、昨日の朝よりも酷くない?」 起きた神護の股間にはクロが顔をうずめて神護のチンポを口いっぱいに頬張っている。 「んむ、最高っふ、神護の、ひんぽ、超、うめぇ、っふ」 横を向けば青い髪の男が立ちバックで引間に犯されている。 「んあ゛ふ! すぎょいぃぃぃ! 引間兄ぃのちんぽぉ! めっさ当たるぅ! イイッ! すんげぇイイヨォーーーッ!」 引間に喘がされているのは甘いマスクのホスト風イケメンだ。 しかし、今はあらぬ方向を向いて涎をだらだら垂らしながらケツの快感に乱れている淫乱な「見知らぬ」男。 「うぉらぁ! 蒼庫ぁ! ケツん中グッチュグチュに蕩けてんぜ! おらぁ!」 「ああん゛! そん゛ん、な、激しく、し、だ、ダメだってぇ! も、俺! もうイクぅ! イクイクイクゥゥゥーーーーっ!」 どっぴゅぅ、と青い髪の男のチンポから生暖かい白濁液が飛び出す。 その粘液は呆れて見ていた神護の顔にびしゃびしゃかかった。 「…………」 「あっ! 顔射しちった! でも、その顔、すっげぇエロい! うぁぁ! またイク! 引間兄ぃにイかされちまうぅぅぅーーーっ!」 目蓋にべったりと付着した精液を払い除けて「もういい加減にしろ!」と、言おうとした神護の口の中へ蒼庫から追加の白濁液がビュルルと飛び込んだ。 あまりに一瞬で避けられなかった神護は濃厚な雄の精液を口内で受け止め固まっている。そんな神護を見上げたクロが、咥えていたチンポを口から離して羨ましそうにこう言った。 「さすがっすね! そう! 俺たち神器の精液は縁起が良いんすよ! お正月に飲むお屠蘇と同じっす! そのままゴクッといっちゃってください! 家内安全、無病息災、邪気祓いにもなるっす!」 知らない男の精液の味を舌の上でビリビリ感じながら神護は、「さすがに精液をお屠蘇に例えるのは無理があるって……」と思うのだった。 「ぬふぅぅあああ! また! また射精ちまうぅぅぅーーっ! イグイグイグゥゥーーーッ!」 「俺も射精すぞ! 出る! イク! あ゛ーーー! イクイク! イックゥーーーーッ!」 神護の顔や舌の上に三度目となる精液が追加された瞬間、神護はついに蒼庫の精液を飲み込み「お前らいい加減にしろ!」と、怒りを露わにしようとしたのだが、 神護のチンポをしゃぶるクロの強烈なバキュームフェラが神護にも射精を促しクロの口内にドビュルとぶっ放す。 「来た! 神護のセーエキ来たぁ! んめぇ! 興奮するっ! 美味さ半端ねぇっ! うあ! お、俺も釣られて! んあ゛! イグゥゥゥッ!」 こうして、狭い部屋の中で四人の男が精液を発射させていたのだった。