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鷹取リュウゴ
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寄生魔竜人の性蝕アドバンテージ 17

 クライアントへ報告する情報をまとめておく必要を忘れてはいない。 中でも、今回のように周囲の動きに合わせて同行する方が得策だと判断した場合は余計に意味のある行為だろう。 今までの、俺を含めた視界に収められる者たちの行動を記録し、状況証拠とも言うべきモノを届けられるようにしておくことは自分に向けられた疑念を払うためにも役立つ。 実際には俺自身が情報を整理し、相手の真意を見出すためにやっているのだが……。 *********** 17情報屋の記録と高校教師  「……よし、因果なもんだが日数が経過しても『俺』の自我と意識への侵食は無いようだ。では、一旦今までの経過を記録しておくとしよう」 周りに誰も居ないか確かめてからスマートフォンに唇を寄せ、この場所に来た経緯と知り得たことを呟いていく。 「俺の名は『饗庭野 悍馬(あえばの かんば)』表向きにはフリーライターを名乗っちゃいるが裏で情報屋を営んでいる――」 ああ、のっけから何で秘密を暴露してんだよ。次の依頼が来なくなっちまうじゃないか。 録音を消去してもう一度やり直す。 「俺は饗庭野。H大学近辺で依頼された案件の調査中に襲撃された後、人とは異なる別種の生物の核を植え付けられドラゴンと人間が融合したような姿、 彼らが言うところの『魔竜人』にさせられた――」 記録はヒトの姿で行っている。魔竜人になっちまうとムラムラ感が半端無くなるんだ。 「魔竜人という未知の存在たちは俺が何の目的で、何を探りに来たのかを知るために俺に核を植え付け同族に仕立て上げようとしたた。そのため、俺は敢えて彼らと同じ魔竜人に落ちたフリをして潜入調査を行うことに決めた。 クライアントの依頼に含まれてはいないが魔竜人とは何か、個体の数は、彼らの行動目的は、それらを掴むために彼らから疑われないよう流れに身を任せる必要があった。 言うまでも無く、肉体的には彼らの核の情報を読み取って変異させたが完全に変化した訳ではなく俺の『本質(ベース)』は元のまま。 当然だが脳と精神への支配は跳ね除けているため、核に内包されていると思われる彼らの目的や正体についての真相には至れていない」 音声入力を行いながら頭の中を整理する。 「俺が今いる『ここ』は辰ケ引町にある辰ケ引高校。正確には高校の隣にある職員寮の一室になる」 今までも情報を探るため色々なところに潜り込んだものだが、さすがに「高校」ってな場所は初めてだ。 巨大薬品メーカーの研究施設やカルト教団の地下教会、或いは政治的な結社の内部なんかは手に余るほどあるんだが。 「魔竜人になった俺は大学生のグループに加わりH大学の近辺から辰ケ引町までやって来た。ざっと見た感じでグループとして移動した個体は14体。また、辰ケ引高校の男性教諭と男子生徒、およそ200名は到着時には100%魔竜人化していた」 狭いながら一人に一部屋なのは都合が良い。少子化のあおりで生徒ばかりか教員数も減って相部屋にする必要が無くなったのだろうが、そのお陰でこうしてこっそり知り得た情報を記録できる。 「言い遅れたが俺に核を植え付けたのはH大学の学生『沢村 亮真』と名乗る大学生であり、ディルドに似た核の事を彼らは『種』と呼んでいる。 なので、これ以降は彼らの呼び名である『種』で統一する。さて、かなりざっくりと話したが詳細は以下の通りだ――」    『――さて饗庭野さん。何で俺らを探りに?』   意識を失い「種」を植え付けられ再び目覚めた俺は、沢村のアパートの室内にて彼らの問いに「ある程度」正直に答えた。 「俺は、H大学の近辺で噂になっていた商品について調べに来た」 『商品? 誰の依頼で?』 「クライアントはイコンドウという雑貨屋だ。商品の名や特徴までは聞いていない。ただ――」 『ただ、何?』 「この調査の一つ前が別の地域での獣人情報がデマか本物か、だったのでこちらでも導入として獣人の目撃情報の有無についてを聞いていた」 『へぇ~。それでH大近くで獣人を見たかどうか、学生以外にも聞いてたのか。それで、どうだった?』 「東城と言う学生の行動や雰囲気が以前とかなり変わった、との話を聞き俄然興味を持った俺は東城本人と接触できないだろうかと考えた。 獣人であるかどうかはともかく謎の商品について何か知っている可能性があるのでは、と」 『そもそも、商品って? 何を指しているんだ?』 「先ほども言った通り詳しくは分からない。依頼人も『当店では扱っていない商品』への問い合わせ、と言っていた」 『漠然としているなぁ。よくそんなので調べにきたもんだ』 「俺もそう思う。何せ、その雑貨屋には行った事もなく依頼人の顔も知らないままだったしな」 『それ、どちらかって言うと騙されてない? 調べさせたものの料金踏み倒す気満々でしょ?』 「いや……。今までもこの雑貨屋からは似たような依頼があった。そして、空振りでも調査料金はきちんと支払われていた」 『ふうん? 依頼人の正体が胡散臭くても引き受けるだなんて随分と融通が利くんだなぁ』 ここで沢村ではなく東城と名乗る学生が口を挟んだ。 『要するに饗庭野は俺を突破口にして謎の商品について調べようとしてたんだろ? ……なぁ亮真。当分はこのエリアでの繁殖は止めておこうぜ?』 『うん? どうして?』 『俺さ、産んだ種の半分は先生に送ったけど残り半分はダチに植え付けてたんだよ。ただ、俺が渡してた時にディルドを遠くから目にしたやつがいたんじゃないか、ってな』 『……確かに、ディルドは派手な色だから目立つし離れていればマインドコントロールは効かないもんな。ああ、それで俺たちが気付かない間に「噂の商品」になってたって訳?』 『かも知れん。与えた後だって様子をずっと見ていた訳じゃないし、きっとディルドに魅了されてうっとりしちまっている場面も見られちまったんだろう。これからは与え方にもひと工夫しないと』 『ちなみに、イコンドウってどこにあるんです?』 沢村が俺をじっと見た。目の奥がチリチリするのは無意識に俺の思考をのぞこうとしているからだろう。 「分からない。連絡はいつも電話かメッセージだったしな。店の場所を聞いた事もない」 『ふぅん。俺らを探る前にそっちを探った方が良いんじゃない? そんな怪しい雑貨屋なんてさ』 不快感を向けていた彼らだったが気付けば彼らの視線が俺のカラダや股間に向けられていることに気付いた。 「……君ら、もしかして俺とセックスしたい?」 沢村と東城が互いの顔を見てから俺にニヤッと微笑んだ。 『そりゃぁ、そんないいカラダしてたらさぁ……』 『俺はシたい。もう魔竜人として同族、仲間なんだし饗庭野だって食事が欲しいだろう?』 東城よりも沢村が俺に顔を寄せて迫って来た。伸びて来た手がヌルヌルと胸や下腹部を撫で回す。 「分かった。早速俺の味を試してくれ。 魔竜人のまま? それともヒトの姿で?」 『どっちも、だ。だけどまずは人間としてのチンポと性能を確かめたい』 沢村と言う学生が紅い魔竜人の姿から人間になった。 『先に人間バージョンでセックスするなんて初じゃね?』 そう呟きながら東城も青い魔竜人から人間になった。 その後は……、まぁ、記録はしなくても理解してもらえるだろう。俺は彼らとの3Pを楽しみ、数えきれない程の絶頂と射精を味わい続けた。  さて、沢村によって拉致〇〇された翌日、やって来た東城が沢村に提案を行った。   『なぁ亮真、噂が消えるまで双星村、いや、弟の通う高校近くに隠れておかないか? あ、どうせなら魔竜人になったダチやこのアパートの連中も引き連れて』 「高校?」 『ああ。饗庭野だってもっと食事や交尾をしたいだろ? だったら辰ケ引高校に行ってみようぜ? 弟や先生も魔竜人だし、すでに高校生のほとんどは魔竜人になっているらしい』 「辰ケ引高校ってのは双星村の隣りにある辰ケ引町の?」 『東城はあのあたり詳しいんだよ。なにせ出身地でもあるしな。それに、住む場所の心配はいらないそうだ。高校近くの無人家屋に住み込んでも構わないって』 やけに辰ケ引町へ行くことを勧めるので沢村が東城に聞いた。すると――『ついさっき吾門からこっちに集まって欲しいって連絡があったんだ。なんでも我らが始祖様である御方のお招きだそうだ』 さらに次の日、俺は彼らと一緒に辰ケ引町に入り、魔竜人たちの始祖である辰ケ引高校の松宮と言う生物教師に引き合わされた。 俺はひと目で松宮が魔竜人たちのリーダー的存在だと肌で感じ取れた。 何せ魔竜人の姿でなくても圧倒的強者のオーラを放っている上に、まともにやり合えば勝てないと思わせるだけのパワーが感じられるからだ。 爽やかなハンサム青年の風貌なのに底知れないドロリとした闇を内包した存在に俺は背筋がゾクリと粟立った。 『ようこそ辰ケ引高校へ。ん~? 饗庭野さん、か……。なんだか少し、面白い気配をまとってますよね?』 魔竜人のフリをしているのがバレたのかと冷や汗が滲んだ。しかし、俺の正体は悟られずにすんだ。 『来てくれた皆の中で一人だけ年齢が上だからかな? まぁいいか。これほどまで人間状態でもガタイが良くて男盛りの年上兄貴ってだけでエロさ半端無いし、うんうん、大いに気に入りました』 人間状態の松宮は俺より10ほど年下のように見える。 『よし決めた! 饗庭野さんは俺のお伽衆に入ってくれ! お伽衆ってのは俺の側近ってやつだ』 東城の弟の高校生、吾門が小さく手を叩きクロム様の英断を褒め称えた。 (ちなみにクロム様ってのは松宮の下の名が「黒夢(クロム)」と言う所からだそうだ) 吾門のあまりにも屈託ない笑顔に思わずほだされそうになるが、これも彼らが〇〇された結果かも知れないと思うと素直には喜べない。 〇〇される前の元の彼らはどのような人間性なのだろうか、と気になって仕方が無かったが、「あ、ああ、よろしく頼む」と手を差し出しクロムと握手を交わすのが精一杯だった。 やはりきちんと魔竜人の精神操作能力についても調べておかなければならないだろう。 また、歓迎の印として全員がグラスに入った黒い粘液を飲まされた。 大部分はクロムの精液らしいが、ひと口で俺には分かった。 この液体は精神防御を弱体化させ、徐々にクロムの支配を受け入れやすくする飲み物だ、と。 まあ、いくら飲んだとしても俺には効果など1ミリも無い。また、俺に惚れているっぽい沢村にはこんな事もあろうかと前もって俺の体液を飲ませ、クロムの〇〇などにはならないよう手を打っておいた。 いざと言う時は沢村に手伝ってもらうことがあるかも知れないからな。 「それにしても、同族に変えておきながら〇〇にしようとするなんて……、クロムの真の目的はなんだ? 人間に種を寄生させて繁殖することではないのか?」 魔竜人ごとの強弱があるとは言え、どの個体にも人間に対して〇〇や〇〇能力を有している。だからこそ、同族に対してのマインドコントロールは難しい。いや、ほぼ通用しないようだ。 それを分かっていながら寄生させ、敢えて魔竜人に変えてから手駒にしようとするのはクロムにとって意味のある行為に違いない。 呼び寄せた魔竜人に「交尾」を促し、産み落とした「種」をかき集めているのも、建前では広大な結界を維持するエネルギー源だとか、魔竜人の能力を強化するためだなどと理由を口にしていたが、おそらく嘘、いや真の目的から目をそらさせるミスディレクション(誤誘導)だろう。 さて、この対面から俺はクロムのお伽衆として呼ばれるとご奉仕セックスに加わり、それ以外は他のお伽衆と共に松宮の居住スペースを掃除したりデザート用の精液を用意するため相互でオナニーしたり、或いは別の魔竜人と交わって食事を摂ったり「種」を産んだり、の生活が始まった。 数日後、辰ケ引駅近くにある食堂の店主から連絡が入った。 この食堂の店主は魔竜人ではないがクロムのマインドコントロールを受け「見知らぬ奴が来たら主人である松宮に速報せよ」との命令を意識下に刷り込まれている。 早速俺もお伽衆の一員としてクロムに付き従って食堂に向かった。 そして、防犯カメラに録画されていた店内映像を見ていると、控えている店主からわずかだったが別の人物の気配が感じられた。 まるで店主を通してこちらを覗き見ている、みたいな。 なので俺は松宮や他のお伽衆には見つからないよう店主を通してこちらを覗く誰かにサインを送ってやった。 きちんと受け止めて貰えたかどうかは分からないが、察しの良い奴ならサインに気付くだろう。 (俺は無事だ。だが、魔竜人たちが主人と仰ぐクロムの野望や暗部、そして真意を探るためもうしばらく魔竜人のフリを続けて探ってみようと思う)  唐突だが、俺は「種」など用いずとも魔竜人だけでなくこの目で見た奴そっくりに変身できる。今回のような寄生融合型の場合であれ相手の能力や表面的な思考のコピーもお手の物だ。 なので赤い魔竜人か青い魔竜人に変身しても良かったのだが植え付けられた「種」が緑だったため緑色をベースとした魔竜人に変身した。 その判断は正しかった。 「種」であるディルドの色がそのままボディカラーとして魔竜人に定着する原理だったからだ。 また、俺が産出した「種」でも人間を魔竜人に作り変えることができるようなので当面は俺の「変身」がバレる心配はなさそうだ。 むしろ魔竜人生活に馴染みすぎて本物の魔竜人になっちまわないか、とそっちの方が心配になるほど。 「――と言う状況だ。もうしばらく『松宮 黒夢』、魔竜人たちの始祖であるクロムの動きを探る事にする。俺と俺のミュータント体液を与えた沢村以外の魔竜人たちは、本人の自覚は無さそうだがすでにクロムのマインドコントロール下にあると見て間違いなさそうだ――」 『おーい! 饗庭野さーん? もう大丈夫~? ヒトの姿になってる時にあんな爆食いしたらお腹も痛くなりますって~。そう言えばお酒まで飲んでたそうじゃないですか~。意外と無茶するんですね~』 おっと、誰かがやって来たようだ。 ここはクロムのお伽衆だけが住むことを許された辰ケ引高校の職員寮。 狭いながらちゃんとリフォームされ新築同然の快適空間だが、プライバシーは今一つと言ったところか。 何せ、寝る時以外は15分も籠ればこうやって様子を探りに誰かがやって来るのだから。 鍵を掛けても魔力で解錠されちまうし、ちょっとした外出でさえ「一緒にいこう!」と誰かが付き添う。 そこに明確な相互監視の意識は無いのだとしても、ボスであるクロムのマインドコントロールが浸透しているのだから迂闊な真似はできない。 「すみません~! 先ほど腹ごなしにオナニーしていたら落ち着いてきました! もう出ますんでちょっと待って下さい~!」 寄生されたとしても俺の自我も意識も元のままだが魔竜人としての常識は流れ込んでいる。 魔竜人は交尾によって「種」を産み、人間に寄生することで繁殖し勢力を急激に拡大、やがて多くの人間を魔竜人にすることでこの星の支配種になることを目論んでいる生命体だ。 明確にその目的を自覚しているかどうかは個体差があるようだが、少なくとも寄生生物として取るべき行動については疑っていないように見受けられる。 『交尾によって「種」を産み、人間に寄生させ、繁殖する』 まるで昨年起きた擬性獣事件のようだ。 一つだけ大きく異なるのは魔竜人たちは互いにコミュニケーションを取り合い集団としてのまとまりを持っている点だ。 擬性獣にも一部は強固な上下関係を持つ個体群はいたもののほとんど多くは個別の、一匹狼としての行動が目立った。 ところが、魔竜人は結局、大学生を母体とする個体群も辰ケ引高校を基盤とする多数に組み込まれ一体になっている。 また、単体で動いていた他の魔竜人も続々と辰ケ引へと集まった。 こうした組織性の強さが何をもたらすのか。彼らにとってどんな意味があるのかは更なる調査が必要だろう。 『――えぇ~!? オナニーなんてもったいない~! 俺とセックスしてくれれば良かったのに! セックスすると再生能力がグッと上がるのはご存知でしょう?』 「分かってはいるんですけど、みっともない姿をお見せするのが忍びなくって! 波多野先生にはカッコ悪い俺を見られたくないんですよ~!」 『いやぁ嬉しい事言ってくれますね! 饗庭野さんのほうがずっと雄臭くてカッコいいのに! むしろ腹痛に苦しむ饗庭野さんの姿も興味あったんですけど!』 「それでも、やっぱり無様な姿はあまり見て欲しくなくってですね~」 バキッと音が聞こえた。 クロムによって直接魔竜人になった波多野という体育教師が俺の部屋のドアを壊したんだろう。 ドスッ、ドスッと響く足音は波多野がすでに擬態を解き魔竜人に変身済みであることを告げている。 俺はスマホのメモアプリをオフにしてタンクの裏に隠し、ゆっくりとトイレから出て行った。隙を見てクライアントへの現状報告はしておこう。 「栄えあるお伽衆の一員なのにクロム様から離れていてはお叱りを受けてしまいますよ!」 「ですよねー。波多野先生はいつも通りお元気そうで何よりです……」 「ありがとう! やはりクロム様直々に種を授かったお陰かも知れないですな!」 胸を張る波多野の姿は案の定人間ではなく鱗や角や尻尾を持つ黄色い魔竜人のモノだった。 「それで、クロム様はどちらに?」 「聞く所によると、今日は生物室に終日おられるそうですよ!」 クロムは人間としては生物科の教員なのでおかしな点はない。ただ、生物室が普通の「生物室」であれば、のハナシだが。 「でしたらしばらくは面会できないですね。近寄ろうとしたって二重結界に阻まれるだけですし」 「それでもお伽衆の皆さんは近い教室で待機しておられますよ! 饗庭野さんも合流しないと!」 俺の腕をグッと掴む黄色い皮膚と黒い鱗の有る太い腕。 「その前に、せっかくこちらまで迎えに来て頂いたんですから波多野先生、俺とキモチイイ事しましょうよ。波多野先生のスリットマンコとアナル、俺のチンポでしっかり味わいたいなぁ」 「そ、そこまで求められたら否とは言えないっすなぁ! よろしい! とことんお相手しましょう!」 クロムのそば近くに行けと言ったりここでセックスしようと言ったり、都合よく意見が変わるもんだな、と呆れるが、そこがコイツの単純でイイところでもある。 性欲が強すぎて自分の矛盾に気付きさえしないんだもんな。 「じゃぁ、ちょっと待ってください。今から俺も変身しますんで――ん゛ぐっ! うぅぅお゛おおおっ!」 顔が前に突き出しマズルになっていく。 メキメキ肥大する筋肉と骨格。皮膚は色を変えところどころに黒い鱗が浮き上がる。 角や翼、尻尾がズルルッ! と生えて鋭い爪と牙もヌビュ! と出てくれば……、いけね、足の爪が5本のままじゃねーか。 急いで3本に「修正」しておかないと。 でもって確か、ペニスは内部にしまってスリットマンコはこんなカタチで、ええと、他の性感帯もこんな構造だったはず……。

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