美人女子大生にスライム憑依した男が追い出した元の人格をディルドに変えて弄ぶ話
Added 2023-04-24 22:16:00 +0000 UTC2月分の限定小説がアップできてなかったので、その負債分として今月は2本立てです。それで、まあ、1個目は入れ替わりモノだったので、たまには憑依もこっちに上げようかなってことで憑依にしました。
今までずっと入れ替わりモノしか上げてなかったけど、元々はTSF関係を好きにあげるFANBOXのつもりでしたので、これからも年に1回あるかないかくらいの頻度で入れ替わりモノ以外も上げるかもしれないです、気分次第です。
美人女子大生にスライム憑依した男が追い出した元の人格をディルドに変えて弄ぶ話
深夜、とあるマンションの一室。引っ越しの準備でもしていたのだろうか、部屋の中は段ボール箱や荷物が散乱している。
そして部屋の中心、床の上にはそこの住人の物であろう男物の衣服が放置されており、その中で奇妙な物体が蠢いていた。
(ぼ、僕……生きてるん、だよね? ははっ、まさか本当にスライムになれるなんて……!)
声帯も口も存在しないからだろうか、声が出せないため心の中でそう呟くと、元々は人間の男だったその粘液はスムーズな動きで服の中から這い出てくる。
そう、彼はかつて人間としてこの部屋に住んでいたのだ。そうでなくなった原因は数ヶ月前、彼がこのマンションへと越してきた女性に一目惚れをしたことから始まる。
その女性、菊池杏奈(きくち あんな)は男と同じ大学に入学した女子大生だった。ベージュ色の髪を腰のあたりまで伸ばし、童顔ながらも整った顔立ちをしている彼女は誰が見ても美人と呼べる容姿をしており、そんな彼女に彼が惚れてしまったのはある意味当然のことだっただろう。
部屋が真下の階、そして偶然にも同じ大学であったことに運命を感じてすぐさま交際を申し込んだのだが、結果は撃沈。挙句の果てに「気持ち悪いから二度と話しかけてくるな」とまで言われてしまう始末だった。
しかし、おかしな方向にポジティブだった男はそれならばと、せめて彼女の私物をオカズに自慰をすることくらいなら許されるのではという勝手な考えのもとに下着などを盗んでいたのだが、つい先日にそれがバレて警察に突き出されてしまったのだ。
そうなってからはあっという間だった。示談にはなったものの、高額な示談金の支払いで家賃が払えず部屋を引き払う羽目になり。事件の内容が大学に伝わったことで退学処分に、更には実家から勘当されたりと、自業自得ではあるものの男にとっては人生のどん底とも言える状況に陥ってしまったのだ。
そんな中、現実逃避でヤケ酒をしていたその帰り道に、路地裏で浮浪者が開く露店を見つけた。そこに売られていた物はどれも胡散臭いものばかりだったが、泥酔していた男は500円ばかりで売られていた「スライムに生まれ変わる薬」を購入する。
そして家に戻った男は人生に嫌気がさしていたからか、酔った勢いのままいかにも怪しいその錠剤をビールで流し込み――気が付いた時には身体がスライムになっていた。
(ずっとこのままでいると死んじゃうみたいだし、どうしようかなぁ……ふへへっ♪)
床に零れ落ちたビールを体内に取り込みつつ、彼は今後について思案する。
蜘蛛が生まれつき糸の操り方や巣を張る方法を知っているように、たった今スライムへと生まれ直した彼もまた、その身体の能力や性質の全てを本能的に理解していた。
以前のそれとは全く違う身体の動かし方や、この状態のままでは1時間もしないうちに干からびて息絶えてしまうということ。そして……それを回避するための手段として、「他の生物の肉体を乗っ取ることができる」という能力が備わっていること。
しかし彼の中に焦りや戸惑いは無く、むしろ期待感すら抱いているようであった。
(新しい身体はどんなのしようか……いっそ女の子になってみるってのもいいかも?金持ちのお嬢様になってイージーモードで人生をやり直す、なんてのも……いや、でも探してる時間も無いし……)
もはや元の身体への未練などは微塵もない様子で、彼はこれから奪う人生のことを欲望のままに考えていたのだが……ふと、ある人物の存在に思い至る。
(そうだ、杏奈ちゃん!この時間ならもう寝てるだろうし、今なら楽に身体を奪えるんじゃないか……?)
そうして標的となったのは、以前彼が下着泥棒をしていた相手である菊池杏奈だった。かつては思いを寄せ、フラれてからは憎らしく思いながらも、それでも性の対象として見ることをやめられなかったほどの美貌と魅惑的な肢体を持つ女性のカラダ。その全てが文字通り自分のモノになると考えただけで、粘液だけの肉体にも関わらず興奮が高まっていくようだった。
(そもそも僕がこんな風になっちゃってるのだって、元はと言えばあの子のせいだし? そのお詫びにカラダをもらっちゃっても文句は言えないよねぇ♡)
そんな身勝手なことを考えながら意気揚々と床を這いまわり、玄関のドアを開けることなくその隙間をするんと通り抜け、住民が寝静まった深夜のマンションの階段を降りていった。そして真下にある杏奈の部屋へと難なく侵入し、彼女が寝そべっているベッドにゆっくりと近づいていく。
(ふへへっ、すっぴんの杏奈ちゃんも可愛いなぁ♡ この顔が……いや、このおっきいおっぱいだって、杏奈ちゃんの身体全部が僕のモノに……♡)
横向きに眠る彼女の寝顔をまじまじと見つめつつ、粘液の身体を動かしてその唇にぴたりと触れる。冷たさを感じたのだろうか、杏奈は「うぅん……」と小さく声を漏らし――そうして微かに開いた口の隙間から、男の精神を宿したスライムがずるんっと勢いよく入り込んでいく。
「むぐっ!? ん、んぐぅぅぅっ!!?」
目覚めたばかりで混乱の最中にある杏奈は悲鳴を上げようとするが、むしろ喉が開いてしまったことによって体内にスライムが入り込んでいくスピードも早くなってしまう。パニックになりながらも口にへばりついてるスライムを必死になって引き剥がそうとするものの、流体であるためそれも叶わず、指の小さな隙間を通り抜けて口内に、喉に、内蔵にまで侵入されていく。
やがて頭ほどもあった大きさの粘液は全て飲み込まれてしまい、彼女のお腹は妊娠でもしたかのようにぽっこりと膨らんでいた。
「んぐっ……げほっ、げほっ!!な、なんなの!?あたしの中に変なのが……おえぇっ!」
明かな異常事態によって脳は完全に覚醒し、杏奈は状況を確認するために部屋の電気を点ける。枕元には、そして軽く拭った口元にはうっすらと青みがかった粘液が付着しており、大きく膨らんだ自身の腹も含めて先程のことが夢ではないことは明らかだった。
「うぷっ、き、気持ち悪い……!早く吐き出さないと……!」
(うーん、それは困るんだよね。ちょっと大人しくしてもらおうかなぁ)
「……えっ、なに今の……あれっ?あ、足が動かない……!?」
慌てて身体を起こし、飲み込んでしまった何かを吐き出そうとトイレに向かう杏奈だったが、その意思に反してピタリと足を止めてしまう。
(よし、止まってくれた。まだ完璧じゃないけど……ふひひっ♡僕が杏奈ちゃんの身体を動かせてるんだぁ♡)
「また変な声が……あ、あなた誰っ!?あなたがあたしに何かしたの!?」
(ああ、僕の声が聞こえるくらい馴染んできたんだね。 そうだなぁ……僕のこの声、どっかで聞き覚えない?)
「この声……もしかしてあの時の下着泥棒!? ど、どこにいるのよ!」
(どこって……あははっ!まだ分からないんだ? 決まってるだろ、君のお腹の中だよ)
「へ…………?」
頭の中に鳴り響く声に促されるようにして腹部に手をあてると、先ほどのスライムが入り込んだと思わしきお腹がピクピクと蠢いた。まるで、頭の中の声と連動しているかのように。
「う、嘘……!それじゃあ、本当にあいつがあたしの中に……!?」
(そういうことさ、ふへへっ♡いやあ、杏奈ちゃんの中、すごく居心地が良くて気に入っちゃったよぉ♡)
「ふざけないでよ、気持ち悪い!!早くあたしから出ていってよ!!」
(あはは、嫌に決まってるだろ?それに……出ていくのは君の方なんだよ)
「えっ……?」
ぞくり、と背筋に悪寒が走るのと同時に、杏奈は奇妙な感覚を覚えていた。
産まれた時から肉体に宿り、その身体を動かしていた、『自分』を『自分』たらしめる大切な何か。謂わば魂と呼ぶべき存在が、本来の場所から別の何かに少しずつ吸われていくような、そんな感覚。同時にそれがあった場所に別の何かが入り込んでいくような感覚を覚え――腹の中に入り込んだ異物を今すぐ吐き出さなくては手遅れになるという警鐘が頭に鳴り響き、必死に訴えかけてくるその本能に従い喉奥へと指を突っ込んだ。
「はっ、はぐぅっ!うぐっ……うぷっ!お、おえっ!おえ゛ぇぇぇっ!!」
(あーあー、そんなことしても無駄なのに……うぷっ!? うっ……なんかこっちまで吐きそうになってきたし……やめてもらおうかな)
「がはっ!? けほっ、けほっ……!い、いやぁっ!手が勝手に……!」
しかし、杏奈の意思に反してその手は口から引き抜かれてしまう。既に彼女の肉体を掌握しつつある男によって、自分のものであるはずの四肢を動かす権限すら奪われてしまったのだ。彼はそのことを確かめるように杏奈の両手を操り、彼女自身の身体をいやらしい手つきで撫でまわしていく。
(あはぁ♡杏奈ちゃんの身体が僕の思い通りに動く……これはもう僕の身体なんだぁ♡♡)
「ふざけたこと言わないで!これはあたしの身体よ! ……あ、あたしの身体なのに、どうして……!?」
否定の言葉を並べつつも、彼女には彼の言葉がでたらめではないのだと分かってしまっていた。
今までずっと生を共にしてきた、自分のものであるはずの身体。……その身体を、まるで他人のものであるかのように感じていたのだ。まるで着ぐるみの中にいるかのように、自分の外にある"ガワ"を通じてしか肉体の存在を感じられない。そしてその感覚は彼女の魂が『何か』に吸われていく毎に強まっていくようだった。
もはや微かな抵抗もできず、好き勝手動かされる自分の身体を泣き喚きながら見ていることしかできなかったのだが……やがて、その肉体の内に『自分』が一片たりとも無くなってしまったことを実感すると同時に、今度は強烈な衝動が彼女を襲った。
「うぐぅっ!?お、お腹が……」
(そろそろ出ちゃいそうなんだね?それじゃあ……)
急な便意によって顔を青白くさせた杏奈の身体を勝手に動かし、男は彼女のパジャマの下を脱いでいく。そしてショーツを足から抜き取ると眼前にかかげ、まじまじと眺めていた。
(ふひひっ♡杏奈ちゃんの脱ぎたてショーツだぁ♡これも全部僕のモノになるなんて、夢みたいだなぁ♡)
「ちょ、ちょっと、何勝手に脱いでんのよ!」
(うるさいなぁ、これも必要なことなんだよ。 君だってほら、さっきからお腹の痛み、感じてるでしょ?)
「えっ……も、もしかしてここで漏らす気!?やだ、やめてよ!せめてトイレで……」
(心配しなくても大丈夫だよ。 今から出すのは君が思ってるようなものじゃなくて……他でもない、君自身なんだからさ)
「あたし、自身……?うぐっ……!」
そう呟きながら、腹痛と共にギュルギュルと音を立てている膨らんだお腹に意識を向ける。口から異物が入り込んだその中……どういうわけかその場所から「自分がそこにいる」という、あり得てはいけない感覚が感じられた。そしてその"異物"が今まさに身体から追い出されようとしていて――
「ひっ……!?や、やめて!そんなのダメっ!!うぁっ、ぐぅぅっ……んあ゛っ!?♡」
彼女の抵抗にはもはや何の意味もなく、操られた肉体は無慈悲に膝立ちになり、排泄を促すように両手で大きくなった腹部をぐいぐいと押し込んでいく。同時に肛門から、むりゅっ、と腹部に入っていた物……本来の杏奈の人格が込められたゼリーの先端が顔を覗かせ、肉体がそれに反応するようにビクンッと震える。
(ほらほら。杏奈ちゃんの身体もさ、早く君に出ていってほしいみたいだよ?)
「ま、待っへ……♡ や、やだ……う゛ぅっ♡♡ お願い、たすけてよぉっ♡♡」
(大丈夫だよ、君の身体も君自身も、僕が大切に使ってあげるからさ♡ だから大人しく追い出されていってね?)
「ひぎぃぃぃぃぃっっ!!?♡♡♡」
杏奈の懇願を嘲笑うように、彼女自身の両手は異物を追い出そうと更に力を込める。もはや肉体を動かすことのできない彼女にそれを我慢する術は無く、ぶびぃっ!と汚らしい音を立ててピンク色のゼリーが勢いよく飛び出していく。彼女が『菊池杏奈』としての人生を19年間共にしてきた肉体。その本来の持ち主の魂が、肉体にとって不要な異物として追い出されようとしていた。
「んあ゛ぁっ♡♡♡やらっ、あたひがでちゃう……お゛ひぃっっっ!!?♡♡♡♡ あ゛っ♡♡あ、あぁぁ♡♡あ゛ー♡♡あ゛ぁー……♡♡」
一際大きな奇声を上げたかと思うと、杏奈は力が抜けたようにその場に倒れ込む。その間にも肛門からはゼリーが吐き出され続け、彼女は生気のない瞳のまま恍惚とした呻き声を漏らしていた。
***
「ん、うぅん…………」
数分後、自身の人格を失い気絶していた杏奈の肉体が意識を取り戻す。
両腕を支えにしてうつ伏せになっていた身体を起こし……そんな些細な動作ですら、『今の杏奈』には全てが新鮮なものに感じられた。眼前に映る、ピンク色のパジャマに包まれた大きな膨らみの存在と、それが胸からぶら下がっているというその重み。ほのかに甘いような香りがするサラサラとした長い髪が頬を撫でる感触。そして……スライムだった時とも、それ以前の太った男の身体ともまるで異なる、軽やかでありながらも活力が漲るような肉体の感覚。身を起こした杏奈はそれらの感覚に満足したようにだらしのない笑みを浮かべたかと思うと、歓喜の声を上げていた。
「はは……あはっ、あははははっ! さっきみたいに操ってるんじゃない、自由に動かせるし感覚も……んぅっ♡ ふへへっ♡本当に杏奈ちゃんの身体を乗っ取れたんだぁ♡♡」
杏奈は先程の恐怖など微塵も感じられない様相で、嬉しそうに胸を揉みしだく。
今、その肉体を動かしているのは本来の杏奈ではなかった。彼女の身体に侵入した男の魂が本来の持ち主の魂を追いだし、主を失った肉体を奪い取ってしまったのだ。
そんな中、彼女のソプラノボイスで歓喜の声を上げながら身体を弄っている杏奈を前に、呆然としている"物"が1つあった。
(そんな……あたしの身体があんな奴に……!いやぁぁぁっ!!)
それは杏奈だった魂の成れの果て、彼女の肉体から追い出されてしまった人格だった。男の魂の代わりに粘液の身体に押し込まれた彼女の魂は動けないように成形された結果、今やスライムですらないピンク色の棒状のゼリーと化しており、杏奈の肉体からほんの少し離れた場所に転がっていたのだ。
身体から追いだされてしまったことで動くこともできず、ただ目の前で自分の肉体が好きにされている様を見せられるしかなかった。当然声も出せないはずなのだが……そんな彼女の心の声に反応するように杏奈は振り向くと、ニヤついた笑みを浮かべたまま床のゼリーをじっと見下ろす。
「なるほど、まだ魂が繋がってるからそっちの声も聞こえるんだね。 ゼリーになった気分はどうかな?杏奈ちゃん♡」
(ふ、ふざけないで、嫌に決まってるでしょ!!早くあたしの身体を返してよ!!)
「何言ってるの?これはもう僕の身体なんだよ。 この綺麗な顔も、声も、このおっきいおっぱいやおまんこだって♡ この身体はもう頭からつま先まで僕のモノさ、これからは僕が杏奈ちゃんになるんだからねぇ♡」
杏奈は足元に転がっているゼリーに見せつけるようにして、大きく膨らんだ胸や秘所に触れてみせる。
元の身体とはまるで異なる、魅惑的な女性のカラダを探索する行為はそれだけで彼女の精神を昂らせていく。しかし、それを見せられているその身体の元の持ち主は彼女とは対照的に、大きな憤りを見せていた。
(やめて、やめてよぉっ!!あたしの身体に勝手に触らないで、早く身体を返して、この変態!!!)
「あーもう、うるさいなぁ……。 あ、そうだ。さっさとアレをやっちゃえば君も大人しくなってくれるかな?」
(アレって……きゃあっ!!?)
杏奈は身体を弄る手を止めると、必死の抗議を続ける元杏奈のゼリーをひょいと持ち上げ、手の平に乗せてみせた。以前は当たり前のように見てきた身体も今はまるで巨人のような大きさに見えてしまい、戸惑いと恐怖で短い悲鳴が漏れる。
「まあ見てなって。 えーっと……こんな感じでイメージを伝えればいいのかな?」
(ひぐっ!?)
ドクン、と脈打つように全身が震えたかと思うと、元杏奈のゼリーは今まで感じたことがないような感覚を覚えていた。まるで魂を直接触れられ、弄られているような感覚。元はスライムだったその身体の持ち主である男の精神から、そのゼリーに宿った魂に向けて『新しい役割』の情報が直接流し込まれていく。
(う、あぁぁっ!?また身体がおかしく……うぅっ! あ、あたし、どうなって……!?)
ゼリーに宿った精神の混乱に関係なく、『主』から受けた命令の信号に従ってその形はグニャグニャと変形を始めていた。棒状のゼリーでしかなかったそれは一塊になったかと思うと、再び棒のような何かの形を形成していく。しかし、それは先程のような均一で無機質なフォルムとは違い、どこか生物的な生々しさを感じられる形をしていた。やがて、ぶりんっ、と2つの球状の物体が棒を装飾するように姿を現すと、その変化は終わりを迎えていた。
「ぷぷっ……あはははっ! いやあ、出来るって分かってても、やっぱり実際に見ると面白いものだねぇ♪ あの杏奈ちゃんがこんなんになっちゃうなんて……ふふっ」
(はぁっ、はぁっ……。 ま、またあたしに何かしたの!?)
「え? ああそっか、本人にしてみれば何も分かんないよね。 それじゃあ、生まれ変わった今の杏奈ちゃんの姿を見せてあげようかな♡」
そう言うと、杏奈は心底愉快そうに笑いながら姿見に立った。そこには下半身を露出させたままニヤついている杏奈の姿があり、その手の平にはピンク色のディルドが乗せられていた。ゼリー状だった先程とは違いシリコンのような質感を持ったそれは男性器を模した形状に作られている。丸々とした陰嚢や肉棒に走った血管など、不必要なほどリアルに再現されており――その物体の中に宿った元杏奈の精神は、巨大な杏奈の肉体の手の平の上からその光景を見ることになっていた。
(な、なにこれ、あたしの身体と……え?う、嘘、これって……も、もしかして……やだ……!)
「どうかな、新しく作ってあげた君の身体。 僕のだったチンコを元にしてみたんだけど、中々上手くできてるでしょ?そのディルドの身体はさ♡」
(いっ……いやああぁぁぁぁぁっっっ!!!?)
それを見せられた元杏奈は声にならない声で、気も狂わんばかりの絶叫を上げた。嫌悪していた相手に自分のものだった身体を乗っ取られたばかりか、自分の姿を男性器を模した玩具にされてしまったという事実は到底受け入れられるものではなく、パニックになった元杏奈は金切り声を上げ続ける。
(やだやだっ!!こんなのいやぁっ!!戻して、早く元に戻してよぉっ!!!!)
「もう、さっきからピーピーうるさいなぁ。ちょっと大人しくしててよ……っと!」
(ひゃう゛ぅぅぅっ!!?♡♡)
杏奈がグリッと力強くカリ首のあたりを擦り上げると、ディルドに宿った精神に強烈な快感が伝わってくる。ビクッと、まるで意思を持っているかのように全身が震え、先端からは透明な先走り汁まで分泌され始めた。
「あっはは!随分気持ちよさそうにしてるね♡ ビクビク震えて我慢汁まで出して、こうして見ると本物のチンコみたいだなぁ♡」
(な、なにいまのぉ……♡♡一体何が……はう゛うぅぅっ♡♡♡♡)
「さっき言ったろ?その身体は元の僕のチンコを元に作ったって。 だから今の杏奈ちゃんはその感覚が、男がするオナニーの快感が伝わってるんだよ♡ 全身がチンコになって手コキされる経験ができるなんて、世界でも君だけなんじゃない?」
(まっ、まっふぇ♡♡手ぇ……とめてぇっ♡♡♡ こ、このままじゃおかしくなっちゃう……んぎぃっっ!♡♡♡♡)
杏奈は我慢汁で濡れた手でディルドをぎゅっと握ると慣れた手つきで上下に扱き始め、その動きに合わせてディルドの中の精神は困惑混じりの嬌声を発し続ける。
杏奈が言ったようにディルドに宿った精神が感じている快感は紛れもない男のそれではあったのだが、その質は彼女の想像を遥かに超えるものだった。身体の一部どころか全身が性感帯になっている上に、自分の魂そのものが直接愛撫されているという本来あり得るはずもない感覚。神経や脳を通り越して魂に直接与えられる快感は途方もないもので、抵抗の意思すらもドロドロに溶かしていくようだった。
(お゛っ♡♡お゛ひぃっ♡♡あひっ♡♡ もうやめへ……お゛ほぉっ!?♡♡♡ な、何かでちゃうからぁ……っ♡♡♡♡)
「あははっ、もう出ちゃいそうなんだね? それじゃあ、記念すべき初射精はお口で受け止めてあげようかなぁ♡はむっ」
(んひぃぃぃぃっ!!?♡♡♡♡)
杏奈は左手で竿を握りながら右手で亀頭を摘み、小さな口に含むようにしてそれを咥え込んだ。そしてそのまま激しくストロークを始め、ディルドに宿った元杏奈の精神は強烈な刺激に悲鳴を上げる。
(あへっ♡♡♡♡あたしの口、きもちぃ……だ、だめぇっ♡♡♡♡ あたしの身体でそんなこと……あ゛っ♡♡♡♡い、いやぁっ!♡♡♡♡もう出ちゃ……ん゛ほおぉぉぉぉぉぉっっ!!♡♡♡♡♡♡)
びゅーーっ、と勢いよく放たれたのは白く濁った液体――ではなく、ピンク色をしたゼリー状の何か。それはディルドの先端から杏奈の喉へと流れ込み、彼女はそれを嬉しそうに飲み込んでいく。
(あ……あぁぁ♡♡あひぃっ……♡♡)
ディルドに宿っていた精神はもはやまともに思考できる状態ではなかった。魂を直接弄られるような凄まじい快楽によって意識は麻痺させられ、ゼリーによる射精を続けながらも快感の余韻に浸り続けている。
一方の杏奈はというと、ごくごくと喉を鳴らしながら満足げな表情を浮かべていた。
「んくっ……なんか精液よりも全然美味しいし、ちょっとクセになる味かも? ていうかこの記憶、もしかして…………ふふっ♡」
ようやく射精を終えたディルドから口を離すと、杏奈はどこか愉し気に独り言ちる。愉悦に満ちたその微笑みは先程の下卑たそれとは違い、本来の杏奈のそれと似通ったものへと変わっていて……そのまましゃがみ込むと、手に持っていたディルドを床に置く。引き抜かれたディルドの色は心なしか、先程よりも色褪せているようだった。
「随分気持ちよさそうにしてるね。その身体を気に入ってもらえたみたいでよかったよ、ディルドちゃん♡」
(はぁっ♡はぁっ……♡ そ、そんなわけ、ない……! それに変な風に呼ばないでよ!!)
「ああ、ごめんね。それじゃあ、君のことはなんて呼んだらいいのかな?」
(そんなの決まってるでしょ!そんなの……あ、あれっ?)
「どうしたの?何も分からないんだったら、さっきみたいに『ディルドちゃん』でいいよね?」
(い、いいわけないでしょ! あたしにはちゃんと……あたしの、名前……う、うそっ、そんなはず……)
ディルドに宿った精神は必死に記憶を辿るが、どういうわけか自分のものだった名前を思い出せずにいた。それだけでなく、家族や友人の名前や姿、これまで生きてきた思い出すらも途切れ途切れにしか記憶になく、人間の身体を使っていた感覚さえも希薄になりつつあった。
「あははっ、面白いなぁ。 種明かしをしてあげるとね、君はさっきの射精で記憶とか人格とか……いうなれば『君自身』と言えるようなものの一部を吐き出しちゃったんだよ。 だから、名前すら覚えてない今の君はただのディルドで、身体も記憶も持ってる僕こそが正真正銘の『菊池杏奈』ってことだね♡」
(そ、そんな…………)
あまりにも残酷すぎる事実を突きつけられ、元杏奈は呆然とするしかなかった。身体を乗っ取られて好き勝手操られているというだけでも絶望的な状況だというのに、その上自分が自分であるという証明とも言える記憶すらも奪われてしまったのだ。ショックで言葉を失う彼女に構わず、杏奈は愉し気に語り続ける。
「って言っても、まだ全部の記憶はもらえてないんだけど……そうだ!せっかくだし君を使ってオナニーでもしようかな♡ いつものやり方はさっき読めたし……えへへっ、楽しみだなぁ♡♡」
(なっ……!? ま、待って、もうやめて!これ以上あたしから何も奪わないで!!)
「だからうるさいってば。今の君はもう僕の所有物なんだってこと、忘れてない?口答えするんなら燃えるゴミとして捨てちゃうけど?」
(ひっ……!?)
冷たい声で言い放つ杏奈の言葉によって、既に折れかけていた心は打ち砕かれる。今や彼女にとって自分の存在はただの性玩具、モノでしかないのだという現実が容赦なく突き付けられ、恐怖で押し黙るしかなかった。
その様子に杏奈はクスリと笑うと、再びディルドを手に取って軽く扱き始めた。
(あっ……あ゛あ゛ぁぁっっ!?♡♡♡♡♡)
「まあまあ、そう悲観しないでよ。 従順にしてるなら大切に使ってあげるし、それに君だって気持ちよくなれてるでしょ?これからは僕のディルドとして、壊れるまで可愛がってあげるからさ♡」
杏奈は手に持ったディルドを弄びつつ、ベッドの上に座り込むと股を開いた。そして自らの秘所へ手をやり、割れ目をなぞるようにして指を動かす。
「んっ……♡楽しみだなぁ、女の子としての、杏奈ちゃんとしてのオナニー♡♡ 記憶にある感じだと男の時より断然きもちいみたいだし……ふふっ♡」
(あ、あたしのカラダ……あたしの……おまんこぉっ♡♡おまんこっ♡♡はやくはいりたいっ……い、いやぁっ!♡♡ あたし、そんなこと……でも……っ♡♡)
ブラジャーの隙間に手を入れて乳房を軽く弄りながら片手で持ったディルドの先端をぴとっ、と秘所に押し当てると、それだけで言い表せないほどの快感が背筋を通り抜けていく。
一方の元杏奈はというと、自分のものだった陰部を目の当たりにしていることへの忌避感と同時に、そこに挿れられることによってもたらされるであろう快感への期待感を感じてしまっていた。先程の射精で魂の一部を排出してしまったことで、その隙間を埋めるようにディルドとしての本能のようなものが欠けた魂へと注ぎ込まれたのだ。
それでも、その衝動を必死に堪えることで抵抗を続けていたのだが――ずぷっ、と杏奈がディルドの先端を膣内へと挿入した瞬間、その意志はあっさりと崩れ去った。
(んお゛お゛おぉぉぉぉぉぉっっ!!?♡♡♡♡♡)
「はぁぁぁぁっ♡♡♡♡ すごいっ♡♡これっ……中でびくびくってぇ♡♡♡♡」
挿入による快感と共に、『杏奈』の嬌声が重なって響き渡った。彼女の肉体を奪った男の精神は初めて味わう女性としての甘く強烈な快感に酔いしれ、その肉体を奪われてディルドの形に押し込められてしまった女の魂は男性器としての快感を、その魂の内に直接流し込まれていく。
「あっ♡♡あはっ、あぁっ♡♡ 杏奈ちゃんの……僕のおまんこもおっぱいもっ♡♡すごく気持ち良いよぉっ♡♡ これが全部僕のモノになるなんて……あぁんっ♡♡♡」
(ん゛あぁっ♡♡♡あひっ♡♡♡やめっ、やめへぇっ♡♡♡ お゛ぉぉっ!?♡♡♡ き、きもちい、おまんこきもちいのぉぉっ♡♡♡♡)
杏奈の記憶から得たいつもの自慰のように、彼女はディルドで股間を刺激しつつも敏感になった乳首を捏ねくりまわし、男とは比較にならないほどの、記憶以上の快感を貪り続けていく。そしてその膣内でピストンを繰り返させられている元杏奈のディルドもまた、先程以上の快感を前にして狂ったような嬌声を上げ続けていた。
「んっ……♡♡ 元杏奈ちゃんも気持ちよさそうだね♡♡ でもいいの?射精しちゃうとまた記憶を吐き出しちゃうんだよ?」
(えへっ♡♡えへへぇっ♡♡♡♡ おまんこっ♡♡もっとっ♡♡おまんこもっとズボズボしてぇっ♡♡♡♡♡♡)
「あははっ♡♡もう壊れちゃったのかな? 心配しなくても……あんっ♡♡まだまだたくさん使ってあげるから、安心してよっ♡♡♡♡」
絶えず与え続けられる許容量を超えた快感によって、もはやディルドに宿った元杏奈の理性はまともに機能していなかった。膣壁と擦り合う快楽を求め続け、されるがままになって自分がディルドであるということすらも受け入れてしまう。
やがて絶頂へと近づき、その魂に残っている『菊池杏奈』として記憶や人格がゼリーへと変換され、吐き出されようとしていたのだが――その感覚すらもはや心地の良いものに感じられ、嬉々としてその全てを、自身の身体を奪った相手に明け渡そうとしていた。
(あ゛あ゛ぁぁぁっっ♡♡♡でりゅっ♡♡♡♡でちゃうっ♡♡♡♡あたしのぜんぶっ♡♡♡おまんこにぜんぶだしちゃうっ……ん゛お゛ぉぉぉぉっ!!?♡♡♡♡♡♡)
「あっ♡♡んやあぁぁぁぁっ♡♡♡♡ ……すごっ、中出し気持ちいい……♡♡ それにさっきよりも身体が馴染んで……ふふっ♡♡これが『あたし』なんだぁ♡♡」
ディルドからゼリーが吐き出されると同時に杏奈はびくっと身体を震わせ、全身を駆け巡る甘い痺れのような感覚に身悶える。しばらくは快感の余韻に浸りつつ息を整えていたのだが、やがて愛液とピンク色のゼリーで濡れた秘所からディルドを引き抜く。鮮やかなピンク色をしていたはずのディルドの色はくすんだ薄桃色へと変わっており、その中にある魂から失われた『何か』の量を物語っているようだった。
***
「うっ……まだフラフラする……。ちょっと飲みすぎちゃったかなぁ……」
数ヶ月後、杏奈は顔を赤くしながら自宅のドアを開ける。今日は友人らとの合コンがあり、身体に合った量を忘れて飲みすぎてしまったせいで足元がおぼつかない状態になっていた。
そんな状態でなんとか部屋まで辿り着くと、杏奈は倒れ込むようにしてベッドの上に寝転がる。そして枕元にあった物……くすんだ灰色のディルドを手に取ると、ご機嫌な様子でそれに話しかける。
「ねぇ~聞いてぇ? 今日はミサたちと合コンに行ってぇ、すごいイケメンがいたからお持ち帰りされてあげたんだけど……ふふっ、そいつのアソコが小指くらいしかなかったのよ! あんだけ顔が良くても、あれじゃあ台無しだよねぇ」
足をパタパタとさせながら、ディルドに向かって楽しげに話し続ける彼女だったが、当然反応は返ってこない。それを見た杏奈が軽くディルドを撫で上げると、まるで生きているかのようにピクッと震えた。
「うーん……ちゃんと魂は残ってるんだよね?なんで声が聞こえなくなっちゃったんだろ。 もしかして心まで全部ディルドになっちゃったとかかな?……ま、いっか。そんなことよりぃ……♡」
杏奈はディルドを置くと、上機嫌なまま下半身の衣服を脱いでいく。濡れそぼった股間を指先で弄って快感を味わいつつ、再びディルドを手に取って話しかける。
「ふふっ♡ さっきも言ったけど今日の男が粗チンだし下手くそだし最悪でね?ぜんっぜん物足りないってわけ♡♡ それじゃあ……今日もよろしくね?ディルドちゃん♡」
彼女にそう呼ばれたディルドは、悦びを表すかのようにぴくぴくっと震えていた。