おじさまのお腹を噛んだら、お汁が口内でプシャッ! て、はじけた。
こうなる事になるとは知らなかったため、少し口から零れ出してしまったけど、何とか飲み込むことが出来た。
至って陳腐な感想。 でも、最大限の褒め言葉。
これ以上ないってぐらいの、ストレートな言葉。
咀嚼が止まらない。 噛んで出るおじさまの甘いお汁と、蕩けてしまうようなお肉が合わさって、それが口の中を満たしてくれる。
また、少し硬い骨も良い。 硬すぎず、でも柔らかすぎず……噛み応えなども提供してくれる、甘いスナックのような感じ。
「ふふ❤ ふふふ❤」
~食は人間の感情を揺さぶる~
美味しい物を食べれば幸せに感じるし、また、まずい物を食べれば不機嫌になる。
だから、人間の三大欲求に『食欲』が含まれているのは、なるほど納得できる事。
だって、実際にニナは――
「んぅ~ひあわせ~❤」
とても幸せな気持ちに包まれているのだから。
何度も何度も、噛んで味を出すために咀嚼を繰り返す。
当たり前だけど、もうおじさまは原型すら留めていないだろう。
今では口の中で分離したお肉の塊を、左右の奥歯で何度も噛み潰しているから。
ニナも勿論幸せだけど、おじさまもきっと幸せだ。
食べている人間のニナに美味しいと思われて、こんなに咀嚼してあげているのだ。
——何度も何度も、ニナの唾液と一緒にクチャクチャッて❤
食べ物としてこれほど幸せな事はない。
——でも、お互いの幸せなひと時は当然長くは続かない。
せっかくおじさまが命を差し出してくれたというのに、もう噛んでも味が出なくなってしまったから。
だからニナは——
口の中で変わり果てたおじさまを、喉奥へといざなってあげた。
一生懸命生きて、ここまで成長した身体や命を、ニナの胃袋の中で全て溶かすために。
おじさまもきっと喜んでいるはずだ。 ただ命を失うだけではなく、人間の役に立てて逝けたのだ。 嬉しく思わない訳がない。
(決してこれまで生きていた事は無駄じゃなかったよ? 誰がなんと言おうと、食べたニナだけが肯定してあげます。 だから誇らしく思ってくださいね? ごちそうさまでしたおじさま❤)
《ぅぅぁぁあぁぁ……》
「ん?」
甘いスイーツを食べて悦に浸っていたら、机の上の小人達が震えてニナを見ている事に気付いた。
当然と言えば当然かもしれない。 だって、さっきまで自分達と同じように話して生きていたおじさまを、目の前でニナが食べたのだ。 それが怖かったのだろう。
ただ……そんな表情でニナの事を見つめられると、ニナはおかしくなったのかな? なんだか身体が疼いて、もっとイジメたい気持ちになってくる。
——だからニナは
「ふふ、そんなに怖がる事なんてないですよ? ほら、見ていて下さい」
椅子から立ち上がって、小人のおじさま達の目の前で衣服を脱ぐ。 ブラやショーツも全部。
いまやもう、小人達の目の前でニナの全裸姿をさらした状態。
身内以外には見せた事がない、産まれたままの姿を。
「どうですか? 良く見えますよね? ここに先ほどニナが食べたおじさまが入っているんですよ♪」
そして、人差し指でお腹の胃の辺りを指さす。 今、食べた物がどこにいるのかと説明するように。
「ここで、じわじわとニナの胃液で溶かされて、そしてですね……」
ツツッと指先を、腸をなぞるように移動させ、
「ニナの身体の中を、おじさまは大冒険していって……」
それからクルッと後ろを向き、机の上の小人のおじさま達が良く見えるように、お尻のお肉を広げ、
「今晩か、明日の朝辺りには、ここから出てくるんです。 ふふ❤」
お尻を左右に広げた先に見える、ニナの不浄な穴を見せつけてあげる。
食べられた物の当たり前の末路を、もっと想像できるように。
人間の、もっとも汚い場所から嫌でも出されるのだと。
「ストロベリー味のおじさまも、今からニナの身体の中を移動して、ここから出てくるんです。 こんな事、普通なら経験できませんよ? ふふふ❤」
「うっうあ”あ”あ”ぁぁ!!」
あまりに怖くて耐えきれなくなったのか、おじさまは大きなお腹をボテボテと揺らして、ニナから這って逃げようとしていた。
「ああ、もうっ! 食べ物が逃げちゃ駄目じゃないですか。 どこにも逃げ場はないんですよ?」
そんな逃げ出すおじさまを、ニナは手で捕まえようとはせず、はしたないけど身を乗り出して、
逃げるおじさまの頭上から、大きく口を開いてパクッ! と頭から上半身を咥えた。
「あ”あ”あ”ぁ! やめろ! 食べないでくれぇぇ!!」
「ふふ、ふふふ。 はぁむ❤」
おじさまの上半身だけを咥えた状態からクイッと顎を上にあげて、身体全部を口の中へ落とすように入れる。
口の中で暴れて、未だに叫び声が聞こえてくるけど、それもすぐに静かになるだろう。
——だって、さっそくニナはおじさまの身体を潰して、咀嚼を始めたから。
「はぁ~おじさまから出る体液…とろっとろ❤」
一度食べた物。 だからこれが美味しい食べ物だと理解してしまったから、2回目は容赦なく噛み潰した。
クチャクチャ… クチャクチャと、はしたない咀嚼音をだして。
今回は、皆とのお別れはさせてくれないの? と机の上の小人達は思っているかな? でも大丈夫、ちゃんと考えているから安心してほしい。
とりあえずニナは、おじさまの身体の味を堪能し、口をモグモグと動かして…今度は飛び散るおじさまの体液を、一滴も外に零す事なく飲み込む。
——おじさまを潰したお肉も一緒に、ニナの喉奥に。
「ふふ❤」
実は、あえて噛まずにいたおじさまの一部が、まだ口の中に残っている。
丸い飴玉サイズの一部が、ニナの舌の上でコロコロと転がっている。
「んべぇ~♪」
それを手の平の上にポトッと落とし、二本の指先で摘まんで、自分の目元まで持ち上げて見つめてみる。
「うぅぅぅ…………」
「うわぁ… すごい表情をしてます。 ってまだ生きているんですか!?」
あえて残していたおじさまの一部。 皆にお別れさせるようにと、せめてもの優しさで残していたおじさまの頭部。
だがそれは、驚いた事に口をパクパクと動かし、呻き声を上げて生きていた。
信じられない事だけど、本当に。
「すごい生命力ですね……小人って」
生首だけになっても死ぬことはない小人。 それがニナにはとても哀れに思えて仕方がない。
だって、おじさまはずっと見ていたのだ……ニナの口の中で……。
——おじさまの身体をグチャグチャに噛み潰して、ニナの喉奥へ飲み込まれていく自分の身体を、特等席であるニナの柔らかい舌の上で。
死ぬことが出来なかったがために、自分の身体が食べられる光景をまざまざと見させられていたんだ。 ずっと…ずっと……。
だからだろうか、おじさまは狂ったような表情を浮かべて、目玉を泳がせていた。
「ふふ、なんだかお顔が面白いですおじさま。 ふふふ♪ 皆も見て下さい」
あまりにおじさまの表情が可笑しいから、皆にも見えるようにおじさまの頭部を小人達の足元に置いてあげた。
《ヒィィィィッ!!》
「ほら、見てくださいよ。 本当に面白いんですよ? ふふ…ウフフフ♪」
少女が男達の足元に置いた男の頭部。 驚愕の表情をして歪み、涙を流して生きていた。 それを見て少女は笑っている。 何が可笑しいのか、ツボに入ったようにクスクス笑って……。
そんな物を見せられたのだから、男達は悲鳴をあげるのは仕方がない事だ。
あまりに非現実的であり、異常すぎる光景。 一人の男をこんな目にあわせた本人である少女は、なおも笑っているのだから……。
こんな状況を見たら、誰だって恐怖で叫ぶ。 絶対に。
「ふぅ~可笑しかった♪ もうお別れは澄みましたか? 終わったのなら…う~んと、そこの小人さん、おじさまの頭を持って、ニナのお口に入れてください。 ほら、早くして?」
机の上に少女は顎を乗せ、口を大きく開けて待っている。
頭部だけになってもまだ生きている人間を、一人の男に持ってこさせ、口の中へ入れさせようとしているのだ。
男は命令に従う事しか出来ず、言われたまま頭部を持とうと触るのだが……
ぬちゃぁ……
と、少女の糸を引くような粘つく唾液で自分の両手が汚れてしまい、激しい嫌悪感に襲われることになる。
でも、我慢するしかない。 もし、少女の不興を買い自分も食用に落とされたら、次にこうなるのは自分だと分かっているから。
だから我慢して、大きく開かれた少女の口の前に、可哀想だと思うが頭部だけにされた男を持って、恐る恐る歩いていく。
——少女の大きく開かれた口の前へと……。
「うっうぶっ!」
少女の開かれた口を目の前にして、男は少し嘔吐いてしまった。
無理もない…… だって少女の生臭い吐息を、じかに自分に吹きかけられてしまう距離だ。 人を食べた口臭が、嫌でも自分の鼻に入る距離なのだ……。
それに見た目もエグイ。 少女の口内は赤黒く、おどろおどろしいさまだ……。
綺麗に生えそろった歯。 あらゆる場所から涎が舌の上に垂れ落ち、その喉奥にぶらさがっている喉ちんこは、少女の吐く息でぷるぷると震えている。
「ぁ…ぁぁ……」
「すまん……許してくれ…。 俺にはどうする事も……」
そんな場所へ、男は未だ呻き声をあげている頭部を、舌の上にそっと置いた。
「本当にすまない…… うぅぅ……」
口の中へと頭部を入れた事が分かったのか、巨大な舌は突然うねりだす。
そのうねりでコロコロと頭部は喉奥へと転がっていき、——そして
と、少女の喉奥の穴に飲み込まれてしまった……。
口を開いたまま、自分に飲み込むさまを見せつけて……。
「はぁ~❤ そのまま丸呑みしちゃいました……ってあれ? どうしたのですか、そんな所に座り込んで。 もしかして、怖がらせし過ぎてしまいました?」
どうやら自分では立ち上がれないみたいで、ペタンと座り込んでしまっている小人のおじさま。
一生懸命になって立ち上がろうとしているけど、膝がガクガクと笑っているみたいで、またペタンッと崩れ落ちてしまっている。
「もぅ、これぐらいの事でだらしがないですね。 今からおじさまは、ニナの身体に使われるというのに…… 本当にもう、仕方のない玩具さんですね❤」
「ヒィイイイイイッ!!」
舌先で、なぞるようにおじさまの顔を舐める。
怖がらせるのがあまりに面白くて、少しやりすぎてしまったと自分でも思うから。
だからごめんねと、謝罪の気持ちを込めて。
お腹をくすぐるように舐めてあげたり、舌裏でおじさまの頭を良い子良い子するみたいに優しく撫でるように舐めてあげて……んふふ❤
「ふぅ、じゃあ甘いスイーツを食べた事だし、そろそろ始めましょうか? ニナのオナニーを❤ 玩具になってしまわれたおじさま達、ニナの疼いた身体を鎮めてくださいね? ふふ…ふふふ❤」
◇
「にっ…ニナちゃん……」
「どうでしたか? 優斗さんにならってニナも今日の『日記』を書いてみたんですけど……上手く書けてましたか? あっ! 心配しなくても大丈夫ですよ。 ニナの始めては優斗さんで、と決めてますから。 もちろんあの玩具の小人達は、全員後ろの穴に入れて使用しましたから安心してくださいね♪」
あれからおじさまを使って性欲を発散したニナは、優斗さんの返却をロビーで待ってから屋敷へと帰った。
戻ってからさっそく日記を書き始めた優斗さんの横で、ニナも始めて日記を書いてみた。
今日は始めての体験ばかりだったから、思い出として残しておきたくて。
そして今、優斗さんはニナの日記を読み終えたばかり。
恥ずかしいけど、ニナの始めてを記した今日の体験を。
「ん? どうしたのですか? なんだか複雑そうな顔をしてますけど……。 もっもしかして、ニナに嫉妬とかしてたりします? 優斗さん以外にニナの肌を触らせたから」
もう男として優斗さんを見る事は出来ないけど、それでも嫉妬してもらえたなら何だか嬉しい。 例えて言うと、飼っているペットに嫉妬されるような、そんな気持ちになる。
「ふふ、安心して下さい優斗さん。 今日ニナが使用した小人さん達は、全員長くは生きられないので」
そう、長くは生きられない。
だって、震えてばかりで大して自分から動こうともせず、結局は小人全部をお尻の穴に入れて、ニナが一人で弄ってオナニーをしていただけなのだから。
その話を渚さんに伝えたら、すごく謝罪されて……ニナが食べる食用小人にしてしまった。
今頃は、美味しくなるために頑張っているだろう。
「さて、そろそろお嬢様の御帰宅の時間ですし、お食事の準備をしましょうか。 優斗さん、今日も ‟素” を出してもらってもいいですか? 優斗さんの素は料理の味付けに合いますから」
そしていつもの日常へと戻る。 優斗さんを含めた日常が。
「あっ! 今日もニナが出すのをお手伝いしますから、任せてくださいね。 ほら、優斗さんのかわいいオチンチンをこっちに向けて?」
「うぅぅ…」
日記を読んで知ってしまった、初めて人間を食べ殺したニナの口。
そんな口で、これから毎日と搾精(さくせい)され続けていく優斗。
目の前に見える、人間を何度も噛み潰した歯や、味わった舌…… そして、それらを飲み込んだ喉奥を見せられながら、毎日…毎日……と。
——料理の味付けのためだけに、これからもその口で舐められ続けていく……。
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読んでくださりありがとうございます。
当初は3人の性具を使う話を書こうとしていましたが、食べる話になってしまいました。
それに、シーンが飛び飛びで伝わり辛い感じでしたら申し訳ございません。
後々紙芝居で、伝わるようにお披露目できたらいいのだけど……('ω')
ではっ!