気になっている方もいるかもしれないので、秘密結社ふるさとリバイタルの成り立ちについてお話いたしましょう。いつか機会があればマンガとして描くかもしれない予定ですが、今回は文章形式でお送りさせていただきます。一応、最後にイラストあるよ。
かつて、日本全土を掌握目前にまで迫った悪の秘密結社「大征會」。
悪の総帥グレートアンサーこと貴上院世田介率いる怪人たちの破壊・侵略活動は、社会にとって増税に次ぐ圧倒的な脅威であった。
それに対抗するべく立ち上げられた超法的制圧組織「正義協同組合育成会」、通称「正協育(ヒーロー)」は怪人たちと日夜熾烈な抗争を繰り返していた。
実質的継承者となった総帥の息子の横暴な組織運営、無計画な海外進出、大規模な都市への支部増設により、経営状況は急速に悪化。怪人の離反が始まり「大征會」は次第に失速。初代総帥世田介の没後に勃発した家族間での相続争いによって、ついに組織は瓦解した。
「あいつらはボンクラや…イクっ、お前だけはしっかりしとる…頼んどくで…」
「…おじいちゃん、まかせておいて…」
秘密結社総帥の孫、貴上院イク。一般企業の社員であった彼女は、生前の祖父の願いを胸に自ら新たな総帥として名乗りをあげ、組織を離れた怪人たちを可能な限り呼び戻し、組織の再興を誓った。会社も退職した。
「父は無謀に手を伸ばしすぎたのだ。これからは小規模な地域を堅実に管理し、既存の国家に頼らず独立して運営していく時代だ。地方都市を振興し、産業を活性化させ、やがてはひとつの国家として独立させる。国家への対抗、これが私の征服だ!」
「地域を再興する」その新たな理念のもとに、裏登記上の組織名は「大征會」から「ふるさとリバイタル」へと変更されることとなる。
裏司法書士「総帥、いえ社長。法律上の問題で『秘密結社』はどうしても取れませんでした…。」
貴上院イク「そうか、ご苦労…って噓でしょっ⁉」
「秘密結社 ふるさとリバイタル」の誕生である。
一方、大規模な業務目標を失ったヒーローたちは、毎月の警備巡回契約等の多くの目標成績を課され、残された小規模な秘密組織や怪人たちを実績としてお互いに取り合うまでになっていた…。
というのが、「悪の女幹部 毒泡姫ヌルーン」の舞台設定です。ちなみに、ヌルーンはちょうど組織瓦解寸前のタイミングで入社しています。
ではでは、また次回。