箱詰倶楽部の同箱詰め おわり
Added 2021-05-14 13:44:22 +0000 UTC■ 男の娘・皆月祐樹が、女王様・安延晶江の手で拘束され、箱詰倶楽部のテスター・千城野チカと一緒に同じ箱に詰められてしまう話です。概要だけ書くとカオスですねーw-;
■ というわけで、今回の話はこれにて終了! 最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございました!-w-ペコリ
■ この作品には箱詰め、呼吸制御、男の娘、完全拘束などの描写が含まれます。苦手な人は回避をお願いします。
■ なお、箱詰倶楽部でのプレイは謎の技術で安全に配慮が成されています。真似をすると死ぬので真似しないでくださいーw-ペコリ
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広いリビングの中央に置かれたその箱は、他の家具とは全く違う異質の存在感を発揮し、そこに鎮座していた。
この何の飾り気もない箱の中に二人分の命が――それも片方は最愛のユウくんの命が――詰まっているのだと思うと、その事実にただ興奮してしまう。
(ユウくんを箱に詰めて管理する妄想は何度もしていたけれど……まさか、それが実現する日が来るなんて……っ)
興奮しすぎてやり過ぎる危険性を自覚していたあたしにとっては、憧れても試してはいけないプレイの筆頭だった。
それを実現させてくれた、箱詰倶楽部という存在に感謝しなければならないだろう。
実際この家にこの箱を運び込む手際も、さすがその道のプロというべきか、恐ろしく手慣れていた。
まるで普通の大型家電を運び込むように、ほとんど時間をかけず、流れるような手際だった。自分たちだけではとてもこんなにすんなりとはいかなかっただろう。下手をすればどこかにぶつけてトラブルになっていたかもしれない。
運んできた人たちはすでに退出していて、部屋には私と箱と、倶楽部の社長だけが残っている。
「それでは安延様、注意事項は道中お話しした通りです。もし万が一何かあればすぐ専門のスタッフが駆け付けますので、ご指定の時間までごゆっくりお楽しみくださいませ」
その社長も余計なことは一切言わず、必要最低限のことだけ伝えると、素早く出て行ってくれた。
こちらの興奮がもう我慢できないところまで来ていることを、よくわかってくれている。
(ふぅ……とりあえず、いったん落ち着きましょうか……)
興奮しているのは事実だが、それに流されてしまうわけにはいかない。
まず自分を落ち着けるために、冷蔵庫からジュースを取り出してきた。
お酒を煽りたい気分ではあるのだけど、いまの精神状態では飲み過ぎて泥酔してしまわないとも限らないし、この貴重な機会をそんな風に浪費してしまうのは勿体ない。
いつも座っているソファに腰掛けそうになって、私はひとつ息を吐く。
(全然冷静になれてないわね……)
ユウくんの前では余裕のある態度を心掛けているけれど、実際はいつも一杯いっぱいになりながら女王様を務めている。
よく気の回る彼のことだからきっとそれも含めて把握されているのだろう。
自嘲しながら、あたしは改めてユウくんたちが入っている箱に近づき、その上に腰を下ろした。
いまは表面のクッションが膨らんでいないから、柔らかい感触ではなく、硬くてしっかりとした感触が返ってくる。これがスイッチを入れるだけで柔らかいクッションが膨らんで自由自在に向きを変えられるというのだから、謎の技術には驚いてしまう。オーバーテクノロジーな気もするけれど、妙なところを突っついて倶楽部が存続できなくなるとその方が困るので、そのあたりのことはあまり気にしないことにしていた。
あたしは箱の表面を掌で撫でて、感触を確かめる。本当にこの中に人が二人も入っているのだろうか。
入っているところを直接見ていなければ、とても人が入っているとは思えない小さな箱だ。外から見るだけではとても人が入っているとは思えない。
(……本当に、入っているわよね?)
あまりにも静かすぎて不安になる。
運ぶ途中で誰も入っていない箱にすり替えられていたとしても、あたしにはわからない。
立ち上がって、腰掛けていた箱に耳を当ててみる。すると中からは微かに機械が動くような音と、人が呼吸するような空気の動く音。そして不明瞭ながら呻き声のような音が響いていた。
間違いなく、この中には人がいる。本当に微かにしか聞こえないから確証は持てなかったけれど、呻き声はユウくんのものだった。
(ふふっ……ユウくんが、この中に……)
狭苦しい箱の中に、小柄とはいえ他人と一緒に詰め込まれて呻いている。
あたしはたまらない愉悦を感じて、もう一度箱の上に腰掛けた。
人の命に腰掛けているという背徳感が、あたしの気持ちを一気に昂らせてくれる。
まともな快感というにはあまりにどす黒い感情ではあるけれど、それがあたしの愛し方なのだから仕方ない。
性的な昂りに身を任せたあたしは、その場で着ていた服をすべて脱ぎ捨てると、箱の上に腰掛けたまま、秘部を指先で弄り、自慰を始めた。
――くちゅっ、ぐちゅっ……
その場所は我ながら恥ずかしいくらいに濡れており、ユウくんを箱詰めにしているというだけの事実に、あたしは興奮してしまっているのだと、否が応でも自覚させられた。
「ん、ぅ……っ、んぅ……♡」
多少なら箱は濡れても大丈夫らしいので、あたしは思う存分、ユウくんが詰められている箱の上でオナニーを続けることにする。
自分の秘部を弄りながら、箱の中の二人も楽しませてあげようと、リモコンを手にする。
(確か、これがもう一人の子のスイッチだったわね)
そのリモコンのスイッチを押して、ユウくんと一緒に詰められている子の、秘部に挿し込まれているバイブを起動する。
かすかに箱が震えた気がした。振動によって彼女の体が震え、それが箱の方にも伝わったのだろう。
「ふふふっ、ちゃんと動いているみたいね」
今頃、その彼女は秘部をバイブによって刺激されながら、口の中に突き入れられたユウくんのペニスんを必死に刺激しているはずだ。
ユウくんの方を直接刺激しないのは、もう一人の子があたしの手足の代わりであり、あくまであたしたちが愛する行為のうちでしかない、という風に考えているからだ。
箱の中でユウくんが『あたし』に責められている。彼のペニスは根元をギチギチに固めてリングが引き絞っているから、いくら刺激を与えられてもユウくんは決して射精には至れない。
無理矢理いこうとしても、それを察知した枷が電流を流して射精をキャンセルさせていることだろう。
あたしは次に、もう一人の子の右乳首に取り付けられているリングのスイッチをオンにした。
右のリングが動けば右手を、左のリングが動けば左手を動かすということになっているが、ぎゅうぎゅうに箱詰めされた状態でどこまで動かせているかはわからない。
なるべく頑張ってくれているとは思うけれど、物理的に抑えつけられているようなものだから、なかなか体を動かすのは厳しいはずだ。
(となると……やっぱりここも動かさないとよね)
あたしは一端乳首のリングの振動を止め、その代わりにクリトリスのリングを動かした。
がたっ、と箱が揺れたような気がした。強制的に膨らんだ状態を維持させるリングが突然震えたのだ。
それもクリトリスなんていう女性にとっての急所を刺激されているのだから、きっと彼女は体を震わせて絶頂しているに違いない。
そうすれば密着している彼も彼女に柔らかい体をこすり付けられて、もっと射精したくなっていることだろう。
ペニスリングは緩めていないから、苦しみにしかならないだろうけど。
あたしは箱の中がどんなぐちゃぐちゃな状態になっているのかを想像しつつ、自分が絶頂するまでひたすらバイブとリングを操作して楽しんだ。
あそこから滴った透明な液体が箱の上に流れ落ちて、ちょっとした水たまりを作っている。
一端箱の上から降りたあたしは、箱に垂れ落ちた自分の愛液をさっと拭い、少し染みた跡を隠すべく、箱そのものを回転させた。
クッションがゆっくり膨らんで、箱が傾いていく。
いまの状態だと、二人とも中途半端な角度になってしまい、結構苦しいはずだ。
二度ほど動かして、二人の体勢をまた逆転させる。箱の向きが変わる間にも、きっと中では大きく刺激を与える方向や強さなどが変わり、二人は楽しんでいることだろう。
体勢を変えさせたあと、改めて箱の上に腰掛けて、もう一度自慰を開始する。
こうしている間にも、箱の中ではユウくんが気持ちよくなればなるほど苦しくなっているのだろう。
その状態を想像すると、なんともいえない愉悦を感じてしまうのだった。
密着している人形が、またガタガタと震え始めた。
バイブレーション機能もリアルなようで、ここまで露骨に震えていると作り物っぽく感じてしまう。
(というか、普通にバイブでも刺激されてるのに……なんで人形そのものも震わせる必要があるの……?)
加えて妙なのは、口の中に挿し込まれている方のバイブだった。
こちらもこちらで震えはするのだけど、秘部に挿し込まれているバイブとは明らかに震え方が違う。
その割には妙に力が入ったような動きをした後で、鼻先にビリっとした妙な感覚が生じ、何を再現したいのかよくわからなかった。
その所為、というのも何なのだけど、その予想できない不規則な動きが私をさらに追い詰めてくる。
堪えるべき時がわからないからだ。いままでの試験で与えられていたのが、どれほどオンとオフの切り替えがしっかりしている機械的な刺激だったのか、私は思い知っていた。
(人に、よっては……っ。これは嫌ってひと、おおそ……うぇっ!)
喉の奥を突かれて吐き気を催す。
いまの私の体勢は、最初のように箱の底面に背中を付け、上から人形に伸し掛かられているような状態だ。
そのせいでさっきまでよりより深いところを突かれて、かなり息苦しい。
呼吸ができなくなって、意識が一瞬遠ざかる。
そこにクリトリスが刺激される凄まじい快感が生じた。意識が無理矢理覚醒させられ、体が意識せずに痙攣してしまう。
そうしているうちに、また鼻先でバチリと何かが弾けるような音がした。
「んぅ……うぅ……んぅっ……!」
自分の呻き声と、それとは違う別の声が木霊する。
もう自分でもどういう状況にいるのかがわからなくなってきて、私は自分の状況を把握することを放棄した。
ただ与えられる刺激に身を委ねて、ただ受け入れる。
箱詰めの試験を行うときには、いつも結局この境地に至り、そしてそのまま何事もなかったかのように試験は続いていくのだった。
プレイ終了の時間になる頃、あたしはシャワーも浴びて身支度を整えていた。
さんざん箱の中に詰められたユウくんの状態を想像しながら自慰をして、かなり疲れてはいたけれど。
あたしは外面がいいのだ。
「お時間になりましたので、倶楽部の『物品』を回収しに来ました。……楽しんでいただけたようですね」
そういって現れた箱詰倶楽部の社長は、にこやかな笑みを浮かべていた。
見抜かれているようだったけれど、不思議とそれが悪い気分ではなかった。
「ええ、とても♡ これからもリピートさせてもらうわ」
リップサービスではなく本心からそう告げると、倶楽部の社長は満足げに頷いてくれた。
倶楽部の作業員たちの手際は最後までよかった。
箱の傍にシートが敷かれ、箱の蓋が開かれる。
箱の中から、とてつもない発情した女性の匂いが噴き出してきた。彼の方の匂いがしないのは、彼が徹底的に拘束されて覆われているからだろう。
「……意外と暑くなってはないのね」
二人の人間が狭い空間に押し込められている以上、相当暑くなりそうなものだけど。
その疑問に、倶楽部の社長は平然と答えてくれた。
「うちの技術部主任がいうには、空気を冷やして循環する冷却機構が備わっているらしいですよ」
箱の中にそんな機械は見当たらないから、壁の厚みの中に仕込まれているのだろうけれど、果たして冷却装置や循環器というのはこんな数センチ程度の厚みに仕込めるものだっただろうか。深く考えるとキリがないのであたしはその思考を放棄する。
何人かがかりで、箱の中からユウくんが引っ張りだされた。
いつからなのか気を失っていたらしく、意識がないようでされるがままになっている。
もう一人の汗なのか愛液なのかそれともローションかでドロドロになっていて、詰める前より卑猥な姿になっていた。
シートの上に寝かされた彼の拘束具を、作業員たちがてきぱきと外し、箱の中に納めていく。まだ一人入っている箱の中に。
「……あれ? そっちの人はまだ出さなくていいのかしら?」
思わずそう尋ねると、倶楽部の社長はいい笑顔で頷く。
「ええ。大丈夫です。あの子は慣れておりますので、倶楽部まではあの中に詰めて持ち帰る予定です」
なるほど、レベルが違うということだろう。
箱詰めに慣れている人なのだろうから、それもある意味当然なのかもしれないけれど、さすがは倶楽部の関係者といったところだろうか。
ユウくんを拘束していた全頭マスクや口枷、アームバインダーやペニスサックが取り外され、ユウくんはラバースーツとペニスリングだけを残した姿で寝かされていた。
「シートと、ラバースーツとペニスリングは後日回収に参ります。ご使用した所感などを教えてくださると幸いです」
そして箱を閉じ、倶楽部の人たちはあっさりと帰っていってしまった。
後にはあたしと床に寝かされたユウくんだけが残される。
「……気を使ってくれたのね」
悲惨な状態で横たわるユウくんを見て、またムラムラしてきていたのを見破られていたのだろう。
あたしは服を脱ぎ、横たわったままのユウくんのペニスを自分のあそこに宛がう。
その感覚で目が覚めたのか、ぼんやりとユウくんがあたしを見上げていた。
「あ、あき、え……さ……」
精魂尽き果てた、といった様子で喘ぐユウくん。
一度も射精できていないまま、ただ責められ続けた彼のものは、激しく膨張していまにも破裂してしまいそうな状態になっていた。
「ふふふ……っ、今日はがんばったものね。ユウくん。ご褒美をあげなくちゃね♡」
あたしはそういいながら、ユウくんのものを自分の体の中に受け入れていく。
熱い感覚があたしの体を貫き通してくる。とてつもなく、気持ちがよかった。
「うぁっ……っ、あき、えさ……、ぼ、く、もぅっ……!」
涙で濡れた声で許しを請うユウくん。
あたしはそんな彼をとても愛おしく感じながら、彼のペニスリングを制御するリモコンを手に取った。
「うん、いいよ……思う存分……あたしの中で、逝っちゃいなさい♡」
リモコンを操作し、締め付けを緩めた瞬間――彼のペニスは壊れた蛇口みたいな勢いで盛大に精子を吐き出した。
あたしの体の奥深くに濃いそれがぶつかるのがわかる。
「はぁっ、あああああっ!!!♡」
「んッ♡ ああああッッッ♡♡♡」
二人して最高の快感を覚えながら絶頂し、ドロドロに濃い精液と愛液が混ざりあったものが接合部の隙間から噴き出すのを感じていた。
最高に幸せな瞬間だった。
それからあたしとユウくんは、度々箱詰倶楽部を利用することになった。
男の娘であるユウくんは倶楽部の中でも珍しく、時々イベントに特別参加しないかと声がかかるのだけど――それはまた別の話だ。
箱詰倶楽部の同箱詰め おわり