感覚共有魔法 サキュバス side ⑦
Added 2021-10-01 15:00:38 +0000 UTC■ 感覚共有魔法という、本来は味方同士の連携を高めるための魔法を悪用し、冒険者を狩るサキュバスのお話しです^w^ この説明から大体予想される内容であってますーw-ウム
■ 某シリーズの番外編的な位置づけです。全体公開分は特にそのシリーズを知らなくても楽しめますので、ご安心ください。
■ 『サキュバス side』は全体公開、『例の冒険者パーティ side』は支援者様限定公開となります。ご了承ください。
■ この作品には強制絶頂・状態変化・オナホ化描写などが含まれます。苦手な人は回避をお願いします。なお、ハッピーエンドの予定ですーw-ウム
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謎の方法で冒険者グループに捕らえられてから、随分時間が経った。
途中体勢を変えられた時もあったが、それ以外は常に全身を不可思議な材質の布――ラバーで締め付けられ、満足に呼吸も出来ないまま、夢と現の狭間に置かれていた。
密着した人間の体温と、わずかに藻掻くその感触だけが、いまの私の感じられる全てだった。
相変わらず口と鼻は謎の物質によって固められていて、自由に動かせなかったけれど、シスターと抱き締め合っている体の方は抱き締めている範囲でならある程度自分の感覚が生きていた。
(ん……肌と、肌が擦れて……っ、きもち、いい……)
もはや詰んでいる状態にあるため、私はすっかり反撃は諦めていた。
おそらくすでに冒険者たちの拠点に運ばれている最中だろう。
サキュバスとしてそう力の劣る方ではないとは思っているけど、十全に用意をされた上で複数人に囲まれた状態からどうにか出来るとは思えない。
いま密着しているシスターを人質に取ることが出来ればなんとかなるかもしれないが、その対策をしていないわけがない。
シスターを人質に取れる可能性はほとんどないだろう。
(それなら……もう、せいぜい楽しまないと、ね……♡)
サキュバスにとって性的行為は食事であり、必ずしもそういう行為を好むとは限らない。
サキュバスの中にはどうしても性的行為を好きになれず、あくまでも生存のために機械的に他者と繋がる者もいる。
そういうサキュバスは決して普通ではないけど、稀というには多い割合で存在していた。
幸い私はそういう感覚の持ち主ではなかったので、最後の晩餐のつもりでシスターの体に自分の体をこすり付け、女体同士独特の感覚を楽しんでいた。
貝合わせの形になっている股間を、私は執拗に動かす。
ただでさえ密着していて暑いのに、いまの私とシスターの体は空気を通さないラバーによって覆われている。
結果、ラバーの中はどんどん体温と湿度が上昇し、体同士を擦れ合わせるとじっとりとした感触が発生するようになっていた。
汗なのか愛液なのか、擦れ合う股間から水音がし始める。
(ふ……っ、んんっ……っ、頭が……ぼーっと……する……)
ほとんど呼吸の出来ない状態で体を動かすのは、サキュバスの私でさえ結構辛いことだった。
しかしシスターはこういった苦しみに慣れているのか、こちらが体を動かすのに合わせて体を動かして来ている。
純粋な愛撫勝負なら負ける気はないが、この特殊な状況下ではとても満足に相手を責めることは出来なかった。
そうしているうちに、私とシスターの体温はさらに上昇。
擦れ合う肌と肌の感覚がよりじっとりと湿ったものになり、擦れ合う感覚をより強く覚える。
秘部と秘部を擦り合わせているだけなのに、こんなに気持ちよくなれるとは。
サキュバスとしては相手にいい様にされるのは屈辱的だが、相手も同じような状態で苦しんでいることに違いはないだろう。
(それにしても……サキュバスの私でさえ、気を失いそうなほど苦しいっていうのに……このシスターはなんで平気なのよ……)
人間に紛れることもある関係上、一般常識の類の知識は持っている。
その一般常識の範囲でいえば、普通のシスターがこういったことに特別慣れているはずがない。
ただ、宗教の中には精神を鍛える修行として、苦しみや痛みをあえて受けるような行為も存在するという。
信仰として一般的ではないが、このシスターはそういった特殊な宗教を信仰しているのかもしれない。
(あるいは単純に……こういうことを良くしていて、慣れてる……? 全く、人間って、変態すぎるでしょ……)
私たちサキュバスも快楽の探求くらいはするけれど、人間のそれはいつもその想像を超えてくる。
またシスターの舌が私の口内に入って来て、私の舌と絡み合おうとする。
シスターの舌はラバーで覆われていて、私の舌に絡みつくと、非常に強い抵抗力を使って私の舌を翻弄してくる。
(ふ……っ、んんぅ……っ! 舌の動きも、妙に慣れてる、し……っ!)
本来なら、私の舌の動きで相手を翻弄するのに、いまは完全にシスターに圧倒されていた。
その状況がどれくらい長く続いたかは、よくわからなかった。
不意にそれまで感じていた移動に伴う振動が収まって、平らな床の上に降ろされたようだった。
道中シスターに良い様に翻弄されていたけれど、あえて受け入れて無抵抗を貫いたおかげで、かなり気力体力を温存できた。
(さあ、いよいよ……ね)
降ろしたということは、間もなく私の拘束を解くだろう。
相手は私がもうすっかり精魂尽き果てていると思い、油断している可能性はある。
その油断をうまくつければ、逃げることが出来るかもしれない。
身構えている私の体表面を覆っていたラバーが、ずるずるとシスターの方へと戻っていく。
シスターから離れられるようになった。翼が広げられる。顔を覆っていた分も離れていったので、周りが見えるようになる。
素早く周囲に視線を巡らせ、状況を確認する。
建物の中、大きな部屋だ。
部屋の隅にはラバー衣装を着た人間たちがいて、部屋の中央にいる私を取り囲んでいる。
だけど、少し距離が空いていた。
(いま、なら……っ!)
私はまず密着しているシスターを人質に取れないか確かめる。
しかしそれは一目見て、明らかに不可能だとわかった。
シスターの体は完全にラバーによって押し固められていて、とても私の爪や牙が突き立ちそうな状態ではなかったからだ。
覆われていない部分、例えば眼球などに爪を翳して脅そうと思っていたのに、口の中まで完全にラバーが覆ってしまっている。
もしかすると不思議な防御力がなくなっているかもしれないが、シスターは苦し気に体を捩っていた。
シスターが動いても、彼女を包むラバーはびくともしていないのを見て、かなりの強度が維持されたままのようだ。
私を拘束したことによる代償で、彼女はしばらくそのラバー像の状態で動けなくなっていた。
私にとっては、人質に取ることが出来ないということが重要だ。
シスターを人質に取るのは早々に諦め、今度は逃走を試みる。
(飛んで逃げる……!)
身体が自由になった私は、深呼吸して新鮮な空気を体に取り込みつつ、翼を広げて逃げようとした。
だけど、飛び上がる前に、急に両手両足が動かなくなる。
「ぐっ……! おのれ……!」
私の翼は魔法的なもので飛行能力を得るため、手足が動かなくても浮くことは出来るけれど、体勢を変えられないと上手く飛べない。
私を取り囲んで、部屋の隅に立っている人間たちの中に、私の手足の動きを止めた者がいるはずだ。
素早くその人間たちを見渡す。ほぼ全員があの三人のようにラバー素材の服を身に着けていて、珍妙な集団だった。
その内の一人、豊満な体つきで、明らかに戦闘員じゃない女がいる。
その女の両手両足には、金属製の枷が嵌められていた。
枷が淡く発光しているのを見て、それが私の四肢の自由を奪っているものだと直感で理解した。
(女をなんとかすれば……っ!)
その女を倒せれば四肢も解放される可能性が高いのだが、さすがにその女の傍には戦闘員が控えていた。
盾を手に持っていて、守りに特化しているのがわかる。
私は手足が動かせなくても、魔法を使って攻撃することは出来るけれど、いくら放っても盾で防がれるであろうことは明らかだった。
上手く飛べない状態で逃げようにも、入口も窓も当然別の戦闘員が守っている。
完全に、詰みだ。
それでも何とか打開策がないかと私が頭をフル回転させていると、不意に誰かが話しかけてきた。
『はじめまして。サキュバスさん。カゴノヒトへようこそいらっしゃいました。私はリーダーのカゴメと申します』
声の主がどこにいるのか一瞬把握できなかったけれど、壁にかかっている絵画――ではなく、映し出されている映像の女が話しかけて来ていた。
実は窓で、極限に透明なガラスの向こうにその女が座っているのではないかと錯覚するくらいに、その映像は鮮明だった。
遠距離通信魔法具のようなものを使っているのだろう。ここまで鮮明な映像を映し出せるマジックアイテムを所有しているのは、それだけパーティが強力な証だ。
(カゴノヒト、ね……こんな危険なパーティが近くの町にいたなんて、本当に最悪だわ……)
忌々しく感じつつ、私は鼻を鳴らした。
「ご丁寧にどうも。とんでもなく強引なご招待だったから、どんな蛮族の巣に連れていかれるのかと思ったわ」
サキュバスにとって、人間は餌だ。あくまでもこちらが捕食者であるべきで、私が相手の機嫌を窺う理由はどこにもない。
軽い挑発のつもりで口にした言葉は、あっさりと受け流された。
さすがに簡単に挑発に乗るような相手ではないらしい。
『貴女は感覚共有魔法を用いて、冒険者を仕留めているのだとお聞きしましたよ』
私の必殺の合わせ技の情報も漏れてしまった。
バレてしまった以上、今後同じような手法を取るサキュバスが出ても対策されてしまうことだろう。
私以外のサキュバスがどうなろうと知ったことではないし、私もここでやられてしまう以上はどうでもいいことではあった。
そのカゴメとかいう女は、私の合わせ技について、感心したように何度も頷いている。
『魔法と特性の合わせ技というのは、あまり想定していないことでしたから、非常に参考になりました。……もっとも、私の仲間たちに対してはかえって良くない結果になってしまったようですが』
気の毒に、と言いたげな顔でカゴメは言う。
嫌味か。少し苛立ちを覚える。
「うるさいわね。あんたちみたいな変態が来るなんて、想像できるわけないでしょ」
『サキュバスさんにそういっていただけると照れてしまいますね』
にこやかな笑顔で、まるで邪気など一切ないかのように――実際その笑顔は本心のようにも見えた――カゴメは笑う。
その異様なまでに純真な笑顔に、私はぞくりとするものを感じた。
なんというか、理解できない狂気をその表情に感じてしまったのだ。
私は思わず抱いてしまった怖れを胸の内にしまい込み、表面上は冷静を装って訊く。
「……もういいわ。喋ってないで、さっさと殺したらどうなの?」
人間に捕まってしまった以上、最終的にはどうあれ殺される。
であれば、さっさと殺してもらいたいものだ。
しかしカゴメは不思議そうな顔で首を傾げる。
『殺すなんてとんでもないです。サキュバスさんには協力していただきたいことがありますから』
「協力、ですって?」
どうやらいよいよ極まった奇人の類に捕まってしまったようだった。
人族と魔族は古来より敵対関係にあり、その関係は決して変わらない。
極々稀に人と魔族が心を通わせることはあるようだけど、それは何百年に一度の奇跡でしかなく、だからこそ伝承として残っているに過ぎない。
共通の脅威に対して一時的に協力関係となったとしても、状況が変わればすぐ破綻する関係に過ぎないし、そうでなくとも裏切り合って破綻することも多い。
お互いにお互いを真の意味では信頼できないからだ。
ゆえに協力、などという言葉を軽々しく口にするのは、よほどの間抜けかお人好しか、あるいは物を知らない世間知らずの馬鹿だけだ。
冒険者パーティの長がただの馬鹿とは考えにくいが。
(とはいえ……私にとっては都合のいいことではあるわね……)
協力するふりをして、機を見て裏切ればいい。
いまは確実に殺される未来しかないけれど、多少なりとも脱出の機会を得られるのであれば、悪い話ではない。
(何を求められるかにもよるけれど……女しかいないパーティ、っていうのが気にかかるわね)
露出度の高い私の服装とは違った意味で、このパーティの制服は性的な主張が激しいものだ。
それが女しかいない理由というには少し弱い気もする。
(ともあれ……)
とりあえず話を聞いてみる価値はあるだろう。
「協力の内容にも、よるわね」
『ご安心ください。簡単なことです。パーティが所有する『拘束具』を身に着けてみて欲しいのです』
カゴメは楽しそうな笑顔を浮かべている。
拘束を身につけろと言いながらその笑顔。演技とかではなく、純粋に笑っているように見えるので、余計に胡散臭かった。
嫌な予感がする。
「……要するに、捕虜になれってこと?」
『そういうわけでは……いえ、建前上はそういうことになるのでしょうか? どちらかというと、実験や検証に付き合って欲しい、ということになるのですが』
あくまで態度は朗らかなまま、とんでもないことを言い出した。
(拘束具……ねぇ。私の動きを封じているらしいあの女の身に着けているのも拘束具だし、どんな力を持っているのかわからない拘束具があるのかしら)
私の手足を動かせなくしている元凶らしい手足足枷を身に着けている、のほほんとした女を見る。
本人も動けなくなっているようだけど、敵の動きを一人の犠牲で完全に止められるのだとすれば、それは非常に有用と言えるだろう。
そういう類の拘束具を他にも所有しているのかもしれない。そしてそれを私に身に着けさせるということは、危険なのがわかっているということだ。
(人間ではとても耐えられないような代償を求めるものだとか……? でもそれなら代償に得られる能力も破格のものになるはず……)
場合によっては、それを十全に扱いこなせば、このパーティから逃げることも容易になるかもしれない。
(断れば殺されるのでしょうし、ここは頷くしかないわね)
意図が読み切れないところは多々あるが、ひとまずは相手の言う通りにしておくしかないだろう。
「……ふん、いいわよ。実験台にしたいならすればいいじゃない。ここで始末しておけばよかったと、後悔しても知らないけれどね」
あくまで慣れ合うつもりはないという意図を込めて、そう言い捨てる。
カゴメは嬉しそうに――本当に、嬉しそうに満面の笑みを浮かべた。
あまりに純粋な笑み過ぎて、再び背筋を怖気が走る。
『良かった。これで合意できましたね。……マリエッタさん、拘束を解除してあげてください』
私の両手両足を拘束していた力が消える。
動けるようになったものの、出入口は塞がれているので逃げることはできない。
暴れようとすれば再度拘束されるだろうし、分が悪すぎる状況だった。
部屋の外からまた別の人間が部屋に入って来た。
「カゴメさん。言われた通りのもの、持ってきたわよ」
『ありがとうございます。シャーティさん』
「……これで間違ってないのよね?」
『はい。間違っていません。大丈夫です』
シャーティというらしい女は、やたらと太い手枷と足枷を身に着けており、そこから伸びた鎖がじゃらじゃらと音を立てていた。
さらにその目は分厚い目隠しのようなもので覆われている。透けて見えるような素材には見えないが、何か魔法が発動しているらしく、普通に見えているようだ。
奴隷なのかと一瞬思ったけど、それにしてはカゴメと対等に話している。
(本当に、このパーティはなんなのかしら……)
色々と常識外れにもほどがないだろうか。
私がそんな風に思っていると、持ってきたらしい荷物を私の傍に置いたシャーティが、私の方を見て何とも言い難い表情をする。
「あー……うん。まあ、頑張って」
「は?」
なぜ心底同情したような顔と声で「頑張れ」などと言われなければならないのだろうか。
問い正したかったけれど、シャーティは荷物を置くとそれで役目は終わりとばかりに、そそくさと部屋を出て行ってしまった。
『さてサキュバスさん……種族名にさん付けというのは、なんだか失礼な気がしますね。固有のお名前はないのですか?』
「はっ、あんたに教えるつもりはないわよ」
別に名前を知られたからといってどうというわけではないのだけど、教える理由もない。
慣れ合う気はない意図を込めてそう言うと、カゴメは少し残念そうな顔になった。
『そうですか……わかりました。あとでシャーティさんに聞いておきますね』
なんでそうなる。
そう思ったけれど、突っ込んで聞いている余裕はなかった。
シャーティとやらが運んできた荷物の中には、明らかに凶悪そうな『拘束具』がいくつも収められていたからだ。
『まずは、そうですね……貞操帯から身に着けていただきましょうか』
そうカゴメがいうのと、箱の中に雑多に詰め込められた『拘束具』の中から、その貞操帯が浮かび上がってくるのは同時だった。
一般的な貞操帯というのは、革のベルトに股間を覆う金属のプレートのようなものが取り付けられたものが多い。体への負担も少ないし、ある程度調整幅があって、魔法も仕込みやすくて便利だからだ。
だが浮かび上がってきた貞操帯は、全てが金属で出来ており、非常に重厚なものだった。
そして何よりも――内側に巨大な突起があることが、明らかに普通の貞操帯とは違っていた。
つづく
Comments
本来のメンバーにはちょっと強すぎる系の装備を試されることになると思われますーw-ウム ……本当にどっちが悪者だかわからなくなって来てしまいますね0w0;(まあこのサキュバスは討伐対象なので法律的に問題はないのですが)
夜空さくら
2021-10-02 12:19:40 +0000 UTCサキュバスさん可哀そうに。 この後の展開的に苦しいのと気持ちいいが天井知らずに上がっていくんだろうな~
ミズチェチェ
2021-10-02 09:22:10 +0000 UTC