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夜空さくら
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感覚共有魔法 カゴノヒト side ④

■ 感覚共有魔法という、本来は味方同士の連携を高めるための魔法。それを悪用し、冒険者を狩るサキュバス――の話に出てきた冒険者パーティ・カゴノヒトsideのお話です。

■ もっとも、正確にいうなら、その中の『ヒトウマ』拘束の話です。カゴノヒトでは感覚共有魔法を正しく?活用していますーw-ウム

■ カゴノヒトシリーズの番外編的な位置づけです。カゴノヒトシリーズを知っていなくても読めると思いますが、読んでいるとよりいっそう楽しめます。


■ 『サキュバス side』は全体公開しています。『カゴノヒト side』(①以降)は支援者様限定公開となります。ご了承ください。

■ この作品には拘束・連結・ヒトウマ描写などが含まれます。苦手な人は回避をお願いします。

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 ヒトウマとして成立した双子だったが、装備としてはまだ最低限のものしか身に着けていなかった。

 それでも『ヒトウマ』という存在として成立しているのは、双子の元々の同調性が極めて高いためだ。

『お二人のヒトウマは恐ろしいほど自然ですね……いままで数十組近い組み合わせで、色々な方にヒトウマを組んでいただいていますが、どんなに相性がいい人同士でも、お二人のようにはいきませんでしたよ』

 双子の様子を見ていたカゴメは、しみじみと興味深そうに呟く。

 例えどんなに相性がよくとも、常に二人三脚で行動するのは難しい。それぞれの思考や行動が異なって当たり前だからだ。

 しかしこの双子に関しては、その思考の齟齬というものが最初からほとんど存在しない。

 いままでは二つの身体が別々に存在していることで、置かれる状況が著しく異なることがあり、そこで思考のズレが存在していた。

 先ほどファレンが口枷を取り付けた時に、ファレンだけが窒息しかけたのがその顕著な例だ。

 二人が元々持つ『共鳴する加護』によって、ファリンも窒息の苦しみを感じてはいたが、実際に窒息するのと比べるとやはりその感覚は違うものだ。

 そうなるとさすがの双子でも、考えることや起こす行動が違ってきてしまっていた。

 その点、カゴメの装備品によって一体化した双子は、全てを共有できていた。

 現在、ファレンの口は、ファリンの貞操帯と連結して塞がってしまっているが、ファレンの身体は一切苦しんでいない。

 それは自由に呼吸できるファリンの方から、酸素の供給を十分に受けているからだ。

 双子の場合、意識を共有することが出来ているため、ファレンは窮屈な体勢を取っている自分の体の感覚だけでなく、前半分として楽な姿勢を取れているファリンの感覚も自分のものとして捉えられていた。

 ヒトウマに難なく順応出来ているのは、そんな双子の特異性が大きく関係していたのだ。

『さて、それでは残りの装備品もつけてしまいましょうか』

 そうカゴメが言うと、双子のヒトウマは首を軽く傾げた。

「まだ、何かあるんですか?」

『ええ。それだけでも十分拘束としての効果は発揮していますが……もう少ししっかり拘束しておかないといけません』

 そういうカゴメの合図と共に、マリエッタが指先の分かれていない手袋を持ちだした。

「ファレンちゃんの腕にこれを通して……この先端を……っと」

 ファリンの腰にしがみつくような形に成っているファレンの腕を、片腕ずつその手袋で覆う。

 そして、また同じようにしがみ付かせるのだが、そこに細工がしてあった。

 手袋はファリンの貞操帯のベルトに当たる部分と一体化し、引き離せなくなってしまう。

 また、手袋同士はベルトで固定するようになっており、彼女の腕は腰にしがみ付いた状態で全く動かせなくなった。

『それから、ファリンさんには、この耳当て兼馬耳を着けていただきます』 

 その耳当ては完全に耳を覆い、ファレンがされた耳栓と同じく、聴力を奪うものだった。

 左右の耳当てはヘアバンドのようなもので繋がっており、そのヘアバンドには馬の耳を模した飾りがついている。

 それを言われるままに身に着けたファリンは、急に音の聞こえ方が変わったことに気付く。

「なに……これ……ただの飾りじゃ、ない……?」

『はい。そちらの馬の耳から音が聞こえるようになったかと思います。やはりお馬を模すならば、耳は上にないと不自然ですからね』

 そうカゴメは謎の理論を展開する。

 双子は微妙に納得はいかなかったが、そういう拘りに対して異を唱えることはしなかった。

『それから……後ろ側のファレンさんには、こちらも着けていただきます』

 マリエッタが取り出した次の道具は、馬の尻尾飾りがついたアナルプラグだった。

 それをどう取り付けるのかは、聞く迄もない。

 肛門を弄ったことのない双子は、目に見えて動揺した。

「そ、それは……必須、ですか?」

『はい。着けていただいた方がいいかと』

 そういって続けたカゴメの説明に、双子は納得せざるを得なかった。

 なぜならそのアナルプラグには、排泄をしなくても済むようになる効果があったからだ。

 ヒトウマ状態で通常のトイレは使えない――正確には使いづらい。

 トイレに行くたびにヒトウマ拘束を解除するのは手間だし、何より場合によっては拘束を解除出来ない時もある。

 世話をする者はいるが、さすがに大便の処理まで人に任せられるかというと、お互いのこと以外ほとんど気にしない双子であってもさすがに躊躇われる。

「それじゃあ、装着するわね? 痛くはないと思うけど、心の準備はしておいて」

 マリエッタが双子の背後へと移動し、突き出されたファレンのお尻に手を当てる。

 思わずびくり、と体全身を双子が震わせたのは、無理もないことだっただろう。

 緊張を浮かべる双子を宥めるように――それこそ馬を宥めるように――マリエッタは優しく彼女のお尻を撫でた。

 そして、ゆっくりとアナルプラグの先端を貞操帯に宛がう。

 すると強固な金属で出来ているはずの貞操帯が波打ち、アナルプラグの先端を飲み込んでいく。

「ふぎゅ……っ!」

 本当は、前方部分になっているファリンには関係のない感覚のはずだったが、まるで自分の肛門が押し広げられているかのように、ファリンの口から呻き声が零れる。感覚をほぼ百パーセント共有しているので、無理もない反応だった。

 そしてそんな声をあげてしまったことや、人に見られているところで肛門を押し広げられていることに対して羞恥を感じたのか、真っ赤になった顔を手で覆って隠してしまう。

 さすがの双子も、羞恥心と無縁ではない。年齢的にはカゴメとそう変わらない――むしろ双子の方が何歳か若いくらいなのだから――当然ではあった。

 その間にもアナルプラグはどんどん深くまで飲み込まれていき、やがて馬の尻尾飾りだけを表面に飛び出させた状態になって止まった。

 貞操帯により全く中の様子はわからないが、双子は自分の肛門がアナルプラグによって大きく広げられていることを、明確に感じていた。

「お、お尻……がぁ……っ」

『少し慣れるまでは大変かもしれませんが、すぐ慣れるので大丈夫ですよ』

 カゴメはニコニコとした笑顔でそう双子に声をかける。

 どこか微妙にずれているが、天然のカゴメにツッコミを入れられる人材は、残念ながらこの場にはいなかった。

 しばらく肛門が外からの力で押し広げられる感覚に身を震わせていた双子だったが、数分もすればその衝撃も弱まり、肛門をアナルプラグが貫通している感覚にも慣れてくる。

 そこでふと、疑問が湧いたようだった。

「……これ、前の方の処理は……どうなってるんですか?」

 ファリンのお尻、貞操帯の後ろ側にはファレンの頭がある。

 ある程度連想できるものであれば、そういうことかと連想するのは当然だろう。

『ああ、前方の人の排泄物が後方の口内に流し込まれる、ということはありませんからご安心ください』

 カゴメはそういって双子の懸念を払拭した。

『そういう方式に出来なくはないですし、その方がより大きな加護の力を働かせられます。別に排泄物がそのまま流れ込むわけでもないんですけどね……さすがに、生理的嫌悪感から反対される方が多くて』

 基本的に組むのは相性のいい相手とはいえ、さすがに排泄物まで受け入れられることは稀だった。

 稀な場合はそういう仕組みにして、より強い加護の力を発揮させることもあるが、ほとんどのヒトウマはそういう形式にはしていない。

『ヒトウマは二人で一つ、という解釈で形成されていますので、食べるのも排泄するのも二人のうち一人だけで済むようになっています。ちゃんと二人分の量はとらないといけませんが』

 そう告げるカゴメの言葉に、双子は少し安堵する。

 だが、続けられた言葉に、硬直せざるを得なかった。

『ちなみに……いつでもその機能は切り替えることが出来ます。二人の意思が合わないとダメですから、勝手に流し込まれることはありません。やってみようと思った時は、自由に試してみてください』

 そのカゴメの言葉を聞いて、双子はぴくりと体を震わせる。

 聞かされた直後は、思わず生理的な嫌悪感を覚えてしまったものの、排泄物そのものが流れ込むわけではないのであれば。

 いずれはそういう方式にするのも――相手の全てを受け入れるという意味で――やぶさかではないかもしれない。

 そんな風に思ってしまったのだ。

 双子は、お互いのことを心身ともに受け入れ合っているのだから。

『さて、あとは移動特化の装備の話もしておきましょうか』

 そういってカゴメが双子に見せたのは、他に人を乗せる時の装備だった。

 身体全体を縛るボンテージ。

 ボンテージと組み合わせ、人が乗ることが出来るようにする鞍。

 前半分の者の腕を拘束するための用の革の拘束具。

 頭の部分に取り付ける、視界を狭める遮眼革。

 首に巻き付ける、大きく太い首輪。

 口に咥えさせると思わしき、棒状の轡。

 轡からは手綱が垂れ下がっている。

 ヒトウマを完全に移動手段としての馬とするための装備の数々だった。

『ちなみにこれらの装備を付けると、乗馬する人の体格に合わせて、ヒトウマの皆さんの体格も若干変化します』

 さすがに本物の馬ほどにはならないが、乗る者が足を擦ってしまうようなことにはならないようになる。

 どちらかといえば女性の中では小柄な方に属する双子が心配していたことではあったが、それが解消されるとなると、それはそれで信じがたいことではあった。

「もはやなんでもありですね……」

 そう呟くしかない。

 さすがは加護の人、というべきだろうか。

 加護は持つ人によってそれぞれ強弱を含めた違いがあるが、カゴメの加護は文字通り破格の加護だった。

 まあそもそも『人に加護を分け与えられる』という時点で、普通の加護ではないのだが。

『移動特化の装備は、取り付けると移動に有した時間の倍の時間、拘束具が取れない制約が課せられます。いまお二人が身に着けている装備に関しては、一律で三日ですね。三日着け続ければ、いつでも任意に外すことが出来るようになってしまいます』

 本来であれば加護に対する代償の話であり、それを支払い切って自由に装備を外せるようになることは『なってしまう』と表現するべきことではない。

 だが、カゴメにとっては、拘束を外せてしまうことはとても残念なことなのだった。

 ほとんどのメンバーには理解されない思考回路だったが、双子も積極的に装備を脱ぎたいわけではなかったため、その気持ちが少し理解出来た。

「そうなると、アタシはこれから三日、この装備を脱げないというわけですね?」

『前後の入れ替えは可能ですよ』

 カゴメはそう付け足した。

 入れ替えるだけならば、時間制限はあるが一時的に脱ぐことは可能なのだ。

「それは……どちらでもいいですけど」

 人によっては重要なことかもしれないが、ファリンとファレンにとっては大した問題ではなかった。

 どちらが前になろうと後ろになろうと、意思はほぼ同一化しているし、感覚共有も完璧に行えているため、わざわざ入れ替わる理由は乏しい。

 双子は自分たちに用意された空間をちらりと眺める。

「ここで待機していればいいですか? それとも、メンバーへの挨拶に回った方が……?」

『いまカゴノヒトのメンバーはそれぞれ依頼を受けて拠点を離れているので、挨拶回りなどはひとまず後日で大丈夫です。その拘束に慣れていただく時間も必要でしょう』

 お二人なら、あまり問題ないかと思いますが、とカゴメは微笑むのだった。

「それなら、今日は休ませてもらっても……そういえば、ここの拘束に関しては、まだ説明を受けてないですね?」

 そういって双子が示したのは、彼女たちに用意された厩舎内の空間だった。

 そこの壁には至るところに拘束具がぶら下がっており、空間内で体を固定するためのものであるということを示している。

 休むべき場所でも拘束されるとはどういうことかと、双子は少し思うのだが、カゴメの性質を散々味わったため、そこを突っ込んで問題視することはなかった。

 空間内の拘束について質問されたカゴメは、再びきらりと目を輝かせた。

『それは、ヒトウマ状態のまま休みやすいようにするためのものです。……一応、さらに拘束状態を高めることによって、拘束からの開放時間を三分の一に短縮する効果もありますが……』

 要望に従って作ったはいいものの、カゴメにとっては不本意な仕様であることをありありと感じさせる言い方であった。

 双子は思わず苦笑してしまう。

『しかし、拘束としては悪くありません。今日はこのまま休んでいただくことになりますし……その拘束を施していきましょうか。マリエッタさん、お願いします』

 そうカゴメは言い、双子はてっきりその場に見えている拘束具を手や足などに嵌めていくのだろうと考えた。

 だがその双子の想像を遥かに超える現象が、目の前で起きる。

 カゴメの指示を受けたマリエッタが柱に設置されていた操作盤を動かす。


 すると双子に与えられた空間の床が割れ――下から三角形の台座のようなものがせりあがって来た。


つづく

Comments

ヒトウマが三角木馬に跨る、馬に馬が跨るというシチュエーション。 カゴメは無理矢理強制することはありませんが、良かれと思ってやったことが一般人にとってとんでもないことだったりすることはよくありますーw-ウム シャーティとかがそれとなく修正してるので、心配はありませんが…… スカトロは受け入れる受け入れないがかなり極端になるので、こういう微妙な設定になりました。 ほんとは問答無用強制させるのが一番効果が発揮できるんですが、これこそ上記の経緯で調整された典型例ですねーw-ウム

夜空さくら

何か最後に三角木馬っぽいのが出てきた!? えっ、まさか跨って拘束なんていう地獄だったり… いやさすがのカゴメでも、むやみに他人が嫌がる拘束を作るとは思えない。 一体その三角の台座で何をする気なんだっ…… 排泄、やろうと思えば後ろの人にあげられちゃうんだ。 拘束プレイではけっこうあるプレイの一つだし二人一組の拘束でその方法を取り入れないわけがないですもんね。 そこまで行くには相当な信頼関係、いや愛が無いとできないでしょうね(;^ω^) この後どうなっちゃうのかな~

ミズチェチェ


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