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夜空さくら
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箱詰倶楽部の社長詰め③

■ 箱詰倶楽部社長ファンの方、お待たせしました!0w0クワッ!(いるのか?) いつもは管理側に回る箱詰倶楽部の社長が、箱詰めされる話です! ちょっと時期外れ? むしろ時期通り?なお話です!0w0クワッ!


■ この作品には箱詰め、呼吸制御、完全拘束などの描写が含まれます。苦手な人は回避をお願いします。

■ なお、箱詰倶楽部でのプレイは謎の技術で安全に配慮が成されています。真似をすると死ぬので真似しないでくださいーw-ペコリ

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 人形の顔を拘束している拘束具を、技技名が一つずつ丁寧に取り外していく。

 目隠しが取り外されると、睫や眉毛といった毛が一切生えていない、のっぺりとした目元が露わになる。

 眼球の部分にはカメラのレンズが仕込まれていた。

「ちゃんと眼も見えるようになってるのね?」

「もちろんさ! 今回は目隠しをさせていたけれど、将来的に利用するだろう人が絶対に欲しい機能だろうし!」

 本来、この人形の感覚を共有して箱詰めプレイを体験したいと思う者は、箱に詰められたくても詰められない者となるはずだ。

 だからこそ、視点の共有は最重要といってもいい。

 仮にすぐ目隠しをしてしまうとしても、その視点を得ることが出来るというのは、とても大事なことだった。

「ちなみに、本体側には映像を見る用にバイザーを着けることになるけれど、そこにも一工夫があってね! 眼や瞼の動きに合わせて、人形側のカメラや瞼も動くようになってるのさ! さすがにごくわずかな遅延はあるけれどね!」

 没入感を増すための工夫である。

 その技技名の言葉が真実であることを示すように、人形にはちゃんと目蓋を模した蓋がされるようになっていた。

「さすがは技技名ね!」

「その言葉で何でもかんでも片付けるのはどうかと思いますが……」

 しずなの冷静なツッコミは、やはり他の二人からはスルーされてしまうのだった。

 目隠しの次に取り外すのは、耳当てだ。

 耳当ては一見ただの耳当てのように見えるが、そこには指示を出すためのスピーカーが仕込まれている。周囲の音を遮断すると同時に、ある程度周りの音も聞くことが出来るようになるわけだ。

「これはまあ、いつもと同じだね!」

 さらに続いて、技技名は口枷を取り外しにかかった。

 顔の下半分を覆っているその口枷は、円筒形の金具によって、装着する者の口を強制的に開いた状態で固定出来るようになっている。

 排水口のようだとも表現されるその口枷による補助もあり、外から管を無理矢理更に奥へと挿し込むことが可能になっているわけだ。

 その口枷が取り外されれば、いよいよその人形の頭部の全てが明らかになった。

 人形の顔は、とても精巧に出来ていた。

 目蓋のギミックがあることもあって、眉毛や睫毛がないことを覗けば、個性のない人間の頭部にしか見えない。

 男女どちらとも取れる中性的な面立ちは、性別という個性すらない。

 可能な限り人間の形を再現された、まさに人形と言えた。

 スキンヘッドの如く丸みを帯びた頭部を見て、社長はふむ、と呟く。

「……没入感を増すために、髪型だけでも体験する人に似せる……とかは可能?」

「ウィッグを使えば簡単にできると思うよ! そういう機能もつけとくね!」

 そう事も無げに応えた技技名は、人形のラバースーツを脱がし始める。

 背骨に沿って走るジッパーを下ろしていくと、人形の肌が露わになっていく。

 等身大のラブドールには極めて精巧に出来たものがあるが、その人形の姿はまさにそれだった。

 ラバースーツを脱がしていく際、社長はふと鼻を鳴らす。

「ふぅん……当たり前だけど、臭いは全然しないのね」

「人形を箱詰める利点はそれもあるね! 人間だと、汗やら何やらで凄いことになるから……まあ、それがいい! って人もいるとは思うけれど!」

 ラバースーツを脱がしていくと、人形の胸が露わになる。

 そこの軟らかさや乳首の尖った形などは、忠実に再現されているようだった。

 ラバースーツの内側にはカップ状の装置が取り付けられている。それには乳房を揉んだり乳首を刺激したりする機能があり、箱詰め状態でも胸への愛撫が受けられるようになっていた。

「おっと、先にこっちを脱がさないとダメだったね!」

 技技名はラバースーツをお腹の辺りまで脱がしたところで、肝心の物を外すのを忘れていたことに気付く。

 それは、股間部分を覆っている貞操帯だった。

 貞操帯には外側から見てもわかる管を接続するための機能があり、そこを通じて三本の管が股間に潜り込んでいた。

 それらは当然、肛門、膣、尿道の三箇所に潜り込んでいる。

 その管自体はすでに取り外されているが、貞操帯自体はまだ嵌められたままだった。その貞操帯を取り外し、ラバースーツに穴が空いているのを確認する。

「そこだけ露出してると、本当に本物かどうかわからなくなってくるわね……」

 素晴らしい再現度の高さは、それだけリアルに迫っているということでもある。

 あまりに綺麗すぎて生々しいその姿に、社長は感心しきりだった。

 そんな彼女の前で、人形からラバースーツが全て脱がされる。

 それでようやく、人形に取り付けられていた器具が全て外されたことになる。

 やりきった、という風に額の汗を拭う技技名。

 まだ始まりすらしていないのだが。

 改めて、社長はその横たえられた人形を――『ハコビト』を見る。

「色がついていないのと、毛がないこと以外は、本当に本物の人のように見えるわね……」

「拘り抜いたからねっ!」

 そう言いつつ、技技名はそのハコビトを別の箱にしまい始めた。

 その箱には箱一杯に緩衝剤が詰められ、緩衝材に人型の穴が開けられている。

 人形はすっぽりとその穴に収まり、蓋が閉められると、空気の抜ける音が響く。

 箱は完全に密閉されているようだった。

「そうか……人形だから、呼吸の必要がないのね。そこを確保する必要がない、というのは、箱詰めプレイにおいては幅が広がっていいことかもしれないわね」

 本来、箱詰めプレイにおいて、呼吸の確保は永遠の課題だ。

 当たり前だが人間は呼吸をしなければ生きていけない。

 しかし箱詰めプレイは基本的に密閉状態の箱の中に詰められるもので、呼吸する術がなければあっという間に死んでしまう。

 それをどう両立するかは、新しい箱詰めプレイを考える度に、技技名が苦心しているところである。

 技技名の技術力により、超小型の酸素ボンベを開発して、普通よりは遙かにマシな状況になってはいるが、それはそれである。

「まあハコビトのことはまたおいおい煮詰めていこうよ!」

 ハコビトを入れた箱にはキャスターがついており、重いハコビトもゴロゴロと移動させることが出来る。

 部屋の隅に移動させた後、技技名は改めて社長に向き直る。

「それじゃあ、改めて……社長に思う存分箱詰めになってもらおうかなっ!」

「待ちかねたわ!」

 うきうきと楽しげに応えた社長。

 彼女はすでに素っ裸になっており、声に出した通り、プレイの開始を待ちかねていた。

「いつのまに脱いでたんですか……」

 マジシャンもびっくりな早着替えに、しずなは呆れつつ、社長が脱ぎ捨てた衣服を拾い集める。

 社長には役に立つのかどうか微妙な特技がいくつもあり、この脱衣術もその内のひとつだった。

「やるからには早くやりたいじゃない?」

 社長は得意げに胸を張る。

 彼女の年齢は不詳ではあるが、様々な要素から間違いなく三十、下手すれば四十歳は超えているはずだ、としずなは見ている。

 だがそんな実際の年齢など何ら関係ないと言わんばかりに、社長の体は磨き抜かれ、魅力的に輝いていた。

 箱詰めプレイに人生を捧げている彼女は、だらしない体格で箱に詰められることをよしとしていない。

 ぽっちゃりとした体格の者が箱の中にミチミチになって詰められるのも、ひとつの良さではあるが、万人受けしない見た目であることは事実だ。

 そういう意味では、社長は倶楽部の誰もが羨むプロポーションの持ち主だ。

 そんな彼女は、自ら箱に詰められていくことを選択している。

 箱に詰められた社長は一種の芸術品のようにも思え、そんな社長の美しい箱詰め姿が新しい会員の呼び込みに一役賀っているのは間違いない。

 ゆえにしずなとしても、大きくはツッコミ辛いのだった。

 もう少し恥じらいを持って欲しいとは思ったが、それこそ今更な話ではある。

 社長としずなはお互い体の隅々まで――それこそ穴の中まで――見ている間柄だからだ。

 当然それは技技名も同じ。技技名の場合は彼女自身がプレイに参加することがないので一方的に見られているだけだが、いずれにしてもいまさら恥ずかしがるような間柄ではないのだ。

「はい社長。まずはこれね」

 素っ裸になった社長に、技技名が渡したのは、先ほど人形から脱がしたばかりの白いラバースーツだった。

「あれ? これでいいの? 専用のラバースーツがあるはずだけど……って、もしかして、これもそうなの!?」

 社長が思わずそう驚くと、技技名は得意げに頷く。

「その通りさ! ハコビトは身代わりになる相手の体格に合わせて微修正できるようになってるから、今回は社長と全く同じになるようにしておいたのさ!」

「ああ、それでなんとなく違和感というか、見覚えみたいなものを感じたのね!」

「言われてみれば……体の細さや胸の大きさなど、社長と同じくらいでしたね」

「対応する場所の感覚を取れればいいわけだから、機能的には実はそこまでする必要はないんだけどねっ!」

 拘るのなら、細部の細部までとことんまで拘る。

 それが箱詰倶楽部の基本方針なのであった。

 早速社長がそのラバースーツを身につけていく。潤滑油も適度に用いて、体の端から徐々にラバースーツに覆われていく。

 ぴちぴち、と指先の一つ一つまで丁寧にラバースーツで覆われた彼女の体は、妖しくテカっていた。

「白色って新鮮よねぇ。普段は黒いラバースーツばかりだから……ちょっと全身タイツっぽくも見えるけど、これはこれで」

 ニコニコと笑いながら足をスーツに通していく社長。

 ぴちぴちと音を立て、ラバースーツが彼女の足を覆っていく。

 元より引き締まっていて完璧に近い見た目をしていたが、それがラバースーツによってさらに引き締められ、妖しいテカリも相成って性的な魅力を倍増させている。

 腰の辺りまでスーツを引き上げると、彼女の張りのあるヒップが更に引き立てられ、プリンとした綺麗な形が強調される。

 袖に腕を通し、スーツをある程度持ち上げると、中途半端にラバースーツを着たところで、社長はしずなに背を向ける。

「しずなちゃん。ジッパーをあげてくれる?」

「わかりました」

 装着の手伝い程度ならいくらでもしたことがあるため、しずなも特に何を言うこともなく、素直に従った。

 腰の辺りから始まっているジッパーをゆっくりと引き上げていく。

 ぴちぴち、と音を立てながら社長の体がラバースーツに覆われていった。

「ん……っ♡ いい感じ……あ、ストップ」

 半分ほど引き上げたところで、社長がしずなを制止した。しずなは手を止める。

 社長はその状態で自分の胸を揉み、乳房の位置を調整した。

 ラバースーツの内側にあるパッド状の器具の位置を調整しているのだ。

「んー……昔は一発でバシッと決まってたんだけどなぁ。ちょっと張りが衰えて来たのかしら……」

 ブツブツとそう呟く社長。

 本人はそういうものの、傍から見れば十二分に張りのある体である。

 そもそも一発できっちり着ることの出来る人間がどれくらいいるのか、という話でもある。

 いくら着慣れている者であっても、微調整はしっかりしなければならないということも多い。

 それを考えれば、社長のように多少位置調整をするだけで済むのなら十分であると言える。

 とはいえ、本人が納得していないのなら、それは外野の人間がとやかくいうべきことではない。

 聡いしずなはその事に関しては沈黙することを選んだ。

「ジッパーをあげてもいいですか?」

「ええ、お願い」

 許可を得て、残りの部分を一気に引き上げていく。

 社長の髪は箱詰めプレイがしやすいように、肩に着かない程度に短く切り揃えられているため、ジッパーをあげる邪魔にはならなかった。

 うなじの辺りまでジッパーを引き上げると、タートルネックのようにラバースーツが首まで多う。

「はい、出来ましたよ」

 そう言いながら、しずなは軽くジッパーの金具を捻る。そうすることで、ジッパーを動かすための金具が外れた。

 ラバースーツを脱ぐ時には、その金具を着けて貰わなければならないというわけだ。

 意図が違えば勝手に脱げなくするための工夫となるが、この倶楽部では単に首回りをすっきりさせ、首輪を身に付けさせやすくするための工夫だった。

 しっかりと全身を覆うラバースーツを引き延ばし、ぴっちりした状態に整えられた。股間部分に空いた穴から、彼女の性器やら肛門やらが覗いてしまっていたが、やはりその程度のことをいまさら気にはしない。

 徐々に準備が整っていく社長。

 その表情はうきうきとして明るく、いますぐにでも箱に入りたいと雄弁に語っていた。


 目の前に並べられた口枷や貞操帯など、取り付けるべき道具を順序良く取り付けていく。


つづく


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