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VR拘束運動会 ~科し物競走~ その④

■ あらすじ:VR世界で『エッチな運動会』というシチュエーションを楽しんでいた主人公・在間明音。現実世界の息苦しさから逃れる形で、『現実世界では決して出来ないシチュエーション』を楽しんでいたつもりの彼女。しかし一旦ログアウトし、再度そのVR世界にログインすると、なんだか周りの様子が一変していて……?

■ これにて、『VR拘束運動会 ~科し物競走~』は終わりです! このシリーズ自体が終わるわけではないですが、次の更新は別作品の続きか新作にする予定です。よしなにーw-ペコリ

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 『科し物競争』がスタートすると同時に、私は両腕を失う『ビーナスペナルティ』の影響を如実に感じた。

 裸で走っているから胸が揺れるのも気になるけど、それ以上に走っている時のバランスが取りづらい。

 普段無意識に両腕の存在にどれだけ支えられていたかを実感する。

「はぁ……はぁ……はぁ……!」

 あの保健室で試した時には、ここまでバランスの悪さは感じなかった。

 狭い部屋の中じゃ立ったり歩いたりしゃがんだりは出来ても、走ることはほとんどできなかったからだ。

(ここまで、走り、難い、なんて……っ)

 必然的に両腕が使える人たちよりも私は後ろを走ることになってしまった。

 最初の拘束具のところに先頭の女の子が到達する。

 その子は少しためらいを見せつつも、意を決した様子でフラフープの中へと跳び込み――突然そのフラフープが黒色に変化した。

 驚く間もなく、フラフープの輪の中が真っ黒に染まり、そしてフラフープの輪の部分が浮かび上がって行く。

「な、なにこれぇっ!」

 その子の悲鳴が聞こえてくる。彼女の足は先端から徐々に黒いものに覆われていっていた。

 黒いものが何なのか、私はなんとなく理解する。

(ラバーっぽい、わよね……? ラバースーツっていうか、全身タイツみたいだけど……)

 その黒い物は彼女の体をぴっちりと覆っていっている。すごく恥ずかしい格好だ。

 胸の膨らみやお尻の張り、腰の括れなどが強調されている。

 それでも走りづらいかどうかでいえば、かなり走りやすい方なんじゃないだろうか。

 他の子たちは、胴体を絞り出すボンテージだとか、縄による亀甲縛りだとか、それはそれで恥ずかしい格好になっていた。

(と、とにかく、マシな物になることを祈るしかない……!)

 とうとう私もその地点へとたどり着いた。

 フラフープの上へと、意を決してジャンプする。

 その瞬間、光の柱が立ち上って私の体を包み込んだ。

 思わず目を瞑ってしまったけれど、光はすぐ消えたのか、問題なく目を開けることが出来た。

「……あ、あれ?」

 自分にはどんな拘束具が装着されることになるのだろうとドキドキしていたら、私の体にはごく普通のビキニ水着みたいなものが着せられていた。

 材質は丈夫そうなレザーで、しっかり私の体にフィットしている。

 裸で走るよりも胸の揺れが収まり、むしろ走りやすくなったかもしれない。

(……サービス選択肢みたいなものかしら?)

 最後尾はあまり拘束度の高いものになるのかもしれない。

 そう思って、改めて走り出そうとした私は――乳首と性器に、痺れるような甘い刺激を覚えた。

「ひゃんっ!?」

 完全に油断していた。不意打ち気味に走った快感に、腰が砕けそうになる。

(な、何か仕込んで……ある……!?)

 どうやら、この服にはローターのようなものが仕込まれているようで、私の乳首とクリトリスに絶妙な刺激を与えて来ていた。

(こ、股間の拘束は別なんじゃないの!?)

 確か拘束される個所は、胴体、腕、足、頭、それから股間の五か所だったはず。

 クリトリスへの刺激がいま来るとは思っていなかった私は、かなり動揺した。

(う、くぅ……っ! で、でも、これくらいの刺激なら……!)

 強制的に感じさせられているわけではないのだから、走ることに集中すれば無視できるはずだ。

 私は奥歯を噛みしめ、発生しているじわじわとした快感を堪えながら、急いで次のフラフープへと向かった。

 私より前に進んでいる子たちの様子を見ていると、アームバインダーや合掌縛りを施されている。両腕が使えなくなったことで、かなり走る速度が落ちていた。

 特別なペナルティで両腕がない私はどうなるのだろうか。

(行ってみるしか、ないわね……!)

 両腕が使えないという意味では、両腕がすでに拘束されていると言えなくもない。

 私は目の前の子が鎖で繋がれた手枷で拘束をされるのを見て、そのフラフープに乗ってみることにする。

 すると光の柱が立ち上り――足元にどさりと鎖で繋がった手枷が落下した。

 やっぱりすでに腕が拘束されている扱いになるということなのだろうか。

(拘束が増えなかったのは、重量的には有利かも……!)

 手が使えなくなったのは他の子も同様なのだから、重りにしかならない両腕がないというのは、むしろアドバンテージになるかもしれない。

 実際、私はこれまでのスピードを全く落とさずに済んだ。

 他の子が遅くなった分、他の子よりも前に立てる。

 次は足の拘束具だ。

 先頭の子がフラフープの上に立つと――その両足が揃えた状態で袋に包まれた。

「はぁっ!? こんなのっ、無理、でしょ……っ!? ふざけないでよ!」

 そう言いたくなる気持ちもわかる。両足が揃えた状態で動かせないということは、ぴょんぴょんとうさぎ跳びのようにしか動けないということだ。

 当然その走りは非常に遅くなり、体力も大きく消耗する。

(可哀想だけど……! ここは、心を鬼にして、先に行かせてもらうわ……!)

 私はその子が踏んだフラフープを避け、他のフラフープを選ぶ。

 そうしたら急に、視線が低くなった。

「えっ――きゃあっ!?」

 突然の変化に頭が突いていけず、私はみっともなくその場に転んでしまう。

 体を地面に擦り付けることになってしまい、その刺激に悶絶した。幸い怪我はしない設定になっていたけれど、地面に擦れる衝撃が凄まじいのは変わらない。

「フグゥ……ッ!」

 何が起きたというのか。

 私は自分の体の感覚を探りながら自分の足を見て――絶句した。

 私の足は、半分に折り畳まれた状態で、袋が被さって固定されていた。

(うそ……でしょ……!)

 渾身の力を振り絞って、体を曲げ、なんとか膝を立てた状態にまで持っていく。

 膝のあたりに特殊な機構が存在しているのか、一度膝を立てたら安定するようになっていたし、地面に着いているはずの膝が痛むということもなかったけれど、非常に動きにくい拘束だった。

 ヒトイヌ拘束の後ろ脚だけバージョン、というのが一番私にとってはわかりやすい。

(歩幅も短くなるし、バランスは最悪だしで……こんなの、負けが確定したようなものじゃない……!)

 私はそう感じつつも、一生懸命片足ずつを前に出し、少しずつ前へと進む。

 膝に仕込まれた機構のおかげで、思ったよりは前に進めることがわかったけれど、かなり遅い。

 さっきの子とほとんど同程度のスピードしか出ない。

(最下位だけは避けなきゃ……!)

 汗だくになりながら前に進む私の横を、それなりの拘束を施された子たちが抜いていく。

 焦りはますます濃くなったけれど、とにかく前に進むことしか出来なかった。

 懸命に足を進めること暫く。ようやく次の拘束にまでたどり着く。

(前の子たちの様子は見えていたけれど……正直、どれも微妙ね……)

 口枷らしきものを取り付けられていた子が一番楽そうには見えたけれど、多分あれの内側は大変なことになっている。

 明らかに口枷で口を塞がれただけとは思えない反応をしていたからだ。

 先頭の子が取り付けられていたような、頭部を丸ごと鉄で出来た球体に覆われるのも、もちろん避けるとして。

(一か八か……まだ選ばれてないフラフープを選ぶ!)

 そう思って私はまだ誰も踏んだことのないフラフープへと半分の長さになった足を踏み入れる。

 口の中に、大きな丸いボールのようなものが出現した。

「んぅ……っ! んんっ」

 フシュー、とそのボールに空いた穴から、空気が出入りする。

 どうやら私に取り付けられたのは、ボールギャグという口枷のようだった。

「んぅうぅ……!」

 これは、当たりかもしれない。口が無理矢理開かされて、少し苦しいとはいえ、呼吸を邪魔するほどではない。

 器具の重さ自体も大したことがないから、その重みでバランスが崩れるということもない。

 涎が垂れて体を濡らすのは辟易するけれど、逆に言えばそれくらいなら別に我慢できなくもない。

「んぅう、んう……っ」

 ちらりと最後尾の子の様子を見たら、その子はその子で別のフラフープを踏み、その口に猿轡のようなものを噛まされていた。

「んぅ……! ふぐっ……!」

 向こうは口の中が手拭で一杯になってしまっているのか、涎が外に零れない代わりにかなり苦しそうだった。

 とはいえ、安心はできない。私は彼女に負けないよう、急いで最後の拘束のフラフープへと向かう。

 ボタボタっ、と大量の涎が零れ落ち、私の身体や地面を濡らしていく。

 みっともなく恥ずかしい姿であるとは理解しつつ、私は懸命にレースを続けた。

 そしてとうとう――最後の拘束へと差し掛かる。

「んおぅっ! んんぅっ!」

 先頭を走っていた子が、最後の拘束を施されると同時に、不穏な声をあげながら転倒する。

 突き出された股間を見ると、突起物が二本、彼女の股間に出入りを繰り返していた。

(うわぁ……あれはえげつないわね……)

 いきなりあれだけの性的快感を与えられたら、転倒するくらいの衝撃にはなるだろう。

 いままでがあくまで拘束を目的としたものが多かっただけに、いきなりあれだけ刺激を与えられれば、ああなってしまうのも納得だった。

 他の子たちも次々と最後のフラフープへと踏み込み、股間に対する執拗な刺激に悶絶していた。

 運営の仕込みなのだろうか。最後の拘束具には性的な刺激を与えて来るものが多い気がする。

(私は再序盤から、股間に刺激貰ってたけれど……)

 そのおかげで、少し慣れてしまっていた。

 じわじわとした快感は覚えているものの、そこまで気にするほどの感覚ではなくなっている。

(さて、と……次はどれが一番いいのかしら……)

 どの科し物が一番マシか、見極めようとした。

 しかしどれも結構な刺激が来るものばかりで、ただの拘束具というわけにはどれもいかなさそうだった。

(ここで勝負に出るか、それともわかっている中からまだマシそうなのを選ぶか……)

 選択が非常に重要になりそうだ。

 私は数秒悩んだ末に、まだ誰も選んでいないフラフープにすることにした。

(勝負に出なければ、人より多くのペナルティを科されてる私は勝てない!)

 その判断で、少しでも楽なものが来ることを期待して、フラフープに飛び込む。

 ひんやりとした感触が、股間を包み込んだ。

 見下ろしてみると、私の下腹部から股間に至るまで、全てが金属らしきものに覆われていた。

(これは……! 貞操帯ね!)

 リアルで作ろうとしたらかなり難しいだろうぴっちりと股間に沿う貞操帯が私の股間を覆っていた。

 内部に突起物やバイブが飛び出していたらどうしようかと思ったけれど、幸いそういうことはなさそうで、ただ堅牢に股間を覆われているだけの状態だった。

(これなら……!)

 重くて邪魔っ気だが、走ること自体にはほとんど影響は出なさそうだ。

 私は急ぎ、その体でゴールを目指す。

 そんな私を、股間から発した強い快感が襲う。

「んぐっ……!」

 どうやら最初に取り付けられた、クリトリスを責め立てるローターは、まだ健在のようだった。

 貞操帯に覆われて見えなくなったと思っていたけれど、どうやらその拘束の中で動き回っているようだ。

 ただでさえそれなりに強い刺激だったのに、貞操帯で強く抑えられることによって、当たり具合いが変わってしまっていた。

 それがまた気持ちのいい感覚を生じさせていて、私は思わず腰砕けになりそうになる。

(くぅうう……っ! まだ……まだ倒れない、わよ……!)

 倒れるなら、せめてゴールについてから。

 私は与えられる快感に頭が朦朧となりながらも、なんとかトラックのゴールへとたどり着く。

 一位にも二位にもなれなかったけれど、最下位は免れた。足を半分の長さにされる拘束を引いてしまった割りには、善戦した方だと思う。

「ふぁ……っ、んあああっ!」

 ゴールしたことで一気に気が抜けて、その場に倒れ込んでしまう。

 仰向けに寝転がり、抜けるような青空を見上げながら――私は乳首やクリトリスから発生した強い快感に仰け反り、体を弓なりに反らしながら、絶頂した。

 ちかちかと目の前で星が瞬き、私の意識が遠くなる。

 アナウンスが無慈悲に結果を告げて来た。

『一位と最下位以外は、記憶を消した上で、再び科し物競走に参加していただきます!』

 私の意識はそのアナウンスを聞きながら、深く沈んでいき――そして、また科し物競走のスタートラインに立たされる。

 立つと同時に、胸にずしりと重みを感じ――私は『乳牛ペナルティ』を施された胸を、両腕で抱えるのだった。



 その後、『科し物競走』は何度も何度も繰り返された。

 その度に在間明音は三種のペナルティを順番に味わい、様々な拘束具を何度も取り付けられ、決まってゴールする頃には快感に囚われて悶絶していた。

 彼女の様子は余すことなく映像に記録され、多くの視聴数を得られていることをデータが示していた。

 薄暗い部屋の中で、運営が言葉を交わしている。

「やはり特別ペナルティは見た目が派手な方が注目されていますね」

「派手さでいえば、両腕欠損も負けてないと思うんだけど、思ったより伸びてないね?」

「エロさよりも痛々しさの方が際立つからかもしれませんね……難しいものです」

 喧々諤々と、モニターに映し出された在間明音の姿を見ながら、様々な意見が交わされている。

 モニターの中で明音は、巨大な乳房を振り乱し、分泌された母乳をまき散らしながら、必死に走っていた。

 必死ながらも快感に蕩けた顔はとても無様でみっともなく、それもまた注目を集める要因になっているようだった。

「そろそろ次の競技に移行する頃合いか?」

「ええ。なんだかんだ最下位にはならずに順位ポイントが溜まってるから、次のレースくらいでこの競技はクリアになりそう」

「では次の競技の準備をしないとな……」

 モニターに映る哀れな女の姿を見て、その運営は何やら思うことがあるようだった。

「どれほど頑張っても、『彼女』がここから解放されることはないのにな」

「仕方ないんじゃないですか? なんだかんだ彼女もそれを望んでいるようには見えませんし」

「それは、そうだよね」

 そんな会話が交わされていることなど、全く知らない在間明音は、息も絶え絶えになりながらゴールへと達し、その場に崩れ落ちた。

 自分自身の身体で潰してしまった乳房から母乳が噴き出し、彼女の周りの地面を母乳溜まりへと変えていく。

 在間明音はその快感に悶絶しながらも――どこか気持ちよさそうに悶えていた。

 それもそのはずだった。


 『仮想空間に囚われて、永遠に責められ続ける』。

 それは――彼女自身が望んでいたことでもあるのだから。



VR拘束運動会 ~科し物競走~ おわり

Comments

肉体の方は疑似人格が動かして、閉鎖空間での状況が発覚しないようにいつも通りの日常を送っている……と運営から説明はありましたが果たして真実はどうなのでしょうねーw-ニヤリ 一応、彼女の物語はこれで終わりというわけではなく、また暫くしたら続きを書くと思いますので、ご期待くださいませ!^w^

夜空さくら

ああ、やはりこういう黒いエンドですかw さすがに肉体のほうはもたないだろうから既に運営に回収されて点滴とかで生かされてるみたいなことなんですかね……

Kojiro

とりあえず一区切りつけて、次の作品に移行しようと思います!(既存作品か新作かは未定ですが) 一応明音は脱出しようとはしているのですが、それと同じくらい楽しんでしまっているところがあるのですな……ーw-ウム 運営の謎は次回以降に持ち越しです!0w0クワッ! 実際、結構ルール的にガバガバなところはあると思いますし、そうやって抜け出る者が出る度に調整しているんじゃないかと思います。 それこそいわゆるデバック的な……(笑) そう言う人が出た以降のレースではフラフープが巨大になったり、横に壁が出来てすり抜けられなくなるのかもしれません^w^; VRならではのネタが思いつき次第、続編も書きたいですねーw-ウム 最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました!

夜空さくら

おお、意外にするっと終わってしまった。 でもループ系の作品と考えればこういう裏事情を展開しての終わりは普通に有ですね。 一応明音さん的には諦めているわけではなく本気で脱出を目指しているわけですが、それはそれとしてこの状況を無意識に楽しんじゃっているわけで、ある意味彼女にとっては幸せなENDなのかもしれないですね~ 運営さんはなにかしらのAIかなとか思っていたけど、なんか普通に人間な気がする会話でしたね。 どうも明音さんの頑張る痴態を動画サービスか何かで配信もしくは売っているようですし。 最初の科し物競争の違和感云々の考察については、ルール説明の時にフラフープの中に入ると拘束が施されるって説明、フラフープに入ってくださいっていう説明もなかったので、もしかして入らないように幅跳びなりしたら拘束されずに突破できるのでは?とか考えていたんですが特に意味のない考察でしたw まぁそれしたら、競技が意味のないものになりますし、そもそも幅跳びすら出来ないほど大きいフラフープの可能性もありますしね。 ともかく、VRならではの面白くエッチなお話でした♪

ミズチェチェ


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