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少し未来のヒトイヌ公園 ~ヒトイヌ調教教室・調教編~

■ goremzさんよりリクエストしていただきました「SF感のある人間犬小説」の調教編です。人犬化編(https://yozorasakura.fanbox.cc/posts/4133812)を先にご覧ください。

■ ヒトイヌ試験の実践編とも言えます。なお、受験した十人の内、七割から八割は再試験になったり、不適合になったりします。一度試験を受ければ大抵は本人自身が素質がないことを自覚するので、試験結果に文句が出ることはほとんどありませんーw-ウム


■ この話はフィクションです! 実際のプレイを想定していないので、くれぐれも真似をしないでください……まあ、SFの話にもこの注意書きは不要ですかねーw-ウム


お気に召していただけましたら幸いです^w^

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 職員さんに案内された先の教室で待っていたのは、精巧に作られたロボットたちだった。

 今回ヒトイヌになった人の数と同じだけのロボットが用意されているのか、壁際にずらりと並んで、壮観な様子だ。

 部屋は同一でも、シャワー室のようにブースが分かれており、ロボットもブースごとに一体ずつ配置されている。

 ひとりずつブースに入って、そこで試験を受けるようになっているみたいだった。

「なるべく条件を同一にするために、ロボットは非常に役に立ちます」

 ロボットは中性的な容姿をしていたけれど、共通しているのはその股間から生々しい男性器が飛び出しているという点だ。

「ここからは各ロボットの指示に従ってください。その結果、ヒトイヌ許可証をお渡しできる方には即日交付されます」

 それだけでいいのか、と思ったけれど、ロボットがどんなことを求めて来るかはまだわからない。

(とにかく、従えばいいのかしら? それとも、あえて反抗的な態度を見せた方がいいとか? ……わからないわね)

 試験ということで、ついそんなことを考えてしまったけれど、どういう基準で合否が出るのかはわからなかったので、ここはもう自然体でいくことにした。

 ヒトイヌたちが順番にブースの中に入っていく。私もその順番に従ってブースに入った。

 ブースはちょっと手狭ではあったけれど、ちょうど畳二畳分くらいはあって、シャワールームほどの狭さは感じない。

 私がブースに入ると、壁際に立っていたロボットが動き出す。

「それでは試験開始です」

 ブースの扉が閉められて、ブースの中はロボットと私だけの空間になった。

 ブースの扉や壁は透明な部分が多いから、周りの様子は見えるけれど。他のブースでも、同じようにロボットたちが動き出していた。

 私の目の前で、ロボットが膝を突く。ロボットであることを明確にするためか、関節部分に切れ込みは入っていたけれど、見た目はほぼ本物の人間みたいに見える。

『それでは――』

「わぅっ!」

 何か言いかけたロボットに向かって、私は思い切り飛び掛かった。

 ロボットは思ったよりも遙かにしっかりとした重量をしていて、勢いで飛び掛かった私の体をしっかりと優しく受け止めてくれる。

『……急に飛び掛かってきたら、危ないですよ』

「わうわぅっ!」

 冷静に諭されてしまったけれど、私は気にせず笑顔でロボットの頬を舐める。

(あ、思わずやっちゃったけど、これ結構楽しいかも)

 なんだか楽しくなってきてしまって、尻尾がぶんぶんと左右に触れているのがわかった。

 そんな私の様子を見て、ロボットは何とも言えない表情を浮かべる。

 最近のロボットは感情があるのかというくらいに自然な表情を作れるようになっているけど、そういう表情も浮かべられるのは知らなかった。

『ヒトイヌとして、とてもいい振る舞いですが、指示する者の言うことを全く聞かないのはいけませんよ?』

 少し声のトーンが下がって、厳しい声が掛けられてしまった。

 その言葉に少し冷静になることが出来た。

「くぅん……」

 私は素直にロボットから離れ、お座りの姿勢を取る。

(犬なら自然な姿勢だけど……ちょっと恥ずかしいわね、これ)

 おすわりすると、思い切り股が開いてしまう形になる。

 犬の待機姿勢といえばこれだと思ったので自然と取った姿勢だけど、さすがにちょっと恥ずかしい。

 ただ、私の判断は正確だったのか、ロボットの声のトーンが元に戻った。

『よろしい。それでは、さっそく試験を始めましょう。――お手』 

 そういって手を広げて見せて来るロボット。

「わんっ!」

 私はすかさずその掌の上に手を置いた。

『いいですね。命令に対する心理的抵抗がないのは良いことです。――おかわり』

 いま乗せたのとは反対側の手を、すぐ乗せる。

 その後もロボットの命令は当たり障りないものが続いた。

『――ちんちん』

 この命令だけはかなり恥ずかしかったけど、やって見せる。

 どうやら命令を聞けるかどうか、どんな風に聞くかどうかを見ていたらしい。

『羞恥心が薄めなのは良し悪しではありますが、とても犬らしい振る舞いでした。良としておきましょう』

 いい感じだったようだ。

 ちょっと誇らしい気分になっていると、ロボットは今度はその股間にあるものを見せ付けて来る。

『続いては性的行為の試験に移ります。ヒトイヌである以上、そう言った行為をしなければならない時もあります』

 さあ、どうしますか、とばかりに示された男性器に、私は思わず怯んだ。

(せ、性教育で色々習ったけど……! け、結構恥ずかしいわね、これ……)

 それを口で咥えて刺激すればいい、ということはわかっている。

 いまは昔ほど性に関する情報を子供が得ることが忌避されていない。むしろ積極的に教えている方だと思う。だから私も、色々知らなくて良さそうな性知識もたくさん持っている。

 だけど、実践を伴うかどうかは別だ。

 学校で習うのは基本的に座学だけで、実践する授業はほとんどないのが現状だった。

(うー……皆と一緒に風俗とか行っとけば良かった……)

 今の時代、未成年を対象にした風俗というものが存在する。もちろん国営のしっかりしたところだ。性に目覚めるのは個人差があるとはいえ、未成年のうちに目覚めるのが普通だ。

 そのときに下手に抑圧すると余計に面倒な問題が起きてしまうということで、いまの時代未成年が風俗を利用して性欲を解消するのは、ごく普通のことだった。

 とはいえ、未成年の風俗というのは相手がロボットであることが多く、またそのプレイも極めて単調なものであることが多い。基本的な性行為の知識や経験を積むための、いわば学習塾みたいな扱いだった。

 だからそこに行っていたとしても、私がいま自信を持って振る舞えていたかどうかはわからないけれど。

 とにかく、私は目の前に突き出されたロボットのペニスを、恐る恐る咥えてみるのだった。

 ふと、周りはどんな感じになっているのかが気になった。

 それまではヒトイヌとして振る舞うのに集中していたけれど、苦手なことにさしかかって集中が切れてしまった。

(オウミちゃんとか、大丈夫なのかな……?)

 少し気が弱そうに見えた彼女は、果たしてどんな振る舞いをしているのか。

 ちょっと気になったけれど、周囲を見渡すほどの余裕はない。

 恐る恐る、目の前にあるロボットのペニスを咥える。





 来なければ良かった。

 自分が産まれた場所でもある、ヒトイヌ公園。

 昔からあるこの施設は、伝統のある性的施設だった。

 性的施設が国からの支援を受けられるようになってから、さらにその規模を発達させている。国内屈指の性的施設だ。

 わたしが成人して初めて訪れる性的施設としてここを選んだのは、自分が産まれた場所がどんな場所なのかという興味もあったし、そういう確かな実績を積んでいる場所だという事実も大きな理由だった。

 ただ、ヒトイヌとして振る舞うというのは、わたしにとっては想像以上に恥ずかしいことで後悔していた。

『……羞恥心が強いというのは、善し悪しではありますが……強すぎて、行動に支障を来すようではいけませんね』

 ロボットの厳しい声が頭の上から降ってくる。

「くぅん……」

 わたしはロボットからの簡単な命令に従うのも覚束なかった。

 おすわり、の待機姿勢からして、恥ずかしくて仕方ない。

 ヒトイヌの待機姿勢は普通の犬の待機姿勢と同じく、両手を前で揃えて地面につき、背中を伸ばして胸を張り、両足はM字に開く、というものだ。

 他の人たちは難なく――恥ずかしがってはいたみたいだけど――こなすその姿勢ですら、わたしにとっては恥ずかしくて仕方ない。

 それは大きすぎる胸のせいでもあった。特にそういう処置をしたわけでもないのに、わたしの胸は同年代の子たちより遙かに大きく、存在感があった。

 それだけならまだしも、乳輪も大きくて目立つし、出来れば晒したくない部位だった。

 その上、股間の方も晒したくない理由がある。わたしの股間は本来ならある程度生えているであろう陰毛が、いまだにほとんど生えていないのだった。

 子供のようにつるつる、とは言わないまでも、かなり薄くてほとんど生えていないようなもので、それもまた恥ずかしさを増している理由だった。

 そんな体で、犬の待機姿勢である「おすわり」の姿勢を取ればどうなるか。

 大きな胸は両腕で挟んでしまうか、逆に両腕を挟んでしまうかで、非常に収まりが悪い。

 おすわりの姿勢はあまり見せたくない股間を見せてしまう姿勢でもある。

 体の前に突く手をうまく目隠しに出来ればと思ったのだけど、近すぎると中々そうはいかなかった。

 そんな風に待機姿勢ですらもたもたしていたから、試験官役のロボットが呆れるのも無理はない。

(うぅ……やっぱり、来なければ良かったかも……)

 一通りの振る舞いの試験を終え、わたしはすでに疲れ果てていた。

 最後の「ちんちん」の姿勢は、バランス神経の問題もあって中々取れずに、死ぬほど恥ずかしい思いをしてしまった。

 そんな私に対し、ロボットがその股間にそそり立つものを突き出してくる。

『それでは続いて、性的行為の試験に移ります。男性器を咥え、射精を促してください』

 そう宣告され、わたしはさらに体を硬くする。

 成人したばかりの私は、性的行為に至ったことがほとんどない。性教育は受けたけれど、実践はほとんどしたことがなかった。

(男性器を咥える……つまり、フェラチオってことよね)

 知識としては知っているけれど、果たして上手く出来るのか――不安になるわたしは、目の前にあるロボットの男性器を見つめる。

 ドキリ、と心臓が激しく高鳴った。

「ハッ……ハッ……ハッ……?」

 なんだろう。体が熱い。

 わたしは自然と口が半開きになって、舌をだらしなく垂らしてしまっていた。

 どろっとした唾液が舌を伝い、床に落ちるのを感じる。

『……?』

 わたしの変化に気づいたのか、ロボットの方も少し不思議そうに首を傾げていた。

 どんな風に感じられているのかはわからないけれど、わたしは自然と体を前に移動させ、目の前にあったロボットのペニスを舐める。

 まずは唾液を塗すように、長い舌を絡めていった。

 ぺちゃぺちゃり、とはしたない水音を奏でながら、じっくりとそのペニスを濡らしていく。

『む……良い舌の動きです』

 多分微細な感触を捉えるセンサーが、ロボットのペニスには仕込まれているのだろう。

 そう褒めてもらえたことで、少し自信に繋がった。

「んじゅ……っ、あむ……む、ぁ……っ」

 ペニスを口の中に導き、少し奥行きが出来た口内で、ペニスの全体をしっかりと刺激していく。

 ロボットのペニスは色こそ真っ黒で、生身のそれとは全然違っていたけれど、形や感触なんかは生身の本物みたいに感じられる。体温までちゃんと再現されているのか、口の中が暖かくて気持ちがいい。

「ん……んっ……」

 さっきまでの恥じらいはどこへやら。

 わたしは夢中になってペニスを口と舌で弄んだ。

 乳房に吸い付く赤ん坊のように、ペニスに吸い付いて刺激を与えていく。

 ロボットに快感の感覚があるのかどうかはわからないけれど、どこか気持ちいいのを堪えるように、顔を歪めていた。

『……予想以上です。大変素晴らしいですよ。これより疑似精液を放出します。飲料としては問題ありませんので、飲むことが出来れば、飲んでください』

 ロボットらしい事務的な申告があり、程なくしてペニスの先端から白く粘度のある液体が放出される。

 飲むことが出来れば、とわざわざ補足した理由はすぐにわかった。

 ロボットが放出する精液は、ものすごく生臭くて濃い味のするものだったのだ。

「んっ……! ん、ぅ……っ!」

 いきなり口の中に生魚でも飛び込んできたような生臭さに、これは確かに慣れていない人はキツいだろうと思った。

 当然、実技の経験がないわたしも、その臭いに慣れているはずもない。

 普通なら、突如口の中に生じた凄まじい生臭い臭いに吐き気を催し、放出した精液を吐き出してしまうのかもしれない。

 そうなっても全くおかしくないくらい、その臭いはキツかった。

 けれど。

(なんでだろ……確かに臭くてキツいのに……体が……熱い……!)

 吐き気をぐっと堪えてその液体を飲み干す。

 するとロボットは感心したような声を発した。

『初めてで飲み干せるのは珍しい例です』

「わぅう……?」

 口の中に出された液体を全部飲み干した。ただ、粘っこい液体だから、それが喉の奥に絡んでいるような気がする。

 それを解消するために、意識して唾液を貯め、喉に残った液体を流し込んでいく。

「んっ、うぅ……っ」

 お腹の中に液体が溜まって、胃が重くなっているような気がする。

 液体の成分がそういうものなのか、お腹から熱が広がっていくのを感じていた。

「……フーッ♡ フーッ♡ フーッ♡」

 運動したわけでもないのに、呼吸が勝手に荒くなっている。

 異様に興奮している自分の体に戸惑っていると、ロボットが少し退いて距離を開けてきた。

『背を向けて、臀部を突き上げなさい』

「アゥ……っ、ウゥ……っ」

 熱に浮かされたような気持ちになった私は、言われるままに体勢を変え、お尻をロボットに向けて突き出した。

(うぁ……! いま、わたし……すごく、恥ずかしい格好、してる……!)

 胸を床に押しつけて、後ろ足をピンとまっすぐ伸ばして、わたしはお尻をふりふりと振った。

 ロボットは特に躊躇うことなく、わたしが晒した股間に向けてその股間にあるものを、差し込んでくる。

 わたしのあそこは、ロボットのペニスをぬるっと受け入れてしまった。

「ワフゥ……っ!♡」

 初めての挿入で痛くないのは、それだけわたしの割れ目が解れている証拠だった。

 別にそこを直接刺激されたわけでもないのに、わたしの体はしっかりそこを挿入出来るように準備していたということだ。

 体の中を、棒状のものが進んでいくのが、膣越しにハッキリと感じた。

(はふぅ……♡ なに、これ……っ♡)

 自分の形が押し広げられていく感覚は、空恐ろしいものであるはずであるのに、わたしの体はその感覚を受け入れてしまっていた。

 ペニスで体の中を刺激され、入ってきているものを締め付けてしまう。

『……これは、名器と言って間違いないでしょう。素晴らしい素質です』

 ロボットがそう呟く。体の内側から感じる気持ちよさの奔流に、わたしは思考が痺れてまともにその意味を捉えることが出来ない。

 奥まで入り込んできたロボットのペニスが、ゆっくりと引き抜かれていく。

「ハフゥッ♡」

 引き抜かれていくのに合わせて、自分の体の中がひっくり返るような、差し込まれたそれに吸い付いた自分の内側が裏返ってしまうような、表現しようのない感覚がわたしを襲う。

 口から飛び出した舌から、唾液が飛び散るのを感じながらも、私にはどうすることもできなかった。

 そんなわたしの状態に斟酌することなく、ロボットは淡々と動き続ける。

 先端付近まで引き抜いたかと思うと、今度は一気に奥まで挿入してくる。

 そしてまた先端付近まで引き抜いて、一気に押し込む。

 わたしのお尻に、ロボットの下腹部がぶつかって、肉が叩かれる音が周囲に響いた。

 その男が響く度に、わたしのあそこから生じる水音も大きくなっていって、ねちゃっとした音がいやらしく響く。

(も、もう……だめ……っ♡)

「アゥゥ……っっっ!!」

 喉の奥から唸り声を絞り出し、頭の中で膨らんだ快感が弾けるのを感じた。

 頭の中が真っ白になり、体が勝手に跳ね回る。

 そんなわたしの体の奥に差し込まれた棒の先端から、大量の液体が噴き出す感覚を捉えていた。

『……初めての性行為で、このレベルの絶頂に達するのは珍しいですね』

 そう告げるロボットの声は、感心しているようでもあり、どこか呆れているようでもあった。

 淫乱な女だと言われているような気がして、無性に恥ずかしい。

 ロボットが腰を引き、ペニスを引き抜くと、開いた穴から注がれた精液がボタボタと垂れ落ちるのがわかった。

 ずいぶんとたくさん注がれてしまったようだ。

「アウ、ァゥ……」

 絶頂の余韻にわたしが震えていると、ロボットがわたしの腰を掴み、捻るようにしてわたしの体をひっくり返してしまう。

「あうぅ……?」

 わたしの体はあっさりと仰向けになり、犬の形になった両手両足で空中を掻いてしまう。

 天井を向いたわたしの視界に、ロボットが割り込んできた。

 そして、予想外の言葉を口にする。

『まだ試験は終わっていませんよ』

「……わぅっ!?」

 ずぶり、とまたロボットのペニスがわたしの中に入ってくる。

 じたばたと手足を暴れさせたけれど、ロボットに組み伏せられているわたしはそれから逃れる術がない。

『最後の項目は、耐久試験です。どれくらい長く性的行為を続けられるか――規定の時間が経過するか、あるいは貴女が気絶するまで、このまま性行為を続けます』

 目を見開くわたしに対し、ロボットはあくまでも無表情だった。

『なお、この試験で規定の時間が経過するまで気を保っていられたのは――受験者の一割にも届きません』

 逃げ場のないわたしの膣に向かって、ロボットがピストン運動を開始する。

 そこから先の性行為は、いくらわたしが泣いても藻掻いても、「もう止めて欲しい」と懇願しても、決して止まることはなく、続けられたのだった。





 気づいたら、私は人間の体に戻っていた。

 何気なく体を起こそうとしたら、ピリピリとした痛みがあそこから生じて、硬直してしまう。

 落ち着いて周囲を見渡してみたら、どうやら私は白いベッドの上に寝かされているようだった。

『イチカ様。目が覚めましたか。ここはヒトイヌ公園の医務室です。イチカ様が試験中に気絶してから、二時間が経過しております』

 全体的に丸い形状をした自立型ロボット――お世話ロボットの一種が、目覚めた私に声を掛けてくる。

「私……つっ……! そっか、私、性行為試験で、気を失って……」

 まさかヒトイヌ教室の試験があんなに過酷なものだったなんて。

 ヒトイヌとしての振る舞いの時とは打って変わって、激しく責められ、早々に気絶してしまったのだった。

『お気を落とさないでください。あの試験は気絶しないことが目的ではなく、限界を見極めるために行っている試験ですから』

 そう慰めてくれるお世話ロボット。

(確かに……あれはもう、気絶させる気満々だったもんねぇ……)

 気を失う直前は完全に余裕がなくなっていたから覚えていないけれど、泣いて暴れて藻掻いて、そりゃあもう大騒ぎしたような気がする。

(備品とかロボット壊してないよね……? 確認するのが怖いなぁ)

 そんな小市民的なことを考えながら、ようやく私が体を起こすと、お世話ロボットが何かを乗せたお盆を差し出していることに気づいた。

 そのお盆の上に乗せられていたのは、学生証みたいなカードと、証明書一式だった。

「それって……!」

『おめでとうございます。試験の結果、イチカ様は『A血統書相当のヒトイヌ』として認定されました!』

 血統書、というのはヒトイヌ公園が用いている判定基準のことで、生まれとかは全く関係がない。

 A血統というのはかなりいい方の部類だったはずだ。

「ほんと!? 全然上手く出来なかったのに!?」

 振る舞いの方はともかく、性行為の方は全く上手く出来なかったという自覚がある。

 ペニスを舐めるのも探り探りだったし、口の中に疑似精液を出された時には、一秒も耐えられず吐いてしまった。

 その後の性行為も、お世辞にも出来が良かったとはいえないはずだ。

『あの試験で見ているのは、あくまでヒトイヌの資質です。慣れるものには慣れられますし、出来ないことは出来るようになればいいですが、資質だけはどうにもなりません』

 お世話ロボットは優しくそう教えてくれた。

 そう言われると、その評価も正しい気がしてくるのだから不思議なものだ。

 ともかく、試験に受かることが出来たというのは、素直に嬉しい。

『血統書があれば、いつでもヒトイヌ公園に入場することが出来ます。この後すぐにでも入ることが出来ますが、いかがなさいますか?』

 そう教えてくれるお世話ロボット。

 ちょっと心惹かれたけれど、股の痛みを思い出してしまい、興奮した気持ちが治まっていくのを感じる。

「いや……今日は疲れたし、帰ろうかな」

『承知しました。着替えはベッド横の籠にありますので、あとはご自由にしていただいて構いません』

 お世話ロボットが離れていきそうな気配を感じ、私は慌ててロボットを呼び止めた。

「ちょっと待って! あの、オウミちゃんって受験生がどうなったかって、わかる?」

 せっかくちょっと仲良くなった同年代の子なのだから、出来れば受かっていて欲しいものだけど。

『申し訳ありませんが、他の受験生の合否に関しては、秘匿事項となっております』

「だよねー……」

 予想はしていたけれど。

『ただ――ヒトイヌ公園を訪れれば、いつか遭遇することもあるかもしれません』

 ずるい言い方だ。そんな風に言われたら、度々来たくなっちゃうじゃないか。

 私はお世話ロボットにお礼を言い、服を着て、医務室を出た。

 転送装置の方へと向かいながら、次の休みにでも、早速ヒトイヌ公園を訪れることを決める。

(ふふっ。これから、休みの楽しみが出来ちゃったな……)

 次の機会を楽しみにしながら、私はヒトイヌ公園を後にした。

 オウミちゃんにまた会えたらいいな、と漠然と考えながら。





 試験室にて。

 職員は呼び出した上司に対し、今日行った試験の報告を行っていた。

「……と、いうわけです。比較的粒ぞろいではあったのですが……」

「うん、呼び出されたのにも納得したよ。ご苦労様」

 そう言いながら、上司は試験室の中にあるブースのうちのひとつを見やる。

 そこでは、ロボットによって激しく責め立てられ続けている一人の受験生が残っていた。

 ロボットは疲労を知らないため、激しいピストン運動を愚直に続けている。ロボットが前後に動く度、突き上げられたその受験生は、その豊満な乳房を揺らしながら、言葉にならない嬌声で喘いでいた。

 ほぼ意識が飛んでいるように見えるが、いまだ気絶の判定にならず、確かにまだ意識が残っていることが窺い知れる。

「……これはもう、問答無用でS血統間違いなしだねぇ……いまだかつて、耐久試験でここまで耐えられた例はなかったんじゃない?」

「ええ。正しく血統の力と考えるべきでしょうか……」

 ヒトイヌの父親を持つ彼女――オウミという女性は、いまだにロボットに犯され続けていた。

「しかし、そろそろ止めた方が良いのでは? やりすぎて、公園を避けるようになってしまっては、本末転倒といいますか……」

「ああ、その心配はないよ」

 職員のまっとうな疑問に対し、上司はニッコリと笑顔を浮かべた。

「ヒトイヌになった状態で、ここまで徹底的に犯されたら――彼女はもう、ヒトイヌにならずにはいられないからね」

 それに、と続けた。

「もしかしたら、もう人に戻りたくないって言うかもしれないなぁ。S血統者がヒトイヌ公園に永久就職してくれるなら、こちらとしては文句ないしね」

 つまり公園側としては、やりすぎてオウミがヒトイヌ中毒になってしまっても問題ないということだった。

 捉えようによってはあまりにも邪悪な物言いに、職員は肩を竦める。

「……とんだ悪い職場ですねぇ、ここは」

「ふふふ。私もそう思うけれど、立場上聞かなかったことにしておくよ」

 にこやかに、悪びれもせず、言葉と視線を交わす二人。

 その前ではロボットに犯され続け、注がれた疑似精液で妊婦ほどにお腹を膨らませたオウミがいた。


 こうして、ヒトイヌとなったオウミは強制的に犯され続け、ひたすら嬌声を上げ続けるのだった。



おわり

Comments

ありがとうございます! 喜んでいただけたなら、私も嬉しいです^w^

夜空さくら

とても楽しく読んでいます。とても素晴らしいです!

goremz


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