キミと過ごした、全裸の夏 ~全裸ペットを体験~
Added 2022-09-09 14:44:59 +0000 UTC■ あらすじ:全裸露出に興味のあった都会の女の子・綿部鈴が、人里離れた田舎に引っ越し、裸族のような生活をしている田舎の女の子・五月雨塚なぎさと出会い、露出への道をどんどん進んでいく物語。
■ どんどん深みへと嵌っていく鈴。次回、最終話予定です。どんな事件が起きるのか、鈴となぎさの関係はどうなってしまうのか、二人の物語に最後までお付き合いくださると幸いですーw-ペコリ
■ 一部のエピソードは支援者様向けに限定して公開します。あらかじめご了承ください。
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全裸の私のことを、なっちゃんの御婆さんは完全に犬だと認識してしまっているようだった。
思わず固まることしかできない私の頭を、御婆さんがよしよしと撫でてくる。
「なんでこんなとこにおるのかはわからんけど……まあ、ええか」
そう言うと、御婆さんはスポンジを手に取り、そのスポンジにボディソープらしきものをかけて泡立て始めた。
「太郎の友達なんかねぇ。野良やったらノミいちょるかもしれんし、しっかり洗っとこなぁ」
御婆さんはそう独り言のように私に呼びかけながら、その手に持ったスポンジで私の背中を洗い始める。
「ひゃっ! ん、んぅ……っ!」
くすぐったくて、思わず声があがりそうになった。
いっそ声をあげてしまった方が良かったのかもしれない。
私は突然の事態に、どう対応すればいいのか、判断しかねていた。
(私が喋りかければ、さすがにおかしいことを自覚するかな……? でも、それで下手に、御婆さんを刺激するようなことになったら……っ)
なっちゃんを飼い犬に間違えたり、私を犬に間違えたりするような状態に御婆さんはあるわけで。
もし私のことを犬じゃないと気付いたら、御婆さんはなっちゃんのことも太郎ではなくなっちゃんだと気付くかもしれない。
その方が状況的には健全だとは思うけれど、御婆さんは飼い犬がいなくなってしまったことを再び突きつけられることになる。
そうなった時、御婆さんはどうなるのか。
(正気に戻るだけならいいけれど……その場合、なっちゃんにしたことも全部自覚することになるのよね……)
孫娘に首輪を巻いたり。
犬食いさせたり。
檻に閉じ込めたり。
改めて羅列すると、とんでもないことだらけだ。
二重の意味でショックを受けるだろうし、万が一それがトドメになって御婆さんが立ち直れなくなったら。
ぞくっと背筋を悪寒が滑り落ちる。
(む、無理……っ、そんな、こと……出来ない……!)
さっきはなっちゃんに対して、無責任に『早く病院にかかった方がいいんじゃないか』と思ったけれど。
いざ自分が同じような状況におかれて見ると、確かにこれは本気でどうしたらいいのか、悩んでしまう状況だった。
奇跡的に上手く回っている今を壊してしまっていいのか。
変に刺激をして、一応はちゃんと生活している御婆さんのいまの状態すらもなくなってしまったら、と思うと。
なかなか簡単には行動できない状況だった。
なっちゃんが現状維持を選ぶのも、無理はない。
(で、でもさすがにこれ以上は恥ずかし――ひゃあっ!?)
私がぐるぐると思考を巡らせていると、いきなり御婆さんの手が私の股間に突っ込まれた。
もちろん、それは体を洗うための動きであり、御婆さんに悪気も他意もあるわけじゃない。
しかしどんな意図であろうとも、恥ずかしい場所に触れられてしまったのは事実。
私はいまだかつてその場所を他人に触られたことはなかった。
まさかその初めてをこんな形で迎えることになるなんて。
「ひぁ……っ!」
「大人しくて、偉い子じゃなぁ」
こっちを犬と思っている御婆さんの手つきには遠慮というものがない。
ざっ、ざっ、と音がするくらいには勢いよく私の体をスポンジが撫でていく。
泡立てられたボディソープが私の体の滑りをよくして、御婆さんは私の体を隅々まで洗って来た。
体の前面を御婆さんの手が弄ってくる。
犬には絶対あり得ない胸の膨らみに触れれば、さすがに違和感を覚えるんじゃないかと淡い期待を抱いたけれを、御婆さんは全く気にした様子もなく、私の胸を――おっぱいを洗ってくる。
(ひああああっ!)
御婆さんの手つきに遠慮はなかったけれど、乱暴ではなかったので痛くはない。
痛くはないけれど、容赦なく揉みしだかれて、私は経験したことのない感覚に心の中で声をあげ、身を震わせることしか出来なかった。
そうしている間にも、御婆さんはどんどん私の体を洗っていく。
腕を持ち上げられたかと思うと、脇の下を擦られた。脇下から脇腹までを何度も擦られ、くすぐったいやら何やらで思考がぐちゃぐちゃになる。
お腹やお尻もしっかり洗われた。さらに、御婆さんは私の足まで洗い始める。
「ほれ、足の裏もしっかり洗うでなぁ」
「わっ、わわっ!」
足首を掴まれて持ち上げられ、私は前屈姿勢を取って両手を床につく。
意図せず犬みたいな四つん這いになってしまった。
御婆さんがもう片方の足も洗い始めたので、私は四つん這いのまま、大人しくしているしかなかった。
「ん……っ、んぅ……!」
人に足の裏を洗われるというのは、かなりくすぐったい。
私は笑い出さないように、必死に堪えていた。
そうこうしている間に、御婆さんは足を洗い終え、四つん這いになっている私の股間を思い切り擦りあげて来た。
「~~~~っっ!?」
その刺激はあまりにも強く、私は危うく悲鳴をあげてしまうところだった。
幸い、なんとか声をあげずに済んだけれど、もうそろそろ限界だ。
そう思っていたら、御婆さんは手桶を使って湯船のお湯を掬い上げ、それを私の全身にかけてきた。
体にまとわりついていた泡が落ちていく。
「ほれ、綺麗になったでなぁ。お風呂ば、はいっちょり」
そう言って御婆さんが私を浴槽側においやる。
私は四つん這いのまま、浴槽に浸かった。
お湯の中に体を沈めたことで、少し恥ずかしさはマシになる。
一息つけた私は、改めてどうしようかと悩んだ。
(頭だけ出した状態で話しかければ……さすがにおかしいことに気付くかな……いや、気付かれると駄目なんだよね)
なんとか御婆さんの目を掻い潜って、服を着てしまえばいいはずだ。少なくとも服を着てさえいれば、ちゃんと認識できるはずだから。
私はそう考えて、御婆さんから離れられるタイミングを見計らう。
さっさと正体を明かしてしまった方が、結果的には良かったのかもしれない。
けれどそんなことは、このときの私にはわかりようもなかった。
御婆さんが体を洗い、湯船に浸かり、そして、お風呂からあがっていく。
「こっちさおいで」
御婆さんに促されるまま、私は四つん這いでお風呂場から出た。
私が床を塗らさないように足拭きマットの上で立ち止まると、御婆さんは手早く自分の体を拭いて、寝間着らしき浴衣のようなものに身を包んでいた。
早着替えにもほどがあるけれど、もしかすると太郎を洗ってあげることに慣れているからかもしれない。それくらい、長年培われた動きだ。
素早く自分の身支度を整えた御婆さんが、私の方を見て笑顔を浮かべた。
「おー、お前さん、えらいのぉ」
御婆さんは大きなバスタオルを広げて私の体を包み込み、拭きながらそう褒めてくれた。
たぶん床を濡らさないように、足拭きマットの上で止まったことだろう。
思わず立ち止まってしまっただけなのだけど。
私はふわふわのバスタオルで全身を拭かれる感覚になんともいえないでいた。
(本当に……ふかふか……っ)
こんな状況でもなければ、ふかふかの心地よさに震えていただろう。
でも素直に喜べない状況だ。
全身を余すことなくしっかり拭き上げられ、濡れた体は十分乾く。
髪の毛はそうすぐには乾かなかったから、御婆さんはドライヤーを使って私の髪を乾かしてくれる。
熱風が、私の素肌を撫でていった。
「はふっ……!」
裸でドライヤーを浴びるのは、実は毎日のことだったりする。
お風呂上がりの脱衣所くらいは裸でもいいだろう、と髪を乾かす間はいつも裸だからだ。
だけど、自分の意思でやるのと、なし崩し的に人にやってもらうのとでは、同じ行為でも感じる感覚が全然違う。
それに体勢も、普段は立って行っているけれど、いまは犬が「お座り」するような姿勢だから、なんとも感覚が違った。
震えながらもなんとか変な動きをしないように耐え、どうにかこうにか髪を乾かしてもらった。
いい加減、御婆さんの目を盗んでどうにか身を隠したい。
けれど、目の前に御婆さんがいる状況じゃ、どうにもできない。
私がどうこの状況を切り抜けようかと考えていると、首に何かが巻き付けられる。
「んなっ!?」
「太郎のじゃけど、我慢してなぁ」
なんと御婆さんは犬の首輪を私の首に巻き付けて来ていた。
苦しくない程度に首輪がしっかりと締められ、私は動揺する。
さっきなっちゃんが首輪を巻かれている姿を見た時にも驚いたけれど、自身に首輪が巻かれることになるなんて、想像すらしていなかった。
(妄想くらいは、したことあるけど……!)
野外露出を好んで妄想を楽しんでいた私は、そういう想像もしないわけではなかった。
いわゆる上位存在によって人がペットとして扱われるような創作物は、枚挙にいとまがない。
だからそういう妄想をすることは、一応あった。あった、けれども。
(まさかこんな形で実現するなんて、さすがに想像すらしてなかったわよ……!)
「ほれ、太郎のとこ行こか」
御婆さんは私の首輪を掴んで歩き始める。
下手に抵抗したら御婆さんが転んでしまうかもしれない。私は御婆さんに牽かれるまま、ついていくしかなかった。
というか、見た目の年齢に比べ、御婆さんの力は結構強く、首が締まらないように私は従わなければならなかった。
脱衣所を出て、廊下へと連れ出される。
風呂場の熱が伝わっていて暖かかった脱衣所に比べ、廊下に出ると涼しい空気が漂っている。
友達の家で、全裸で、四つん這いで、首輪を掴まれて引っ張られている。
(なに、これ……っ)
あまりにも非現実的な状況に私は頭がくらくらした。
御婆さんはそんな私の反応を気にすることなく、廊下を歩いて行く。
私は自分の心臓が痛いくらいに跳ね回っていることを自覚していた。
恥ずかしい、というのは勿論だけど、この状況に露出狂としての自分が興奮してしまっている。
必死に手足を動かして、御婆さんの傍を付いていくのが精一杯だ。
その際、四つん這いになっているから、剥き出しの胸がよく揺れてしまっているのが、体の感覚でよくわかった。
そして、とうとう私はなっちゃんのいる居間へと到着した。
御婆さんが戸を開けて居間へと入る。
その音に反応してこちらを見たなっちゃんと、ばっちり目が合ってしまった。
なっちゃんの目が見開かれる。
「ッ!? れッ……んんっ!」
「太郎、どうしたんけ? 太郎の友達じゃないんか?」
なっちゃんは盛大に動揺していたけれど、御婆さんがそう問いかけたことで、大体の状況を把握したようだった。
「うー…………くぅん……」
申し訳なさそうにねっちゃんの目尻が下がっている。自分の家の事情に私を巻き込んだことを申し訳なく思っているようだ。
私は恥ずかしさで死にたくなりつつも、なっちゃんが気にしないでいいように、小さく唸った。
「んー……んぅ……」
とてとてと四つん這いで近づいて来たなっちゃんが、気遣うように優しくその頭を私の肩口に擦り付けてくる。
私もそれに応じて、頭を擦り付けた。
(傍から見ると、わけわかんないわよね、この状況……)
羞恥で頭がくらくらしながらも、冷静な私の部分はそう思うのだった。
実際、なんでこんなことになっているのか、訳がわからない。
首輪だけを身に着けた全裸で、友達と頭を擦り付け合っているのだから。
気が触れた世界がごく普通の居間に広がっていた。
その中である意味一番おかしい御婆さんは、ニコニコと笑顔だった。
やっぱり太郎の友達だったと思っているらしい。
そんな御婆さんは、私たちがとりあえず誤魔化していると、部屋の隅にあるケージの扉を開く。
「ほな、太郎とそん友達。そろそろ寝よか」
その中に入れと御婆さんは促した。
ケージはそこそこ広いから、二人で入ってもなんとかなるとは思うけれど。
(……ええい、ここまで来たら、仕方ない……!)
そう思った私は、困ったようにおろおろしているなっちゃんより先に、そのケージへと近づいた。
御婆さんはそんな私の様子を見て、笑みを浮かべる。
「おお、賢い子じゃなぁ。ええ子ええ子」
両手でワシワシと頭を撫でられ、少し気恥ずかしい。
私はケージの扉を潜って、中へと入った。
(うわ……わかってたけど……)
狭い。それに、どう控え目に考えても檻だ。大型犬を閉じ込めておくためのものだからか、がっちりした作りで多少ぶつかった程度ではびくともしなさそうである。
私はドキドキしながらケージの中に全身を入れると、なっちゃんも入れるようになるべく隅による。
床に置かれていた毛布は獣臭かったけれど、同時に違う臭いも感じる。
(……なっちゃんが使ってるからかな……? 結構、匂いが……)
そんな風に考えていると、なっちゃんが私に続いてケージの中に入ってくる。
さすがに大型のケージとはいっても人間二人が入るとかなりギリギリだ。
素肌同士が擦れ合ってしまい、変な気分になる。
ケージの扉が締められ、御婆さんはそこに鍵をかけてしまう。
「ほたら、おやすみ」
そう言いながら御婆さんは居間の電気を消すと、そのまま別の部屋に去って行ってしまった。
暗闇の中で、私となっちゃんの息遣いの音だけが響く。
暫くして、目が慣れ始めた頃、なっちゃんが口を開いた。
「……れい、ごめんなぁ。巻き込んで……」
「……いいよ。まさか御婆さんが私まで犬と勘違いするとは思ってなかったけど……」
ひそひそ、と言葉を交わす。
「もう少ししたら、おばあが寝入るけん。そしたらケージの扉開けるでな」
「……うん、よろしく……んっ……!」
私が軽く身じろぎしたら、なっちゃんの体に当たってしまった。
なっちゃんがそれに反応して体を動かすと、今度はこっちの脇腹に向こうの体が触れて来る。
「ひゃっ……! く、くすぐったい……ッ」
「んっ……! れ、れいこそあんま動かんで……ッ」
息を潜めながら、私となっちゃんは互いの裸身がすぐ傍にあるのを確かに感じていた。
私はただでさえ妙な気分になっているのに、すぐ傍に裸のなっちゃんがいるという事実に、さらに変な気分になってしまった。
結局、この後、なっちゃんがケージの底に隠していた鍵を使って、私となっちゃんは無事ケージから脱出することが出来た。
すぐにお互い服を着込んで、その日は特に何事もなく終わった。
翌朝、御婆さんが私を忘れていたらどうしようかと思ったけれど、幸い服を着た私を見てすぐに思い出してくれたようだった。
まあその時には同じように服を着たなっちゃんがいたから、最悪なっちゃんに自分の友達だと説明してもらえばいいだけだったのだけど。
その後朝食を一緒にごちそうになり、奇妙な体験をしてしまった日は終わった。
なっちゃんとも別に気まずくなることもなく、その後も普通に遊んだ。
むしろ、なっちゃんは誰にも言えなかった御婆さんのを私に相談することが出来るようになって、より私を親密な友達として認識してくれるようになったくらいだ。
そのまま夏休みが終わるまで、なっちゃんとの交流は続いた。
しかし夏も終わりに近づいたある日――その事件は起きた。
つづく