お嬢様、ヒトイヌ奴隷 急 その4
Added 2022-10-31 15:03:03 +0000 UTC■ あらすじ:お嬢様に与えられた、ヒトイヌ奴隷。その奴隷の面倒を見るように言われたお嬢様は、従順にそのヒトイヌの面倒を見るのだが……
■ ここで終わった方が綺麗かなと思いつつ、蛇足的エピローグに続きますーw-ペコリ 別にここで読み終えても問題ありません。お嬢様の身に何が起きたかを知りたい方は、エピローグもご覧くださいませ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これは夢、なのでしょうか。
私は四つん這いで歩いていました。体にはヒトイヌ拘束が施され、手足は窮屈に折り畳んだ状態になっています。
視界はかなり悪い状態です。リリーが被せてきた全頭マスクと同様の限られた視界で、一応周囲の状況は見ることができますが、とてもハッキリ見えるとは言えません。
体の感覚はどこかふわふわしていて、ヒトイヌ拘束が施されているのは理解出来ましたが、それ以外のことはあまりよくわかりませんでした。
お尻に力を入れてみると、尻尾飾りが動く気配があるので、突起物が挿入されていることは間違いないようですが、何か違和感も覚えます。
頭もいまいちすっきりしていませんでした。寝起きだったり酷く眠かったりするときのように、上手く思考が纏まってくれません。
夢うつつの状態で、私は歩いていました。
「フーッ……フーッ……フーッ……」
四つん這いで歩くというのは、それだけで重労働です。
肘や膝にクッションがあり、ある程度はサポートされているとはいえ、それでも少し動くだけでかなり体力を消耗します。
瞬く間に私の呼吸は乱れてしまっていました。
その上、そうやって必死に呼吸をするのですが、どれほど激しく息をしても、呼吸はちっとも楽になってくれませんでした。
リリーが私に被せた全頭マスクは、かなり呼吸が制限されるものでしたが、いま私はその時以上の苦しさを感じていました。
別のマスクを被せられているのか、それとも他に原因があるのか。
私は上手く働いてくれない思考を持て余していました。
出来れば立ち止まって考えたいのですが、それは出来ません。
私の歩みが少しでも遅くなれば、首に巻かれた首輪が引っ張られ、余計に苦しくなってしまうからです。
私の前には、大きな人影が先行して歩いていました。
いまの私はまともに見上げることも出来ませんので、それが誰なのかはよくわかりません。
ただ、ちらちらと見える顔を見る限り、メイドたちの誰かでも、トーニャでも、お父様でもないことはわかりました。もちろんヒトイヌ奴隷のリリーでもありません。
レッスンのために会う先生たちとも違うということは、私が会ったことのない方であるということです。
一体この方は誰なのか。私はその人にリードを引かれながら、そんなことを考えていました。
その人は無言のまま、ただ一定の速度で私を引き回し続けます。
私は懸命にそれについていきましたが、果てのない運動に体力の方が尽きかけてしまいそうになります。
ふらふらなんとか歩みを進めながら、私は何度もその方に向けて訴えかけます。
「ウゥ……ウーッ……」
休ませてほしい、という願いを込めて唸ったつもりでしたが、その方が私の願望を聞き留めてくれることはありませんでした。
少しでも歩みが遅くなれば、容赦なくリードを引かれ、首が絞められるだけです。
いつしか私は訴える余裕もなくなり、ただただ無心でその方の後を付いていくだけになりました。
全身から大量の汗が流れているのがわかります。喉がからからになって、意識が混濁しかけました。
脱水症状が表れ始めているのでは、と私が生命の危機を感じ始めた頃、ようやくその方の足が止まります。
私がふらつきながらもなんとかその横に並び、一息ついていると、急にその方が膝を突いて、私の顎に手をかけてきました。
大きな手です。お父様と同じか、それ以上の、男の方の手。それが私の顎を下から掬い上げるようにして掴んでいました。
それはちょうど犬の顎を掴んで顔を上げさせるのと、同じ仕草でした。
犬ならば特に問題のない行為なのでしょうけれど、私は人間で、四つん這いの状態で首を大きく持ち上げることはかなり辛い体勢になってしまいます。
「ンぅ……ッ」
苦し気に唸った私のことなどまるで気にせず、その方は私の口の辺りに何かを押し付けてきました。
程なくして、口の中、喉奥に何かが流れ込んできました。
「ンッ……! ンぅ……ッ!」
思わず咽てしまいそうになりましたが、なんとかそれを堪えて喉奥にその液体を流し込んでいきます。
口が完全に塞がっている以上、咽たところで吐き戻すことも出来ませんし、鼻から逆流したら息が詰まってより苦しいことになってしまいます。
いまここで咽てはいけないと直感した私は、必死にその液体を飲み干しました。
流し込まれた液体は、かなりの量になっていました。お腹が重くなるほどの量が注がれたところで、ようやくその人は手を引き、掴んでいた私の顎を解放してくれます。
「フーッ……フーッ……フゥーッ……」
必死に呼吸を整えます。そんな私の様子を見てか、その方はその大きな手で私の頭をワシワシと、いささか乱暴に撫でてくださいました。
お父様以外の方にされても嬉しくない、と思いましたが、存外その手つきは優しさも感じられるもので、少し心地よく感じてしまうのも事実でした。
それこそ、女性に対するというものというよりは、ペットの大型犬にするような撫で方であることは否めませんでしたが。
撫でるだけ撫でると、その方は再び立ち上がり、また私のリードを引いて歩き出します。
私はまだ歩くのかと絶望的な思いになりながらも、その後をついて体を動かし続けました。
飲まされている間は止まっていたので、少し体力が回復していました。脱水症状らしきものも感じなくはなりましたが、それでも疲労は溜まり続けています。
私はその方の後ろに続くのだけで精いっぱいで、体力が限界を超えて削られていくのに耐えるしかありませんでした。
十二分な水分補給をしたためか、体からはより大量の汗が流れているのがわかります。
ラバースーツとの摩擦がより強烈な感覚になり、私はただその感覚に打ち震えることしか出来ません。
「フゥ……ンッ、ンぅ……ッ、フッ……ッ、んぅう……ッ!」
歩いているだけなのに、体中が熱くなって、変な感覚が芽生え始めます。
無性にむず痒いような、そんな不思議な気持ちが全身から発生しているのです。
私はそのもどかしさに身を震わせつつ、ひたすら従順にリードを引いてくれる方の後を付いて歩き続けるのでした。
それから、どれくらいの時間が経ったのかわかりません。
私の思考はとっくに回らなくなっており、自分が何者なのか、自分がどういう状況にあるのかということすら、考えられなくなっていました。
ただひたすら、リードを引かれるままに歩き続けます。
身体中から感じる疼きはとっくに限界を超えていて、もしいま先ほどのように頭を撫でられたら、それだけで物凄く気持ちよくなれるだろうと確信することが出来ました。
(ウゥ……せつない……です……っ、うぅ……ッ)
なんでもいいからとにかく新しい刺激が欲しい。
早く体に触って欲しい。
そんなことしか考えられなくなっていた頃、ようやく前を行く人の足が止まりました。
私はそれに合わせて止まりながら、いよいよ何かしてもらえるのだと期待し、自然と股の間に力が集中してしまっていました。
括約筋が勝手に締まり、連動する尻尾飾りがピンと立つのがわかります。
私を導いていた人は、私の方を見下ろし、正面で膝を突きました。
「よく歩いた。ご褒美だ」
その人がそんなことを言いながら、私の頭を撫でてくれます。
片手で鷲掴みにするような乱暴な撫で方でしたが、とても心地よく感じてしまいます。
それがご褒美かと思ったのですが――私は突然発生した股間からの刺激に、全身を硬直させてしまいました。
「ふぎっ……!?」
最初、その刺激は肛門から来ているのだと思いました。
肛門に挿入していた、貞操帯の突起物。
それが震動しているのかと思ったのです。
しかしすぐに、それが違うことに気付かされました。
肛門の方はしっかり締め付けてしまっていましたが、それが振動しているわけではないとお尻の感覚で理解出来たからです。
私の股間に強い刺激を与えていたのは、股間にあるもう一つの、大事な穴に挿入されているものでした。
(う、そ――なん――で――?)
私は困惑せざるを得ませんでした。
なぜならそちらの穴への挿入は経験したことがなかったからです。
お風呂できちんと洗浄するように指導はされていましたが、何かを中に入れたことはありませんでした。
男性の方の性器を受け入れるための穴だと説明されていたので、そういうものなのだと特に意識することもあまりありませんでした。
その穴にいま、何かが入っています。最初に違和感を覚えたのは、初めての感覚にそれを理解できていなかったからのようです。
体の中で何かが蠢いている感覚は、肛門の方で多少経験はしていたとはいえ、こちらの穴で感じられる感覚は、全く別種のものでした。
(なん、ですの、これ……ッ、体の、中に……別の……形……ッ、はっきり……ッ)
挿入されているものが、体の中でうねるように動いているのがわかります。
肛門の方は、根元の方はともかく、奥に入ってしまうと感じられるのは圧迫感くらいで、それ以上詳しいことはわかりませんでしたが、前の穴は全然違いました。
体の中に入り込んでいる部分の形が明確に伝わってきます。
あるいは、散々歩かされて体の感覚が妙に研ぎ澄まされているからこそわかるのかもしれませんが、いずれにせよ自分の中に何かがあることを感覚で理解出来てしまうのは、かなり気味の悪いことでした。
ただ、気味は悪かったのですが、不快な感覚かといえばそれもまた違いました。
むしろその感覚は奇妙に心地よく感じられてしまって、私の頭を混乱させます。
(うぁ……ッ! なに、か……きちゃ、う……ッ)
限界を超えて酷使したはずの体が、勝手にガクガクと震え始めていました。
もう一歩も動けないほどに消耗し、満足に動かせない体が、その股の間から生じる感覚に突き動かされ、ブルブルと震え始めます。
身体が震え始めると、それに付随して体の全身を覆っているラバースーツの感触がとても強く感じられるようになり、胸の辺りが切なくなるような快感を覚え、そして――弾けました。
「フグッ、ウグウウウウウ――ッッ!!」
それが絶頂する感覚だということを、私はすぐには理解出来ませんでした。
頭の中が真っ白になって、気持ちいいという感覚が全てを埋めつくしていきます。
私はいつしか地面に倒れ伏し、ビクビクと痙攣するだけの存在と化していました。
絶頂した体が跳ね、その跳ねた時の衝撃でまた絶頂し――私は無間地獄に捕らわれていました。
血管が沸騰し、全身の肌が鋭敏になり、頭の中の神経が焼き切れそうになります。
(あ……、ああ……ッ)
結局その絶頂地獄が終わったのは、絶頂が止んだから、というわけではなく、体力の限界に達した私の意識が途切れたためでした。
無限に続く快感の中、私の意識は薄れていってしまったのです。
それからも、私はヒトイヌとして過ごし続けました。
ずっとヒトイヌとして過ごしているうちに、私は自分が『カロリーナ』という名前の令嬢だったということも思い出さなくなっていきました。
だってヒトイヌとして扱われるのはとても気持ちがいいのです。
苦しいこともありましたが、その度にご主人様が撫でて褒めてくれます。
頑張ればご褒美をくれて、気持ちいいことを気を失うまでやってくれるのです。
いつしか私は、かつての自分の状態の方が夢だったんじゃないかという気になっていました。
ヒトイヌの私が見た、人間の令嬢として暮らす分不相応な夢だったのではないかと。
いえ、むしろそうであるはずです。
だって、こんな男の方のおちんぽに吸い付いて、舐め上げて、歪な顔を晒してご奉仕するようなはしたないメスが、令嬢なわけないのですから。
「お前、ずいぶん上手くなったなぁ。偉いぞぉ」
一生懸命ご奉仕していると、ご主人様はそう優しく褒めて、私の頭を撫でてくださいました。
私は尻尾を全力でぶんぶんと横に振り、喜びを露わにします。この動きもすっかり慣れてしまいました。
「ほれ、頑張ったご褒美だ。ザーメンを飲み干しながら……いっちまいな!」
ご主人様がそう言うと同時に、私の穴の中のものを動かして、私を絶頂に導いてくれます。
それと同時に口の中に生臭く、ドロッとした白濁液を流し込んでくださいました。
噎せ返るような臭いを喉奥で感じつつ、私はそれを飲み干し、盛大に絶頂してしまうのでした。
私は、ヒトイヌ奴隷。
名前もまだ付けられてない、一頭のヒトイヌ奴隷なのです。
エピローグにつづく