スライムお嬢さま、会社ごと社畜OLをかう 序章②
Added 2018-12-17 14:22:22 +0000 UTC※タイトル変更しました。設定も若干変更予定です。
※ふたなり要素が含まれます。苦手な方はご注意ください。
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『だから――この会社ごと、マスターを買っちゃいました♡』
転生する前の世界で、私が――いえ、モンスターテイマーだった俺が従えていたスライムは、身体に跨がりながらそう言ってきた。
どろどろした身体はさっきまでの、いかにもなお嬢様っぽい姿をしていた時よりも遙かに体積が大きくなっていて、こちらの身体を飲み込まんばかりだ。
『前のように――思う存分、愛し合いましょう?』
そう頭の中に声を直接響かせてくるスライムに、なんと応えたらいいのか、わからなかった。
確かに、前の世界で自分がモンスターテイマーの男だった記憶は思い出した。
けど、いまの自分は、ただの一般人で、日々の仕事に疲れ果てた社畜で、三十路もすぎて唯一取り柄の若ささえ失われつつある女だ。
そんな自分が、こんな完全な人外で、凄い能力らしきものも持っていて、さらには会社を買えてしまうほどの富豪でもあるらしいお嬢様に好かれていいのだろうか。
正直、自分のことなんて忘れさせて、新しい出会いを探してもらった方が、このスライムのためなんじゃないだろうか。
自分が矮小な人間だと誰よりも知っているからこそ、そう思ってしまう。
元の世界ですら、うだつのあがらないモンスターテイマーでしかなかったのだから。
「あ、あの……スライム、さん」
とりあえず落ちついてもらおうと、スライムに呼びかけようとしたら、脇から震えた声が聞こえてきた。
「あのっ、お嬢様……っ。わ、私はもう行ってもよろしいでしょうか!」
その声の主は社長だった。以前にお見かけした時の尊大な態度は全くなく、ただ子鹿のように足を震わせて立っている。
考えてみれば、現代社会で明らかにあり得ない怪物を目の前にしているのだ。私は前世の『俺』だった時のことを思い出したから、スライムの存在自体にはさほど衝撃を覚えなかったけど、この人にしてみれば突如人外の存在が現れたようなもので、そりゃ怖いだろう。
どろり、とスライムが社長の方を向く。なぜだろう、スライムには眼も口もないのに、怒りの感情を社長に向けていることがはっきりわかる。
『マスターとの逢瀬を、邪魔するんですの?』
スライムの身体が怒りを表すように膨らみ、蒼かった色が真っ赤に染まる。それはまるで血が動いているかのようにも見え、ぶっちゃけ私も普通に怖かった。
「ひいいいっ……!」
怒気を向けられている社長など、ひとたまりも無く、泡を吹いて気絶してしまった。
結構凄い音立てて倒れたけど、大丈夫なのだろうか。
社長室の床が無駄に軟らかい絨毯で出来ていて良かったというべきか。
『全く……マスターの元雇用主だからといって、容赦してしまいましたわ』
容赦してたのか、いまので。
『悪人相手以外の殺人は御法度でしょう? マスターが教えてくださったことですわ!』
スライムなお嬢様はその液体状の身体をくねくねさせて、私にすり寄ってくる。
教えたことあったっけ、と当の私は思っていたけど、モンスターテイマーとしてそういえば教えた気もする。無闇に人を襲っちゃいけないとかなんとか。
私がなんとも言えずに黙っていると、スライムがふと、首を、いや身体を捻った。
『でも、そこの男は違法労働を常習化していた悪人でしたわね……』
なら殺してもいいか、と続きそうだった。
そうなったらさすがに焦る。
「いやいや! 無闇に人を襲っちゃダメだ! その通り! よく覚えててくれたな! えらいぞー!」
どこがスライムの頭かもわからなかったので、とりあえず適当に身体を撫で回す。
すごい弾力のある身体で、なんとも気持ちいい感覚だった。少しひんやりしていて、ゼリーみたいだ。
『うふ、うふふふふ! 久しぶりのマスターのなでなでですわ! もっと、もっと撫でてくださいませ!』
「お、おぅ……」
好感度がマックスなのが、逆に怖い。
なんでこんなに好かれてるんだろう。いや、確かに前の世界ではマスターだったし、モンスターテイマーとして従えてたモンスターを大事にはしていたけど。
元の世界ではスライムは喋らなかったから、こんなに好かれていたとは思わなかった。というか、そもそも雌かどうかも知らなかった。
(……スライムに雌雄の区別ってあったっけ?)
スライムは確か分裂をして増えたので、雌雄の区別は無かった気がする。
(いや、待てよ? そういえば……元の世界ではオナホ代わりに使ってたから……スライムちゃんとか女の子みたいに呼んでいたような……)
あとから思い返せば虚しいのも極まりない話だけど、女の子の膣に入れているつもりで、行為の最中も呼びかけていたような。
(『中に出すぞ』とか『孕め』とか『最高だったぜ』とか……あああ思い出したら死にたくなってきた!)
スライムが喋らないのを良いことに、理想の女性を抱いているつもりで自慰に没頭していた気がする。つまり、いま目の前にいるスライムはそれを全部知っているわけだ。
はずか死ねる。
過去の、というか前世の自分の恥ずかしい記憶を思い出して悶絶しつつ、どうすべきか考える。
(か、考えようによったら、虚しい一人芝居だったんじゃなくて、相手にちゃんと気持ちが届いていたってことだから……それはいいとして……いいとして!)
そう思わないと、恥ずかしさで三日三晩くらい悶絶してしまいそうだ。
当時はそれでも良かった。
けれど、いまの私は女で、スライムを満足させるべきものがない。
『また以前のように愛してくださいませ!』
スライムはそう言うけれど、私にはそれを成すためのものがない。
『いまのわたくしなら、もっとマスターを満足させてあげられますわ。マスターが望むなら、人型で愛し合うこともできますの』
そう言って、スライムは人間のお嬢様っぽい姿に変わった。でも身体の性質はスライムのままで、半透明で向こう側が透けて見えている。
正直、その姿には凄く惹かれるものを感じてしまった。ごくりと生唾を飲み込む。もし私が今世も男だったなら、興奮して股間を硬くしていただろう。
けれどいまの私の身体はそれがない。魂は奮い立っているけど、いきりたたせるものがない。悲しさを感じた。
でも黙っていても仕方ない。正直に言うしかないことだった。
「な、なあスライム……すごく、申し訳がないんだけど……いまの俺……いや、私じゃ、あなたを満足させることができないよ……」
指先のテクニックなんてものもないし、スライムを満足させられるとは思えない。
あとから考えれば、そもそも相手はスライムなんだし、生殖器の有無なんて些細なことだったんだけど、その時の私は「あれがなければならない」と、本気でそう思っていたのだった。
そして、そんな私の落ち込みに対し、スライムは斜め上の方法で解決してくれた。
『あら、そういえばいまのマスターには、おちんちんがないのでしたわね』
涼やかな女の子の声で「おちんちん」と言われて、魂の男だった部分がちょっと興奮した。私自身なんだけど、ちょろすぎないかな男の私。
『大丈夫ですわ、マスター。愛に不可能はないのです!』
そう言うや否や、スライムの身体が再び完全な液体状に崩れ、私の下半身に――正確には股間に染みこんで来た。
「うひゃあ!? ちょ、ちょ、何をッ!?」
タイトスカートとか、ストッキングとか、スライムの身体にはなんの意味もないみたいで、直接肌にスライムが触れてきている感覚があった。
『安心してください、マスター。少し大人しくしてくださいませ』
思わず股間を押さえようとした手を、スライムの濁流が押し戻した。
力の強い男性に押し倒されているみたいだ。一度痴漢に襲われて犯されかけた時、似たような体勢になった。
けれど、その時と違って、恥ずかしくはあっても恐怖はあまり感じなかった。スライムの手つき……じゃないけど、手つきのような触れ方が優しいからだろう。
やんわりと、恋人に抑え込まれているような感じだった。
思い掛けないスライムの強引な動きに、今度は私の女としての魂が震える。
でも、そのどきりとした感覚はすぐに驚愕に塗りつぶされた。
「ひゃあああ!? 変なところ触らないで!」
スライムの身体が、私の股間に刺激を与えてくる。それは自分で自分を慰めるオナニーよりも、遙かに強烈な刺激だった。自分なら次にどこを触るかわかっているから、備えることが出来るけど、スライムの動きは変則的で、身体が不定形なだけに、人を相手にするよりも遙かに予測が出来ない動きを見せていた。
『変じゃないですわ。マスターのここ……とっても美しいですわよ』
指先で盛り上がった部分を突かれるような衝撃が走る。
それは最近忙しすぎてオナニーすらご無沙汰だった私の身体には強すぎる刺激だった。
「ひゃうっ! あぁんっ、やめっ、あぁっ!」
勝手に腰が跳ね、スライムの動きに合わせて声をあげてしまう。これまでの女の人生であげたことのない悲鳴が口から零れた。
『ああ……マスターに対して不敬ですが……とっても可愛らしいですわ、ますたぁ♡』
蕩けるような甘い声で囁かれ、背筋にぞくぞくするものを感じる。
ただ、そのぞくぞくとする感じは全く和らぐことがなかった。腰を動かす度に、その感覚がさらに強くなる。
「ひっ、あっ、なにっ、これ、ぇ……ッ!」
『もうちょっとお待ちくださいね。もう少しで……ほら!』
タイトスカートの奥、ストッキングとショーツに覆われているはずのそこで、『何か』が動いた。まるでその場所から何かが出てくるかのような、そんな感覚が生じている。
それは私にとっては未知の感覚だったけど――『俺』にとっては馴染みの感覚だった。
スライムがやっているのか、着ているタイトスカートがたくし上げられ、ショーツとストッキングに包まれた股間が露わになる。露わにされて恥ずかしかったのだけど、そんな些細なことを気にしている余裕はすぐに無くなった。
そこに、明らかな異変が見て取れたからだ。
色気も何もない、セールで買ったショーツ。本来はあり得ないはずのものが、そのショーツを突きあげていた。
「ふ、え……? あ……! な、な、な……っ」
頭を持ち上げて『それ』を見て、私は驚愕する。スライムはそんな私の戸惑いに構わず、楽しそうに告げるのだった。
『これで問題なく、マスターに愛していただけますわ!』
スライムの力なのだろう。そうでしかありえない。
女の私の股間に――たくましい男性器が生えていた。
それは女性の一般的な平均身長しかない私にとっては大きすぎた。前世で男だった時の自前のものと比べても大きすぎた。
あんまり詳しくは無いけど、いまの世界でいうがたいのいい外国人サイズはありそうだ。そんなものが、ショーツを押しのけ、天井に向けてそそり立っている。
硬く脈打っているそれは、私の興奮を表すかのように、時折激しく震えていた。こんなもので貫かれたら、私なんかはひとたまりもないだろう。
いまの私にとっては未知の、前の俺にとっては慣れ親しんだペニスからの感覚が頭を痺れさせる。スライムがその力で生やしたばかりのペニスを、その液体状の身体で擦り上げてきた。
「ひぅっ……!」
あまりの刺激に、私はのけぞり、背中を反らして腰を突き出してしまう。その勢いでペニスが揺れ、余計にスライムの身体に擦りつけてしまって快感が弾けた。
悲鳴のような嬌声をあげ、悶える私を、スライムは楽しげに観察している。
『マスターが気持ちよさそうでわたくしも嬉しいですわ……! さあ、一緒に気持ちよくなりましょう!』
ただでさえ新しい感覚でいっぱいいっぱいな私を無邪気に追い詰めるスライムが、私のペニスをその柔らかな身体にあてがい。
ずぶり、とその身体の中へと受け入れていった。
つづく