スライムお嬢さま、会社ごと社畜OLをかう 序章④
Added 2018-12-24 14:15:10 +0000 UTCそれにしても、スライムの力というのはこんなに万能なものだっただろうか。
私が、いえ、前の俺が生きていた頃は、体積自体が小さな水筒に入る程度の大きさで、できることといえば俺が食べたものの骨とかの残飯処理や、水場の方向や強大な敵の接近を知る程度の感知能力くらいだったような気がするのだけど。あとは水筒に入れたまま男性器を突っ込むことでオナホ代わりにしていた、くらい。
低級モンスターにしては、めちゃくちゃ役に立つ存在ではあった。でもそれはあくまで便利なだけで、すごい能力を持っていたわけじゃない。
こんな、人ひとりを包み込んだ上で他にも分散出来るほどの体積も、人型になったり喋ったりすることも、人の身体を作り替えたりする能力も、そもそも物を考えて自律的に動いたりすることもなかったはずだ。
当時の俺でさえ、殺そうと思えば殺せたであろう弱っちいスライムだったはずなのに。
「どうやって、そんなに強くなったの?」
私がそう尋ねるとスライムは得意げだった。
『マスターともう一度会うためにがんばったからですわ。二度とマスターを失いたくなかったのです』
俺だった頃の最後の記憶は、一攫千金を夢見てダンジョンに挑んだところで途切れている。ダンジョンの罠にかかったモンスターに襲われてあっさり死んだのだろう。
モンスターテイマーが死んでしまった従者は、大抵はそこで契約から解き放たれるため、そのまま野山に帰っていくのが普通だ。知能が高い魔物なら、主人との関係によっては主人の遺骸を守ったりもするらしいが、スライムがそこまですることはほとんどない。
懐いてはくれていても、知能らしい知能はない、と思っていたのだが、このスライムは想像以上に賢かったようだ。
「……良く生き残れたね?」
元の世界で、スライムは最底辺の存在だ。強い種族のスライムもいたが、少なくとも前の俺が手懐けられるのは最弱のノーマルスライムだった。
このスライムも種族的にはそうだったはずなのだ。私の疑問に対し、スライムはその流線型のボディを得意げに逸らした。
『うふふ。マスターがたくさん、たっくさん愛してくれたおかげですわ。あのおかげで、魔力を宿すことができたのですから』
オナホ代わりにして精液を与えていたのがよかったらしい。確かに前の俺は若い男で性欲をもてあましていたことは否定できない。毎晩毎晩使っていた気もする。
性欲の権化だったことを思い出させられてしまい、内心俺は悶絶していた。
スライムはずっとそんな俺の死体を守ってくれていたのだろうか。そうだとすると、ひどく悲しい絵であると思う。そうさせてしまった自分が申し訳なく思った。
『マスター、その話はまたいずれにいたしましょう。……随分お待たせしてしまいましたわ』
言いながらスライムは私を社長の執務机に押し倒す。仰向けに寝かされ、完全にマウントを取られた。にげられない。
「あ、あの……スライム、さん?」
これはいわゆる捕食体勢というやつではなかろうか。
まな板の上の鯉、ともいう。
執務机は固いはずだったけど、スライムが薄く引き伸ばした体でコーティングしてくれているのか、ゴム製のベットに寝転がっているような柔らかくも固い反発の感触があった。
(……スライムの体って本当に便利だなぁ)
活用術に感心していると、スライムの手らしき部分が私の顔にそっと触れてくる。
『ああ、それにしても、本当にお可愛らしくなられて……でも、肉体的な衰弱が随所に見られますわね……肌など、酷い荒れようではありませんか』
肌の衰えを指摘されるなんて、女としては相手が嫌いな相手なら苛立つところだ。
でも、スライムはこちらのことを慮って言ってくれているのがはっきりとわかるほどに、痛ましげに言っていたので素直に恥ずかしかった。
「ね、寝る暇もあんまりなかったから……それに、年齢的にも、もう三十路だし……ひゃっ!」
スライムが触手のように分岐させた体の一部が、服の下に潜り込むようにして、私の体に触れてくる。
『体のほうも……ずいぶん痩せてしまわれて……っ、お労しい……!』
激情が籠もった声で、スライムが呟く。それと同時に、部屋の床の方から、ミシミシという音が聞こえてきた。
もしかしなくても肉団子にされた社長の体がさらに軋む音だろうか。あれ以上圧縮したら死んでしまう気がする。いや、助ける気はあんまりないけど。
一瞬全身を血のように赤くして怒りを露わにしたスライムだったけど、私が唖然としてみているのに気づくと、まるで早変わりの術のように、慈愛に蕩けた気配を滲ませる。
『ご安心くださいませ。私が来たからには、マスターには最高の健康をお約束しますわ。たとえ不治の病にかかろうとも、体ごと取り替えて治して差し上げます』
何気にさらっとすごいこと言ってないかこの子。
会社を買えるほどの資産の出所って、もしかしなくてもその能力を使って世の富豪とかの病気を治して得たのだろうか。
私がそんなことを考えている間に、タイトスカートの裾から入ってきたスライムの体が、スーツの首元から出てきて、私の顎まで伸びてきた。服の中でスライムがモゾモゾ動いてくすぐったいやら恥ずかしいやら。
『差し当たり、そうですわね。お肌の治療を致しましょうか』
そうスライムがいうと同時に、服の下に潜り込んでいたスライムの体が薄く引き伸ばされ、皮膚に直接張り付いてきた。
「うひゃあ!」
あっという間の出来事で、首から下の体に変な感触が広がっている。
全身タイツを履いた時のような、肌に余すことなく布が張り付いている感じ。ただ、全身タイツより、肌から感じる締め付けの刺激は強かった。
(……そういえば、数年前に会社の忘年会の余興で、全身タイツ着せられてみんなの前で踊らされたんだよね……あれはほんとに恥ずかしかったなぁ)
最近はセクハラに対する世間の風当たりが強くなったおかげで、そこまでのことをさせられることは無くなっていたけど、昔は酷いものだった。あれも確か社長秘書が主導してたんだっけ。
(あれのせいで唯一残ってくれてた女の子も居なくなっちゃったのよね……転職して幸せに暮らしているといいけど)
なんて現実逃避気味に考えていたら、いつのまに手にしたのか、スライムがなにやら服を折りたたんで大事そうに抱えている。
「って……うへあっ!?」
思わず変な声が出た。
スライムが愛しそうに抱いているのは、今日私が着てきた服だった。タイトスカートにスーツに、シャツ。それに色気のない上下の下着にストッキング。
(そ、それをスライムが持ってるってことは……っ!)
視線を自分の体に落とすと、予想通りの光景があった。
いつのまに脱がしたのか、私は素裸の上から、スライムの体に全身を覆われた格好になっていたのだ。
小さくはなくとも、秀でて大きいわけでもない双丘が、視界の端に映り、その頂点に位置するピンク色の突起は、スライムの柔らかい体に触れられた影響か、みてわかるほどに勃起しており、存在を主張していた。
スライムの体は半透明なので、それがはっきりと見えてしまっていて、私の羞恥は否が応でも刺激される。
なにより、仰向けに寝転がっている私からはよく見えないけど、裸になっているということはあそこもバッチリみられているということだ。
というか、いまの私の股間には、スライムが生やしてくれた『あれ』が。男性器がある。
双丘越しに、ちらりと見えたのは、逞しく屹立した男性器の先端で――私が少し意識を向けると、びくんと震えた。
「きゃあああああああっ!」
慌てて開き気味だった股を閉じようと内股に力を入れる。けれど、それを防ぐようにスライムが体の動きを押さえ込んでくる。
『うふふ、隠してはダメですわ。……少々お手入れは不足しておりますが、大丈夫。可愛らしいお体ですわよ』
手入れ不足と言われ、女の私の羞恥心がさらに煽られる。仕方ないじゃない。社畜にそんなところを手入れする時間があるわけがない。ちゃんと洗いはしても、形を整えるほどの余裕はなかった。
「わかってるなら、隠させてよ!」
そんな場所を見られていると思うだけでも、死にたくなるほど恥ずかしい。
スライムは私の懇願を受け入れてはくれなかった。
『安心してくださいませ、マスター。これからは私がきちんと整えて差し上げますから♡』
死ぬほど恥ずかしいのでやめてください。
そう言いたかったけど、すでにスライムは動き始めていた。じんわりと、あそこが熱くなる。
最初は、ペットボトルにでも入れた、温かいものを押し付けられているのかと思ったけど、違った。
首を持ち上げてなんとか自分の股間を見る。そこにはいままではなかった太い男性器が屹立しているが、それはいまはいい。問題はその根元。
そこを覆っていたジャングルが――ぶっちゃけ未処理の痴毛が――薄くなって溶けていっていた。
「――っ」
思わず息を飲む私に対し、スライムはニコニコとした笑顔だ。
『この世界には脱毛技術がありますが、レーザーのような野蛮な方法を取る必要はございませんわ。調整した消化液をかければ、この通り。皮膚には影響なく、毛だけを除去することができます。……ついでに脇や背中もやってしまいますわね』
股間に続いてそちらの方も熱く感じるようになった。物理的に熱くなっているのではなく、皮膚に影響が出ない程度の消化液の感覚だったようだ。
数分もたたない間に、脱毛サロンか何かに通い詰めたかのように、不要な毛のない体になっていた。
秘部の毛まで完璧に消されたのは、人によって賛否の分かれるところだろうけど。
女の私は秘部を無防備に晒してしまう上、子供のような状態にされてしまったことが恥ずかしかったが、私の前世である俺の感覚では、スッキリしてはっきり見えるようになった縦筋に興奮してしまう。
二重に興奮してしまい、頭の中がパンクしそうだ。
今の私は、現世の私と前世の私、両方の思いを抱えている。どちらが主というわけでもなく、どちらも確かに私であり、俺なのだ。
身体に引っ張られてか、若干女の感覚に寄りがちだけど、スライムの力で男性器を生やされているため、時折男の感覚も混じる。
『私の身体は構成成分をある程度自由に変えられるようになっていますの。身体を覆っている部分は、肌の張り艶が良くなるような成分にしておきますわね』
そんなことまで出来るらしい。スライムって、こんな万能生物だったっけ。
全身パックをされているようなものだ。じんわりと全身が温かくなって、凝り固まっていた肩や腰の張りが取れていく感じがした。
マッサージまでしてくれているようで、私は温泉に浸かりながらマッサージを受けているかのような、酷く心地よい感覚に思わず脱力してリラックスしてしまう。
スライムに包まれるという非現実的な気持ちよさに、毎日の寝不足もあって微睡んでいると、マッサージされている箇所が徐々に広がっていった。凝りの酷かった部分だけじゃなく、手足やお腹あたりなども入念にもみほぐされている感覚があった。
胸にもそのマッサージは行われ、優しく揉みし抱かれている。それは非常に優しい感覚で、満員電車内で無理矢理触ってきた痴漢の手とはまるで似ても似つかない。
「ん……っ、あ……ぁん……」
全身マッサージで微睡んでいたこともあり、思わず自然と吐息が零れる。身体が緊張しかけるのを、マッサージが凝り解し、また脱力状態に持って行かれる。
じんわりとした快感が全身に広がって行く中、乳房の頂点からビリビリとした鋭い刺激が生み出された。どうやら、スライムがその部分の身体の形状を変化させ、舌で舐められているような感覚を与えてくれているようだった。
「んっ、はぁ……っ、んぁ……っ、く、ぁ……!」
舌による巧妙な責めに、私は身体を仰け反らせて悶える。あまりに気持ちが良すぎて、目の前に星が飛んだのかと思った。いまだかつて、乳首だけでこんなに気持ちよくなれたことはない。
(うま、すぎ……っ、こんな……の……、もう……っ)
イってしまう。
目の前にまで迫った絶頂を予感した。あと一息、あともう一刺激があればいくことができる。
ところが、その直前スライムは動きを止めてしまった。絶頂寸前の昂ぶった気持ちが、徐々に萎んでいってしまう。
「なん……っ、でぇ……?」
思わずそう問いかける私に対し、スライムは悪戯を仕掛けている子供のような気配を滲ませていた。
『ふふふ。マスタ-、ダメですわ。まだいくのは早すぎます。こっちでも、気持ちよくしてさしあげますからね』
そういってスライムが次に刺激を与えてきたのは、私の股間だった。
スライムに生やされた男性器。そして、元から私の持つ未使用の女性器。社畜として働いてきた私には付き合っている彼氏などはおらず、セクハラやパワハラは日常茶飯事だったけど、さすがにレイプまではされていなかったので、私はいまだに処女だった。
その場所を、スライムの身体が責めてくる。まるで無数の手がそこに触れてきているかのように、情報量が多すぎて気持ちいいのか痛いのか、それとも苦しいのか辛いのかもわからなくなってしまった。わかるのは、ただスライムの与えてくる刺激は気持ちがいいということだけ。
すごい声で喘いでいた気がする。スライムはそんな私を見て、どうしてだか楽しそうだった。
『うふふ、ふふふふ、可愛らしいですわ。ますたぁ♡』
こっちは呼吸困難になるほどの刺激に藻掻いているというのに、スライムは呑気に刺激を続ける。乳房の方の刺激も加わり、頭の中が真っ白になって、何も考えられなかった。
なのに、私が絶頂に達しそうになると、ぴたりと動きを止めてしまう。スライムの手の内で自在に転がされる存在になりつつあった。
生殺しもいいところだ。
「お、おねがい……いかせてぇ……」
とうとう、私は恥も外聞もなく、スライムにそう懇願していた。私のことをマスターと呼んでくれるスライムなら、きっと受け入れていかせてくれるに違いないと。
だけど、スライムはそうしなかった。
『まだ我慢の時間ですわ、マスター』
優しい声音ながらも、有無を言わせない迫力があった。
のちに思い返すと、この時点での責めは、ほんの序章にすぎなかった。
スライムの責めはこれから始まるところだったのだから。
つづく
Comments
いつもコメントありがとうございます^w^ 次のお話で序章は終了し、その後はスライムとOLのめくるめく背徳の生活を描いていこうと思っています0w0 ご期待ください! 体調へのお気遣いもありがとうございます。体が資本なので、気を付けつつがんばります!
夜空さくら
2018-12-25 11:58:54 +0000 UTCあぁ…また朝からさくらさんの作品を読んで自分も同じようにされたくなり股間が悶え始まりました…💕 なかなかの展開になりつつ次が楽しみです💕💕 年末年始と一段と寒くなるような事も言っていますので、体調に気をつけながら執筆して下さい。
ken
2018-12-24 22:44:32 +0000 UTC