改変された世界の片隅で ~赤土政夫視点~ その5
Added 2020-03-04 13:21:05 +0000 UTC近所のラーメン店で働く、美人で可愛らしい、人気の看板娘・明日美さん。
彼女はいつも通りの快活な笑顔を浮かべていたが、改変された世界に沿った格好をしていた。
それは一言で言うならば、裸エプロン。
体にラーメン店の商号が入ったエプロンだけを身につけている格好だ。エプロンの裾からチラチラと覗く太ももが目に眩しい。
肩も鎖骨もむき出しで、後ろから見た彼女の姿がどう見えるのか、その蠱惑的な艶姿を想像するだけでペニスに血流が集中する。
いままでの彼女は動きやすさを優先して、普通のスニーカーを履いていることが多かった。彼女の他にも従業員はいたが、接客は基本的に彼女がひとりでやっており、出前も彼女が届けることが多いため、彼女が動きやすさを優先するのは当然だっただろう。
しかし、いまの彼女はスニーカーではなく、ヒールのそこそこ高いブールを身につけていた。裾は膝下までで膝の可動域は邪魔していなかったが、走るのに向いた装備ではない。
黒い革のブーツがむき出しの白い肌の素足を包み込んでおり、そのコントラストが利いていて非常に扇情的なものを感じさせた。
そして、それで着衣は全てだ。
それ以外の余計な装飾品は一切身につけておらず、生まれながらの肢体をそのまま晒していた。
白昼の住宅街で、その姿はあまりにも目立つ。しかし本人も含め、その姿を疑問に思っている者はいないようだ。もしいたならばもっと騒ぎになっているだろう。
住宅街は静かなままで、彼女は迷いなく堂々とこちらに向けて歩いてくる。
(肉便器の格好も魅力的だったけど、これはこれで別の魅力があるな……)
厳重に、自由一つないように拘束された肉便器の女子の姿とは、全く違うベクトルの魅力がある。私は興奮して心臓の鼓動が早くなるのを感じていた。
改変された姿ではあっても、態度は全く変わらない。家の前までヒールの音を響かせながらやって来た彼女が、いつもの笑顔で礼儀正しく頭を下げる。
「いつも御利用ありがとうございます! ラーメン一丁、お持ちしました!」
店には何度も訪れていたが、顔を覚えられるほど利用していはしなかった。
魅力的な女性を見ればとりあえず口説きに行く光樹と違い、私は食事をするだけで強いて彼女に話しかけたりもしていない。印象は薄いはずだ。
だが、さすがに客商売をしているだけあって、相手が初めて会う客かある程度店を利用している客かくらいはわかるらしい。
いつも、という言い方に若干の含みがあった。そういった細やかな記憶や配慮が、彼女が人気の看板娘である理由なのだろう。
(まあ、それはいいとして……)
私は彼女から、注文した料理を受けとる。ラーメンは、なぜかスープが別容器になっていて、あとで麺にかけるようになっていた。
(確か出前で運ぶ時も、普通に麺と一緒にしていたような気がするんだが……?)
近所であることもあって、私が直接出前を頼んだことはなかった。一人分を頼むくらいなら普通に店に行って食べた方が早いし、出前料金でない分、安いからだ。
しかし店で食べている時に、出前に出ていく彼女を見たことはあった。その時は確か普通に用意したラーメンに注いだスープが零れないように、ラップをかけて運んでいたはずだ。
わざわざ麺とスープを分けるように変わった理由は何なのか。
その理由は少し考えればすぐ察する事ができた。
(麺が伸びないように……か。なるほど)
例のサービスを受けるなら、その間は出前された料理は食べられない。そうなると普通より届けてもらった料理を食べるまでの時間は長くなってしまう。いつも通りにラーメンを持ってきていたら、麺は伸びきってしまうだろう。
冷めてしまうのはどうしようもないが、それは電子レンジなどで対応すればいいだけだ。
ひとまず、玄関脇の下駄箱の上に料理を置き、出前の代金を先に支払う。
そして、彼女はついに核心に入った。
「それでは『明日美のサービス』を行わせていただきますね! お好きなサービスを選んでください!」
そう言って彼女がエプロンのポケットから取り出して見せてきたのは、風俗店か何かで見るような、性的なプレイのメニュー表だった。
(ふむ……サイトに載ってたのは、サービスの呼称だったのか)
サイトに載っていたメニュー名の下に、細かなプレイ内容が書かれている。『胸』ならパイズリだとか疑似搾乳プレイだとか、部位事にかなり細かいサービスをしてくれるようだった。
おまけに、サービスというだけあってタダなのだから驚きだ。前までの感覚だと、あまりにお得すぎて、正直少し申し訳ない気分になる。
ただでさえ出前という形で時間を使わせているのに、サービスでさらに時間を食う。一般的に言って全く割りに合わないサービスだろう。
(利益度外視……でもそれで経営は成り立つのか……?)
ふとそんな疑問が湧いた。少なくともいままでの経済感覚ではとても無理なはずだ。
不景気な世の中、そんなサービスをしていては店が潰れてしまうだろう。
私が気にするべきことではないが、そう感じてしまう。
(……いや、そもそもこの世界は不景気じゃないのか)
改変者がどういうつもりなのかは知らないが、余計な人死にが出ないよう調整する程度の良心はある人間だ。ならば不景気に起因する貧困や格差という問題も、かなり改善している可能性は高い。
全世界の人間の意識を改変出来るのなら景気の改善くらいは容易いだろう。
(正しいか正しくないかはおいておいても、暮らしやすいのは確かだな……)
明日美のサービスメニューを眺めながら、そう思うのだった。
いまは目の前のサービスを楽しませてもらうことにしよう。
「それじゃあ……膣でサービスして貰っていいですか?」
結局一番人気のメニューを選んだ。一番無難なメニューを選んでしまうのは私の癖だが、今回に限ってはまずオーソドックスなところから体験しておきたい。
「はい! わかりました! では、おちんぽを出していただいてもよろしいですか? あ、それと体位はいかがしますか?」
さらっととんでもない発言をする明日美さん。
それが快活な笑みと共にされるものだから、私はなんともむず痒い感覚になった。恋人どころか、友人未満である知り合いにいう台詞ではない。
「そうですね……私がそこに腰かけるので、腰の上に乗って来てもらう騎乗位は可能ですか?」
「はい! もちろん可能ですよ!」
「じゃあそれでよろしくお願いします」
私は玄関の上がり口に、靴を履くときのように腰かけつつ、ズボンの中から勃起したペニスを露出させた。
両手を後ろにつき、上半身を半分寝かせる。すでに興奮状態にある私のペニスは、硬くなって反り返っていた。先端が天井を向いている。
私の準備が完了すると、その私の上に明日美さんが跨がってきた。彼女は膝立ちになって、ブーツの底で床を汚さないように配慮しつつ、私の腰の上に腰が来るようにしている。
「それでは、始めますね!」
邪魔にならないように、だろう。明日美さんは着けていたエプロンの裾を、両手で摘まんで持ち上げた。
そうなれば当然、明日美さんの股間が私の目の前数十センチで晒される。
明日美さんのそこには、毛が全く生えていなかった。外陰唇のヒダが微かに盛りあがっている。グロテスクということはなく、とても魅力的な姿だと感じた。
元々の彼女がどれくらい経験豊富で、その場所がどういう状態だったのかはわからないが、いまとなってはどうでもいいことだ。
「失礼します!」
エプロンの裾を捲り上げ、私の眼前に堂々と晒された彼女の秘部が、私のペニス目がけて下ろされていく。
ただ出前を持ってきてもらっただけなのに、玄関先で彼女とこんなプレイに興じているなんて、実におかしな話だった。玄関扉は開けっぱなしだから、いま家の前をと同じアパートの住民が通りがかったら、全て見られてしまう。
それで問題になることはないのだろうが、改変された世界ならではの奇妙な光景のように思えた。
綺麗に恥毛が剃られた明日美さんの秘部が、私のペニスの裏筋を擦り上げる。
「……っ」
その感触は私にとって未知のもので、非常に気持ちのいいものだった。
肉便器に出してから、少し時間が経っていたので、私のペニスは元気を取り戻している。油断したら挿入する前に出してしまいそうだった。
(さすがにそれは……情けないよな)
この世界でも早漏とかそういう感覚があるのかはわからないが、私自身がそれを許せない。
私は出してしまわないように細心の注意を払いつつ、明日美さんが動くのに任せた。
「ん……ちょっと失礼しますね」
脚だけでは安定しないと考えたのか、明日美さんは捲ったエプロンの裾を口に咥え、両手で私の脇腹を掴んで来た。滑らかな明日美さんの掌の感触が脇腹に伝わってくる。飲食店に勤めているにしてはかなりすべすべの手だったが、それだけ気をつけて手入れしているということなのだろうか。
それにしても、くすぐったがりではなくて助かった。くすぐったがりだったら、思わず笑った拍子に射精してしまっていたかもしれない。
「ん……っ、はひふぁすっ」
エプロンの裾を口に咥えているため、不明瞭な言葉を明日美さんは発する。たぶん「行きます」だろうか。
それにしても、明日美さんのような可愛らしいうら若き女性が、私という男の腰の上に跨がり、裸エプロンの裾を口に咥え、いままさに秘部に私のペニスを咥え込もうとしている。
なんともすばらしい状況だった。世界が改変されなければ、ほぼ百パーセント有り得なかった状況だろう。改変者には感謝しなければなるまい。
明日美さんの秘部は微かにひくついていて、触れている私のペニスにもその小さな動きは伝わってきていた。
まだそれほど刺激は与えられていないはずだが、彼女のそこはしっとりと湿りだしていた。その濡れる早さは普通に感じるにしては早すぎる。恐らくではあるが、手早く濡れるように訓練しているのではないかと思われた。
(毎回ローション使うより、自分の意志で濡らせるならその方がいいからな……)
実際のところがどうかはわからないが、私はそう解釈した。
そして、明日美さんは片手を使って私のペニスの先端を自分の膣へと導く。すべすべの指がペニスを摘まんだ瞬間、思わず出そうになって危なかった。
脱力した彼女の膣の入り口が、私のペニスを先端から順番に飲み込んでいく。
生暖かく柔らかいものにゆっくりと包み込まれていく感触は、オナホールとは比べ物にならないほど、強い快感を生み出していた。
「んんっ……んぅ……っ」
明日美さんはエプロンの裾を咥えているため、明瞭な声が出せない。それが喘ぎ声を出すのを堪えているようで、非常に性欲がそそられる。彼女の中を突き進みつつも、ペニスの硬度があがっていくのを感じていた。
そして完全に私と明日美さんの腰と腰とがぶつかり合う。私のペニスの先端は突き当たりにぶつかっているようで、なんとも素晴らしい快感を覚えていた。
(う、お……! まずい、今動かれたら……!)
為す術もなく絞り出されてしまう。そう感じた私は、咄嗟に彼女の腰を掴んでその場に留めた。
腰を動かして上下運動をしようとしていたらしい明日美さんだったが、どうやら明日美さんはくすぐったがりだったようだ。
「ふむぅっ、ふっぅ!」
咥えていたエプロンの裾を離さなかったのは奇跡だった。声をあげる代わりに、彼女は身体をくねらせ、くすぐったいのを堪えた。そのくねりは咥え込まれている私のペニスにも伝わって来て、爆発寸前まで昂ぶった。
ギリギリ射精の波をやりすごすことができた私は、ほっと内心胸を撫で下ろす。挿入しただけで終わったら、もったいなさ過ぎる。もう少し彼女の膣を堪能しておきたかった。
「す、すみません」
咄嗟だったとはいえ、腰を掴んだのはやりすぎだったかもしれない。慌てて彼女から手を離しつつ、明日美さんに向けて誤った。
明日美さんはエプロンの裾を咥えたまま、「むー」と少し不満げに呻いたが、気を取り直してくれたのか、再び腰を動かし始める。
さっきはゆっくり感じる余裕もなかったが、彼女の身体の中に入った私のペニスが、彼女の膣道を出入りしているのをハッキリと感じた。
膣壁のヒダが擦り上げていくのを感じる。膣によってペニスが程よく締め付けられ、かなり気持ちいい。
「くぅ……っ!」
さらに明日美さんは腰を上下に動かしつつ、抜けないギリギリのところを見極めて腰を回し、こちらに不規則な刺激を与えてきた。
(こんなに、テクニックがあるなんて……!)
普段、店で見かけていた彼女の様子からはとても予想ができない。もちろん、ただの店の客にそんな夜の顔を見せる訳はないのだが、それでもだ。
あるいは、改変された世界だからこそなのかもしれない。無意識であれ、半年もこのサービスをやってれば、自然と技術が身につくのだろう。
あるいは無意識だからこそ、なるべく早くサービスを済ませるために、相手を射精に導く技術が磨かれていった可能性もある。
そんな彼女のサービスに、童貞の私が長く耐えられるわけがなかった。
赤土政夫視点 その6 につづく