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夜空さくら
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改変された世界の片隅で ~千本松光樹視点~ その9


 剃毛するためのクリームをサユリの股間の恥毛に塗りたくる。

 元々普通の女性として手入れは欠かしていなかったらしく、生えている状態でも、さほど見苦しくはない。

 この状態なら残しておいてもよかったかもしれないが、今後は俺が飼い主として手入れをしなければならないとするなら逐一整えるのも面倒だ。綺麗さっぱり剃ってしまうという方針の方が、同じ手入れをするのでも楽だろう。

(でも実際のところペットとはいえ人間なんだし、自分で勝手に手入れするようにすることもできそうだよなぁ……その辺も確かめてみたいところだが)

 ペットとして飼った女に訊けば、最悪怪しまれてもそいつを始末すれば済む。いますぐ訊かなくてはならないことでもないため、その事は黙っておいた。

 指先でクリームを毛に馴染ませながら、ついでにサユリの秘部を軽く弄る。

「ん……っ、あっ」

 サユリはぴくんと身体を震わせ、刺激に耐えていた。

 気持ちよく感じているようだが、それをこの場で正直に出すには少々恥ずかしい、そんな微妙な雰囲気だ。

 人間としては当たり前の感覚だが、ペットとなったと考えると少し不自然な気もする。

「……人間のペットにも羞恥心って普通にあるもんすかね?」

 これが訊いておかしなことだとしたらまずかったが、店長は普通に応えてくれた。

「普通はないものですね。ただ、人間からペットにした場合は、人間としての羞恥心をあえて残す場合も多いんですよ」

「そうなんすか?」

 サユリがそういうことを想定していなかったようだから、人間として扱われている者がペットに変わることはあまりないのかと思っていた。

 だが、そういう場合も多い、という店長の言い方からすると、そんなに珍しいことというわけではないようだ。

 俺は「人間がペットになる」ことを指して珍しいことなのかという意味で訊いたのだが、どうやら店長は「羞恥心を残すのはなぜか」という意味で受けとったようだった。

「基本的に人間からペットになる場合は、人間だった頃の感覚のままでペット扱いしたい、という希望が多いんですよ。なので肩書きがペットになり、ペットとしての動き方を学習するだけの場合が多いんです」

 ただ、と店長は苦笑気味に続ける。

「個体差もありますが、羞恥心をそのままにする場合でも、大抵は一週間もすれば自然に消えてしまいます」

「マジで?」

「人間という動物は適応力が高いですからね。どうしても慣れてしまいます。こればかりは残そうとしても残せるものではなく、どうしようもありません」

 店長はそう諦めの境地で呟いた。

 どれほど貞淑な育ちの女でも、風呂あがりに裸でぶらつくのが当たり前の家で暫くそこに合わせて暮らせば、それに慣れてしまう、というような感じだろうか。

 言われてみれば、当然かもしれなかった。

 特にこの改変された世界では、裸の様な格好で活動している者も多いのだし、最初のうちはそれまでとの落差で恥ずかしくても、慣れていくのは自然なことだろう。

「そういうわけで、羞恥心を感じさせないように、ペットとしての格好や扱いに慣れさせる訓練を課すことも一応可能ではありますが、放っておけば自然に慣れてしまうため、あまり意味はないかと思います。稀に、自然には羞恥心が消えない個体もおりますが、その時になってから改めて訓練するということにしてもよいかと」

「……そうっすね。それでいいっす」

 店長の言い分は真っ当だったので、俺はそれに従うことにした。

(サユリを使って色々試すつもりだしな……別に羞恥がどうとか関係ないし)

 そう考えた俺は、改めてサユリの剃毛処置に取りかかる。

 サユリの恥毛にはクリームの泡が纏わり付き、白くなっていた。

 店長に渡されたカミソリを宛がう。動く気配はなかったが、一応念を押しておく。

「動くなよ。俺はそんなに器用じゃ無いんだ」

「は、はい……っ」

 弱々しくサユリが頷いた。初めて会ったばかりの男の前で、女の急所を曝け出さなければならない気持ちは果たして如何様なものだろうか。

 若干涙目になっている彼女の様子は、俺の嗜虐心を大いに刺激してくれた。

(とはいえ、流血させたいわけではないし)

 慎重にカミソリを動かし、サユリの恥毛を剃っていく。あまりこの手のクリームを使ったことがなく、剃毛プレイなんてしたことがないからどれくらいのものなのかよくわからないが、サユリの恥毛は綺麗さっぱりなくなり、つるんとした股間になった。

 軽く指先で触れてみても、剃り残しなどは全く感じられない。何気なく渡されたが、クリームもカミソリも相当質のいいものだったようだ。

 まるで最初から毛なんて生えていなかったかのように、見事なつるつるっぷりだった。

(もしかして脱毛クリーム的な成分も入ってたのか……? まあ、いいか)

 これでサユリの股間の様子がよく見えるようになった。

 サユリの秘部は、朝に出会った若い犬娘に比べれば、完全に綺麗なスジというわけにはいかず、ラビアの主張が激しかったが、逆にそれが性的な生々しさに繋がっていた。

 恥ずかしがる彼女の気持ちに合わせてかヒクヒクと動いていて、何かを突っ込んで欲しがっているようにも見えた。

 そのいやらしい動きを見せる秘部から、透明な液体が滲み出す。残ってしまったクリーム、というわけではなく、それは明らかにサユリ自身が分泌しているものだった。

 俺はそれを指先で掬い、彼女の目の前でこね回して糸を引かせて見せる。

「まだほとんど刺激を与えていないのに、ずいぶんな濡れようだなぁ?」

「……っ!」

 店員からペットになったばかりだから、どういう反応をするかは未知数だったのだが、サユリは普通の女子のように恥ずかしがっていた。

 今後虐めて楽しめそうな反応だ。

(いい掘り出し物だったのかもな。少し気になることはあるが……まあとりあえずは置いておいていいか)

 まずはサユリの具合を確かめることだ。もうほぼ購入する方向で気持ちは決まっているが、もしかすると絶望的に相性が合わない可能性もないわけじゃない。

 俺はさっそくサユリの下の口の具合を確かめるべく、ズボンを脱いでそそり立つチンコを取り出した。

 朝からもう何度も射精に到っているというのに、俺のものはまだまだ元気だ。

 絶倫であって良かったと心から思う。

 改めて俺のものの大きさを実感したのか、サユリが息を呑むのがわかる。宛がってみたため、先端がかなり上の方まで来るのが実感出来たはずだ。そこまで貫かれると思えば、緊張するのも無理はない。

 すでに多少濡れては居るようだが、俺のものを受け入れるのには少し足りなさそうだ。

 舐めさせるか、どうするか。

 悩んだ俺の前に、店長がローションらしき瓶を差し出してくる。気遣いが細やかだった。

「どうぞ良ければお使いください」

「どもっす」

 ありがたく使わせて貰おう。俺はそのローションの瓶を手に取り、片手に中身をぶちまける。その手で自分のチンコを握り、しっかりとローションを馴染ませた。

 余った分は、サユリの股間に塗り、穴の中にもローションに塗れた指を突っ込んで馴染ませておく。

「ひゃんっ、ああんっ」

 ローションを塗っただけだというのに、サユリは気持ちよさそうな嬌声をあげ、その身体を跳ねさせた。乗っている台がギシリと揺れる。

 気にせずどんどん奥まで指を入れていくと、だんだんローションのものだけではない滑り気が生じ始めた。

(やっぱ、常識が改変されて濡れやすくなってんのか? 俺の経験上、女の膣ってこんな簡単に濡れるもんじゃないはずなんだが……)

 たとえ経験豊富な女であっても、わかりやすく愛液を分泌し、ここまで「濡れた」状態になることは滅多になかった。

 いままでは俺と本気でセックスしたがっていた女がいなかった、ということかもしれないが、その想像はあまりにも虚しい。

(気持ちが改変されたことによって、女が『感じる』ということに対する精神的障害が取り払われたから、感じやすくなっている……ということであって欲しいぜ)

 いままでのセックスが虚しく感じられてしまうので、俺はその予想が合っていることを祈った。

 ともあれ、今の目の前で股を開いている女が、挿入準備の段階で感じていることは紛れもない事実。

 俺はそそり立つ自慢の肉棒を、サユリの割れ目に擦り合わせた。

「よし……じゃあ、具合を確かめさせてもらうぞ」

「ど、どうぞ……お気の済むまで」

 俺のもののでかさに怯みつつも、サユリはそう健気に言ってくれる。

 そんなことを言われて、昂ぶらない男がいるだろうか。いや、いない。

 俺は先端をサユリの入り口に宛がうと、容赦なく思いっきり腰を入れて突き入れた。

 一気に根元まで突き刺さってしまった。先端がサユリの子宮の入り口を捉えているのを、なんとなく感じる。

「――ぎっ!?」

 いきなり奥まで突き込まれ、彼女は声をあげて悶絶する。いきなり奥まで突き込んだのはさすがに利いたらしく、悶絶するばかりで声もあげられないようだ。

「む、ぅ……これは……中々いい具合だ……っ」

 膣道のヒダが絡みついてくるようだ。サユリのそこは本人が目を白黒させて悶絶しているのにも関わらず、膣だけが別の生き物のように俺のものを締め付けてきていた。

 暖かい膣が俺のものを強く締め付け、精液を搾り取ろうとしているようだ。

(名器、っていうのかどうかわかんねーが、これはいいな……! 最高じゃん!)

 腰を引こうとすると、締め付けがさらに強くなる。逃がさないと言わんばかりだ。持って行かれそうになる。

 一方、本人はそれどころではないようで、大声をあげないようにか両手で口を押さえていた。別に喘ぎ声を出したって構わないと思うが、何か色々と思うところがあるのだろう。

(まだ本番はこれからだぜ……!)

 政夫みたいな童貞がこんな刺激を喰らえば、早々に出してしまうのかもしれないが、経験の豊富な俺は違う。

 サユリの膣がチンコに絡みついてくる刺激を楽しみつつ、ゆっくりと後退する。ずるずる、と性器同士が擦り合い、サユリは身体を痙攣させるほどの快感を覚えているようだった。

「~~~ッ、ぁ、ひゃっ!」

 びくん、と身体が一際大きく跳ね、膣の締まりが一段と強くなった。

 その瞬間を逃さず、俺は再度サユリの最奥までを自分のもので貫く。

 さっきとはまた違う強さで締め付けてくる膣道を、無理矢理押し開きながら奥まで侵略していく。

「ふぇ!? あっ、あ、あああああアッ!」

 びくんびくん、とサユリの身体が跳ねた。連続で絶頂してしまったのだろうか。俺の動きに合わせてここまで元気よく感じられると、こちらとしても動きがいがある。

 先端が再び子宮口に到達した。感じることによって少し子宮口が降りてきたのか、さっきよりも強い力で押し返される。

(おおう、中々相性良いじゃねえか! この調子で、思いっきり逝かせてやるぜ……!)

 俺はこれがサユリをペットとして飼うかどうか、その判断をくだすためにやっていることなのだということをすっかり忘れ、腰を激しく動かすことに夢中になった。

 獣のように激しく腰を振り、サユリの奥を責め立てる。じゅぷじゅぷと激しい水音を響かせながら抉るように腰を動かし、サユリに悲鳴の如き喘ぎ声を上げさせ続けた。

 俺が射精するまでにサユリが何度絶頂したか、数えるのも億劫になるほど、サユリは思いっきり感じまくっていた。

 盛大にサユリの奥に白い精液をぶちまけて、俺が一息吐いた時には、サユリは白眼を向いて気絶していた。

 それでも俺の射精に合わせて膣だけはひくついて精液を最後の一滴まで搾り取ろうとしてくるのだから、こいつの膣もなかなかのものというべきか。

 涎だの涙だの、垂れ流して脱力し、サユリは酷い状態になっている。つくづく俺の嗜虐心をくすぐるペットになってくれそうだった。

 思いっきり出して少し萎んだチンコを抜きながらも、そんなサユリの姿を見ているとそそられてしまう。もう一度くらいヤリたくなったが、そんな俺に店長がタオルを渡してきた。

「ご満足いただけましたか?」

 少し苦笑い気味なのは、単なるチェックのはずが少し本気になりすぎたからだろうか。

 確かにペットを買う時に、少しじゃれて遊ぶ程度なら普通だが、全力でじゃれ合って遊び始めたら、店員の立場としては苦笑せざるを得ないかもしれない。

 少し恥ずかしくなった俺は、渡されたタオルで色んなもので汚れたチンコを拭い、いそいそとズボンを履き直した。

「んん……すんません。ちょっと、いや、だいぶ気持ちよかったもんで……」

 店長は苦笑いしながらも、許してくれたようだ。

「それだけ相性抜群であれば、こちらとしても嬉しいですけどね。……ご購入、ということでよろしかったですか?」

 こちらの反応を窺うように言われたが、暗に「ここまでやっといて引き取らないなんてことはないよな?」と圧をかけられている気がする。

 俺としてもいまさら購入の話を反故にするつもりはない。

 この世界を理解するための実験台として役に立ち、さらに相性も抜群と来れば、もはや何をいわんやだ。

 店長にサユリを購入する意思を伝えると、店長はほっとした様子で頷く。

「では色々な手続きをする必要がありますから、こちらに。今日はお車でお越しですか?」

「いや、電車っすね」

「この後はどこかに行かれるご用事は?」

 そう訊かれ、俺は少し考える。

 まだ改変された街を見て回りたい思いもあった。夜には家に帰らなければならないが、まだ時間はある。

「そうっすね、まだ少し用事があるっす」

「でしたら、サユリは箱に詰めてご自宅に輸送することになりますので、その作業も――」

 この世界ならではのことが色々とあるのだろう。

 面倒に思いつつ、俺はサユリを購入する手続きを進めようとした。

 その時、それは突然やってきた。


「すまないが――君にこれ以上この世界を謳歌してもらうことはできないんだ」


 若い女の声だった。

 いつからそこにいたのか、真っ白な女が目の前に立っている。

 髪も服も、何もかもが真っ白な少女の形をした『それ』。

 浮世離れした美貌と、どこか超然と人間離れした存在感。

 もし『それ』を呼ぶとすれば、ひとつしかない。


 宗教画によく見られる神の御使い――天使、と。



千本松光樹視点 その10 につづく




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